(24)616 「ワガママ」 2009/03/16(月) 18:57:12.56 0
次回予告
教室にメンバー達が集まる 今日はよろしくリゾナンター!略して
『よろリゾ！』の収録日だ 今回の先生役は高橋愛
「えー今週は超能力について勉強します ２日目の授業は能力の暴走です」
「それでは分かりやすい様に いきなり例を見せます・・ジュンジュン！」
そう言えば１日目に〝ワタシが先生やるダ！旨いバナナの授業するダ！〟
とワガママを言って愛やスタッフを困らせていたジュンジュンが居ない
愛が勢い良く扉を開ける！そこには・・・
顔だけが人間の半獣化した哀れなジュンジュンが立っていた
・・・静まり返る教室・・・
誰もジュンジュンと目を合わそうとはしない・・いや合わせるな！殺られる！！
「先生！なぜジュンジュンはこうなったと？」
と勇気を振り絞り手を上げて質問するれいなに先生は
「なーに 旨いバナナバナナとワガママを言う彼女に バナナへ増幅のチカラを
ありったけ注いだ物を食べさせただけです さぞ美味しかった事でしょう」
「それでは明日の授業の為にリンリンさん来てもらえますか？」
瞬時にリンリンに鳥肌が・・・
そして新人アイドル真野ちゃんが恒例のマノポイント
次回かなしみ戦隊リゾナンターSS「ワガママ」
「私 普通の人間で良かったですｗ」
(24)657 「ランチタイム ～レバニラ炒め～」 2009/03/17(火) 19:03:46.16 0
次回予告
ランチタイム終了間際 ゆっくりと開く扉
「いらっしゃ・・・い」
そこに立っていたのは以前リゾナンターと死闘？
を繰り広げた美勇伝３人の姿であった
フライパンを持ち身構えるれいなと愛！
だが良く見ると美勇伝の体は痩せ細り まるで生気が無いではないか
『お腹すいた～～・・・』倒れる美勇伝を２人は思わず抱き止める
話を聞くと新しい組織はろくに食事も取らせず 毎日実験の繰り返しでウンザリ
意を決して組織から逃亡して来たのだと言う
愛はとりあえず弱りきった３人にスタミナをと レバニラ炒めをご馳走する
『べ 別にあんた達に助けてなんて言った訳じゃないんだからね！』と言いつつ
我先にと取り合う３人に次々料理を運ぶ２人それをまた３人は平らげていく
れいなは〝ニシシッ〟と笑うと【うええおええ丼】を差し出す
またしても取り合い 口に運んでいく美勇伝・・
『うまーーー！』とほおばる３人をれいなは
あれっ？言う顔で覗き込むのだった・・・
その後美勇伝は不本意ながら リゾナンターの組織で用心棒や情報収集の活動始める
その改造された身体の機能をフルに活用しようと今日も３人は張り切る！
次回かなしみ戦隊リゾナンターSS「ランチタイム ～レバニラ炒め～」
あの時 丼をぺロリと平らげた３人を思い出しれいなは呟く
「味覚が狂うほどの改造 受けてきたんたいね・・・」
(24)695 「好きな先輩」 2009/03/18(水) 18:45:23.37 0
次回予告
夜の冷え込む駅のホームに愛佳の姿
彼女は向かいのホームに立つ１人の少女に目を留めた
「あれは・・確かうちの学校の下級生の子やんか」
少し様子がおかしい少女になにか胸騒ぎを感じ
急ぎ向かいのホームへと階段を駆け上がる
電車の通過する轟音とどろく中 愛佳は少女の命を救う
泣き付く少女に 以前同じ場所で自分を救ってくれた先輩の話を語る
imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (aika.jpg)
「あの時 先輩は教えてくれたんや 生きる辛さを・・そして生きる強さを！」
『先輩・・・』
倒れて擦り剥いた少女の両足 愛佳の治癒の光が優しく包み出す
「あたしの噂知っとるやろ・・おかしなチカラ持ってるてさ」
-少女は傷の治療を断る-
「そうやんな・・あんたも恐ろしいんやろ このチカラが」
そう言って下を向き去ろうとする先輩に
そうじゃない！と必死に頭を横に振りながら 後輩はこう伝えるのだった
次回かなしみ戦隊リゾナンターSS「好きな先輩」
