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波動原理・ゼロ点効果の纏めサイト - 放射能除去法纏めサイト
無数の除去事例や超常的現象、量子の共鳴効果による意識・社会・環境の改善
万物における波動情報の原理・作用・効果・影響・意味合いと形成・発展・永続化

量子(電子・陽子・中性子・光子・ニュートリノ)=波動(気)・ゼロ点(Zero Point Field)・電磁波・プラズマ・幾何学的形態・物質(珪素・量子水・酵素)・微生物・コイル・波動器具・波動農法や意識・言葉・パワースポットなど、波動原理の各種効果(超科学・超能力・元素変換・健康・意識覚醒・自然環境の浄化・森羅万象の好転)

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項目6⑨:波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い
森羅万象の形成・発展・永続化、意識・社会・環境の浄化・改善

【霊魂の所作と活性化、日本の基層と神事、精神性・芸術性の淵源】

波動原理から見た芸術性
音楽と声と波動の効果
日本・日本語の特性
邦楽とその在り方


波動原理から見た芸術性
  「全ての波動・意識・物質は振動しているエネルギー」「波動はエネルギーが付加され、励起状態になると、多くの化学現象を起こす」「意識が共鳴すると、その感情の波動や、対象の波動が体内に湧出する」という性質があります。各項にあるように、「芸術」は「この性質が強い」です。

「芸術」とは「意識により創造された1つの世界」、究極的には「自己表現その物」であり、「六感(五感+波動)」の産物です。製作から視聴・鑑賞までの全ての過程と、その真の意味合いと効果は、波動と一体的に存在していて、拠って波動原理抜きには理解できません。その形態は多種多様ですが、総じて言えば、「芸術」とは「真善美の具現化」「人間の感情表現の能力と、個人の世界観を以って行う、自己表現の行為」と解せられます。

芸術性は「世界観」「創造性」に伴って現れる物で、「自由な感覚」「高度な意識」「超越的意識」において齎され、本質的に「精神的な物・霊的な物」です。

そして「芸術全般」「音楽・舞踏・歌」とは、「感動する事」「魂が揺さぶられる事」なので、即ち「魂振り」「生命力を活性化する行為」です。

「高度な芸術性」には「没入による、世界観の自己表現が不可欠」で、往々にして「深い内省」「脱魂」「憑依」により「イメージが降りてくる・湧いてくる」もので、これは「何かの波動と繋がった現象」と捉える事ができます。そして「自分なりに加工・具体化(美しくする・抽象化する・捨象する・尖らせる・デフォルメなど)する」訳ですが、これは「1つの世界・宇宙を創造する行為」でしょう。

「量子もつれ(共鳴効果)」により、人間・生命体には「何かを感じると、何らかの印象を持つと、全く同じ波動が体内で湧いてくる」という効果が常に発生しています。これにより意識下と無意識下で、外部の波動と常に繋がっていて、相乗効果・共鳴効果を起こしています。「魂振り」はこの効果による物で、芸術は常に「量子もつれ(共鳴効果)」「波動の増加」「魂振り」を生じさせています。


音楽と声と波動の効果
  「音楽」においては「声・楽器が発する音が振動している」ので、「体内でより多くの波動が湧出したり、励起される」という性質があります。「ライブ・映像による躍動感」においては「この効果はより増加」します。更に「強い意識を込められた楽曲」では「この効果はもっと増加」されます。「強い意識」というのは「超越的意識による物」「シャーマニックな物」「熱演・熱唱」「深遠・静謐な物」「祈りを込めた物」「愛情・優しさの篭った物」ほか、色々な物があるでしょう。

「音楽における波動」は「芸術性」「音」「躍動性」「強い意識(本人の)」「聴取者の意識」などの要因によって左右されます。また「題材」「製作者の想い・製作過程など」「楽器・声など音色の波長」「曲調」「各状況(ライブ・録音物ほか)」「世間的な印象」などの項目を挙げる事もでき、それぞれごとに「意識エネルギー」「音自体が持つ波動効果」が付加されます。この総合値が「楽曲全体の波動効果」です。

