2ch黒猫スレまとめwiki内検索 / 「――そうでなければ、きっと嘘でしょう?」で検索した結果

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  • 集いし言魂(名台詞集)
    ...はや遠慮はしない。 ――そうでなければ、きっと嘘でしょう? 私と付き合ってください 原作8巻きっと来世でも、好きになるわ ……っふ……長い道程(みちのり)になりそうね 原作9巻……ぜ、全部 私が告白することで、傷つく人がいるわ 堕天聖の追憶(DVD BD1巻特典小説)もはや理論上、私はオフ会の達人だ。 PSPリア充は死ねぇえっ!! アニメトゥルルル・トゥルルル・ガチャッ くんかくんか 頭のサイズを教えなさい Twitter告白は捨て身でやるからこそ価値があるのよ。
  • 『天候は急変しました』:◆MsHTck9REk(アップローダー投稿)
    97スレでネタになった「花火大会に出かける直前に雨が降ったら」という設定でのWhatif?もの、 日向が天丼チックに、余計なことを言って無自覚に状況を引っかき回す話です。 『天候は急変しました』 「すごいあめです……」 「これ、どう考えても無理じゃない?」 「だな。ツイッターにも中止になったって出てるわ」 窓を見ながらの日向と珠希の言葉に、携帯に目を落としていた京介が顔を上げて応えた。 「…………」 いったいどこの能力者が我が”運命の記述”を阻まんとしているのか。 今日この時、二人の関係は大きく変わる、その手はずであったというのに。 瑠璃は、険しい顔で窓の外を見つめていた。 ◇◇◇ 立ったまま窓の外を見続けている瑠璃に京介が声をかける。 「とりあえず、着替えてきたらどうだ?」 「……そうね、そうするわ」 「あ...
  • 無題:28スレ目638(短編)/◆WlEx8wS7fKS3
     ――――とぅるるるる、とぅるるるる――――  クラスメイトとの談話中、私はついと箸を置いた。  一言断ってから、携帯電話を顔の横にやり、 「はい、もしもし……」 『おう、黒猫か?』 「せ、先輩っ?」  少し驚いた声を上げた途端、クラス中から一斉に好奇の目を向けられる。  凄まじいプレッシャーね――私のように精神が強靭な者でなければ、きっと中座してしまうだろう。  私もピクピク動いてしまう頬を引き締めてから、それでも強気に語を継いだ。 「……昼休みにいきなり電話してくるなんて、一体どうしたの?」 『ああ、悪い。忙しかったか?』 「別に、そういうわけじゃないけど……」  ぐるりと視線を走らせる。  近くの席に座っているクラスの女子たちは、いかにも「私はお弁当をやっつけるのに集中していいます」といったフリをしなが...
  • 『珠姫伝』:89スレ目799(長編))/◆cG05bRkUiC9t
    「珠姫伝」  わたしには、ほしいものがあります。  それは目のくらむようなキラキラな宝物ではありません。  ひなたおねえちゃんが喜ぶようなおごちそうでもありません。  ほんのすこし。  ねえさまほどじゃなくてもいいのです。  ほんのすこしだけ。  わたしは“チカラ”がほしいです。    ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 「……よくお聞きなさい、珠希」 「はい、ねえさま!」  正座してかしこまっているるりねえさまにそう返事をすると、その表情がやわらかな笑みに変わりました。  でも、それはすぐにまた、かたい表情へと戻ってしまいます。 「正直……貴女にこの戦いはまだ早いわ。事態を回避する手はいくつも打ったのだけれど……」  そうつぶやくと、苦しそうに言葉を切りました。  やさしいねえさまは、いつもわたしのことを考えてくれていま...
  • 『珠姫伝』:/◆cG05bRkUiC9t
    「珠姫伝」  わたしには、ほしいものがあります。  それは目のくらむようなキラキラな宝物ではありません。  ひなたおねえちゃんが喜ぶようなおごちそうでもありません。  ほんのすこし。  ねえさまほどじゃなくてもいいのです。  ほんのすこしだけ。  わたしは“チカラ”がほしいです。    ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 「……よくお聞きなさい、珠希」 「はい、ねえさま!」  正座してかしこまっているるりねえさまにそう返事をすると、その表情がやわらかな笑みに変わりました。  でも、それはすぐにまた、かたい表情へと戻ってしまいます。 「正直……貴女にこの戦いはまだ早いわ。事態を回避する手はいくつも打ったのだけれど……」  そうつぶやくと、苦しそうに言葉を切りました。  やさしいねえさまは、いつもわたしのことを考えてくれていま...
  • 『転生の儀』:(直接投稿)
    はや先月のことになってしまっていますが…… 22歳の誕生日、おめでとうございます、黒にゃん!! 今年も生誕祭の前後ではオフやツィッター、Pixiv等で 闇の眷属の皆様と一緒に沢山と祝福と賛辞をお贈り致しました。 特に海外の眷属の方からのイラストも例年以上に見かけられて 我らが黒にゃんのワールドワイドさに感嘆した次第です。 そして遅刻も甚だしいですが、誕生日にちなんだこのSS 『転生の儀』もお祝いの一つとして投稿させて頂きました。 この話は原作終了後の話しとして書いている各SSと設定を同じくしていて 昨年の生誕祭の『たゆたえど』からの続きとなっています。 オリジナルキャラや設定のてんこ盛りな上に相変わらず拙いSSで 読み辛い話しとなってしまい恐縮ですが、少しでも楽しんで頂ければ幸いです。 すでに恒例行事になっていますが、この話に出てくるバ...
