#19「無限連鎖のアポトーシス」
19話あらすじ
0.523307
回想シーン
ビルの屋上に立ち、今にも飛び降りそうな萌郁――
(OP)
2010/08/15-20:03
岡部がIBN5100を手に入れていた世界線に戻るには、残すは萌郁の送信したDメールを取り消すだけとなった。
ルカ子のDメールを取り消して世界線が変動し、その影響の為なのか15日の20時を過ぎてもまゆりは死んでいない。
しかし、もし今まで通りに世界線変動によって1日だけ死亡時間が伸びただけなら、明日の夜には死んでしまうことになる。
岡部は紅莉栖に今までと同じようにこれまでの事情を打ち明けて相談する。
岡部が明日はコミマ2日目へ行くまゆりに付き添い、この世界線での正確なまゆりのデッドラインを調べてその上で再度タイムリープするというのを紅莉栖が制し、
紅莉栖がまゆりについていき岡部は萌郁を探す事にする。
上手く行けば明晩まゆりが死んでしまう前に萌郁のDメールを取り消せるかもしれないと気遣う紅莉栖に岡部は感謝する。
2010/08/16-08:03
岡部はネットで萌郁のバイト先の会社を検索する。
アークリライトという会社へ電話をすると、萌郁は以前2、3日バイトに来ただけだと言う。
萌郁の住所を教えてもらった岡部がそこへ向かうと、そのアパートには警察が来ていて萌郁が昨日自殺していた事を知らされる。
岡部はすぐに萌郁が死ぬ前にタイムリープしようとするが、まゆりが今晩死ぬかどうか確かめるために思いとどまる。
2010/08/16-19:52
まゆりに付き添っていた紅莉栖から電話が入り、この世界線でも今晩19:52にまゆりが死んでしまう事を確認した岡部はタイムリープをする。
2010/08/11-17:36
タイムリープしてきた岡部は、紅莉栖に今までと同じようにこれまでの事情を打ち明けて相談する。
岡部が萌郁のアパートへ行くと鍵が開いていて室内には萌郁がいたが、ケータイに集中していて岡部が入ってきた事にも気づかない。
「FB」から返信が来ないと呟きながらメールを送り続ける萌郁から無理やりケータイを奪い取り、萌郁のケータイからDメールを送信して以前のDメール効果を打ち消そうとする。
萌郁が以前のDメールを送信する時(
08話)には「ケータイの機種変更をしたけど変えない方が良かったと4日前(7/31)の自分に伝えたいという内容」だと言っていたのでそれを取り消させる内容を考える。
機種変すべき すぐ品切れで 手に入らない
岡部は紅莉栖に電話レンジ(仮)を起動させてからDメールを送信するが、世界線が変動しない。
再度送信しても世界線が変わらず、紅莉栖は岡部の考えた文面では受け取った萌郁の行動が変わらなかったのではないかと推測する。
岡部は萌郁から奪ったケータイを見て、萌郁が機種変更をしたというのが嘘で、
以前萌郁がDメールを送信する直前に素早く別の文面に変更したのだと気付く。
岡部は着信履歴から過去のDメールを確認しようとするが萌郁が奪われたケータイを取り戻そうと抵抗してきて、萌郁を組み伏せた体勢で膠着状態になる。
岡部はDメールの着信内容を聞き出そうとするがFBの為にと秘密を漏らさない萌郁に対して、お前は信頼する相手に利用され裏切られたのだと言う。
FBは自殺寸前の自分を助けてくれたお母さんみたいな人だと反論する萌郁だが、岡部が自分はタイムマシンを持っていて萌郁が4日後にFBからの連絡を待ったまま一人孤独に自殺するという事を突き付け、FBに捨てられたのだと言うと泣き崩れて無抵抗になる。
岡部は着信履歴からDメールの本当の文面を見つけ出す。
レトロPCは 柳林神社倉庫 至急回収せよ
岡部は7/31の11:00頃にDメールを送信して打ち消そうとする。
神社に行くな これは罠だ ブツはない!
しかしやはり世界線は変動しない。
受信した萌郁がこのDメールを信じずに最初のDメールに従って神社へ行ったのかもしれず、岡部はFBを探しだしてFBのケータイから取消指示のDメールを送れば萌郁が確実に従うはずだと考える。
FBに依存したまま捨てられて15日の夜に死んでしまうのは確定して避けられないのに、利用されていると分かっていてもなおFBの命令なら誰かを殺すと言う萌郁に対して、岡部はまゆりの死の運命を受け入れたりせず世界に抗い必ず救ってみせると告げる。
岡部がアパートから立ち去ろうとする時、萌郁はIBN5100が大ビル前のコインロッカーにあると呟く。
(END)
最終更新:2011年08月17日 22:12