PM掲示板(多分野・リーダー育成班)

このページは,PM総合演習の課題解決方法について,幅広い専門性・リーダーシップを兼ね備えた人材を育成する観点から,大槻・河野・青木が議論する掲示板です.

  •   EQ評価
  •   修士版 高度技術経営塾 → 特別講義
  •   異分野交流
  •   履修制度改革

などについて書き込んでください.
※3月9日の澤田先生の講義内容も含めて議論すると良いかもしれません.

大槻:
まず,5年後のありたい姿というものの解釈には2通りあると思います.

一. 5ヶ年プロジェクトを組んだ結果としての姿
二. 10年,15年などの超長期プロジェクトの過程としての5年後の姿

私の考えでは,どちらにしろ一旦5ヶ年プロジェクトとして捉える必要があると思います.
なぜなら,実際にはどちらの場合でも3年や5年で(中間)報告を行い,それによって継続の是非が審理されると考えられるからです.
このことから,私は5ヶ年プロジェクトでの実現性に留意して以下に私見を列挙します.

(全体としてのビジョンがあったと思うけど,講義に感化されて自分なりに)
ビジョン「どんな場でも一目置かれる博士人材の育成」

目標「幅広い知識と人脈を兼ね備え,人格的にも優れた博士人材の育成」

とりあえず整理を後回しにして列挙します.

  •   大前提として,意識改革が成功するかどうかは個々人次第.
  •   意識改革を促すためのEQ評価や特別講義は,できるだけ早い段階に設置するべき.
  •   EQ評価は1学年全員を対象にしているのか? 特別講義への足がかりだと考えれば,その中でやるべきではないとは思う.
  •   そもそも塾の立ち上げだけで一大プロジェクト.成功させるには相当なバックアップが必要.
  •   異分野交流と一口に言っても,個人レベルの交流・研究室交流・研究科交流など規模によって様相が異なる.
  •   履修制度改革は実行段階を見据えつつ,5ヶ年の中では提案程度になることも考えられる.

以下全体の流れ.流れの議論がまとまったら,WBS→スケジュール調整を含めた各種マネジメントと繋げることを想定中.
ここでは,修士版塾を特別講義として取り入れる形を目指していますが,現在の塾の形にもっていくならば,そこだけ別プロジェクトとして運営する必要があると思います.

1年目
  •   まずはビジョンを掲げ,ヴァーチャルでワーキンググループを立ち上げる.
  •   実態調査をしっかりやることで意義が明確になる.
  •   人材育成に関する実態調査は,2種類のアンケートとキャリアパスの調査が主である.
  •   それは学生へのアンケート,企業へのアンケート,および大学院修了生の追跡調査である.
  •   学生へのアンケートは学業や研究,教育制度,教員それぞれに対してどう考えているのか,どう改善して欲しいかなどの意識調査.
  •   企業へのアンケートはどのような学生を必要とし,どのような大学であって欲しいかなどの調査.
  •   追跡調査をすることで,現在東北大修士卒の人がどのような職に就き,何が問題なのかがわかる.(問題点を浮き彫りにする)
  •   追跡調査は,どのような規模(範囲・時間)でやるのかを決める.それによって外部委託の必要性も出てくる.
  •   どのくらいの規模でやればデータの信憑性がでるのかを考える.5000人か1万人か・・・.
  •   簡単な調査は,ネットを使ったキャリアパス調査といった小規模のもので良い可能性もある.
  •   ビジョン・目標が本当に集約された問題点の解決に繋がるのかを比較検討する必要がある.
  •   問題点が明確になったら,ワーキンググループをリアルにする.具体的には,委員会を組織するため,人・場所・予算の確保に動き出す.
  •   人・場所・予算の確保はすべて同時並行で行う.
  •   すべてにおいて,できるだけ大きい組織・計画,影響力のある人物を巻き込むのが重要.(例 国,経団連,井上プラン,総長,理事)
  •   委員会をきちんと立ち上げるために,例として,プロジェクトの有用性を訴える場を設け,理事や総長に出席してもらってアピールする.
  •   人の確保はまず事務員.正規なら一人頭300~400万円.最初はそれこそ謝金を出して週2,3日学生を雇うのが良いかもしれない.
  •   2年目を見越して,修士版塾の講師を打診する必要がある.(あくまで最初は予算がないので,融通がききそうな人のみ)
  •   案としては卒塾生に打診.といってもあまり経験がない人では荷が重たいと思われる.
  •   特別講義を設置してもらえるよう教務理事などに訴えかける.
  •   1年目から2年目にかけて,意識改革を促すセミナーやシンポジウムを開く.これは,プロジェクト終了まで定期的に継続.
  •   同時並行で,研究者交流会を開催.規模はどの組織・人を巻き込めたかに依存.
  •   1年目の年間報告書作成

2年目
  •   2年目の柱は2本ある.1つは意識改革としてのセミナー・シンポジウム・特別講義(EQI評価含む).2つ目は,異分野交流を通した知識の拡大.
  •   異分野交流セミナーはまず学生主導で始める.徐々に事務を巻き込む.
  •   異分野交流の規模と時期(スパン)の決定.
  •   アンケート・追跡調査の継続とフィードバック.
  •   履修制度改革 → やるならここら辺からだが,教育班と要議論.(教育の質を上げる)
  •   2年目の年間報告書作成

3年目
  •   3年目は中間報告をまとめるつもりで成果の整理.セミナーなどはもちろん継続.

4年目
  •   4年目はこれまでの成果と,アンケートなどの結果から問題点の拾い上げ.セミナーその他の継続.

5年目
  •   5年目は継続事項の確認.プロジェクト全体の報告書.

細かいところをもっと詰めないとダメな状態ですが一応こんな感じでしょうか.

:大槻ここまで

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最終更新:2011年03月11日 14:25