十叶詠子


【分類】
登場人物

【読み】
とがのよみこ

【初出】
夜魔 罪科釣人奇譚

【解説】
夜魔、およびMissingに登場する魔女を名乗る少女。
魔法は使えず、箒で空も飛べなければ黒猫と話も出来ない。
それでも彼女は魔女。
だからみんなも親愛と畏怖を込めて魔女様と呼ぼう。
肩口まで伸ばした茶がかった髪と、くるりとした大きな瞳が特徴的で、
普段は旧校舎の池でぼんやりと空を見上げている。
また、気に入った相手のことは変わった名前で呼ぶ。
後、数学が得意。

ここまでならただの不思議ちゃんなのだが・・・。

+ 甲田作品でそんなキャラが許されるはずもなく
実は『絶対型』と呼ばれる人間であり、普通の人間とは見ている世界がまるで違う。
彼女が魔女を名乗るのも、この見ている世界が『ちいさな魔女ユメ』という絵本の世界と同じだったから。
魂のカタチを見ることも出来る為、変わった魂のカタチをした相手は魂のカタチで呼ぶ。
本来なら『絶対型』の人間は例外なく思春期までに死亡するが、
彼女がこの年まで生きてこれたのは幼い頃に神野陰之と契約を交わし、守護されているからだと思われる。

そして彼女の目的は山ノ神をこの世界へ引き降ろすことであり、
その為に学校に物語を蔓延させ、理事長に隠されていたの物語を開封させ、空目達に堰の結界を破らせた。
堰を乗っ取り、堰を反転させることで『神降ろし』を行おうとしていたが、
儀式の最中に背後から村神に刺され死亡、する前に携帯電話で魂を異界に送っている。
エピローグで語られる携帯電話の都市伝説はおそらく彼女のこと。俺にもかけて来てくれ!

まったくの余談だが、血を流した姿は非常にエロい。


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最終更新:2011年05月24日 19:22