UTAU音源制作wiki

機材

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だれでも歓迎! 編集

はじめに

※注意
 マイクやオーディオインターフェイスはメーカーが日々新しい物を作っているので、このページで紹介している機材よりも新型で良いものがあるかもしれません。
 メーカーや通販サイトの情報もご確認ください。


録音機材について

UTAU音源の録音にはマイクやオーディオインターフェイス等、「歌ってみた」同様の機材が必要になります。
できるだけ高音質で録りたい人はオーディオインターフェイスを準備しましょう。


防音対策について

UTAU音源の録音は長時間声を発声し続けるので、防音対策をしていない建物構造や部屋だと外に音が漏れてしまいます。
そのため家族や近隣住民へ迷惑にならないよう気をつけましょう。
予算に余裕があれば遮音材や吸音材を活用して防音対策をするのもおすすめです。


マイク

指向性について

マイクには音を拾う特性として無指向性・単一指向性(超単一指向性)があります。
無指向性は全方向の音を捉えてしまうので、音源を録るためのマイクであれば単一指向性を選びましょう。(超単一指向性は単一指向性より音を捉える範囲が狭いので環境音等の雑音が入りにくい反面、ちょっとでも芯から外れると声が上手く録れないのでやや扱いが難しいです)

マイクの種類

マイクは主にダイナミックマイクとコンデンサーマイクの二種類に分かれます。
どちらがいいかは録音環境や予算に依りますが、コンデンサーマイクは湿気に弱く保管に気を遣わなければならないので注意が必要です。(「コンデンサーマイク 保管」で検索してください)
参考: ダイナミックとコンデンサーの7つの違い

ざっくりと説明すると、空調や外部の環境音が入らないよう録音環境を整えられ、かつ予算に余裕があればコンデンサーマイク、それらが難しい場合はダイナミックマイクがオススメです。

ダイナミックマイク

  • 予算:¥2,000~¥10,000ぐらい

SHURE SM58
世界的な支持を受けている定番のダイナミックマイクのひとつ。

SHURE BETA 58A
SM58の(価格的に)上位機種。
SM58との違いは こちらの記事に書いてます

SHURE BETA 57A
SHUREの楽器向けマイク。
楽器向けですがボーカルにも使えます。

audio-technica ATH-VDシリーズ
安価なダイナミックマイク。スイッチがあるので便利。
(録音中のオン/オフの動作はノイズの原因になります)
モノラルミニプラグなので、オーディオインターフェイスに接続の際、モノラル標準プラグへの変換アダプタが必要になる場合がある。

BEHRINGER / Ultravoice XM8500
低価格ながら評判の良いダイナミックマイク。






コンデンサーマイク

  • 予算:¥10,000以上

ファンタム電源対応のマイク入力が付いたオーディオインターフェイスでないと使えないので注意が必要です。(主要な機種には大体付いてますが念のため確認はしましょう)

サウンドハウス ラージダイアフラム/コンデンサーマイク 一覧
よくスタジオの録音風景とかで写ってるあの形のマイクです。コンデンサーマイクといえばこちらを指すことが多いです。
保管時は乾燥剤必須です。

サウンドハウス ハンドヘルド型コンデンサーマイク一覧
手持ちできる形のコンデンサーマイクです。物によってはライブに持ち込むことを想定した比較的扱いやすいものもあります。
扱いやすいですがコンデンサーマイクなのでやはり保管時は乾燥剤必須です。

編集した人がダイナミックマイク派だからコンデンサーマイクのオススメは分かりません。
オススメがあったら追記のほどよろしくお願いします。


オーディオインターフェイス

  • 予算:¥10,000~¥30,000ぐらい

パソコンとの接続方式について

USB接続やFirewire接続など色々ありますがUSB接続が一般的です。

USB接続規格にはUSB2.0と3.0がありますが2.0でも充分です。
Q.オーディオインターフェースはUSB2.0と3.0のどちらがいいですか?

電源について

オーディオインターフェイスを動作するための電源供給方式としてバスパワー対応、外部電源アダプター式、両対応など色々あります。
バスパワーはUSB端子から電源も取るのでPCと接続するだけで使えるのが利点です。
外部電源アダプター式はコンセントから電源を取る必要があります。

バスパワーはPCと接続するだけで使えて便利ですが場合によっては電圧不足により動作が不安定になる可能性があります。
外部電源アダプター式は電圧不足になることがないため動作が安定するので外部電源アダプター式がおすすめです。
両対応の場合も外部電源アダプターを用いて使用することをおすすめします。


オーディオインターフェイスのおすすめ機種

ここで挙げている機種は執筆当初の機種であり、数年ごとに新しいモデルが発売されていたりするので、最新の情報を取り入れることをおすすめします。

Roland

Rubix22
Rubix24
付属ソフト:Ableton Live Lite
Rubix22と24の大きな違いは出力端子の数とコンプレッサー/リミッターの有無、ループバック(ステレオミキサー)機能の有無。雑に説明するとループバック機能はPCで流れてる音楽と自分の喋ってる声を同時に流せる機能で、コンプレッサー/リミッターは音の大きさ・音圧を一定に揃えてくれる機能です。
コンプかけ録りができるのが売りみたいですが使ったことがないので音源収録にどう影響するかは不明です。使ったことある方いらっしゃいましたら是非追記をお願いします。