  「人間の声」というのは「優れた楽器」「心身・波動を改善させる物」であり、「古くは歌や声は、治療にも使われた」という説があります。優れた歌手は「体全体を楽器のように共鳴させて歌う」と言いますが、これは当人にも、それを聞いた人にも、「多大な生体の活性効果・癒し効果」があります。また「幾つかの周波数帯(hz)の音楽」について、「五感を正常化させる」など諸説があります。

「クリスタルボイス・天使の声」などと形容される声は、「単一波長に近く共鳴度が高い」と思われ、これは「"意識エネルギーを浸透させる能力"が高い声」と解釈できそうです。「ヒーリングミュージック」に多く、実際ヒーリング効果は高いでしょうし、また「神(意識体)」との交流状態が無意識下で現れることがあるのでしょう。

「1/fゆらぎ」は「時間におけるフラクタル性の概念」で、「小さなランダムな出来事の積み重ねで、総合的・統計的には一定割合に収束する事」と言えます。また「音の高さに反比例した周期の揺らぎ」である「ビブラート」は「音楽・声における1/fゆらぎ」です。「フラクタル性」の一部として「1/fゆらぎ」があり、その一部として「ビブラート」があります。

「フラクタル性」は「図形の部分と全体が自己相似になっているものなど」を指す概念で、これは実際の図と説明を見ると分かり易いでしょう。「フラクタル性」は「宇宙の根源的原理の1つ」であり、「フラクタル性が高い物には、高い波動効果が伴う」となります。

「1/fゆらぎ」を持つ声や歌手は、癒し効果があると言われ、また「ヒーリングミュージックの効能の説明にも使われる言葉であり、規則正しい音とランダムで規則性がない音との中間の音で、人に快適感やヒーリング効果を与えると主張される」そうです。「1/fゆらぎ」は「フラクタル性」なので、同じく高い波動効果があるでしょう。そして「魂振り」における「物が揺さぶられているのを見た時に、魂が活性化する」という現象と、同効果を発現をする物であり、拠って「1/fゆらぎには魂振りの効果がある」となります。

「ビブラート」は「演奏・歌唱において音を伸ばすとき、その音の見かけの音高を保ちながら、その音の特に高さを揺らすこと」「聴く側の人間の心をリラックスさせる」という物で、ビブラートが上手い歌手は「上手い歌手」と評される事が多いです。1/fゆらぎの一部の概念ですが、「テクニック的に用いることが多い」ので、やや違う印象が生じ、波動も異なるでしょう。

  「音楽のジャンル・傾向」などについて、音楽とは「想像世界と現実世界」のことを扱いますが、現実世界の物でも、その世界を再構成する訳で、結局は「世界を創造する行為」でしょう。対象・手法は「ライブ・録音物」「生音・デジタル」「シンプル・複雑」「内的世界・物質性(物質社会)」など多種多様ですが、当然ですが「どんな物・対象・手法でも、良い物は良い」です。要は「総合性・突出性のいずれかで、感性に引っかかる物」が「高度な物」と言えるでしょうが、でも具体的に何を高度とするか、趣味嗜好は人それぞれでしょう。

ただ「高度だと言われる事が多い音楽の傾向」も、幾つかあると思います。そしてその多くは「波動原理に沿った観点で解説される物、そうすると理解しやすい物」だと思われます。表現には「曖昧な言葉」が多く、カテゴライズも厳密な根拠は無いですが、でも「物事の解釈」には、それも仕方ない事でしょう。

例えば「内省的な曲」というのがあります。「自分自身との対話」で作成されたような曲は、「内的世界が投影された物」なので、これは芸術の本質たる「世界・宇宙の表れ」でしょう。

「シャーマニックな曲」、これは正に「神託と同種の物」です。往古、「芸術」「音楽・舞踏・歌」は「神事に纏わっていた物」「巫・巫女が携わった物」でした。「遊び」という日本語は、元は「歌舞などの神遊び」に由来します。男女ともに「神々と交流するレベルにある人が神懸りして、それにより体現される物」と言えます。「芸術や精神の根源的部分に近い物」であるので、「非常に霊性と波動が高い物」でしょう。