  • 「嘘つきるーちゃんと壊れたきょうちゃん」:(アップローダー投稿))/◆MsHTck9REk
    桐乃が帰国してしばらくたったとある日曜日、京介たち四人はいつものように高坂家に集っていた。 玄関で顔を合わせてから、桐乃たち三人はずっと話し続けている。 同じ趣味をもつ者同士、通じ合うものがあるのだろうとは思うが、桐乃と自分、あるいは瑠璃と自分が二人だけの時との落差にやや複雑な気分にもなる。 そんなことを考えながら三人の後について階段を上っていくと、京介の部屋の前で立ち止まった瑠璃がこちらに振り返った。 「『きょうちゃん』、今日もあなたの部屋には入れないのね。残念だわ」 あの時の騒動を蒸し返して楽しもう、という腹らしい。 いつもの、こちらをからかってくる時の笑みを浮かべている彼女の様子が、今日は妙にカンに障る。 だったらこちらからも仕掛けてやろうじゃないか、そう思いながら、いかにも『バカップルの男』が言いそうな言葉を返してみる。 「おい『るー』、その呼び方は他の...
  • 堕天聖の回想録:25スレ目587(短編)
    奏でよう、奏でよう。幻灯機の回る音を友として、静かに序曲を奏でよう。 長い、長い旅路を終えて、私はほうと息を吐く。 旅路といっても、行いしは私にして私に在らざる使い魔の如き、詞。 けれどそれは確かに私の分け身であり、故にその疲労は私に還元する。 いずれの世界であろうと人間どもは無粋なモノしか創らない――、と、 そう思っていたのだが、なかなかどうして、これは便利だ。 認識を革めねばなるまい。 掌の内に収まる小さな絡繰は、この世界で電話と呼ばれるモノ。 詩も、詞も、音も。 風の精霊(シルフ)が担いしあらゆる存在であるかぎり、旅立たせられぬこと能わない。 顔を見て詞を伝えぬなど不興の極みであるのは確かだ。 だが、この場に在りながら意思を届けられる事は 偉大なる霊媒術師(エディソン)でさえ夢見た秘蹟なのだし。 ……何より...
  • 無題:49スレ目498(小ネタ)
    ある日の黒猫と京介とあやせ 「―――そうね」 「……」 「付き合っている間もその前も、『結婚してくれ』だなんて言われたことはないわね」 「ほ、ほらやっぱり!結局この人とは遊びだったんですよね、お兄さん!」 「っ……!そう、キスしたこともなければまともに手を繋いだこともないわ。……貴女の言うとおり遊びだったのかもしれないわね」 「っ!そんなわけ―――」 「最高に不愉快だからここで失礼するわ。桐乃達にはよろしく言っておいて頂戴」 「ちょ、ちょっと待てって!」 「……最後に貴女の知らないことを教えてあげようかしら」 「……なんですか」 「私と京介は―――もう別れたわ」 「……えっ?」 「おめでとう、次は貴女のターンよ。精々頑張りなさい」 「嘘っ……私そんなの知らな……」 「それじゃあ帰るとしましょう。はぁ、電車代が無駄になってしまったわね」 「待っ……」 「何度も言わせないで頂戴―――さような...
  • 『花は落ちて水は流れる』:(直接投稿)
    先月のことになってしまっていますが…… 24歳の誕生日、おめでとうございます、黒にゃん!! 全世界規模のウィルスの大流行という、未曽有の災禍に見舞われている中での 生誕祭となってしまいましたが、今年もツィッターやPixiv等では 多くの闇の眷属や俺妹ファンの皆様方から祝福の言葉やイラストが出されていました。 最近は厳しい情勢が続いていて、気の沈むことばかりの日々でしたが 生誕祭でいまだに多くのファンに支えられたコンテンツなのだと実感して 嬉しい気持ちに満たされた一日にもなりました。 来月にはあやせif後編の発売も予定されていますし、 まだまだ盛り上がっていきたいものですね。 その生誕祭から遅れること半月ちょっと。締切りを大胆に破ったことを 我らが女王に罰せられそうですが、今年の誕生日にちなんだSS 『花は落ちて水は流れる』をせめてものお祝いに...
  • 年の初めの願い事:(直接投稿)
    明けましておめでとうございます、黒にゃん!! 昨年は俺猫が予想以上の結末を見せてくれたり、新企画が立ち上がったり いまだ描き下ろしグッズが出たりと、黒にゃんにも闇の眷属にも嬉しい一年でした。 今年もそんな黒にゃんに幸あれと願うために 新年にちなんだSS『年の初めの願い事』を投稿させて頂きました。 この話は俺猫世界線の黒にゃん高校1年のお正月を舞台としています。 俺猫本編後、それなりに原作9~12巻の展開を拾いつつ迎えたお正月、 と考えて頂ければと思います。 そして只今実施中の新企画『多数決ドラマ』も踏まえた内容になっています。 (というよりはそれを書きたかったのも理由の一つです) それでは相変わらず拙いSSで恐縮ですが この年の初めに少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。 -------------------------------------------------- ...
  • 『運命に抗いし者』:(直接投稿)
    アニメ最萌トーナメント2013 決勝トーナメントQf2組 黒猫(五更瑠璃)vs鹿目まどか に支援で投稿したSSです(Round96 148-151)。 黒猫vsまどかを(妄想で)表現してみようと思って黒猫が魔法少女になっています。 そのような独自設定がお気にならなければ、楽しんで頂ければ幸いです。 ------------------------- 「闇から生まれ出でしものたちよ。闇より昏き漆黒に還りなさい」 魔獣たちを拘束していた球形の力場から魔力を一斉に解き放ち 力場から溢れ出た漆黒の光が周囲を黒に染め上げる。 その黒き光が収まった後には、魔法の力場も魔獣も、 そもそも始めから何もなかったように跡形もなく消え去っていた。 ただ、鈍く光りを放つ立方体の結晶を除いては。 私はその結晶を拾い上げると、自らの瑠璃色のソウルジェムを翳した。 ソウルジェムに漂う濁りがグリーフシードに吸...
