「みんなー!ちょっと集まってー」
パンッパンッと手を叩いて、店休日の喫茶店内で自由気ままに暇してるメンバーに声をかける
「なんー?」
と、離れた席からだるそうにカウンターへ歩いてくる田中
「絵里、なんか目がキラキラしてるの」
「何何~?」
と、興味津々に仲良く雑談していた道重と高橋
「まーたカメはしょうもないことたくらんでんじゃないのー?」
と、光井と久住の夏休みの宿題の進み具合を監視していた新垣も、皆亀井の前のカウンターに座る
「あ、小春とみっつぃーはそのままそこでいいからねぇ♪」
「「はーい」」
カウンターから少し離れた机で宿題中の2人に声をかけると元気よく返事をした
「カメイサン、ナニカスルデスカ?」
と、バナナ片手にジュンジュン
「キクジュンビ、バチリデース!」
と、笑顔でカウンターの椅子に座るリンリン
「皆さん。 夏ですね?」
いきなり改まり、咳払いをし発した言葉がコレ
皆揃いも揃って口をポカーンとあけて亀井を見ている
「夏といえば?」
「やっぱ海やろー」
「カキ氷!」
「バナナ!バナナ!」
「セミ!」「花火ー」
「スイカー」「お祭り!!」
とそれぞれが元気よく回答する様子はまるで学校のようだ
「ちょっとカメ、もったいぶらないでいったい何がいいたいのよ?」
新垣が少しうざったそうにアイスコーヒー飲みながら問いかける
「あのですね、近々、流しそうめんをやりたいと思うんですけどぉ・・・」
「ほんまですか?! うわー久しぶりですー」
「ヤッター小春初めてだよー」
一方・・・
「うっわめんどくさっ」
「絵里にはつくづく、つくづくなの」
「ナガシバナナ・・・」
「ちょっと買出しいってくるやよー」
「ワタシモイクデス~」
大喜びの学生2人組みをよそに他のメンバーは皆それぞれいた席へと戻ってゆく
「ちょ、皆嫌なの?ねー無視とかヒドイですってぇー!」
「カメ、普通におそうめん食べちゃおう」
「えぇ~それだけじゃ普通じゃないですかぁ~。皆最近息抜きしてないかなーって思ってぇ・・・」
「うん、わかったから。 小春ー光井ー宿題さっさとすますよー」
「「ハーイ」」
「んもーみんなしてノリ悪いんだから・・・・いいもん絵里ちゃん一人でやるー」
一人またカウンターにポツンと残されて肩を落とす亀井なのでした
最終更新:2012年11月24日 19:44