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第一部


『mo・mo・chi・na(仮)』by アイリス

◆◇◆◇◆

キーンコーンカーンコーン
 県立ベリーズ高校の教室。1時間目の授業が終わり、休み時間に入った。次の授業は体育なので、
生徒たちはみな着替え始めた。しかしその中で1人、あくびをしながら、なかなか着替えようとしない
者がいた。
「あ~体育持久走か~。ダリぃな~。すげー眠いし。サボりて~」
「徳永くんこれ以上サボるとやばいんでしょ。早く着替えなよ」
「わかってるよ、うるせぇなあ。…ん?」
 徳永がふと目にしたのは、徳永に着替えを促した相手、嗣永の尻だった。着替え途中の嗣永の
尻は、真っ白なブリーフに覆われ、プルンプルンと揺れていた。その嗣永の桃尻が、なぜかそのとき
徳永の目に留まった。
「(こいつ体は小さいけど、ケツはでかくてプリプリしてんだな…)」

 体育の授業が始まった。出欠が取られたあと、準備体操とウォームアップが行われた。
そして、そのあとすぐに持久走のタイム測定が行なわれた。

「徳永!真面目に走れ!!」体育教師の叱咤の声が飛び、
「これ以上無理っす!ギリギリっす!」徳永が答える。ギリギリな感じには全く見えない顔で。
 疲れるのを嫌った徳永は、ダラダラとゆっくり最後尾を走っていた。
 そしてそのすぐ前を、必死に嗣永が走っていた。心肺機能も身体能力も貧弱な嗣永は、全力で
頑張ってはいるのだが、スピードは上がらず、“完走するのがやっと”といった感じであった。

「(はぁ、ダリぃな~。まだあと400mもあんのかよ…。…ん?)」
 またも徳永の目に留まったのは、嗣永の尻だった。徳永のすぐ前を、嗣永の桃尻がプリプリと
揺れていた。
「(なんなんだよこいつのケツは…。主張しすぎだろ……)」
 徳永はいつの間にか、嗣永の尻のことが気になり始めていた。

 徳永は残りの距離が約50mになったとき、一気に走るスピードを上げた。そして、すぐ前を
走っていた嗣永を追い抜くときに、何気なく尻を叩いてみた。
「お先に~」パンッ
「キャッ」
「(あっ…)」


 「(なんだよ今の感触…。なんかすげーイイ感じだった……。なんか…バイーーンって……)」


 体育の授業が終わり休み時間に。皆が再び制服に着替える。徳永は、もう明らかに嗣永の尻の
ことが気になってしょうがなくなっていた。が、さすがにジッと見つめるわけにもいかず、着替え途中の
嗣永のことをチラチラと盗み見ていた。
「(まずは上か…シマリのねえ体しやがって…あ、乳首立ってる)」
 自分も着替えながら、器用に嗣永を盗み見る徳永。一方嗣永は、まさかそんなに見られてるとは
知らず、着替えを続ける。上半身を着替え終え、いよいよ下半身。嗣永が短パンを脱いだ。
「(うわあ!やっぱすげえ!プリップリじゃねえか!)ハァハァ…」
 小さめの真っ白なブリーフに包まれた嗣永の尻は、まさに皮が剥かれる前の桃のようだった。
 徳永はその桃の皮が剥かれた姿を想像し、いつの間にか―――
「ちょwお前なに勃起してんだよw」
「あ!こ、これは…ちょ、ちょっとチンポがバカになっただけだよ!!」
「クスクスw」


 それから徳永は、明らかに嗣永のことを気にするようになった。嗣永の尻だけでなく、嗣永の存在
自体が頭から離れなくなっていった。ふと気づくと嗣永の横顔に見とれていたり、わざとふざけて
いろんなをところを触ったり、くすぐったりするようになった。
 そして次第に徳永の頭の中の大部分を、嗣永が占有するようになっていった。

「はぁ…俺はなんでこんなに嗣永のことが気になってんだ…。俺はホモじゃねえ。俺があんなヘナ
 チョコ小僧を好きになるなんてことは……。第一俺にはマリマリがいるし!…でも…なんかあいつ
 かわいいんだよな……」
 一般的に言えば、それはもう恋と呼ばれる状態だった。