  • 『新刊』:直接投稿(短編)/◆LZMIcrC9aKqC
    こっそりと。 なぜかスレに書き込みできないので直接投稿します。申し訳ないです。 ------------------------------------------------- 『新刊』 「今度のコミケは小説でいこうと思うの。」 「へぇ~よかったらまた読ませてくれよ。」 「…ええ、まだプロット段階なのだけれどそれでよければ。」 鞄からノートを取りだし俺に渡す黒猫 「えーっと、タイトルは… 『嘘つききょーくんと壊れたあーちゃん』 ってちょっとまて?!」 なにかしら?と首を傾げる黒猫。くっ!可愛いじゃねぇか!じゃなくて 「一応確認しておくが、この『きょーくん』ってのは俺の事じゃないだろうな?」 「あら、察しがいいわね。京介をモデルに主人公をデザインしたの。」 なに赤くなってんだよ、照れてる場合じゃねぇだろ 「もう一つだ。『あーちゃん』てのは、このイラストの黒髪ロングの娘か?...
  • 『新刊』:直接投稿(短編)
    こっそりと。 なぜかスレに書き込みできないので直接投稿します。申し訳ないです。 ------------------------------------------------- 『新刊』 「今度のコミケは小説でいこうと思うの。」 「へぇ~よかったらまた読ませてくれよ。」 「…ええ、まだプロット段階なのだけれどそれでよければ。」 鞄からノートを取りだし俺に渡す黒猫 「えーっと、タイトルは… 『嘘つききょーくんと壊れたあーちゃん』 ってちょっとまて?!」 なにかしら?と首を傾げる黒猫。くっ!可愛いじゃねぇか!じゃなくて 「一応確認しておくが、この『きょーくん』ってのは俺の事じゃないだろうな?」 「あら、察しがいいわね。京介をモデルに主人公をデザインしたの。」 なに赤くなってんだよ、照れてる場合じゃねぇだろ 「もう一つだ。『あーちゃん』てのは、このイラストの黒髪ロングの娘か?...
  • 始まりの日:29スレ目796(中編)/◆PqGpvk15c6
     穏やかな陽光の降り注ぐ春の日の午後――私はとある待ち合わせ場所へと辿り着く。  その場に佇む、買い物袋を両手に提げた待ち合わせ相手は、片方の手を軽く持ち上げて私を出迎えてくれた。 「ごめんなさい、待たせてしまったかしら」 「いや、丁度いま着いたところだ。悪いな、わざわざ迎えに来て貰って」 「……別に。沙織に言われたからよ」  今日は私の家の近くの公園で、『お花見』と称したお茶会が催されることになっていた。  ――お花見、と言っても、もうこの時期は桜の花も大分散り始めているのだけれど。  私が「どうせならもっと早くの週末とかにしたらどうなの」と提案しても、「その日じゃないとあたしの予定が空いてないのっ」と我侭を言う女がいて。  結局この日になってしまったというわけ。  そして当日。つまり今日ね。  準備を始めるや否や、沙織が口元をωにしてこんなことを言い出した。...
  • 『着心』:(中編)
           先輩と、別れた -------------------------------------------------        『着心』 トゥルルルル…トゥルルルル…トゥルルルル…… 携帯が鳴っている トゥルルルル…トゥルルルル…トゥルルルル…… 何度も、何度も、鳴り続けている 見なくても解る 先輩だろう 一緒に花火大会に行った そして帰り道で“運命の記述”を見せて――別れた きっと怒っているでしょうね それとも厭きれたかしら どちらでもいいわ。嫌われた事に変わりないもの 友達になって 後輩になって そして、恋人になった 毎日のデート 家族との交流 お祭。花火 短かったけれど、充実した日々 思い出と共に涙が溢れてくる 先輩の声が聴きたい しかしそれは叶わない 全てを私が打ち壊したのだから 私は布団の中で耳を塞ぎ、携帯が鳴り止むのを待った ト...
  • 『着心』:(中編)/◆LZMIcrC9aKqC
           先輩と、別れた -------------------------------------------------        『着心』 トゥルルルル…トゥルルルル…トゥルルルル…… 携帯が鳴っている トゥルルルル…トゥルルルル…トゥルルルル…… 何度も、何度も、鳴り続けている 見なくても解る 先輩だろう 一緒に花火大会に行った そして帰り道で“運命の記述”を見せて――別れた きっと怒っているでしょうね それとも厭きれたかしら どちらでもいいわ。嫌われた事に変わりないもの 友達になって 後輩になって そして、恋人になった 毎日のデート 家族との交流 お祭。花火 短かったけれど、充実した日々 思い出と共に涙が溢れてくる 先輩の声が聴きたい しかしそれは叶わない 全てを私が打ち壊したのだから 私は布団の中で耳を塞ぎ、携帯が鳴り止むのを待った ト...
  • 家族の絆《エターナル・リンク》:41スレ目603(長編)/◆PqGpvk15c6
    「話が、あるんだ」  とある日、私は京介に、近所の人気の無い小さな公園へと連れ出された。  そして、そこで突然切り出された言葉。  京介の切羽詰った様子から、その『話』が、どれだけ深刻であるかが否応無く伝わってくる。 「……何かしら」 「…………俺なりに、ずっと考えてきたんだ。自分の気持ちを。『目先の答え』じゃない、『最後の答え』を」  耳に入ってきたその言葉で、一瞬のうちに私の動悸は跳ね上がった。  ――『何のことに対する答えなのか』  そんなものは、考えるまでもなかったから。  ……金縛りにあったように身体が硬直し、厭な汗が全身に噴出してくる。  思考が混濁し、視界が闇に閉ざされるかのような感覚を、下唇を噛んで必死に耐える。  ――『これは、聞いてはいけない』  いつかのように、私の無意識が、私に警鐘を鳴らしていた。 「ま、待って。……お願いだから、それ以上は言わないで頂...
  • 『新たなる一歩』:(直接投稿)
    記念すべき20歳のお誕生日おめでとうございます!黒にゃん!! 我ら闇の眷属、心からの祝福と賛辞をお送り致します! そんなわけで誕生日にちなんだSSを投稿させて頂きました。 この話は黒にゃん20歳の誕生日ということで 原作終了後のお話として書き始めた拙作 『光のどけき春の日に』 『かわらないもの』 『呪いの果て』 『父の教え』 『黒騎士の微笑み』 『朝の光輝けり』 『夢と絶望の果て無き戦い』 『入試と大切な人達とバレンタインと』 『卒業式』 『2つの誕生日ケーキ』 から話が続いています。 相変わらずの拙い内容ですし、オリジナルキャラも出てきますが 一応このSSだけでも問題なく読んで頂けるよう書いたつもりです。 今日この善き日に少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。 また、このSSに出てくるバースディケーキを 今年も行...
