「伝統芸能」 

私自身、初めて監督として采配する事になった今シーズン。
BIG野球史上ただ1人のみ指揮してきた伝統の巨人軍。そんな歴史ある巨人軍に
新規監督として、第2代巨人軍総司令官として天皇陛下ナベツネから任命されたのだ
開幕を迎えるにあたり、歴史あるが故の負の遺産について処遇に悩まされた。

「あれは…ボンクラーズ?!」

決してBIG野球界で活躍することは無いと言われた悪の英霊達である。
A級戦犯によって裁かれた筈であるが、これらの英霊は先代総司令官が封印していた筈であるが
新監督が現れた事により湧き出てしまったのである。

もし対処できなければ、A級戦犯達の呪いにより巨人軍はポツダム最下位宣言を受け入れなければならぬ。
戦慄が走った私であるが、私が歩んだ道は指揮官がかわった事でA級戦犯達も何かが変わるかも知れぬ。
それに見てみろ、あの観客達の目を!そして監督が変わったことで出番があるかもと勝手に思い込み
目を輝かせる悪の英雄達。

「良いだろう、そこまで言うなら使ってやる。巨人軍たるもの紳士たれ。私は使わぬなどという逃げ道には走らぬ。」

「天を見よ… 見えるはずだ、あの死兆星が!!」

開幕ゲームは。ボンクラーズの一員の内海哲也が10奪三振の完封勝ちという勝利を収めるが
新たなボンクラーズ期待の星の誕生により5連敗などのきっかけにより最下位に落ちる。
それは不振のクルーンに変わり中継ぎエース筆頭の久保をクローザーに据えた事がきっかけだった。
安定して甘い球が飛び安定して打たれるのが原因だった。
鉄人山口を先発に起用した事には久保の計算があったのだが、見事に崩されてしまったのだ。
ボンクラーズの主犯阿部は1番に置く事で一時期は光を取り戻した。(ソロアーチストとして)
しかし先発の山口を後ろに回す事によって。後ろの安定化に成功し徐々に順位をあげていった。
山口はここぞという場面で厳しい球を放り。数々の窮地を救ってきた。

だがそんな巨人に新しいボンクラーズ候補が現れた…。長野と西村である。
長野は圧倒的なチーム打率を誇る首位阪神相手にサヨナラエラーなどを犯し、甘い球にはロクに打てず。
あまつさえ、坂本と同レベルのHR数。守備もラミレス以下という体たらくを発揮した。

西村は山口の代役として先発の1枚として期待された訳だが。どこに球団に対しても安定して炎上という
大活躍を見せた。今でも忘れない交流戦は3球団相手に3試合連続3回6失点に留まらず。
中日、広島、ヤクルト、横浜と燃え続けた君は11球団に炎上制覇するつもりかと嘆いた。

そしてこの時期からボンクラーズの名に恥じない内海哲也の暗黒っぷりが発揮される。現実でも投壊の主犯で
あったのを再現するように次々と敗戦投手に。

今年も終戦かと思われたが救世主が現れる。彼らの活躍により大快進撃が始まり。
残り10試合の時点で首位に立っていた。

しかし最後は雨で試合が流れ続けた阪神、34連戦(ダブルヘッダーも実現した)という地獄のロードで
逆境の最中、遂に打線が爆発し圧倒的!圧倒的っ勢い…っ!で連勝を続ける阪神と優勝の争う天王山を迎えるが
既に死兆星が点灯してる状態で対峙した私に、アニキ神拳・城島神拳・新井神拳に対抗できるまでも無く
直接対決で敗れ。このシーズンを2位で終える事になった。 勝敗は80勝59負5分

後に迎えたクライマックスシリーズで歴史的な死闘を演じる事になるが。
最後のクライマックスに世界記録よりもマエケンの20勝を退場になってでも止めたアニキと対峙する。
最後の投手として送り込んだ星野真澄であったが殴りかかってでも若いのに天下を取らせないと意気込むアニキ
893でもビビる威圧の前に新人の星野では耐え切れず。あっさり出塁を許す。結局
この死闘を制した方が日本一と言っても過言でない状態でアニキが阪神が優勝となるホームベースを踏んだ。
最後の最後に天皇ナベツネが定めたルールにより3勝3負(アドバンテージ1負)で敗れる事となった。
尚、日本シリーズはこの死闘に勝利した阪神が圧倒的勢いのまま日本一を成し遂げた。

新人監督にして、80勝2位という成績は、まともとも言えるかも知れぬが
巨人軍たるもの優勝以外で褒められる事などありはしない。
よって、優勝を逃した要因となった戦犯をここに記す事とする。
最後の最後まで盛り上げた事、CSでの死闘を演じた事により、今年は晒すだけとする。