「浮遊感のある曲」について、「意識が微細化して、昇華していくような物(割と静か目)」「心が弾む物(割とキャッチー)」があると思います。波動原理の根源的原理に「斥力(反重力)」があり、この状態では「波動・意識が上昇し、各種効果を齎す」となります。「浮遊感のある曲」とは「強い斥力発生を伴う曲」であり、これは「意識と波動を高め、覚醒させる物」であるでしょう。また「微細な物は波動が高い」という性質があり、「量子もつれ」現象により「連想される物」=「波動の性質が近い物」なので、「意識の微細化」とは「意識と波動の上昇で現れる物・上昇を促す物」です。

「trippy(トリッピー)」「psychedelic(サイケデリック)」などの曲には、上記「浮遊感のある曲の効果」と、これとやや異なる効果、があるのだと思います。「マントラ」は往々にして「トリッピー・サイケデリック」な印象が持たれますが、「曼荼羅は宇宙観を表した図、マントラはそれを表した音」なので、これら楽曲を聴いていいると「星間旅行」をしたような感じになるのかもしれません。覚醒状態において表れる現象に「幽体離脱」があり、「宇宙旅行をした感じになった・実際に宇宙を見た」などの報告がありますが、「トリッピー・サイケデリックとは、幽体離脱と同じで、超越的意識の状態を表す」のかもしれません。

また「マントラ」や、パターン化された音型を繰り返す「minimal sound(ミニマルサウンド)」には、「フラクタル性」があります。「フラクタル性が高い物には、高い波動効果が伴う」ので、これら音楽のフラクタル感は、何がしかの有意な波動効果を伴っているでしょう。

「spacey(スペーシー)」とは「space(空間・宇宙)+形容詞化のy」で、原義は「空間的な。宇宙空間的な」、俗語としては「(麻薬・酒・疲れなどで)ぼうっとなった」「現実味が無い」という意味だそうです。ニュアンスは「無限の宇宙空間と、星星の輝きの間で、無重力の宇宙遊泳をしている感じ」でしょうか、浮遊感~スペーシーまでの言葉の印象を持つ音楽は、その波動は類似していそうです。

「アーシー(earthy)」は、「土の香りのするような感じ。どろ臭い。主に黒人音楽のリズム・アンド・ブルース、ゴスペル、ソウルなどの野性的で素朴なサウンドを形容するのに用いる」という意味だそうで、「骨太でアーシーなブルースロック」などと用います。また「Down to Earth(ダウントゥーアース)」という良く用いられる言葉があり、「地に足が着いた」との意味です。これらは「宇宙的・内的宇宙」な方向とは逆向きで、earthyな音楽の性質は「大地の素朴な力強さ、という波動を齎す魂振り」と解釈できるかと思います。

「organic sound(オーガニックサウンド)」は、「素朴・健康・温かみ・有機的な波動」「自然食品・有機食品ドや豊かな滋味に繋がる波動」、「funk(ファンク)」は「うねる様な跳ねるようなリズムを伴った、体感的な衝動性と憑依」などと解釈できそうです。

  「透明感のある曲」について、「透明感」という言葉は「水」を連想させます。水は「単一波長(コヒーレント状態)を形成しやすい」という性質があり、その「水自体・波長・性質の、浸透性の高さ」「融合能力の高さ」により、生物には不可欠な物となっています。また「たまゆら(量子エネルギーの淡い浮遊光体)」も「透明感」を持った存在です。「たまゆら」「量子水(高波動の水)」は透明感があり、内部では「高波動状態で量子が発生、光なので更に透き通って見える」という現象が発現しています。水脈は「気の通り道(龍脈)」で、たまゆらは水場に多く出現します。ということで「透明感のある曲」とは「透明で濁りのない光が射している水場、のような波動を帯びた曲」「たまゆらのような淡い光を生じさせている曲」だと考えられます。また「砂漠でのオアシスのような波動」とも言えるでしょう。

「躍動感があり、且つ自己表現しきっている曲・パフォーマンス」というのは、言わば「生命力・生命感の根源を目の当たりにしているような物」でしょう。芸術とは自己表現その物、躍動感は魂振りの効果が強く、この両方が伴った楽曲のパフォーマンスを見たならば、「多大な魂振りの効果」が齎されるでしょう。

「何故だか元気が出る曲」「奥底からリフレッシュする曲」というのがありますが、お祭りで活気が漲るのも、面白い物を見ていると気分が良くなるのも、「意識の同化」→「量子もつれ」→「波動の共鳴と増加」→「魂振り」による効果です。