  • 『かぞく』:(長編)/◆LZMIcrC9aKqC
            けっこんしました -------------------------------------------------        『かぞく』 「ただいまー」 「おかえりなさい、あなた」  玄関で軽く抱擁する。  この黒髪のとても可愛い小柄な子が、その……俺の嫁だ。  新婚ホヤホヤなんだぜ。  因みに、もう娘がいたりする。  人生どうなるか分からないよな。 「つかれたでしょう?  ごはんにする? おふろにする? それともあた……」 「お、お風呂にしようかな! ほら、汗かいてるしサッパリしたいなー」 「そうですか……それじゃ、あたらしいえほんはあとでよみましょうね」 「え? ああ……絵本、絵本ね。寝る前に読もうかな」  ふぅ……焦ったぜ。 「ほら、おとうさんがかえってきましたよ?」 「……お帰りなさい、お父さん」 「ただいま、瑠璃。いい子にしてたか?」 「...
  • 『守護聖人への祈り』:(直接投稿)
    Happy Vallentine!!黒にゃん! そんなわけで今年もバレンタインデーを題材にしたSS 『守護聖人への祈り』を投稿させて頂きました。 この話は俺猫世界線の黒にゃん高校1年の2月を舞台としています。 俺猫本編後、それなりに原作9~12巻の展開を拾いつつ 迎えたバレンタイン、と考えて頂ければ幸いです。 また、この話は拙作『年の初めの願い事』から話が続いていますが この作品だけでも問題なくお読み頂けると思います。 それでは相変わらず拙い作品ですが少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。 -------------------------------------------------- 「……で、この状況はどういうことなのかしら?」 私は見るも無残な様相になっている高坂家のキッチンを見回した。 アパートの社宅であるうちと比べれば、圧倒的に広いキッチンのスペースに 乱雑に...
  • 『朝の光輝けり』:(直接投稿)
    Merry Xmas!!黒にゃん! そんなわけでクリスマスを題材にしたSS 『朝の光輝けり』を投稿させて頂きました。 この話は原作12巻から1年後の話として書き始めた拙作 『光のどけき春の日に』 『かわらないもの』 『呪いの果て』 『父の教え』 『黒騎士の微笑み』 から話が続いています。 作中の設定のために、クリスマスを題材にしているはずなのに ほとんどそれらしい描写がないのが恐縮ですが 少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。 -------------------------------------------------- 「はい、試験時間は以上です。筆記具を置いてください。   それでは答案用紙を後ろから順に前の方に回してください」 試験官の指示に合わせて私は愛用の鉛筆を机に置くと 大きく息を吸い込み、そしてゆっくりと吐き出した。 ……ふぅ、今日の...
  • 『卒業式』:(直接投稿)
    高校卒業おめでとうございます、黒にゃん! とっくに時期を逸してしまいましたが、アニメ版の設定準拠であれば 今年の3月に黒にゃんは無事に高校卒業を迎えたことになります。 そこで高校卒業を題材にしたSS『卒業式』を投稿させて頂きました。 この話は原作12巻から1年後の話として書き始めた拙作 『光のどけき春の日に』 『かわらないもの』 『呪いの果て』 『父の教え』 『黒騎士の微笑み』 『朝の光輝けり』 『夢と絶望の果て無き戦い』 『入試と大切な人達とバレンタインと』 から話が続いています。 相変わらずオリキャラオリ設定満載の話しになっていて恐縮ですが 少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。 ------------------------- 窓から注ぎこむ柔らかな朝の陽ざしと、長年愛用してきた 目覚ましのアラームの音とで、まどろんだ意識がゆっくりと覚醒した。 条件反射的に目覚まし...
  • 『夢と絶望の果て無き戦い』:(直接投稿)
    明けましておめでとうございます、黒にゃん!! そんなわけで新たな年を記念して、今年も黒にゃんに幸あれと願うために SS『夢と絶望の果て無き戦い』を投稿させて頂きました。 この話は原作12巻から1年後の話として書き始めた拙作 (直近は『朝の光輝けり』)から話が続いていますが、今までの作品との 関連は薄いので、この作品だけでも問題なくお読み頂けると思います。 また黒にゃんや桐乃が登場している格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』の 知識があると(私の描写不足を補完できて)より楽しんで頂けると思います。 それでは相変わらずまとまりの無いSSで恐縮ですが この年初めに少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。 -------------------------------------------------- ……助けて…… ……この世界の……夢を……救ってください…… ...
  • ただいま:46スレ目943(長編)/◆h5i0cgwQHI
    『ただいま』 大学生になり、一人暮らしを始めた京介のもとに通う黒猫を書いてみました。 少しでも楽しんでくれる方がいらっしゃれば幸いです。 3月のとある金曜日。 私は自宅の台所に立ち、まだ見ぬ未来に想いを巡らせていた。 私の編み出した究極の錬金術(レシピ)。 これであの男も私の呪いから逃れることは叶わない。 ククク……。 「ただいまー!」 あら、日向が帰ってきたようね。 私は包丁を置き、後ろを振り返った。 「あれ? ルリ姉、何このすごい量の料理」 「明日持って行くのよ」 「あぁ……引越し祝い?」 「呪いよ」 「え?」 「引越し呪い」 「……何それ」 「い、いいじゃないそんなこと」 「でもさぁ、高坂くんの冷蔵庫、こんなに入る?」 「保存容器に詰め込めば大丈夫……たぶん」 「そんな大量のタッパー、うちにあった...
