アメリカ人(しかもこれまで超肥満に甘んじてきた)でさえダイエットできたんだから
日本人にできないはずがない!
アトキンスダイエットで繰り返される質問と批判
Q1.脳へ供給されるブドウ糖が減少するので、集中力や記憶に影響がある。
A1.ケトーシスが起こればケトン体を使用するので影響は出ないはずである。
インダクション期は低血糖の可能性もあるので、やばいと感じたら食事を見直した方が良い。
Q2.グリコーゲンが枯渇した状態になるので、糖新生が起こり筋肉が痩せてしまう。
A2.アトキンスに限らず王道ダイエット以外は、糖新生で筋肉が痩せてしまう。
ただし、アトキンスダイエットではケトン体の利用分だけ糖新生は押さえることが出来る。
それでも、できるだけ筋量低下を小さくするため必要タンパク質・必須脂肪酸をとりつつ、
できる限り糖質をとるべき(運動強度(心拍数)によるが)。
筋肉はある程度犠牲にして体脂肪を削ぎ落とすのをまず優先して
痩せて負荷が減った状態で糖質コントロールをしながら筋肉トレーニングをすると良いでしょう。
Q3.ケトン体生産は肝臓への負担が大きい。
A3.これはYES、確かにリスクがある。
肝臓の能力にも個人差があるので、一概には言えないが、元々肝臓が悪い人は注意すべし。
ケトアシドーシスは症状で即解るので、そん時は119。
Q4.タンパク質の分解は尿酸値を上げるので痛風や動脈硬化の原因になる。
A4.代謝産物のアンモニアの問題だが、100g~200g程度の蛋白質だと窒素量は16g~32g、
よってアンモニアは8g~16g、この程度が腎臓を通ったくらいで障害は無いと思われる。
それより通風は遺伝的素因が大きいらしいので、なったら諦めてアロプリノール飲め。
Q5.ケトン体・尿酸が多くなるので、血液のph値が酸性になり(アシドーシス)、骨粗鬆症の原因になる。
A5.まず、血液のph値を酸性にしないために、
エネルギーとして使用されなかった余剰アセトンは(皮膚含む)呼吸や尿からも体外に排出されるので、
水分量を増やせば体外排出量は増えてアシドーシスは予防できる。
また、ホメオタシスもあるので、骨粗鬆症になるには時間がかかり、問題ないレベルだと思われる。
( 血液を中和するために、骨のカルシウムなどのミネラルが使われると言われている)
1日2リットル~3リットルの水を飲んでも尿の量が少ない場合は即座に中止しましょう。
腎障害のある人にはアトキンスは禁忌です。
Q6.セロトニンが出なくなって鬱病になるリスクあがる。
A6.トリプトファンは低糖質でも輸送体できちんと脳に到達するので、
セロトニン不足のうつ病になる心配は無い。
Q7.ケトアシドーシスになり、昏睡、死亡というリスクはあるか?
A7.1型糖尿病、つまりインスリン製造障害の患者以外では心配する事はないと言えます。
アシドーシスによる昏睡の診断は、高血糖であるかどうかがまず第一にあり
高血糖である事は糖質を大量に摂取したという事に起因します。
正常な人の場合はここで膵臓からインスリンが出て
血糖をエネルギーまたは備蓄用として中性脂肪に変換して
血糖の値を恒常しようとするので問題ありませんが
1型の人はインスリンが出ない為に処理できず滞留します。
低炭水化物ダイエットを行っている人はそもそも糖質量が制限されている為に
血液中のグルコース量も糖新生により保たれてはいるものの、
高血糖には物理的になり得ず、従って高血糖による体内水分量の低下(脱水)、浸透圧の上昇という
昏睡への向けてのサイクルはおきないことになります。
(但し 水分摂取量が極端に少ないとケトン非排出問題が起きます)
文献や糖尿病の対策Webサイト等で誤解が生じやすいのは、ケトアシドーシス→昏睡 と 中間部分を
意図的にか説明不要との判断か削除している点です。
以上の疑問・批判は語り尽くされているので、以後カキコしないように。
住人も見かけたら、速やかにテンプレへの誘導してください。
アトキンスダイエットには以上の様なリスクが有ると、よく言われますが、
たちまちに症状が出るモノではなく、個人差があり、全然平気な人もいます。
まず、安全と言われるぐらい(短期的)に行うことをお勧めします。
「そんなリスクは承知の上だ、だからどうした」という毅然とした態度でいきましょう。
役立ちネタ
ゼリーdeゼロって糖質はゼロじゃない
甘味料まとめ
●まったく小腸とかで吸収されない甘味料●
- エリスリトール : 人口甘味料の王者、ショ糖の8割の甘み。ラカントSの主成分!