  「classic(クラシック)」は「高度な計算性」「人工美」「数学的・科学的な美」「黄金比などの合理性」「論理性」を持つ物です。有用微生物は、ある種の音楽を聞かせると活性化しますが、それはクラシックが多いです。そうすると「クラシックが最も高度か?良い物か?」となりますが、一概にそういう訳ではないでしょう。人間には高度な意識が在るので、一種バラバラな状態でも、背景の意図・意識を統合的に捉えて、それを感じる能力があります。例えば「クラシック:写真に近い・写実的・様式美」「クラシックと対極的な音楽:絵に近い・抽象的・自在性」という類似性・傾向性を、見ることもできると思います。

また「複雑系」という近年一般化した概念があり、概ね「還元主義:現象は全て分解可能な要素に還元できる。物事はこの個別因果関係の連鎖に過ぎない。物事は単純化細分化する事で、全ての意味・作用が理解できる」「複雑系:個別作用は単純な因果関係で成り立っているかもしれないが、全体というのは複雑過ぎるので、全体というのは"異なった何らかの性質を持つ"ようになる」いう考え方です。

波動原理においては「集団・全体には集合意識・全体意識」「星には星の意識」「宇宙には宇宙意識」があるとされます。拠って波動原理からは「複雑系」の概念が支持され、芸術も「波動原理による物で、複雑系で説明される物」です。物事が巨大化すると「非線形性」が発生、「線形性・バタフライ効果」などが消滅します。「複雑な生物の性質(個別要素の組み合わせだけではない)」、「カルマ(個別要因に帰着できない)」、「集合意識」もこの性質により起こります。

拠って「クラシックと対極的な音楽」も「知的生命体には有意義で必須」だと考えられます。何れにしても「何にしろ良いものは良い」というのが基本でしょう。


日本・日本語の特性
  日本語は「曖昧な表現が多い」「情緒的思考に向く」「擬声語(オノマトペ)が多い」「優しげに聞こえる」といわれます。「言霊が強い言語(肯定的効果が強い)」と言われ、これは歴史的経緯や、日本語固有の性質(母音・子音の数など)が影響しています。また幾つかの要素、特に母音の多さで、「歌の言語としては、上手く歌うのが、難しい言語」だと言われます。「母音の多さ」は「優しげな印象」「言霊の肯定的効果」「歌の難しさ」と、良くも悪くも、日本語の大きな特性を形成させています。日本人の特徴に「図解力に優れる」という点を挙げる説があります。

英語は「明快な表現が多い」「論理的思考に向いた言語」などと言われます。また、非常に歌に向いていて、「音程を変化させやすい」「リズムを取りやすい」とされます。「木を見る西洋人 森を見る東洋人」によると、「西洋は論理的・分析的」「東洋は全体論的」という特性があるそうです。

欧米には、特にイギリスには、「分析的」という歴史的傾向があり、「カテゴライズ(還元思考→定義付け→階層的分類化)」を得意としています。それが「近代科学・学問・法体系・その他諸々の構築」に生きたと言われます。これは「左脳的(論理脳」です。

日本は対極に、東洋の最たる傾向として「右脳的(感覚的)」というのが「本来的な傾向・性質」だったと思われます。然し、弥生時代以来の変遷、儒教のマイナス面(その哲学の一部が社会に適用された)、明治維新以来の国家方針、戦後の在り様など、様々な阻害要因で、その特性を蔑ろにして、自己中毒的に潰してきたのだと思われます。

日本とイギリスは「ユーラシア大陸の両反対にある島国(東の果てと西の果て)」「東洋の西洋の代表的国家の1つ」「非常に栄えた・勢力拡大した時期があった」「独自文化・文化性が存在」という共通点があります。また「北海道とアイルランドが言わば相似形」にも見えます。

先述のように「縄文文化の縄文(縄文土器・土偶など)」など古代日本や、「アイヌ文化のモレウ」など現代日本に渦巻き文様は存在します。イギリス・アイルランドの「ケルト文化」でも、「渦巻き文様」は最も知られた特徴です。渦巻き文様は「死と再生の循環の象徴」とされ、世界各地の古代文化に見られますが、特にこの3文化では特徴的です。また「縄文文化・アイヌ文化」「ケルト文化」は、「往古は広域の文化だったが、今は一部の地域に残る」など、多くの類似点があります。