        ~~~~~~~~~~~~~~~中略~~~~~~~~~~~~~~~


 強い西日がさす放課後の教室。徳永と嗣永が見つめ合っていた。2人はゆっくりと顔を近づけると、
静かに唇を重ねた。始めは優しく次第に貪るように、お互いの唇を舌を口腔を、強く激しく求め合った。

 チュッチュ チュピ チュッ ハムッ チュポ

 そしていつの間にか2人は、お互いの体をも求めあっていた。徳永の長い手が、紐が巻き付くように
嗣永の体をしっかりと抱きしめ、嗣永の短い手が、母親にしがみ付く子猿のように、徳永の腰を掴んで
いた。
 2人の気持ちはどんどん昂っていった。徳永は濃厚なキスを続けながら、嗣永のシャツのボタンを
上から器用に一つ一つはずしていった。ボタンを全てはずすとシャツを脱がし、さらにアンダーシャツも
素早く脱がした。嗣永の透き通るような白い肌が露わになった。上裸の嗣永を、徳永は改めて抱き
しめ、その柔らかくなめらかな肌を手で味わっていった。と同時に、今度はいろんな箇所に口づけを
していく。頬、耳、顎、首筋、鎖骨。徳永の唇と舌が段々下へと迫っていき、ついには乳首へと到達
した。

 徳永の舌先が嗣永の桃色乳首を舐める。
チュッチュ レロレロ チュパッ
「ン、ンア! アン!」と嗣永の声が小さく漏れる。
 嗣永は明らかに乳首で感じていた。それもかなり過敏に。その証拠に、徳永が乳首を責めるたびに、
嗣永の股間と小指が、ピンと勃ったままビクビクと反応していた。

「嗣永…下も…」
「う、うん…」
 下も脱ぐことを促された嗣永は、ベルトをはずし、そして恥じらいながらゆっくりとズボンを下ろして
いった。ズボンの下からは、はち切れんばかりの尻肉を包んだ真っ白ブリーフが露わになった。
もちろん股間部分は大きく隆起していた。
 嗣永は顔を真っ赤にしながら言った。
「恥ずかしいから徳永くんも脱いで…」
「お、おう…」徳永はそう答えると、急いで脱ぎ出した。上は裸、下はパンツ一丁と、嗣永と同じスタイル
になった。徳永が履いているのはボクサーパンツ。言わずもがな徳永も既にガチガチに勃起していて、
2人とも既にカウパー汁でパンツに染みが出来ていた。

「俺、最初お前の尻にすげー惹かれて…それからお前のこと好きになったんだ…なんていうか…だから、
 ずっと見たかったんだ……」
 嗣永は徳永の真剣な眼差しを見て、何も言わずに一度うなずき、尻を徳永の方に向けた。そして、
うつむきながらブリーフを脱いだ。
 嗣永のブリーフの中には大きな大きな桃が実っていた。嗣永が体を少し動かすだけで桃は ドンブラコ
ドンブラコ と揺れた。
「ああ…すげー…すげーよ嗣永…。さ、さわっていいか…?」
「…うん」
 徳永の目の前にあるのは、彼が夢にまで見た憧れの尻だった。徳永は指をいっぱいに伸ばし、
手のひら全体で嗣永の大きな尻を味わった。その尻は、圧倒的なボリュームと柔らかさと適度な弾力を
兼ね備えていた。
 徳永は膝を付き、両手で嗣永の両尻肉を揉み続けた。揉んで揉んで揉み続けた。そして手でたっぷり
と堪能したあとは、顔面でもたっぷりと堪能した。顔を真正面から尻に埋めてみたり、頬擦りしたり、
吸い付いたりした。徳永の口からは自然と「ふぁ、ほわっはぁ、むわぁあ…」と歓喜の声が漏れていた。