  • (2011-04-12)
    kirino_kousaka 電撃文庫HPにて、新刊表紙&あらすじが公開中! http //bit.ly/effoaW kuroneko_daten ……あらあら、ここ数巻は笑顔の表紙が多かったのに、不機嫌顔に戻ってしまったようね?            いったい何があったのかしら? ねぇねぇ、いったい何があったのかしら? kirino_kousaka 超ムカツク煽りをありがとね(#^ω^)  kuroneko_daten あなたの真似よ。似ていたかしら? kirino_kousaka あたしそんなムカツク喋り方したことないよ! kuroneko_daten ……は? kirino_kousaka え? なに? その反応? kirino_kousaka まあいいや、さっそくあらすじを見ていこっか――って...
  • 『--先輩と、遊園地に行く』:(直接投稿)
    (注)12巻に対するネタバレを(多少)含みます。 最終巻の衝撃からなかなか立ち直れない日々でしたが 夏季休暇中に遊園地に遊びに行ったとき、これは是非ともこのネタで 黒猫SSを書くしかない!という勢いだけで書き上げました。 最初は本当に黒猫と京介が『運命の記述』に従って 遊園地でいちゃいちゃするだけの話のつもりで書き始めたのですが…… やはり一人の黒猫ファンとして、運命に逆らうことになっても 黒猫に幸せな結末へ続く道を示したくなってしまいました。 おかげでいろいろと話を詰め込みすぎていますけど できる限りの黒猫愛も書き込んだつもりです。 久しぶりに書いたSSで拙なすぎる作品ですが 少しでも楽しんで頂ければ幸いです。 ------------------------- 「……それにしても、千葉から本当に遠くまできたものね?」 「たまには思いっきり遠出するのもいいんじゃないかと思っ...
  • 無題:28スレ目796(中編
     穏やかな陽光の降り注ぐ春の日の午後──私はとある待ち合わせ場所へと辿り着く。  その場に佇む、買い物袋を両手に提げた待ち合わせ相手は、片方の手を軽く持ち上げて私を出迎えてくれた。 「ごめんなさい、待たせてしまったかしら」 「いや、丁度いま着いたところだ。悪いな、わざわざ迎えに来て貰って」 「……別に。沙織に言われたからよ」  今日は私の家の近くの公園で、『お花見』と称したお茶会が催されることになっていた。  ──お花見、と言っても、もうこの時期は桜の花も大分散り始めているのだけれど。  私が「どうせならもっと早くの週末とかにしたらどうなの」と提案しても、「その日じゃないとあたしの予定が空いてないのっ」と我侭を言う女がいて。  結局この日になってしまったというわけ。  そして当日。つまり今日ね。  準備を始めるや否や、沙織が口...
  • 『聖なる夜に幸いあれ』:(直接投稿)
    メリークリスマス、黒にゃん! そんなわけでクリスマス記念にSSを投稿させて頂きました。 原作とはかなりかけ離れた部分が多いのですが ・ベースは俺妹HD家庭ルート ・原作11巻分までの話は大体俺妹HD開始前   (黒にゃん高校1年夏休み前)に終わっている ・拙作『家庭派アイドルの11月29日』と続いています 上記のような設定で書いております。 そのような独自設定が気にならない方でしたら 少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。 ------------------------- 「さて……と、こんなものでいいかしらね?」 朝ご飯を食べてからすぐに取り組んでいたクリスマス会の料理の準備も お昼過ぎになってようやく一通り目途がついたところなのだけれども。 さすがに10人分の料理ともなると並べるだけでも壮観なことね。 まあ、日向はともかく珠希は1人分に数えるほ...
  • 『呪いの果て』:(直接投稿)
    昨年の6月7日は自分にとってあまりにも衝撃的な日でした。 ……と書き出したところで我ながら情けなくも 愚痴ばかりが続いてしまったのでばっさりとカットしまして。 あれから1年。最終巻発売1周年を記念?して 最終巻以降の黒にゃんの気持ちと決意を題材にしたSS 『呪いの果て』を投稿させて頂きました。 この話は原作12巻後の話として拙作 『光のどけき春の日に』 『かわらないもの』 から話が続いています。 また基本的に『最終巻後でも京猫』を主軸に話を作っています。 そのような展開に抵抗のある方もいらっしゃると思いますが それも一つの考えと、ご容赦頂けましたら幸いです。 それでは相変わらずの拙い作品ですが少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。 ------------------------- 見上げた夜空と海をキャンバスにして大輪の光の華が咲いていた。 それにほんの少しだけ遅れて...
  • 黒猫と桐乃の電話:16スレ目807(短編)/◆PqGpvk15c6
    7巻の打ち上げ騒動の後の、桐乃と黒猫の電話の内容を妄想したSSです           ☆ 黒猫 「……ようやく思い知ったようね。自分の莫迦さ加減を」 桐乃 「う、うるさいっ――だからこうやってあたしから……あ、謝ってあげてんじゃん……」 黒猫 「……あなたも、いい加減に自分の気持ちを捻じ曲げるのはやめなさい。    このままくだらない意地と、安っぽい見栄と、ちっぽけな世間体とに縛られて生きていく事に何の意味があるのというの」 桐乃 「……ナニ言ってんのか分かんないんだケド」 黒猫 「分からないと言うならそれでもいいわ、そのまま聞いて頂戴。    ……望むものがあるから、手に入れたいものがあるから、挑み、掴んできたのがあなたの生き方であり矜持でしょう」 桐乃 「そ……そんなの当たり前じゃん。アタシを誰だと思ってんの」 黒猫 「フッ……なのに、“一番欲しいもの”を目の前に...
  • 『私の最高の誕生日』:(直接投稿)
    (アニメ設定世界線では)27歳の誕生日、おめでとうございます、黒にゃん!! この一年も、黒猫ifコミカライズが少年エースで絶賛連載中で 毎月新たな黒にゃんの姿が見られるという、眷属冥利に尽きるものでした。 懸念だった小説下巻分までコミカライズが続くのかと言うところも 眷属の反響の大きさから杞憂に終わり、無事に下巻分が進んでいますね。 特に先月号ではビジュアル的に初お目見えとなる、黒にゃんの父親 静さんの姿も描かれてさらに盛り上がっているところでしょうか。 ペース的には恐らく来年の今くらいまでコミカライズが続きそうですし この一年もまた、まだまだ黒にゃんの話題で楽しんでいけそうです。 そしてゆくゆくは黒猫if夢のアニメ化へと向けて これからも眷属として全力で応援していきたい所存です。 さて、そんなわけで。 その一環として、今年の黒に...