「クラシック・近代音楽(クラシックから発展)」「近代科学・法体系」などが西洋で発展した事は、必然的と考えられます。波動原理においては「論理性・分析性を包括しつつ、より巨視的に全体論的に捉える物」だとも考えられます。東洋で「禅問答」的な「東洋哲学」や、よりニュアンス的な「東洋医学」などが発達したのも、必然と思われます。

このように「日本(縄文・アイヌ)」「イギリス(アイルランド・ケルト)」は、「非常に対極的であり、且つ類似点も多数ある」となります。「東洋・西洋とその傾向」は「陰陽原理が世界に顕現された物」と思われます。そしてその最たる物が「日本(縄文・アイヌ)」「イギリス(アイルランド・ケルト)」と言えるでしょう。そしてこれは「地球意識・ガイア的に、このようになった・こう決められた」と考えられます。


邦楽とその在り方
  「日本語の音楽」は難しく、その要因には「音節の少なさ(音の変化の多様さが少ない)」「リズムの取りにくさ」が挙げられます。これを乗り越えるべき、昔から様々な苦労が重ねられて、現在に至っています。日本も「"近代的音楽"が主流になった、ほぼ全ての非英米諸国」と同じく、高みの存在の英米音楽の模倣から入りました。徐々に時代ごとに進化を遂げ、日本語歌詞の歌も、無理が無くて、評価される物が増えていきました。概ね1990年代には、その基本形が完成したかと思われます。90年代は音楽が活発な時期で、90年代中頃に一般化した「J‐POP」という言葉は、、元は80年代後半に造られた「質が良い邦楽など」を指す造語です。一般化した後に急速に陳腐化、陳腐的ニュアンスと、一般化当初の「邦楽全般」の意など、現在は用例によりその意味合いは異なります。

また「日本語の音楽・邦楽」を解釈するに際しては、「J‐POP(と名称の一般化)」「90年代」、それから他にも幾つかの概念、例えば「渋谷系」などが欠かせません。

そして「日本語の音楽(邦楽・J‐POP)」については、その中の「どのようなジャンル・傾向の物が、割と独自性があり、割と高度か」というのを探していくのが、「日本語の音楽の発展」「健全な音楽文化の創造・蓄積」にとって、欠かさざる重要な事です。何故ならば、還元的に考えていくと「その国の音楽の発展」→「健全な音楽文化の創造・蓄積」→「邦楽文化の核になる部分が必須」だと考えられるからです。その核になるのが「割と高度な邦楽ジャンル」と、その細分類の「割と独自で割と高度な、邦楽ジャンル」という2つのカテゴリーです。細分類された「割と独自で割と高度な、邦楽ジャンル」とは、「邦楽の固有性と意味合い」に直結する概念と言えるでしょう。

そういった物を軸に、更に「様々な制度・構造を付加」→「様々な認識論・議論が持たれる」→「様々な手法が試みられ、交流が盛んになる」→「系統樹的に多様化・複雑化・進化する」→「一般層と一体的に発展する」という発展形式があると考えられます。

そこで「割と独自で割と高度な邦楽ジャンル、とは何か」が重要になります。「90年代完成した"邦楽の基本的形式"」に纏わり、90年代には「女性シンガーソングライターが続々と登場した」という事がありました。尖がった物、パワーのある物、シャーマニックな物、静謐な物、歌手・曲ごとに様々な要素があり、それらは日本語歌詞の中で昇華されていました。

  90年代に一般化した言葉に「かわいい(可愛い)」があります。昔から使われていましたが、この時代に一気に一般化、またこの言葉も陳腐化して、現在は用例によりその意味合いは異なります。「かわいい」というのは「非攻撃的」な対象物に用いられる言葉で、これは「対象の非攻撃性への親和感・共感・連帯」と捉える事もでき、また「母性本能の慈しみ」にも近いでしょう。可愛い物を見た時に、体内では「オキシトシン」が分泌され、愛情・母性本能などの感情を感じます。この時の感覚の1つが「可愛い」なのでしょう。