一、久保裕也 罪状ークローザー失格罪
 クローザー不足だった故に史実より、1年早くクローザーにしたが、あっさり打たれ連敗し4月最下位の
立役者となった。その後もちょくちょく敗戦し、もっとまともなクローザーが居れば優勝できたのでは
無いかと思われる。が、イニングイーターとしてチームで最も多く中継ぎで登板した為、不問とする

二、内海哲也 罪状――お前なんかエースじゃねえよ――
 偽エースの座はお前のもの、最初から現実でも投壊の立役者で防御率も4点台中盤とエースとしては
恥ずかしい成績だった。もしエースとして活躍していれば史実の2010年でもBIG野球界でも
優勝出来ていた筈。開幕戦の完封。偽エース対決
(阪神:久保 康友に5回10失点に対してこちらは5回7失点で抑える)を勝利するものも
やはり全体的には勝ちきれなかった。但し来年は酷使される事でこの罪を償ってほしい。

三、西村健太郎 罪状ー安定した炎上力
 先ほど書いた通り、安定した3回6失点パワーには泣かされました。下位チームも当たり前のように炎上してたら
優勝なんて遠い話。横浜と広島に炎上してからは今年1年の2軍幽閉を命じました。
救いは成長株であるという点、最初から谷間の先発というポジションだった事を考慮して。不問
来季は1年間チームの為に働く事。


四、坂本勇人 罪状ー遂に新たなボンクラーズが…。
 どんなチームでも彼と対峙すると安心した。守備も酷く、BIG野球界No1の守備の酷さも発揮。
1の球をPO。2の球をPO。4の球をPO。いかなる時もPO(ポップフライ)または外野へのPOを
揚げる事の出来る、原監督御用達のてんぷら職人で。強制的にフルイニング出場の枷を着せられた。
唯一の救いは1の球を15で返しLF(通称:アニキキャッチ)に持っていく事だった。
(もちろん素直にHRなんか打てやしない。)
この要に、BIG野球界でも類稀なる暗黒っぷりは 神聖(新生)ボンクラーズの一員として名の恥じない
プレインングを1年間発揮し、各敵球団から一躍人気選手となった。この名誉によって
来季もA級戦犯要員として一軍帯同の座が用意される事になった。

五、阿部慎之助 罪状ーやっぱり今日もチャンスで打てなかったよ。
 開幕後ずっと1番打者を任せるという暴挙。何故なら阿部はチャンスで打たないからな…。
先頭打者の数を多くすることによりホームラン数UPを図った。これが功を制し、序盤はソロホームランを
量産する事に成功した。だからとはいえ、中軸で機能することは一切なく、脇谷や松本などの台頭により
ソロホームランによる得点源の為に置いておくことより、8番などの下位に置くことによりチャンスで回さない事を
選んだ方が総合的な得点力が上がる事が判明。阿部の価値は強肩な事くらいな事であったであろう。
(最も、刺されるランナーと刺されないランナーは決まっていた訳だが)
奇しくも初代監督に引き続き神聖ボンクラーズの一員となった。来季は懲罰により出遅れという名の
正捕手剥奪とされる事になった。肩だけで考えたら使ってるやるよ


辛くも戦犯から逃れた選手達。
1、長野久義 前半戦の戦犯者だが、後半戦から覚醒。1年先の首位打者の自覚か…。
 あるいはそれを決めた満塁HRを打った事によるものか…。どんなに良い投手であろうと甘い球は空気を
 読まずにヒットやHRを量産した姿を見て、こうやって首位打者を取ったのかと思わせる活躍っぷりだった。
 よって戦犯からは外す事とする。

2、鈴木尚広 多数のルンバ、盗塁にチャレンジしては牽制死、スタートしてみればファンブルでタッチアウト
 ホーム突入では1足りないを繰り返しホームで刺される毎日。代走としての信頼度はかなり低かった。
 しかし、安定した守備固め。また巨人軍にとって代走で盗塁という試みが特別に必要でなかった事。
 これにより戦犯からは外す事とする。 統一球になったら少しは走ってくれよ。

3、高橋由伸 BIG野球界最高の戦犯であるが、ベテランとなってから普通に仕事をすることになった。
 相変わらず他球団からは舐められる日々が続くが、圧倒的戦犯力を発揮する事はなかったが。松本や亀井の活躍
 後半戦の長野の活躍とラミレスの活躍からして、出番が少なかっただけかも知れない。
 もしかすると巨人は高橋由伸を必要としなくなった故の浮上だったのかも知れない。が
 それを証明する事は出来ないので今年は戦犯からは外す事とする。