 そして徳永の顔面は、次第に桃の中心部を目指して行った。獲物の匂いを嗅ぎ付けた獣のように、
鼻を桃の割れ目に挿し込み、舌先で桃の中心に咲いた菊をチロチロと舐めた。
「ひゃっ! アン 徳永くん、そんなとこ舐めたら アッ! 汚いよ ァン」
 嗣永の声など全く聞こえなかったかのように、徳永は無言で舐め続けた。一方、尻穴を責められた
嗣永のペニスはさらにビンビンに勃起し、カウパー汁も大量に溢れ出ていた。

 嗣永の肛門が徳永の舌を完全に受け入れ、その刺激による快感に浸るようになった頃、徳永は急に
舐めるのを止め、顔面を嗣永の尻から離した。
「徳永くん…?」
「嗣永…もう我慢できねえよ…」徳永はそうつぶやくと、一気に自分のパンツを下ろした。
 そこに現れたのは立派な黒バナナだった。徳永の股間に生えた黒バナナは、天に向かって反り返り、
先っぽからは果汁が溢れ出ていた。徳永はそのバナナの先端を、嗣永の桃の割れ目に挿し込み菊門
にあてがった。
「ひゃ、ぁっ…」
「嗣永力抜いて…」
 ミッ リッ ムッ リッ リッ………
 嗣永はアナルバージンだったが既に受け入れる覚悟はできていた。しかしながら、挿入はやはり
簡単にはいかなかった。
 そこで徳永は何を思ったのか、嗣永の勃起ペニスへ背後から右手を伸ばした。
「ちょ、徳永くんなに…あっっっ!!」
 徳永の右手は嗣永のペニスを掴み、ヌルヌルになっている亀頭部分を指で捏ねくりまわしていた。 
そして徳永は、その指に付いたヌルヌルをローションがわりにして、嗣永の尻穴をほぐしていった。
「はぁっ…は、ふぅん…ん……」
 徳永は指のヌルヌルが少なくなってくると、嗣永のペニスをシコシコした。すると嗣永のペニスの鈴口
からはすぐに大量のカウパー液が溢れてきた。徳永は、それを再び嗣永の尻穴へ。さらに自分の唾液
と、ペニスからジワジワ出てくるカウパーも嗣永の尻穴へ。自製ローションの補給を繰り返しながら、
徳永は丹念に嗣永の尻穴をほぐしていった。

「ぁ…はわぅぅ…」ペニスとアナルを交互に責められ、嗣永の口からは声にならない声が漏れていた。
 もはや嗣永の桃尻穴は、自らの汁と徳永の汁のミックスジュースによって、ヌルンヌルンの食べごろ
完熟になっていた。
「いくぞっ嗣永っ!」
「ぁっ…徳永く、んぁっ……アッーーー!!」

 徳永の黒バナナが嗣永の白桃の割れ目に深く挿し込まれ、一つになった。
 berryズ高校の教室で白peachと黒bananaのコントラストが、西日の色と溶け合っていた。
 その光景は“性のフルーツポンチ”とでも形容すべき美しさを誇っていた。

◆◇◆◇◆

「こ、これは……」
「まだ途中なんだけど、どう?良くない? ケッケッケ」
「う、うん…、なんか…すごいね……」
「いいでしょー!やっぱ“ながながコンビ”最高よね。普段は嗣永くんをよく馬鹿にしてる徳永くんが、
 ふとした瞬間に嗣永くんの魅力に気づいて、どんどんのめり込んでいっちゃうっていう設定がポイント
 なの。そして、いつも徳永くんにからかわれてる嗣永くんは、実は徳永くんのことがずっと好きで、
 そうやっていじられるのを“やめてよー”と言いながらもずっと嬉しく思ってたの。やがて徳永くんが
 自分の気持ちに素直になって2人は結ばれて、みんなが帰ったあとの教室で… ハァハァ…」
「は、はあ…」
 夏休み、愛理の部屋に遊びに来ていた菅谷は、今日も愛理自作の妄想小説を読ませられていた。