「カワイイ文化」は日本で発祥した文化で、欧米の模倣が多かった日本にあって、「近代ファッションでは始めての、大規模な独自ファッション形式」です。また、90年代は「輸入物も含め各種文化が昇華され、独自文化が形成される段階に達した時期」と捉えられます。

「かわいい」との言葉の起源は、平安時代の清少納言の「枕草子」などに遡るといわれます。しかしその源流は、その遥か昔の「縄文時代・縄文文化」に由来すると考えられます。縄文時代は、先述のように「母系社会」「緩やかな社会」「戦争が無く、平和で共存していた世の中」でした。この往古の時代の感性は、八百万の神の古神道と共に、日本人の心象の基層を形成しています。山紫水明の美しい自然と共にあり、その中で「いとをかし」に通じる、色々な自然・生物・事象に目を向ける感覚が育まれた事でしょう。「かわいい文化」も、「ゆるキャラ」が可愛いと言われるのも、そういった心象の大元は、「緩くて、時間がゆったり流れる中における、森羅万象との共存的な感覚」に発すると考えられます。

「集団意識」「文化」は「複雑系」で説明され、「生物的」に存在していて、波動原理的には「それ自体が意識を有している」となります。文化というのは「大きな文化」が生まれると、「求心力を持つ」「様々な小文化を派生させる」「その文化要素の一部を取り入れた物が、多数出現する」「包括するシーンを活性化させる」という現象を起こします。実際「可愛い文化」は、その出現以降の様々な事物に影響を与え、現在は日本の「基本様式の1つ」と成しています。これは往古からの心象に連なる物で、性質が「調和的・親和的・母性的」なので、基本的には今後永劫的に存続していくでしょう。然しその反面「隷属性・無思考・空洞化・ジェンダー」とも繋がりやすく、中期的には、様々な用いられ方がされるでしょう。

  「90年代の女性シンガーソングライター・女性ボーカル」の中には、「日本の可愛い文化の形成に、非常に大きな役割と果たした歌手」が複数いると思います。その特長には「ファッション(髪型・化粧・服装)」「PVやジャケット」「歌の世界観」の他に、「擬声語(オノマトペ)が多い」があると思います。

「擬声語」の多さは、日本語の際立った特徴で、日本と日本語の研究に際してはよく言及されます。「擬声語は、言語化された感覚その物」と言え、これは「言霊の効果」が高いと思われます。ただ「基になった、過去から積み重ねられた意識」の性質により、良い効果も悪い効果もあるでしょう。また擬態語の多さは、「日本語の可塑性の高さと柔軟性」を現しています。そしてこの感覚は「往古から様々な文化を取り入れ、残してきた歴史的経緯」にも繋がるでしょう。

欧米では「擬声語は言語体系の中心を離れた周辺的なもの、要するにだらしなく子供っぽいもの」とされてきたようで、日本でもこのような感覚で長らく研究がされず、恐らくは多くの国でも似た感じだったと思います。そしてこの「子供っぽいもの」というのは、可愛い文化と同様に、縄文時代の「緩くて、ゆっくりして、平和で、母系的な社会」に発すると考えられます。

拠って「擬声語」「可愛い文化」の源流である所の「緩くて、ゆっくりして、平和で、母系的な縄文社会」とは「日本の始原期の原型」「日本の根源的な感覚・認識論」なのだと考えられます。また、このような「母系社会」は「南方民族に共通する文化」であり、「縄文時代・古縄文時代に、日本から東南アジアに共通していた傾向」と思われます。

ということで「割と独自で割と高度な、邦楽ジャンル」の1つには、「90年代以降の女性ボーカルの、可愛いという印象を感じさせる楽曲群の中で、"割と独自で割と高度"と感じさせる物」が挙げられると思います。ただこれは「この楽曲群を表す言葉・定義がない」「カワイイの含意・印象の中には、"媚びを売る""自己の空洞状況""消費主義"もあり、こことの峻別が難しい」という点もあります。