4、クルーン 中継ぎ転向後、活躍を見せるも最後の天王山の11回の裏無死でサヨナラのランナーを3塁に置き
 今シーズン唯一の敬遠をする。中継ぎでそこそこの活躍を見せても。敬遠行為により、CSもナベツネ天皇の
 鶴の一声もあって2軍追放だった。このまま解雇され海外逃亡した模様。
 来季こそ巨人軍は紳士なので0敬遠で行きたいと思う。

以上9名などの働きにより、優勝を逃す形となりましたが。来季こそ優勝という二文字を掲げる為
今シーズンの真の救世主。英雄達の活躍を記憶して貰って〆る事とする。

一、17番の継承者東野俊
 巨人軍1年間のエースであった事には間違いない。年間では17勝をあげ、交流戦の開幕試合では
 BIG野球史上初となる、1人で2回目となる2年連続のノーヒットノーランを成し遂げた。

二、中継ぎの柱、山口鉄也
 後ろは彼のおかげで勝てるようになったと言っても過言ではない。先発が足らず一時期は先発を
 無理やりやって貰ったがそこそこの活躍であったがやっぱり中継ぎで大事な場面を何度も抑えてきた
 実績の方がやはり大きい。

三、二番手エース福田聡志
 彼が巨人軍の真のエースなのだよ、ペナントでは2桁勝利の活躍、CS初戦も能見に投げ合い
 完投勝利をあげるなど、エースに相応しい活躍だった。

四、巨人軍の主砲 脇谷亮太
 巨人軍で恐ろしい打者と言えば脇谷だろう。塁に出れば誰よりも走り
 巨人の窮地にも数々の本塁打を放ってきた。脇谷は史実の倍以上は軽く打ったであろう。

五、左のエース藤井秀悟
 左のエースと言えば藤井(内海なんていなかった)です。2桁勝利ありがとう。
 彼には恐怖の9番としても頑張って頂きました。感謝。

六、攻撃型セカンド エドガー・ゴンザレス
 彼も巨人軍の栄誉あるクリーンナップとして数多くの本塁打を叩きだした。
 来年もこの活躍を…。あれなんで解雇なんや!帰って来てくれよぉぉ!
(追記:思いが通じ2012年に帰ってきました)

七、BIG野球由緒ある4番打者 小笠原道大
 巨人軍の4番打者としても巨人を牽引した栄誉を称え、巨人軍が抑え込まれても
 彼だけは仕事してくれました。あと4番ファースト侍ガッツと3番サードカッスは別人だから。
 巨人軍で一番本塁打打った選手として来季も活躍して下さい。最後に何故かカッスが一言
 カッス「飛ぶボールと東京ドームの空調最高や!」これが2010年最後の言葉だった。

他にも 
亀井もスーパーサブとして良いとこで結果を遺しましたし
森野に長期離脱させられなければ文句なしの大活躍の長打を量産し打てて走って守れる松本
なんだかんだでHRをきちっと打ってくれたラミレス
チームがケガ離脱時に4番古木(古城)としてチームを引っ張った古城。代打の切り札としても活躍
2人目の安定した中継ぎ マイケル中村(出遅れ7月じゃなければ…)
投手事情最悪の状態から投手のチームへと進化した原動力。朝井秀樹
昨年代理では防御率30点台の戦慄デビューを果たした越智。今年は敗戦処理としてはまぁまぁだった。
ノーヒットノーラン時には実は正捕手だった鶴岡。(リード面はあの肩だけの捕手より上)
1年早くプチブレイクした橋本到。
そして最後に、全チームを盛り上げた帰ってきた最多勝投手グライシンガー。史実0勝の投手が3連勝を
成し遂げた時の勢いは最高だった。


最後に
この例会に来る原因となったおくでらさん、本当にお世話になりっぱなしでした。
彼が亡くなった事は残念で仕方ありません。もっと試合したかったし、語りたい事も山ほどあります。
彼の意思は新人で物足りない事も多いでしょうが、彼が連れてきた最後の人として
私が今後彼の意思と共に活躍して行きたいと思います。

今年の本当の大きな目標としては勝利数よりもペナントレースを妨げる大きなミスをしない事。
スコアシートの書き方の向上などですが。これに関しては来年も引き続きの目標となります。
ひとまず、無事ペナントレースが終了し良かったと思います。それではまた来年にお会いしましょう。
最終更新:2012年05月19日 00:44