『この痛みは先輩が私に教えてくれた大切な想いです・・』
『・・ですから先輩この傷は消さないでほしいんです！！』
(24)743 「男友達」 2009/03/19(木) 19:41:05.77 0
次回予告
窓から漏れるいくつかの片言な日本語
今日はジュンジュンとリンリンが
故郷の男友達をリゾナントへ招待していた
ハリキル愛とれいなは彼らに手作り料理を次々とご馳走していく
運ばれてくる料理・・・
それはなぜかバナナや笹を使った料理ばかりであった
ジュンジュンは美味しそうにそれらを平らげていくが
何故かお友達は遠慮気味だ
不思議に思った愛が
「ん？」と〝バナナの笹の葉巻き〟を差し出すと・・・
怒った友達がこう言った
『ボクはパンダにはならないデスヨ！』
次回かなしみ戦隊リゾナンターSS「男友達」
「愛ちゃんこっちじゃなかと？」と れいなはそっと鳥の餌を・・・
『鳥にもデス！！』
(24)796 「プラチナ 9 DISCO」 2009/03/20(金) 21:38:58.33 0
次回予告
-コンサート会場に侵入者アリ-
ステージでは激しい歌とダンスが繰り広げられている
「えっ・・なに？コレ！」
メンバー全員の体に異常が なんと獣化能力者のように体毛が生え始めているではないか
「これは 敵の攻撃を受けている！？」
『フフフ 今頃気づいてももう遅いわ！お前達のケータリングに
Dr.が開発したウイルスを混ぜさせてもらった このウイルスは細胞を変異させ
別の生物に作り変えるのだ！そしてお前達が歌い踊れば踊る程 変異細胞が活性化し
タダの哀れな豹９匹が出来上がるのが早まるという事だ！さあ踊れ！！』
人一倍激しいダンスをしていた絵里の耳は立ち 尻尾まで生えかけてきている！
幸いファン達は演出だと思い気づいてはいない様子だが それも時間の問題か？
とは言えみんなが楽しみにしてくれているコンサート ここで中断するわけにはいかない・・
その時 里沙はセットの煌くプラチナ製ミラーボールを指差した
「みんなあれを見て！上手くいくかわからないけど 私を含めメンバー全員に
あれを定期的に視界に入れる事で 人間で留まりたいと強く脳に働きかける催眠をかけたわ！」
「これで何とか持ち堪えればいいんだけど・・・」
-その後スタッフに連行されて来た敵工作員が９人に言葉を投げ掛ける-
『何故だ！何故ＤＮＡに逆らってまで人間の姿でいられた！』
工作員が持っていた非常用ワクチンを打ちながらメンバー全員が同じ答えを出した
次回かなしみ戦隊リゾナンターSS外伝「プラチナ９ＤＩＳＣＯ」
【ファンのみんなにパフォーマンスが出来る
こんな素晴らしい事の出来る人間を辞められる訳無いじゃない】
(24)960 「原宿６：００集合」 2009/03/23(月) 21:00:01.15 0
次回予告
車も疎らな原宿午前６時に２つの排気音が木霊する！
戦いの方法はレース 敵はわざわざ人通りの少ない早朝を勝負の時間に指定してきた
余程 スピードに自信があるのか それとも・・・
車型敵マシンＤモービルとリゾナンカーが今スタート！！
激しいコーナー争い！れいなとさゆみのドライブテクニックが火を噴く！！
しかしさすが走りに特化した敵 リゾナンカーをかすめゴールを奪う・・・
かと思われたが 道に出てきた野良犬に敵は減速 リゾナンカーがゴールをさらう！
敵の人工知能は言う『ワタシノマケダ リゾナンター・・・』
野良犬の事を思い減速した敵の行動を見逃さなかったれいなとさゆみは
「あんたホントは良かヤツなんたいね！」と語りかけ止って話を聞こうとするが・・
「止まっちゃだめ 爆発する！！」
敵マシンに仕掛けられていた卑劣な罠 一定のスピードに下がると爆弾が作動する！
時刻は午前７時 車が増え始め障害となる物が２台の進行を遮り始める
２人は何とか助けてあげたいと予知・透視能力を駆使し道路の流れを他のメンバーに連絡
障害物になる車などを安全に誘導して道を確保してゆく
並走する２台・・意を決したれいながリゾナンカーからＤモービルへと飛び移る
