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『日向の「夜」飼育日記』:63スレ目109

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zeppelin

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日向の「夜」飼育日記

○月○日
夜が「にゃーにゃー」とうるさいので猫缶を開けてやる。
皿まで持っていこうとした一歩目で、足の小指を冷蔵庫の角にぶつけた。
猫缶を床にぶちまけて、悶絶するあたし。
気絶しそうな痛みに、転げまくるあたし。
薄れ行く意識の中で夜を見ると、床にぶちまけた猫缶を
一心不乱にむさぼり食っていた。

○月×日
夜があたしの布団で粗相をした。
ルリ姉には、「いい年して、何をやっているのよ…」とあきれた顔で見られた
その後、あたしは夜を散々怒鳴りつけてやった。「大バカ!」「間抜け!」「あほ子!」
酷く激昂して、「実はお前は、貰われっ子だ!」と
つい、口にしてしまった。しまったと思った。
奴は家を出ていった。
もう帰ってこないような予感がした。
あたしは激しく後悔した。
夕方帰ってきた。

○月□日
夜が、鼠を捕まえてきた。
ルリ姉の前まで来ると、ボトッと鼠を足元に落とす。
落ちた瞬間、凄まじいスピードで走り出す鼠。
テレビ台の下に逃げ込む鼠
呆然とするあたしとルリ姉。
猛烈な勢いで追いかける夜。
テレビ台の下に鼻を突っ込む夜。
「シャーッ」と奇声を上げる夜。
手を突っ込んで、引っ掻き回す夜。
あきらめる夜。
その場に座り込むと毛繕いを始めた。

○月△日
電気の紐でシャドウボクシングしている所を、ルリ姉に見られた。
姉の眼が痛かった。
いつもと立場逆転である
悲しい気持ちで部屋に戻ると
夜が自分のシッポを追かけてぐるぐる回っていた。
昨日よりも今日、少しだけ優しい気持ちになれるかもしれない。
「夜。今日は一緒に寝ない?」と声をかけると、
夜は「ニャーン」と鳴いた。
15分後、ルリ姉が「そろそろ寝るわよ」と言いながら部屋に入ってきた
夜は寝室へと向かうルリ姉の後をトテトテと付いて行った

×月○日
朝起きると、顔の5cm横に夜が座っていた。
なぜか、あたしの顔をジィーっと見ている。
あたしは、ちょっと照れくさくなって
「いつから其処にいたの?ほんとに夜はあたしのこと好きだなー。」
の「い…」を口にした瞬間
いきなり、あたしの左目に猫パンチを食らわせる夜。
…なにがなんだか、意味がわからない。

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