2ch黒猫スレまとめwiki

◆V3ZZVajDZw

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zeppelin

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だれでも歓迎! 編集
『オーバーキルに定評のある女』

俺は黒猫の家で接待プレイを受けていた
対戦用格闘ゲーム、俺はレベル50、黒猫はレベル1だ
如何に黒猫といえどもこれだけのレベル差があれば勝負になるまい!!
しかもこちらは作中最強!これで勝つる!

京介(このレベル差で! この性能で! これで負けたら…馬鹿だぜ!!)
京介「今ならお前を簡単に倒せそうな気がする…まるで花を摘むように!!」キリッ
黒猫「…そ、そう」


1P「これが私の全力全開!!」
2P「君には、僕の影すら踏ませない!!」

『STAN BY READY FIGHT』

カタカタカタカタ…

…12…13…14…15…16…


京介「ふふふ…俺は強いから殴られ放題、逆にお前は一発でお陀仏だ!!」


カタカタカタガガガ…

…54…55…56…57…58…


京介「ちょ…あの…黒猫さん?」 タラリ
黒猫「呑込めたかしら? あなたが受けた滅茶苦茶な接待プレイの仕組みが」 ニヤリ


ガガガガガガ…

…77…78…79…K.O.…80…81…82…83…

『FINISH』

2P「凄いぞ強いぞカッコイイ~!」


京介「………」
黒猫「ふふ、どうかしら?」
京介「参りました!!」
黒猫「今なら私を…何だったかしら?」
京介「すみませんでした!!」

ジャンピング土下座をする俺

黒猫「ちょ…ちょっと、やめて頂戴」



京介「やれやれ、何をやっても黒猫に勝てる気がしねえよ」
黒猫「ふふ、当然ね」
京介「黒猫なら100コンボぐらい楽勝でいくんじゃないか?」
黒猫「そんな事はないわ、それにこのゲーム、コンボ数が100を超えない事で有名なのよ」
京介「黒猫でも出来ないのか?」
黒猫「このゲームはまだあまりやりこんでないのよ」
京介「これで!? 鬼のように強かったじゃねーか」
黒猫「ねぇ、練習に付き合ってくれない? 京介」


―――こうして俺と黒猫との修行の日々が始まった



 一日目


1P「これが私の全力全開!!」
2P「君には、僕の影すら踏ませない!!」

『STAN BY READY FIGHT』

ガガガガガガ…

…76…77…78…K.O.…79…80…81…82…

『FINISH』

2P「凄いぞ強いぞカッコイイ~!」


黒猫「ジャスト1分、夢は見れたかしら?」
京介「それにしても凄いな、毎回80コンボはいってるぞ」
黒猫「相手が固定標的ならこんなものよ」
京介「いやいやいや、一応移動標的だから」
黒猫「京介の実力じゃ似たようなものよ」
京介「………」



 二日目


1P「これが私の全力全開!!」
2P「君には、僕の影すら踏ませない!!」

『STAN BY READY FIGHT』

カタカタカタカタ…

京介「なあ、K.O.直前に必殺技をぶち込めばコンボ数は稼げるじゃないのか?」
黒猫「精々5~6増えるだけよ、操作が効かなくなるまで殴った方が効率的よ」
京介「そ、そうですか…」



 三日目


1P「これが私の全力全開!!」
2P「君には、僕の影すら踏ませない!!」

『STAN BY READY FIGHT』

カタカタカタカタ…

京介「なあ黒猫」
黒猫「何かしら?」
京介「このゲームってホントに100コンボ出るのか?」
黒猫「理論上は可能なはずよ」
京介(それってただの机上論なんじゃ…)



 四日目


1P「これが私の全力全開!!」
2P「響け終焉の笛!」

『STAN BY READY FIGHT』


京介「ところで日向ちゃん?」
日向「ん、何? 高坂くん」
京介「何で俺がお前とゲームしてんだ?」
日向「ルリ姉がゲーム三昧で疲れたから代わりに私にやれって」
京介「そんなんでいいのかよ…」


ガチャガチャガチャ…

…34…35…36…37…K.O.

『FINISH』

2P「夜天の主、ここにありや」


日向「ふふ~ん♪」
京介「く…、日向ちゃんがこんなに強いなんて…」
日向「ルリ姉に付き合わされてたら誰だってこの位出来るようになるって」
京介「………」



 五日目


1P「これが私の全力全開!!」
2P「守護の務め、果たしてみせる!」


『STAN BY READY FIGHT』


京介「珠希ちゃんになら…珠希ちゃんになら勝てるはず…!!」
珠希「~♪」


ダダダダダダダダ…

…71…72…73…74…K.O.

『FINISH』

2P「永い夜も…もう、終わりだ」


珠希「わぁい」
京介「ちょ、珠希ちゃん強過ぎ」
日向「珠希ちゃんは相手が動かないならルリ姉並みのコンボ数出せるよ」
京介「いや…だから俺は固定標的じゃ…」
日向「高坂くんの実力じゃ似たようなもんだよ」
京介「………」



 六日目


1P「これが私の全力全開!!」
2P「君には、僕の影すら踏ませない!!」

『STAN BY READY FIGHT』

ガガガガガガ…

…87…88…89…K.O.…90…91…92…93…

『FINISH』

2P「凄いぞ強いぞカッコイイ~!」


黒猫「ようやく90コンボ以上を叩きだせるようになって来たわね」
京介「俺、まだ1回も攻撃当てられないんだけど…」
黒猫「そんなの知らないわ」



 七日目


ガガガガガガガガ…

…78…79…80…81…


京介「凄げえ、今回100いくんじゃね?」 ゴクリ


ガガガガガガガガ…

…94…95…96…97…


黒猫「今よ! 必殺!」


ガチャガチャガチャ

キュピーン!!

2P「これで終わりだ! 限界を超える力を見せてやる!
  我が剣よ!大地を! 空を! 海を! 星を! 全てを断ち切る刃となれ!
  切り裂けぇぇぇ! ふをおおおおおお!!」

…98…99…100…101…102…K.O.


京介「うおおおおおおおおおすげええええええホントにコンボ100いったあああああ!!」
黒猫「ふ、ふん、私にかかればこんなものよ」 ムフー



京介「なあ、黒猫」
黒猫「何?」
京介「結局俺って役に立ってたのか?」
黒猫「いいえ、全く」
京介「えぇ!? じゃあ俺は何の為に…」
黒猫「………」
京介「黒猫?」
黒猫「察しなさいよ、馬鹿」ボソ
京介「へ? 何だって?」
黒猫「せ、世紀の大偉業の瞬間に立ち会えたのだから感謝しなさい!」 ムス
京介「わ、分かったって…」
黒猫「フン」

-完-

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