  • 『母の日の贈り物』:(直接投稿)
    家族思いの五更家では、きっと毎年の母の日は お母さんに感謝の気持ちを伝えるために、家族みんなで 欠かさず贈り物をしているのではと思います。 そんなわけで本日の母の日にちなんだSSを投稿させて頂きました。 この話は特に今まで書いてきたSSとは関連性のない独立した話に なっていますので、どなたでも問題なく読んで頂けると思います。 まあ相変わらず脳内妄想満載の内容ですが 少しでも楽しんで頂ければ幸いです。 ------------------------- 明日は5月の第2日曜日。そう、いわゆる母の日だよね。 うちでも毎年、お仕事や家事でいつも大変なお母さんに 毎日ありがとうの感謝をこめてプレゼントをあげることになってる。 だから家族みんなで思い思いに用意したものを贈るんだけど。 さすがに毎年のことなので、今年は何にしようかな、って 前々から考えてはいるんだけど。この前、お父さんに...
  • 『幸せをもたらすもの』:(直接投稿)
    (アニメ設定世界線では)28歳の誕生日、おめでとうございます、黒にゃん!! この一年で、ついに黒猫ifコミカライズも完結を迎えました。 当初の予定では上巻分での打ち切りもあり得たようですが、 俺妹ファンや眷属の反響の大きさで、無事に下巻までを コミック4巻で描き切って頂けて、感謝の言葉もありません。 原作では不明だった、黒にゃんのボーイッシュデート服の全身デザインや 黒にゃんのお母さん瑠依さん、そして何より、京真君や翠ちゃんまで しっかりとビジュアル化して貰えたのは、感動ものでした。 これはもう、折角起こして貰ったデザインを今後も生かせるよう 是が非でも黒猫ifアニメ化をして頂くしかありませんね! コミカライズが終わろうとも、まだまだこれからも 全力で眷属活動を続けていきたい所存です。 さて、そんなわけで。 その一環として、今年の黒に...
  • 新たな二つ名:44スレ目113(中編)/◆PqGpvk15c6
     あの夏の日から、半年あまりが過ぎた。  転校先での生活も、私自身も不安はあったけれど、今ではとりあえずは落ち着いている。  簡単に、現在へ至る概要を説明しておこうかしらね。少し長くなるから、面倒な人は読み飛ばして頂戴。  編入した学校は松戸市内の女子校で、特に『制服が可愛い』ことで知られているらしい。  実際、私の新たなる“形態《フォーム》”、女子校制服姿をお披露目したときは、京介はそれはもう可愛い可愛いと褒めてくれたし。  桐乃に至っては興奮のあまり理性のタガが外れて襲いかかってきたわよ。……軽く貞操の危機だったわ。  そんな桐乃や、瀬菜のような所謂『親友』と呼べるような人は今のところは居ないけれど、クラスで特別孤立しているというわけでもなく。  とりあえず、休み時間におしゃべりをしたり、昼食を一緒に取ったりする友達は出来た。  これはまあ、私の力量に...
  • (2009-08-18)
    kuroneko_daten: ……先日起こった驚くべき出来事を、そのまま記すわ。 kuroneko_daten: 友達の家に遊びに行ったら、家主がずっと一人でモンハン3をやっていた。 kirino_kousaka: @kuroneko_daten あんたなに公共の場でグチってんのw kuroneko_daten: @kirino_kousaka 出たわねこの悪魔が。 kirino_kousaka: @kuroneko_daten 悪魔とかw あんたって根に持つよねー。しょうがないじゃんコントローラーひとつっきゃないんだからさー。 kuroneko_daten: @kirino_kousaka それなら普通順番にやるでしょう? そろそろ代わって頂戴? ってこの私がお願いしているというのに、あのときあなたなんて言ったの? kirino_kousaka: @kuroneko_dat...
  • 少女の願い:29スレ目474(長編)/◆h5i0cgwQHI
    夏休みも残すところあと数日。 私は、二人の下僕 しもべ と共に、秋葉原を散策していた。 本来であれば、私のような闇夜の住人には、この日差しは毒である。 しかし、薄い妖気の膜で全身を覆うことで、 日光から身を守っているため問題はない。 「ちょっ、あんた顔真っ赤だけど大丈夫?」 「平気よ、薄い妖気の―――」 「はいはい邪気眼乙。ねぇ沙織」 桐乃が沙織の方を向くと、沙織はすでに周囲を見渡し、 手ごろなカフェを見つけていたようだった。 「そうですな、少し休憩としましょうぞ」 「へ、平気だと言っているじゃない」 「いえいえ、拙者たちにもこの日差しは、ちとキツいのでござるよ」 「そ……それなら仕方ないわね」 「うむ、かたじけない」 私くらいの魔力を秘めていれば、どうということもない日差しでも、 軟弱...
  • 日常風景:18スレ目136-139(中編)/◆PqGpvk15c6
     ある初冬の日の学校帰り。  私は、“新世界の構築”のため、高坂邸を訪れた。有体に言えば、新作ゲームの製作だ。  この場所での先輩と二人でする創作活動は、最早私の習慣になりつつある。ライフワークと言ってもいい。  機材が揃っている部室も決して悪くは無いのだけれど、逆にそれらを必要としない作業の場合、やはりこの場所が一番落ち着く。  ……別に、二人きりになりたいとか……そういう邪念は無いのよ、勘違いしないで頂戴。 「遠慮しないで上がれよ。何時もの如く誰もいないから」 「……そう。……お邪魔します」  この時間帯の高坂邸は、誰も居ないことが多い。“あの女”も、部活やら仕事やらで、帰りは遅いことが多いようだ。  “二人きり”……、先程の言葉が頭を過ぎるけれど、別段意識したりはしないわ。大体、もう慣れたもの――  ごんっ! 「にゃっ!?」  ――二階に上がろうとした矢先、半開きになっ...
