断章騎士団


【分類】
用語

【読み】
だんしょうきしだん、オーダー・オブ・ザ・フラグメンツ

【初出】
断章のグリムI 灰かぶり

【解説】
泡禍に巻き込まれた保持者達が生きるために助け合い、新たな被害者を救おうと活動している相互互助結社。
騎士団(きしだん、オーダー)とだけ表記されることもある。

元は1800年代(19世紀)後半に偶然マリシャス・テイルを発見した泡禍に巻き込まれた経験のある3人のイギリス人が作ったグループ。
当初はマリシャス・テイルを聖典として、悪夢と戦うという一種のカルト組織だったが、
徐々にメンバーが増え、ノウハウを蓄積してゆくにつれて被害者達によるボランティア組織として発展、
これを母体として理念とノウハウがヨーロッパやアメリカへと広がり、日本にも昭和後期に持ち込まれ、多数のロッジが作られた。
断章騎士団の名は聖典として扱われていたマリシャス・テイルの原題が引用されたのが由来。

組織という体裁ではあるものの、実態は特殊なボランティア集団に過ぎず、理念や慣例の他には厳密な規則や基準は特に存在しない。

被害者の相互互助という関係上、基本的に所属する人間の殆どが保持者だが、
協力者という形で三木目源のような断章を持たない普通の人間も参加している。

泡禍に巻き込まれた被害者を救う傍ら、神の悪夢の存在の隠蔽も目的としている。
規模の大きな泡禍が長く見過ごされたり、異端が気づかれず、に人の生活と密接に関係していた場合、
異形などを少々の巻き添えを厭わず狩り出す"残党狩り"を行うことがある。
鹿狩雅孝によれば時には一つの集落を地図上から消すようなこともあるらしい
実際に赤ずきんの泡禍では住人に成り変わった異形を狩り出すために時槻風乃がベッドタウン23棟を焼き払い、
火事による住人の混乱の中四野田笑美と共に異形の虐殺を行った。
また、その隠蔽の対象は異常な現象を引き起こせる断章という異能を持つ保持者も含まれる。


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最終更新:2011年08月19日 23:53