そして「"可愛いだけを目指した結果の可愛い"より、"結果的に可愛さもあった"という、音楽・ファッション」の方が、「多くの要素があるので、単純な世界観・設定でなく、面白みや深みがある」と言えるでしょう。「可愛いの起源」の「枕草子」における「もののあはれ」「をかし」のように、何らかの「知性・センス・ウィット・好奇心」が無いと、ただ「消費文化における一過性流行」になってしまいます。

  他の「割と独自で割と高度な、邦楽ジャンル」の1つには、「シャーマニックな歌手・歌」があると思います。「アイヌ音楽」「琉球音楽(琉歌)」「奄美諸島の島唄」には、「独自のリズム・楽器・発声法・音階・曲調」「ミニマルサウンド」などの特性があります。これを現代音楽と融合させると、非常にゆったりとした感じや、深遠さを持つ曲などになります。「島唄」は「神・神事に纏わる」とも言い、「グイン」と呼ばれる特徴的な裏声は、「意識が遠くへ飛ばされる」ような感じで、「離魂型の巫女」に通じる物があるかもしれません。また「裏声を使う民謡」は「島唄とヨーデル」だけと言います。

「これら地域の民俗的な歌手・歌」は、90年代中期以降に一般化、それ以前は概して地域内の物でした。近年は、音楽界における「これら地域の、民俗的傾向の薄い歌手・歌」も増えていて、地域全体の音楽的レベルが上昇したと考えられます。

近年はジャンルの「クロスオーバー」が増えていて、「先端的なジャンル」「クラブシーンに近いジャンル・楽曲」などでも、取り入れた物が増えています。これは「民俗的文化が再構成されて、新たなスタイルが創造されていくという、国内文化・シーンの好循環」が、良い具合に一般化していきつつある現象と捉える事ができます。

これら地域は「縄文文化の痕跡が残る地域」「母系社会の側面が強い社会」「生活と神ごとが近くにある社会」「民俗的な物が多く残る地域」です。往古の「芸術」「音楽・舞踏・歌」は「神事に纏わっていた物」「巫女が携わった物」であり、これら地域の音楽には、この側面が多く残っています。実際に「シャーマニックな歌手」は、これら地域の出身者が多く、その音楽は「高い神性・霊性を有する物」です。これら地域にこのような歌手が多いのは偶然ではなく、必然的な物で、それだけ「本来的には霊性が高い地域」と言えるでしょう。

  「日本語の音楽の問題点」の「リズムの取りにくさ」を考えると、逆説的に「あまりリズムに支配されないジャンル」「リズムを取らなくても、音楽的に成立しやすいジャンル」であれば問題は少なくなります。また、結局「リズム」というのは「"リズムとして成立していない"のでなければ問題ない」という事でしょう。

ここから「シューゲイザー」「ドリーム・ポップ」「サイケデリックミュージック」や「ダウンテンポ」「ダブ」「ドラムンベース」や「ホーンセクションを取り入れた物(スイングジャズっぽいテイストなど)」は、「日本語の性質に合っているジャンル」と思われます。更に、これらに近いジャンル(カテゴライズされる物)や、「エレクトロニカ」「ポストロック」の一部も、同様と思われます。これらは「エコー(反響)・リバーブ(残響)・ノイズや機械音の複雑なリズムなどにより、音の海が広がる」「浮遊感のある、揺らめく・揺れるような、又はふわっとしたようなトラック」「リズムがあまり必要でない(歌手の側)」という特徴があります。上記の「民俗的音楽の傾向の強い歌手・楽曲」「民俗的音楽を取り入れた物・クロスオーバーの物」も、「あまりリズムに支配されないジャンル・楽曲」です。

言語的性質から「英語の歌」:「音節構造から、単なる音としての観点でも、聞こえが良いので、ノリが良く感じる」「ある意味で記号的」、「日本語の歌」:「音節構造から、音としての聞こえが悪い」「言霊が強い言語と言われるなど、情感が過多に感じる」「意味を持ち過ぎる」という傾向があります。また「話すように歌う、歌うように話す」「声は楽器である」という表現・手法があります。ここから「あまりリズムに囚われ過ぎず、逆に、話すように歌ってみる」「楽器としての声を意識に入れる」という手法が考えられます。