  • 『後日談』:(中編)/◆LZMIcrC9aKqC
            二月某日 夜 -------------------------------------------------         『後日談』  トゥルルルル…… トゥルルルル…… トゥルルル…… ピッ 『もしもし? どうした高坂。こんな夜更けに』 「悪いな赤城。ちょっとお前に相談したい事があってな……今、大丈夫か?」 『ああ、別に構わないぜ。忙しいってほどでもない』  一人では答えの出なかった問題を友人に頼る。  こんな時、気を使う必要の無いこいつの存在はありがたい。 「実はな……ってなんか遠いな。回線の調子悪いのか?」 『いや、今瀬菜ちゃんとゲームしててな。ハンズフリーで話してる』 「そっか、まあいいや。んで相談ってのはだな、赤城に……その……教えて欲しいんだ」 『おわっ!』 「どうした?」 『瀬菜ちゃんがコーヒーこぼしただけだ。で? 何を教えて欲しいん...
  • 『春の禊』:(直接投稿)
    今日は楽しい雛祭り~ 3姉妹の五更家では毎年しっかりと祝っていそうな 雛祭りにちなんだSSを投稿させて頂きました。 この話は俺妹HD家庭派ルートをベースにした拙作 『家庭派アイドルの11月29日』 『聖なる夜に幸いあれ』 『新年の母と娘のガールズトーク』 『With You Forever』 から話が繋がっています。 今回は少々以前の作品の描写も絡めて書いていますので 宜しければ上記のものも合わせてお読み頂ければと思います。 それでは少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。 ------------------------- 「下あごに力を入れるな!それじゃあすぐに喉を潰してしまうぞ!!」 今日何度目になるかもわからない怒声が講師から飛ぶ。 今までも何度も注意を受けているのだけれど、いまだに高いキーを 出そうとすると、顎から喉にかけて力が入るのが抑えられない。 ...
  • 『続・家庭派アイドルの11月29日』:(直接投稿)
      昨年「良い肉の日」にちなんで俺妹HDを題材としたSSを書き始めて早1年。 個人的には思い出深いSSでもあるので、今年も「良い肉の日」にちなんだSS 「続・家庭派アイドルの11月29日」を投稿させて頂きました。 この話は「家庭派アイドルの11月29日」はもちろん 俺妹HD家庭派ルートをベースにした拙作SSから話が続いています。 そちらでの人物関係や出来事を把握していないと説明不足のところも 多々あるかもしれませんが、合わせてお読み頂ければ有難く存じます。 それでは相変わらず五更家での出来事を好き勝手に妄想しているだけの 拙い作品ですが、少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。 -------------------------------------------------- 「すまないね、五更君。今日は早く上がれる予定だったのにこんな時間まで」 「いえ、こん...
  • 中猫の悪戯目録・ふくしゅー編:48スレ目171(長編)/◆PqGpvk15c6
     ――あたし、五更日向には、『敵』がいる。  新しい家に引越し、夏休みも終わって、新しい学校に通い始めた頃の、ある土曜日。  今日は、その『敵』があたしたちの新しい家に来るっていうお話。  ……なんだけどさ、あいつ、一体どの面下げて今更ウチに来れるっての?  ふんっ、いい度胸してんじゃん。ずーずーしい奴っ。  そんなわけで今、珠ちゃんと作戦会議中。  あたしたち姉妹の恨み、あいつに思い知らせてやるんだからっ! 「というわけで、二人で『敵』をやっつけるよっ、珠ちゃん」 「ほぇ? てき、って誰ですか?」  がっくり。  いきなり話が通じてないよ。姉妹の恨みはどうしたのっ?  ……まあ分かってないのも無理ないか……珠ちゃんまだ一年生だしなァ。  まずは、ちゃんと分かるようにセツメイから始めないとダメみたい。 「『敵』の名前は―...
  • 長電話:40スレ目589-591(中編)
    長電話が気になって想像力で描いてみました 桐乃「えっ……あ、あんた今なんて言ったの」 黒猫「──あなたのお兄さんに告白してもいい?」 桐乃「あなたのお兄さんって…あいつに!? なんで、どうしてよ」 黒猫「す……」 一瞬、小さく深呼吸したのが受話器越しにわかった。 黒猫「好きに……好きになってしまったからよ」 桐乃「ちょっとタンマ! 冷静になりなよ、あいつは確かに背はそこそこ高いし太ってもいないけど、ルックスは並でデリカシーはないしお節介やきで平凡な──」 桐乃「あ……そうか、わかった。あんた今までクラスメイトとかに避けられて友達居なかったでしょ、ちょっと酷い言い方になるのは謝るけど刷り込みみたいなもんじゃないの」 桐乃「あんたの趣味を嫌わないで、一緒にいてくれる初めての男友達。それに少し優しくされたからあんたは好きになったって勘違いをしてるんだと思う」 黒猫...
  • 『五更姉妹を無人島へ閉じ込めてみた』:53スレ目209(中編)/◆V3ZZVajDZw
    『五更姉妹を無人島へ閉じ込めてみた』 ざぱーん 黒猫「ん…うーん」 ざぱーん 黒猫「ここ…は?」  確か私は沙織の企画で京介と桐乃と沙織、それに妹達まで一緒に船旅をしていたはずよね?  そうだわ、嵐に巻き込まれて船が沈没してそれで――― 日向「うーん」 珠希「むにゃむにゃ」  声に気づき周りを見回すと日向と珠希が倒れていた、どうやらまだ息はあるようだ  私は二人が無事な事に少しだけ安堵した、取り敢えず二人を起こさないと 黒猫「日向、日向、起きて頂戴」  日向は体を激しく揺すられても起きる気配がない 日向「うーん、もう食べられないよ~」 黒猫「またベタ夢を見ているわね…」  私は幸せそうな顔で眠っている日向に拳骨制裁を喰らわせる、  小気味の良い音が立ち、日向が飛び起きた 日向「ぴぎぃ!...
