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22-04
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BF4推奨環境の検証4
前回の作業でOSとBF3クライアントの導入は完了いたしました。
ここから実際にBF3のマルチプレイヤーゲームを使用してフレームレートの測定に入ります。
「推奨」ですので相応に見栄えのする設定が妥当であろうとの予想から、
画面解像度はFullHD(1920*1080)に固定し、画質設定を低から高まで変化させ、フレームレートを測定しています。
画面解像度はFullHD(1920*1080)に固定し、画質設定を低から高まで変化させ、フレームレートを測定しています。
ではいってみましょう。
画質設定「低」編
大人気マップCaspianBorderです。
前回の試験では色々とマップを変えましたがほとんど差が見られなかったので、
今回はあまりマップを変えずに試験しています。
前回の試験では色々とマップを変えましたがほとんど差が見られなかったので、
今回はあまりマップを変えずに試験しています。
基地内を歩いている分には60fps維持可能でした。さすが推奨環境。
水の描画は半透明処理や乱反射の再現が必要なため比較的負荷が高いと言われていますが、
それでも60fpsをキープしています。
尚、横方向に黒い部分が表示されているのはジープのフロントウインドウ枠です。
画質設定が「低」だと真っ黒になってしまうのでしょうか...
それでも60fpsをキープしています。
尚、横方向に黒い部分が表示されているのはジープのフロントウインドウ枠です。
画質設定が「低」だと真っ黒になってしまうのでしょうか...
視界が開けて多数のジオメトリが描画されていますが、それでも60fpsを割りませんでした。
目の前で何かが爆発。一瞬ですが60fpsを割ってしまいました。
こちらも爆発シーン。爆発のエフェクトはやはり処理が重いようです。
GPU-Zの負荷情報をグラフにしてみました。
GPU負荷、VRAM容量共にまだまだ余裕があります。
GPU負荷、VRAM容量共にまだまだ余裕があります。
推奨環境と同等仕様のマシンが用意出来れば、
FullHDでも画質設定「低」なら60fpsがほぼキープ可能です。
FullHDでも画質設定「低」なら60fpsがほぼキープ可能です。
但し、上の画像を見て頂くとわかりますが、
テクスチャの粒度が粗く見えることや、AntiAliasingの問題でジャギーが目立つなど
やはり「低」な感じを受けるのはやむを得ませんね。
テクスチャの粒度が粗く見えることや、AntiAliasingの問題でジャギーが目立つなど
やはり「低」な感じを受けるのはやむを得ませんね。
画質設定「中」編
マップはまたまたCaspianBorder。
まずは基地内です。十分なfpsが確保出来ています。
ジープに乗って出撃。今度はフロントウインドウ枠のパイプも描画されています。
拠点Bに到着。いきなり爆発で60fpsを割ってしまいました。
このあたりは画質設定「低」と同じ傾向です。
このあたりは画質設定「低」と同じ傾向です。
なぜこのシーンの描画負荷が高いのかは不明ですが50fpsまでフレームレートが低下してしまいました。
ここでマップが変わってKhard Islandになりました。
前線から遠い位置では60~70fpsを維持していましたが
最前線付近ではフレームレートが激しく低下しています。
前線から遠い位置では60~70fpsを維持していましたが
最前線付近ではフレームレートが激しく低下しています。
こちらはヘリコプターで低空飛行したシーンです。
航空機に乗ると視界が広くなり、特に下を向いているシーンでは描画すべきジオメトリが急増するため、
描画負荷が急激に上昇します。
航空機に乗ると視界が広くなり、特に下を向いているシーンでは描画すべきジオメトリが急増するため、
描画負荷が急激に上昇します。
※上のScreenShotではKhargIslandの方がフレームレートが低く出ていますが、
CaspianBorderでも最前線での戦闘時や航空機に乗った場合には50fps割れになることを確認しています。
CaspianBorderでも最前線での戦闘時や航空機に乗った場合には50fps割れになることを確認しています。