- ステビア : インシュリン抵抗性まで回復してくれる甘味料!(小売少なく高い!)
- サッカリン : 発がん性が怖いと言われているけど少量なら!?
- アスパルテーム: メタノール毒性が囁かれているけど、取りすぎなければOK?
- アセスルファムK: 高熱にも強いが、単体では変な甘みなのでブレンドが必須?
- スクラロース : ちょっと流産リスクが動物実験であるとか無いとか不安な点
●ほんの少し小腸で吸収される可能性のある甘味料●※糖アルコールに多い
- ラクチトール : ロッテゼロの主成分、甘み少な目、ビフィズス菌増やす。お腹下る。
- キシリトール : 虫歯予防にもなる糖アルコール、犬にあげたらやばい。
- ソルビトール : 浸透圧性下痢を引き起こす、ラクチトール以上の威力?
●小腸で吸収されるが、非常に緩やかな為急激なインシュリン分泌を防いで低血糖症を防ぐもの●
- トレハロース : オリゴ糖の一種だけど、極端に吸収速度が遅いメリットあり。
炭水化物とは
炭水化物=食物繊維+糖質
糖質=糖類+でん粉+オリゴ糖+糖アルコール
- 食物繊維:食物の難消化性成分のこと。多糖類(以下参照)が多い。炭水化物だけとは限らない。
- 糖質:(炭水化物のうちで)消化吸収されない食物繊維を除いたもの。
- 糖類:糖質のうち単糖もしくは二糖で、かつ糖アルコールでは無いもの。
アトキンス 誘導期間中(2週間)に お勧めの食材。
【調味料】
クレイジーソルト、やさしお(低ナトリウム塩)、薄口醤油(低糖質)※減塩醤油は小麦割増で危険
ラカントS(甘辛タレ作成、焼鳥タレなどにかなり便利)、オリーブオイル、マヨネーズ
【食材】 ※鶏肉の皮付は誘導期は高脂肪のほうが有利なのでお勧め、カッコ内数値は100g中の糖質量
卵(0g)、白滝(0.1g)、こんにゃく(0.1g)、寒天(0g)、羊肉(お勧め)、鶏肉(もも推奨)、豚肉(バラ推奨)、牛肉(バラ推奨)
魚介類、シーチキン缶(80g缶で0.1g)、木綿豆腐(1.2g)、ほうれん草(0.3g)、サラダ菜(0.4g)、ちんげん菜(0.9g)、からし菜(1.0g)
サニーレタス(1.2g)、もやし(1.3g)、ニラ(1.3g)、きゅうり(1.9g)、マッシュルーム(0.1g)、まいたけ(0g)、しめじ(1.3g)、ひじき(1.8g)
乾燥おから(5.9g)、油揚げ(1.4g)、がんもどき(0.2g)、くるみ(4.2g)、マカデミアンナッツ(6.0g)、チーズ(1.5g)
タイカレー
ttp://www.kenko.com/product/item/itm_8842401072.html
エネルギー225kcalたんぱく質6.6g脂質17.2g炭水化物11.0g
最終更新:2011年06月18日 07:28