  • 『タイトルコール』:/◆LZMIcrC9aKqC
           『タイトルコール』  チッチッチッチ……  チッチッチッチ……  時計だけが静寂を拒絶している。  なんだろうね、この緊張感。  リビングには俺と桐乃、そして親父とお袋がいた。  チッチッチッチ……  チッチッチッチ……  二杯目のお茶を飲み干した頃、  ピンポーン……ピンポーン…… 「あ、俺が出るよ」  来客の知らせに席を立ち、玄関へ。 「いらっしゃい。待ってたぜ」 「……お邪魔します」  彼女は黒猫。  ショート丈の黒いコートを脱ぐと、スノーホワイトのセーターの胸元に銀のロザリオが揺れている。 「それ、あの時の?」 「……うん。貴方がくれたものだから……」  これは、彼女の本が初めて完売したあの日……黒猫の小さな願いが一つ叶った日に俺が彼女に買ったものだ。  願掛けの様なものだろうか? 大丈夫、きっと上手くいくさ。 「やっぱいいな、それ。よく似...
  • 『入試と大切な人達とバレンタインと』:(直接投稿)
    Happy Vallentine!!黒にゃん! ……から2週間も過ぎてしまいましたが。バレンタインデーを題材にしたSS 『入試と大切な人達とバレンタインと』を投稿させて頂きました。 この話は原作12巻から1年後の話として書き始めた拙作 『光のどけき春の日に』 『かわらないもの』 『呪いの果て』 『父の教え』 『黒騎士の微笑み』 『朝の光輝けり』 『夢と絶望の果て無き戦い』 から話が続いています。 相変わらずオリジナルキャラが多数出ている上に、Cute描き下ろし小説の 黒にゃんが学校で作った新しい友人を自己解釈で出してしまいました。 そんなオリジナル設定満載な話でも差し支えなければ 少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。 ------------------------- 夕飯の片付けも終わり、私は予め用意しておいた材料を 冷蔵庫から取り出すと、明日のためのチョコレート作りに取...
  • 『たゆたえど』:(直接投稿)
    すでに10日も過ぎてしまいましたが…… 21歳の誕生日、おめでとうございます、黒にゃん!! 今年の生誕祭もオフやツィッター等で闇の眷属の皆様と一緒に 精一杯の祝福と賛辞をお送り致しました。 そして誕生日にちなんだこのSS『たゆたえど』も 生誕祭へのお祝いの一環として投稿させて頂きました。 この話は原作終了後の話しとして描き続けている拙作の一つ 『未来への祈願』の続きとなっています。 オリジナルキャラや設定のてんこ盛りな上に相変わらず拙いSSで 読み辛い話しとなってしまい恐縮ですが、少しでも楽しんで頂ければ幸いです。 後、このSSに出てくるバースディケーキを 今年も行きつけのケーキ屋さんに頼んで作って頂きました。 http //dl1.getuploader.com/g/kuroneko_2ch/888/birthdayCake2017_1.png こちらも本文に合わせて楽しん...
  • 黒の結末 -桐乃SIDE-:42スレ目272(長編)/◆h5i0cgwQHI
    『黒の結末 -桐乃SIDE-』 ---------- 40スレ目285『黒の結末』の桐乃視点verを書いてみました。 前日譚といったところでしょうか。 少しでも楽しんで頂ければ。 ---------- 「で、結局あの"キスした"ってのはなんだったわけ?」 『ふん、ただの呪いだと言っているでしょう』 「それがわけわかんないって言ってんの」 『いいじゃない。それに、キスと言っても頬に軽く触れた程度よ』 「でもさ……」 あたしは何度目になるか分からない質問を黒猫に投げた。 返事はいつもの通り。 結局“キス”の真相は教えてくれないんだよねぇ、コイツ。 『それより、クリスマスプレゼントは考えたの?』 「あぁ、うん、もう用意したよ。ふひひ」 『……エロゲーじゃないでしょうね』 「さすがにない」 その後、いつものようにくだらないことで罵りあって、電話を切った。 「はぁ……...
  • エピローグ:40スレ目839(長編)
    8巻で見えたエピローグの形を行って見ました。 こう言う収まり方が一番しっくりくるな~と。普通過ぎますが。 黒猫の出番少なすぎますが。 ―エピローグ― 「よし」 俺は靴紐をキツク締め立ち上がった。今の決意を現す様に。 「きっちり決めてきなよ」 その姿を後ろで見守っていた桐乃が声を掛けてくる。 「おう!任せとけ!」 ぐっと拳に力を込めて、その声に俺は全力で応えてやったよ。だってのに… 「待たせ過ぎて振られたりして」 「なっ!!」 ちょっ!!この野郎!!兄がなけなしの勇気を振り絞って戦場に向かおうと言うのに、何て妹だ!! 「なっさけな~フヒヒヒヒッ」 そんな俺のうろたえ様を見て愉快そうに笑う桐乃。 てかお前、何でエロゲやってるときみたいな笑い声になってんだよ。何?これって実はエロゲのイベントなの? チクショーお前のせいで...
  • 『かわらないもの』:(直接投稿)
    18歳のお誕生日おめでとうございます!黒にゃん!! 我ら闇の眷属、心からの祝福と賛辞をお送り致します! そんなわけで誕生日にちなんだSSを投稿させて頂きました。 この話は黒にゃん18歳の誕生日ということで 原作終了からおおよそ1年後に当たる時間設定にしていまして 基本的な設定も原作12巻から引き継いでいます。 また拙作『光のどけき春の日に』から話が繋がっていますが こちらのSSだけでも問題なく読んで頂けるかと思います。 また黒にゃんを『五更先輩』と呼ばせたい一心で オリジナルキャラを登場させてしまっています。 そのような改変や原作後の話に抵抗のある方もいらっしゃるかも しれませんが。この善き日に少しでも楽しんで頂ければ幸いです。 後、このSSに出てくるバースディケーキを 行きつけのケーキ屋さんに頼んで作って頂きました。 http //dl6.getuploader.com/g...
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