GPU-Zの負荷情報をグラフにしてみました。
VRAM使用量は900MBを超えておりほとんど残っていない状態です。
またGPU負荷も90%超えるシーンが散見され余裕が無い状態です。
VRAM使用量は900MBを超えておりほとんど残っていない状態です。
またGPU負荷も90%超えるシーンが散見され余裕が無い状態です。
正確な数字は取得しませんでしたが、画質設定「中」の場合、
60fps以上で描画出来ているシーンの方が少なかったように感じます。
60fps以上で描画出来ているシーンの方が少なかったように感じます。
また最前線での戦闘中や爆発エフェクトの負荷により
45fps程度までフレームレートが低下するケースが散見されました。
45fps程度までフレームレートが低下するケースが散見されました。
このフレームレートの低下は人により体感出来るそうです。
画質設定「高」編
マップはまたまたCaspianBorder。
まずは自軍基地内ですが前線まで距離があるのに既に60fpsを割っています。
拠点D手前の上り坂です。既に50fpsも割り込んでしまいました。
拠点D周辺でSSは取得出来ませんでしたが39fpsまで落ち込んだのを確認しています。
ゴミ箱らしいものの中に入って視界を狭くしてみましたが44fpsまでしか回復しませんでした。
ゴミ箱らしいものの中に入って視界を狭くしてみましたが44fpsまでしか回復しませんでした。
拠点Dから拠点Bへ移動中に戦闘発生。
地上ではワーストの36fpsを記録してしまいました。
地上ではワーストの36fpsを記録してしまいました。
珍しく戦闘機に搭乗。視界が一気に広がるのでfpsも低下してしまいます。
こちらはオマケでGrandBazzar。
参考までに狭いマップのシーンも掲載します。この50fpsが最も高fpsを記録した瞬間でした。
傾向は広いマップと変わらないようです。
参考までに狭いマップのシーンも掲載します。この50fpsが最も高fpsを記録した瞬間でした。
傾向は広いマップと変わらないようです。
GPU-Zの負荷情報をグラフにしてみました。
完全にGPUの能力を使い切っています。
画質設定「高」での平均的なCPU負荷は80%前後となっていたため、
もうワンランク上のGPUを使うともう少し描画性能が上がりそうです。
画質設定「高」での平均的なCPU負荷は80%前後となっていたため、
もうワンランク上のGPUを使うともう少し描画性能が上がりそうです。
上のスクリーンショットではfpsが30台まで落ち込んでいますが、30fpsを割ることは一度もありませんでした。
結論
無料でベータ版をプレイ出来るので実際に試すのが一番でしょう。(笑)
それまで待てない方は参考にして頂くと宜しいかもしれませんが、
何よりも気がかりなのはVRAMが3GBとされていることです。
何よりも気がかりなのはVRAMが3GBとされていることです。
極論すれば上の試験結果と同程度の画質で同程度のフレームレートを得るためには
VRAMが3GB必要と解釈することも出来ます。
VRAMが3GB必要と解釈することも出来ます。
※EAが「推奨環境」の定義を変えていなければこれは正しいはず。
(そもそもEAに推奨環境の定義が無さそうですが)
(そもそもEAに推奨環境の定義が無さそうですが)
とは言うもののBF4の「必要最低環境」はVRAM512MBとされているため、
贅沢を言わなければそれなりの環境でもプレイは可能と考えて良さそうですね。
贅沢を言わなければそれなりの環境でもプレイは可能と考えて良さそうですね。
但し、前回調査した「必要最低環境」ではCPUネックが原因でフレームレートが確保出来なかったことから、
QuadCoreのCPUが最低限のラインと考えた方が良いと思います。
QuadCoreのCPUが最低限のラインと考えた方が良いと思います。
※大雑把に計算するとDualCoreの3GHzクラスでも画質設定「低」で30fpsを維持出来ないと考えられる。
個人的にはPC用のソフトを売るならIntel HDシリーズでもプレイ可能な
画質設定「最低」を用意すべきだと思うのですが。
画質設定「最低」を用意すべきだと思うのですが。
何しろGPUシェアの65%程度はIntel HDシリーズですので。
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