CHRONICLE OF CROOM @ Wiki

暁 拓馬

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暁 拓馬(あかつき たくま)


黒髪に黒い瞳で、あまり目立たない風貌の少年。17歳。

幼くして既に魔界の研究施設に監禁され暮らしていた。
超人計画により内に秘めた狂気を見出され『アウトサイダー』となり、その精神に応じる力として『エナジー(精力)』のイデアジュエルを与えられた。
生きることに対して誰より執着しているが、そのための行動に死の危険があろうとも迷わず実行してしまう狂人で、常軌を逸する精神力を持つ。

元々魔界に居つくつもりはなく、自由というものを手にしてみたいと天州法国侵略の際に自ら行方不明となった。しかし、その時戦った相手である巫女の小野宮円にエナジーのイデアジュエルを奪われ、力を失い敗北する。
さらに逃げる途中に出会った謎の女神クアドラに、『緋装虚飾(スウィンダラー)』を与えられた。
その繋がりでコルーム学園に入学して龍輝の任務をこなすことになる。

拓馬は円への敗北によって自分の内にあった精神的な未熟を認め、クアドラとの出会いにより覚悟の甘さを悟る。
拓馬にとってただ自由に手を伸ばしていた頃の自分は、誰かに操作されている戦争という現実からの脱却を諦め、仮初の平穏で自分を騙し妥協しようとしてた精神薄弱者でしかない。
この戦争の黒幕や自分の自由を阻害する者達を抹消して、真の平穏を手に入れることこそが覚悟であり、そのためにコルーム学園の関係者達を利用することに決めた。
善悪や社会的価値観より自分の目的を優先する危険人物であり、必要なら相手を殺すことさえ一切躊躇わない危険人物だが、決して好き好んで戦っているわけではい。

基本的に拓馬を更生させようとする円が常について回り、その繋がりで学園内で話す相手は男子より女子の方が多い。
だが決してモテているわけではなく、特に空には白い目で見られている。
内面に漆黒の意思を抱えてはいるが、普段はむしろ怠惰に過ごしておりアニメや漫画を徹夜で見ていたりする。生活面でよく円に依存しては怒られる。

緋装虚飾(スウィンダラー)
ブラッドのイデアジュエルを加工した魔装具。基本の形は柄から刃まで、全てが緋色のナイフ。
体内の血液を魔力や武器などに変換する力を持つ。
魔力の出力はあまり高くはないが、かなり広い汎用性を持つ。
拓馬はこの魔法を“血液を虚構に変え自分を飾る”自分らしい力と称し、詐欺師の名を与えた。

曖昧生命(アンノウン)
エナジーのイデアジュエルから生まれた魔法。
自身に発生したエネルギーを一度魔法に変換し、別の場所に移動させる。
有効範囲は自分の体内と自分が触れている有機物だが、服や鎧などの数センチ程度の間接的な障害ならば、そのままエネルギーを伝達させることが出来る。
エネルギーは魔力に限らず、運動エネルギーや熱、冷気なども含まれる。
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