「リズム」は「音の時間的進行の構造という意味」「律動と訳される」「規則的な繰り返しを伴う場合が多い」と説明されています。「時間進行と規則的繰り返し」がキーで、「一纏まりの振動・波の繰り返しパターン」とも解せられます。これを逆説的に考えると「時間進行と規則的繰り返し、という性質が薄い物」として、「物語的な展開の楽曲」「詩的な形式の楽曲」は、日本語の性質に適しているとも考えられます。

「リズムに囚われて、リズムが崩壊する」よりも、「感覚に任せながら、日常で話す時のような、又は、散文的な、語り掛けのような、独り言のような、別の世界の誰かと話してるような、・・・などの、無理の無い固有のリズム・独特のリズムで歌う」ほうが良いと思われます。上記の「90年代以降の女性ボーカルの、可愛いという印象を感じさせる楽曲群の中で、"割と独自で割と高度"と感じさせる物」は、多くはこんな感じの物です。「声は、意識が乗る楽器」であり、「声と波動で振動させて、震わせて、共鳴させて、場や空間や大地と一体化する」のが、歌を伝える為の良い方法論でしょう。

  「童謡」は日本語の特性が最もよく現れた音楽の1つで、その多くは「もののあはれの概念を基に、子供達が歌う牧歌的スタイルにされた物」とも解釈できます。子供には穏やかな心にさせ、大人には幼少期への念や郷愁をかきたてる物で、他の言語ではあの感覚を出すのは難しいでしょう。これらは「明瞭さ・明快さ」と対極で、「おぼろげ・茫漠」といった感じもあり、この部分の性質においては「幽玄の幽」「無常」に通じます。

という事で、これを現代音楽に当て嵌めて、更に敷衍させると「幻影的・夢幻」「深遠さを湛える物・精神の淵源に還るような感じ」「夢の中の世界のような感じ」「夢か現か分からない感じ」「ふわふわした感じ」「アンニュイな感じ」という印象がある音楽スタイルは、日本語の特性にあっている傾向がある、と考えられます。そういった物は「声の面(トラックでなく)」から見ると、「発音により、尖った・エッジーな感じを際立たせる必要はなく、却ってその逆の性質が必要な音楽」です。要するに「日本語は尖った・エッジーな感じの言語で無く、真逆の言語なので、童謡などがあのように成立している」訳で、「日本語の性質と、それに類似する性質の、曖昧性・柔和さ・ふんわり感などの特性が活きる音楽ならば、日本語に適している」と言えます。

音楽とは「自主的に聞くという行為を行わなくても、自然と耳に入ってくる物」であり、この点により、他の事象・芸術とは異なる性質を持っています。その1つに「多くの"揺らぎ・振動"を、1作品の中に込める事ができる」というのがあると思われます。「波長・音色・声・曲調・映像・印象・題材」が変化していく事は、「揺らぎ(変化)」を多く生じさせ、これが「自動的に耳にずっと入ってくるという作用」と合わさって、「強い魂振りの効果を生む」という可能性が考えられます。万物は波動であり、即ち万物は振動していて、あらゆる波動・事象は、固有の周期リズムを持っています。「音楽の揺らぎの多さと、それが齎す効果は、音楽の意味・作用・効果の大きな特性である」と言えるかもしれません。


当サイトの項目
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項目3:量子水・還元水素水・水酸素ガスによる除染法 (メニュー3)
項目4:フルボ酸・微生物等による除染法 (メニュー4)
項目5:珪素・炭素同素体・ナノ物質・竹炭等による除染法 (メニュー5)
項目6:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」目次(メニュー6)
項目6①:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」 (メニュー7)
項目6②:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」 (メニュー8)
項目6③:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」 (メニュー9)
項目6④:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」 (メニュー10)
項目6⑤:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」 (メニュー11)
項目6⑥:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」 (メニュー12)
項目6⑦:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」 (メニュー13)
項目6⑧:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」 (メニュー14)
項目6⑨:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」 (メニュー15)
項目6⑩:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」(メニュー16)
項目6⑪:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」(メニュー17)
項目6⑫:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」(メニュー18)
項目6⑬:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」(メニュー19)
項目6⑭:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」(メニュー20)
項目6⑮:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」(メニュー21)
項目6⑯:「波動情報と共鳴の原理・作用・効果・影響・意味合い」(メニュー22)
最終更新:2014年06月13日 06:57
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