TASCAM

SERIES 102i
SERIES 208i
付属ソフト:Steinberg Cubase LE、Steinberg Cubasis LE IK Multimedia AmpliTube TASCAM edition、IK Multimedia T-RackS TASCAM edition、iZotope NeutronElements
バンドル(付属ソフト)が豊富。下位モデルでもバスパワー非対応のため電源が必要なのと、他のエントリーモデルに比べて値が張るので入門機としてはあまりオススメしません。
物自体は値段相応に良いみたいなのでがっつりDTMをするのであれば候補に入れても良いかなと。

YAMAHA

AGシリーズ
付属ソフト:Cubase AI
つまみがたくさんあってかっこいいどちらかといえば配信に特化した物です。(子会社のSteinbergの方で音楽制作に特化してる物を作っているからかな?)
配信メインでついでに音源も~と考えているのなら選択肢としてありかもです。

Steinberg

IXO シリーズ IXO12 / IXO22II
付属ソフト:Cubasis LE、Cubase AI、Steinberg Plus
2024年1月発売
コンパクトで軽量なのが特徴。

UR22C
付属ソフト:Cubasis LE2、Cubase AI、dspMixFx UR-C
大きな違いはA/D解像度とUSB3.0対応かどうか。予算に余裕があってPCにUSB3.0のポートがあるならUR22Cの方が良いと思います。(USBポートが2.0でも動きますが別途電源が必要とのこと)

ZOOM

UAC-2
付属ソフト:Steinberg Cubase LE
USB3.0対応で超低レイテンシ(PCとオーディオインターフェイスとのデータのやり取り速度が爆速)が売り。
USB2.0と互換があるのでUSB2.0でも動くけど超低レイテンシではなくなります。

PreSonus

AudioBox USB 96
付属ソフト:Studio One Artist、Studio Magic
PreSonusのエントリーモデル
AudioBox i series
付属ソフト:Studio One Artist、Studio Magic、Capture Duo
USB 96のiOSに対応した版。TwoとOneの違いは入出力端子の数。
Studio USB-Cシリーズ
付属ソフト:Studio One Artist、UC Surfaceソフトウェア
AudioBoxはオーディオインターフェイスの入門機的な扱いで、Studio USB-Cシリーズはそれより高機能なシリーズ。公式通販で一番ローエンドモデル同士で5000円以上値段が違うので予算に合わせてどうぞ。

▽結局どれがオススメ?

  • 予算
  • 欲しい機能やバンドルされているDAW・プラグイン
辺りを基準にして考えましょう。
スカイプマイクやPC直挿しに比べればどれも高音質です。

巷では、この記事を編集した時点ではSteinbergのUR22Cがコスパが良いと評判です。
がっつりDTMするならこの中ならTASCAMのSERIESシリーズやZOOMのUAC-2あたりか、もっと予算を増やして上位機種を見てみるのも良いかもです。
1万円以上出せない! という方はこの中ならAudioBox iOneが通販サイトによっては1万円を切っているので参考までに。(付属のDAWが買うと本体の値段以上するそうなのでお買い得感は一番強いかも)


ケーブル

オーディオインターフェイスの端子と合っているか注意しましょう。
基本的には「XLRメス-XLRオス」のケーブルを使用します。

XLR端子 ならXLRメス-XLRオス
フォーン端子 ならXLRメス-フォン


マイクスタンド

手でマイクを持ちながら録音するとノイズの原因にもなります。
パソコン操作もするのでマイクスタンドを備えたほうが便利です。
卓上型・デスクアーム型など各々の環境に合わせて用意しましょう。
マイクスタンド一覧|サウンドハウス


ポップガード

「ハ行・パ行・ファ行」などで発生する吹かれ・ポップノイズを抑制するために使用します。
自作もできますが、長く使用したい場合はメーカー製のものをおすすめします。



リフレクションフィルター

声の反響音を抑えるためにマイクの周りやマイクスタンドに設置して使用します。
アンビエントルームフィルター|サウンドハウス

部屋の大きさや家具などによっても反響度合いが変わります。
何も置かれてない部屋ほど反響音が大きくなります。
反響音対策としては、録音する場所の周りに服やカーテン・タオルなどの布類を掛けたり敷いたりことでも反響音が軽減できるので、まずは布類で対策をするのがおすすめです。



参考資料







それでも安価に抑えたい場合

USBマイクはパソコンと接続するだけで使え、初期費用を抑えられるのが利点。
ただし、その分音質は犠牲になると考えておいたほうがいいかもしれません。
USBマイク一覧|サウンドハウス







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