『バカナ！・・・ワタシハ オマエタチノ テキナノダゾ！！』
・・れいなは無言で爆弾の取り外し作業に入った
次回かなしみ戦隊リゾナンターSS「原宿６：００集合」
喫茶リゾナントの車庫にはリゾナンカーともう１台
言葉を話す不思議な車が今日も出動に備えている
『ツギノショウブハ マケナイサ リゾナンカー！ ・・・アリガトウ リゾナンター』
(25)037 「愛車 ローンで」 2009/03/24(火) 19:00:14.70 0
次回予告
今日の里沙と絵里 通称ガキカメは
なつみの住むマンションでなっちの休日を楽しんでいた
ところがなつみから自分の小旅行のビデオばかり見せられて退屈な絵里
「こら～～！カメ～ちゃんと前向いて見る～」
と里沙はそんな亀にお説教！だが それが３時間も続くと流石のなちオタ里沙も・・
それを察知したのか知らないが なつみは２人をドライブへと誘うのだった・・・・
-この日の為に車の免許を取得さらに高級車をローンで購入していたのだ-
感激の里沙を横目に何かただならぬ胸騒ぎを感じていた絵里は
予知能力を持つさゆみに連絡する
さゆみからの【駄目！絶対！！】の即答に絵里は里沙を必死に乗車させまいと説得するが
「私 ガキさんを失いたくない！」
「は？カメ何言ってるの？安倍さんは天使なんだよ きっと空を飛ぶような素晴らし～い
運転をしてくれるに決まってるじゃないのよ～！」と聞き入れず
なつみの車に乗車してしまうのだった・・・
しかし彼女はまだ知らなかった なつみの空を飛んでしまう程の運転テクニックを・・・
・・・その後・・・
廃車同然の姿で帰ってきたなつみの愛車と里沙
絵里はその状景を呆然と見つめていた
次回かなしみ戦隊リゾナンターSS「愛車 ローンで」
ふらふらになった里沙はこう呟く
「安倍さんが運転しちゃうと・・私の中の安倍なつみがいなくなっちゃう・・・の」
(25)078 「好きで×5」 2009/03/25(水) 18:45:30.67 0
次回予告
最近言い争いが絶えない小春とジュンジュン
今日のお題 どっちがリゾナンター愛に溢れているかでバトっていた
「ワタシの方が好きダヨ」
「いいや違うネ！小春だね！好き×２くらいだもん☆」
「何言うカ！ワタシハネー バナナぐらい愛してる 好き×３ダヨ！」
「ハッ！勝ったね小春リゾナンターのポスター部屋に貼ってるもんねだから 好き×４だよ★」
永遠に続くかと思われたバトル 場の流れが変わったのはジュンジュンのターンだった
「ワタシはネー ワタシは・・くっ久住さんのポスター・・貼ってるダヨ・・・」
-真っ赤になる２人-
「え・・ジュンジュン・・そっそんなのずるいもん ずるいもんネ！×５じゃないよ！」
「ねぇ愛佳はどっちが１番か分かるよね！！」
ずっと横で見守っていた審判兼治療要員の愛佳が一言
「うっさいわーーー！！！怒×５」
次回かなしみ戦隊リゾナンターSS「好きで×５」
『１人にさせてすまんな・・・マリコ』
３人の前を通り過ぎる里沙 頭の中にまたあの声が響く
小春とジュンジュンの騒ぎ声も聞こえない位に・・・
(25)103 「、、、好きだよ」 2009/03/26(木) 18:26:27.02 0
次回予告
『これでよかったのだ・・・マリコ』『１人にさせてすまんな・・・マリコ』
あぁ あの声が耳を掠める
何かが自分の中で起きようとしているのか？
まるで自分ではないもう一人の自分が行動している様な
そんな時間が過ぎてゆく
［その夜 里沙は愛をバーに誘う］
ジャズの演奏が２人を包み 昔話や他愛ない話が
グラスに付く気泡の様に いくつも浮かんでは弾けていく
「私は いつもガキさんのこと心配しとるがー」
「あーしには隠さず何でも言うやよ」
-少し酔ったのか 愛の言葉に訛りが混じるのが里沙には嬉しくて-
「今のリゾナントのみんなが ９人が、、、好きだよ 愛ちゃん」
次回かなしみ戦隊リゾナンターSS「「、、、好きだよ」」
真剣な面持ちでそう伝える里沙に笑顔で答えながら
愛は心地よい眠りに落ちた
(25)151 「どうにかして土曜日」 2009/03/27(金) 18:36:08.69 0