「ところでさ、いつも気になってたんだけど、あそこに置いてあるギターって鈴木さんのなの?
 なんか結構古そうだけど」菅谷が、愛理の部屋の隅に置いてあるギターを指差して言った。
「ああ、あれはね、おじいちゃんが私にくれたものなの。おじいちゃん昔プロのギタリストだったん
 だって。すごく良いものらしいけど、私は弾けないから飾ってるだけなんだ」
「そうなんだ。おじいさんはもうギターは弾いてないの?」
「ちょっと前までは弾いて聴かせてくれてたんだけどね…。去年おばあちゃんが亡くなってから、
 元気なくなっちゃって、最近は全然弾いてないんだ……」
「そうなんだ……」
 暗い話になったので、2人の気分もなんだか暗くなってしまった。厭な沈黙で部屋が覆われた。
 寸刻の間の後、菅谷が何か思いついたように口を開いた。
「そうだ! 確か夏焼くんがギター上手いんだよ!夏焼くんにあのギターで元気が出るような曲を
 弾いてもらって、鈴木さんがそれに合わせて歌って、おじいさんに聴いてもらうってどうかな?
 おじいさんも元気になってくれるんじゃないかな?」
「それいいかも! …あ、でも夏焼くんギター弾いてくれるかな?」
「俺が頼んでみるよ」
 菅谷はすぐに携帯電話を取り出し、夏焼に掛けた。

 ブルルルブルルルブルッ
「あ、夏焼くん、今ちょっといい?」
「なに? 僕忙しいんで手短にね」
「あのね、ちょっと頼みたいことがあって…、夏焼くんってギター弾けるでしょ?…――――――――
 ――――――…ってことなんだけど、お願いできないかな?」
「…うーん…別にいいんだけどさ…」夏焼が少し間を置いてから答えた。「…僕がギターを弾いても
 おじいさんあんまり喜んでくれないんじゃない?」
「そっか…そうかも……」
 菅谷は夏焼の言うことも尤もだと思った。思いつきで言ってみたはいいが、はたしてそれで愛理の
おじいさんが喜んでくれるだろうか…。甘い考えだったのでは…。そんな風に菅谷が考えていると、
夏焼が切り出した。
「…あのさ、もし鈴木さんが良ければだけど、僕が教えてあげるから、やっぱり鈴木さんがギター弾い
 たらどうかな? 僕思うんだけど、こういうのって“本当に元気になってほしい”っていう気持ちを実際に
 ちゃんと伝えることが大事で…、鈴木さんが頑張ってギターを弾けるようになることで、その本気さが
 伝わるんじゃないかな。あと、おじいさんが鈴木さんにギターをあげたのは、やっぱり鈴木さんにギター
 を弾いてほしいっていう気持ちがあるんだと思うし」
「そっか。そうだよね…。…ちょっと待ってね」

 菅谷は耳から携帯を離し、愛理の方を向いて言った。
「夏焼くんが、“鈴木さんがギター弾いた方がいいんじゃない?”って、夏焼くんが教えてくれるって」
「え?私が? ムリムリムリ!」
「ちょっと夏焼くんと話してみてよ」
 菅谷が携帯を愛理に渡す。それを受け取り愛理が話し始める。

「あ、あの、鈴木です」
「あ、夏焼です。あのさ…――――――――――――――――――――」
「でも…――――――――――――――――」
「大丈夫だよ…――――――――――――――――」
「――――――――――――――」
「――――――――――――――」
「うん、はい、わかりました。わたしやってみます!はい、それじゃ」
 愛理は電話を切り、菅谷に返した。

「どうなった?」
「わたしがギターやることになっちゃった」
「おお、やるんだ!すごいすごい!」
「じゃあ一緒に頑張ろうね菅谷くん!」
「え? 一緒にって?」
「え? 菅谷くんがドラム叩いてくれるって…、夏焼くんがベースで、バンド形式でやろうって言ってたよ」
「俺がドラム!? ムリムリ!それこそ絶対ムリ!!」
「夏焼くんはドラムも叩けるんだって。だから教えてくれるって言ってたよ」
「無理」
「やってくれないの?」ウルウル 愛理が涙目で問いかける。
「いや、鈴木さんがやってほしいなら…やるけど……」
「やったぁ!ありがと!」
「う、うん…頑張るよ……トホホ」
 愛理の頼みは決して断れない菅谷なのであった。