タイヤ形式

タイヤ形式についてまとめてみたよ


タイヤを嵌め込む形式には大まかに2種類あり、一つはクリンチャーと
呼ばれる形式。WO(wired on)とも呼ばれることがある。
完成車付属のアルミリムホイールの大多数がこのクリンチャーを採用している。
構造としては、中にチューブを入れ、そこからリムの窪みにタイヤを嵌め込み、
空気を入れると中のチューブが膨らみ、それと同時にタイヤもぷっくりするわけだ。
誰でも扱いやすくパンク修理も覚えやすいという事で大きなシェアがある。

そしてもう一つ、チューブラータイヤ。

チューブラーはタイヤをリムにそのまま貼り付けるというものである。
くっつけるのよ。リムに。

利点は
  • チューブを間に介さないために乗り心地が良い
  • リム打ちパンクに強い
  • バーストの危険がない
  • パンクしたとしてもタイヤをリム自体に貼り付けてあるのでリムからタイヤが外れる事はない。
(そのためパンクしてもそのままである程度は走れる。)
  • 入れられる空気の幅が広いため柔軟に対応できる

いいことずくめなチューブラーだが、欠点もある。
まず
  • チューブラー対応ホイールそのものが高い
今の時代の感組チューブラーホイールの殆どがカーボンリムなので
最低でも15万程の出資は覚悟。
ただ探せばアルミリムのチューブラーホイールもあるし、
手組みって手もある。

  • タイヤの取り付け、パンク修理が慣れるまで大変
クリンチャーのようにタイヤレバーさえあればそのまま着脱できる
わけではなく、貼り付けるためのセメント、またはテープを貼る作業、
またタイヤーのセンター出しをしなければならない。
まぁこれは回数を重ねればだれだってできるようになるから安心汁。
慣れればクリンチャーとさほど変わらないスピードで交換できるぞ。

  • 予備タイヤの携帯に困る
クリンチャーのようにコンパクトにまとまるチューブを持ち歩くわけではなく、
そのまま予備のタイヤごと持ち運ぶので、携帯するときにかさばってしまう。
基本的にはサドル下ににくくりつけたり、ボトルケージに取り付けるタイヤ専用のケージがあったりする。
これらの「パンク時のめんどくささ」を嫌って普段使いにチューブラーを避ける人も多い

  • タイヤが高い
クリンチャーと比べるとタイヤは若干高め。
ただチューブを買う金が浮くと考えればそうでもないでしょ?


タイヤ形式には2種類といったが実はもう一つある。
それはチューブレスと言われるもので、簡単にいってしまえば
車と同じシステムである。
リムにチューブを使わずそのままタイヤを嵌めるというもので、
クリンチャーより乗り心地が良いという利点がある。

ただ自転車界にチューブレスが入ってきて何年も経ってるというのに
チューブレスを製品化してるメーカーは数あるタイヤメーカーの中で
数社しかないことを考えると、やはり普及はしてないだろう。

ホイールに関してはチューブレス専用というわけではなく、
クリンチャータイヤも使える2WAYシステムも採用してるホイールが
多いので興味があるなら使ってみてもいいと思うよ。

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最終更新:2011年08月10日 19:56
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