次回予告
“私は土曜日が嫌いだ”
セピア色が支配する土曜日の午後 家のチャイムは鳴らされ
私は黒い服の男達に連れられて またあの辛い訓練を受けなければならない
帰りは日曜日の黄昏時・・その為に友達などできず いつも一人ぼっち
“わたしは土曜日が嫌いだ”
私には何かチカラがあるのだとその黒い男達は言っていた
そのチカラを高める訓練へ土曜日に連れられて行くんだ
―――チカラなんて無ければ良かったのに！
“ワタシは土曜日が嫌いだ”
ある日 男達が私に言ったの『君には妹がいるんだってねぇ』 〝！！〟
男達が両親と揉めている『今日はこちらの子を連れて行きますよ』
泣き崩れる両親がいた 意味も分からず妹の小さい指は男達の手に引かれてゆく
私は叫んだ 〝妹を連れて行かないで！私がちゃんと訓練受けるから！
なんでも言う事聞くからー！！ だからぁ・・だからお願い 妹だけは・・〟
次の日洗脳された妹の瞳はもう光を失っていた
“ワタシハドヨウビガキライダ”
そしてまた男達が私とイモウトを連れて・・・
〝私の嫌いな土曜日 どうにかして！ どうにかしてよ！！神様ぁ・・・〟
次回かなしみ戦隊リゾナンターSS「どうにかして土曜日」
【飛び起きる里沙 奇しくも時計の針は間もなく午前０時を回り
曜日は土曜へと替わろうとしていた】
(25)306 「いいことある記念の瞬間」 2009/03/30(月) 21:15:21.22 0
次回予告
『愛ちゃん寝ちゃだめだ！』〝うええおええ丼〟に混入された【超強力睡眠薬】
メンバー達が次々と倒れていく中 持ち堪えていた愛に限界が迫る！
他に喫茶リゾナントにいる者は非能力者である常連客のみ・・・
今 敵に襲撃されたら一溜まりも無いのは目に見えていた！
そしてついに愛は声を発する事無く地面に倒れ込む
それを見計らったかのようにリゾナントを取り囲む敵の姿
リゾナントに降りかかる幾多の危機を救ってきた常連客
その隠れた戦士達が今 再び立ち上がる！！起死回生 指揮官保田の策・・それは！！！
「あんた達 や～～～ておしまい！」『アイアイサーーー！』
リゾナンターの戦闘服を身に纏った９人のおやじ達が敵の前に立ち塞がる
身構えポーズを決める度に 特殊合金を編み込んだ筈の強化スーツに裂ける音が木霊する
思わずうろたえてしまう敵戦闘員！ 駆けつけた戦闘服開発者の麻琴が思わず涙目！
サブリーダの豆吉が言う『愛造！死ぬ時は一緒なのだ！！』『ガッテンャョ！！』
『たったひとつの理性を捨てて崩れかかった四十路の体
闇の悪魔をしばいてスルー オサ～ンがやらねば誰がやる！』
-９人のかなしきおやじ達は胸の高鳴る方へ-
『どう言う事だ！リゾナンターの仲間か？それとも体 いじっちゃったのか！？』
『こ・・こいつらのデータが無い！作戦失敗 退却せよ！』
≪目覚めた愛達をズタボロのスーツと満面の笑顔で取り囲んだリゾナントおやじ達が迎える≫
次回かなしみ戦隊リゾナンターSS「いいことある記念の瞬間」
その姿を見た瞬間 再び眠る様に気絶してしまうメンバー達だった・・
(25)335 「電車の二人」 2009/03/31(火) 19:24:20.53 0
次回予告
部屋でさゆみがもう一人のさゆみの髪を櫛でとかす
もう一人のさゆみ それはガイノイド ペッパー警部の【サユミ】
姉という甘えられる存在が欲しかったさゆみは
いつしか彼女を【さえみ】と名付ける
さえみも姉の様にさゆみに接するのだった
周りにはホクロの位置ぐらいでしか見分けが付かない為
彼女達は普段の生活に飽きると しばしば入れ替わり周囲を驚かす事も
そんな二人が何処かへ出掛けるのか電車に揺られて・・
「さえみお姉ちゃん今日も可愛いね！」
「さゆこそ今日も可愛いの」
ウトウトと姉の肩に頭を持たれ掛ける妹の微笑ましい姿に
乗客達もついつい笑顔が零れてしまう
もうすぐ列車は―――
次回かなしみ戦隊リゾナンターSS「電車の二人」
二人が初めて出会ったあの場所へと―――
最終更新：2012年12月09日 11:03
