(18)051 『威風堂々』



少女は、己の存在理由を疑った。
――無風状態が続く。

少女は、互いの体を支え合える友に出逢った。
―――そよ風が、髪をなびかす。

少女は、生きる理由ではなくその目的に価値を見出した。
――――追い風が、背中を押している。


踏み出す一歩に比例して
吹き抜ける風が強くなる。
少女の士気に呼応して
どんどんどんどん強くなる。

さあ。

旋風を、巻き起こせ。





















最終更新:2012年11月25日 22:06