音源方式
原音を加工する際の注意点について
バックアップを取る
いらない無音部分をトリミングしたり原音の音量など加工を施したい場合は、必ずバックアップを取ってからやるようにしましょう。
特にsetParamの「wavファイルの一括編集機能」は上書き保存するため、予めバックアップを取っておきましょう。
特にsetParamの「wavファイルの一括編集機能」は上書き保存するため、予めバックアップを取っておきましょう。
原音設定の知識
各パラメータの呼称について
UTAUとsetParamで原音パラメータの表記・呼称について、細かい違いはありますが、
下の表のように対応しています。
下の表のように対応しています。
UTAU | setParam |
オフセット | 左ブランク |
子音部 | 固定範囲 |
ブランク | 右ブランク |
先行発声 | 先行発声 |
オーバーラップ | overlap(オーバーラップ) |
以降はsetParamの表記で解説していきます。
各パラメータの基本について
左ブランク:原音頭からの距離。他パラメータは左ブランクが値の基準となる。
固定範囲:原音の伸ばしたくない範囲を示すパラメータ。
固定範囲から右ブランクまでの範囲が合成の際に伸ばす母音の範囲を示すものとなる。
固定範囲から右ブランクまでの範囲が合成の際に伸ばす母音の範囲を示すものとなる。
右ブランク:原音終わりからの距離。値がマイナスの時は左ブランクからの相対値。
左右ブランクの範囲内が実際に使われる原音の範囲を示すものとなる。
左右ブランクの範囲内が実際に使われる原音の範囲を示すものとなる。
先行発声:音符の開始位置と発音する位置を対応させるためのパラメータ。
オーバーラップ:前の音符とどれだけ繋げるかを示すパラメータ。
単独音
先行発声:子音と母音の境目に設定する。setParamのスペクトルを表示してみると判りやすい。
無声音は下のほうを見れば境目が。有声音は2~3kHz以上。濁音は一瞬濃い縦線がある次の境目。
無声音は下のほうを見れば境目が。有声音は2~3kHz以上。濁音は一瞬濃い縦線がある次の境目。
連続音
オーバーラップ:先行発声 の比率を
1:3
にするのが望ましい。
1:3
にするのが望ましい。
参考リンク
先行発声とオーバーラップの比率の話
先行発声とオーバーラップの比率の話