(07)100 『Orange-Aid』



さゆみがDR.マルシェと一戦を交え、
 言いようのない何かを感じてしまったあの日、
 ある場所では、もうひとつの戦いが行われていた。


 *  *  *  *

「こほっこほっ…もう!どうして、さゆを帰しちゃったんですか!?」

その日、絵里は確かに風邪をひいてた。
でも、それは巷で頒布する謎の風邪ではなく、ただの風邪。

少し喉がちくちくすることよりも、
看護師がさゆみを追い返してしまったこと、
さゆみの顔が今日は見られないことに胸は大きく痛んだ。
こんな日は、少しだけ寂しい気持ちになる。

「さゆに後でメールしよっと」

思わず声に出してしまって、しまった、と思ったが
幸い看護婦は明後日の方を見ており、絵里の声に気付かなかった様子だ。
いけないいけない。
絵里や、他の患者の為にこの人は頑張ってくれているんだから。



ばたん!!


大きな音がしたのでそちらを見れば、
今まで元気だったあの看護師が、真っ青な顔で倒れていた。
そんな、今まで元気だったのに…
絵里は慌ててその人の元に駆け寄り、額に手を当てようとした、その時

「さわらないで、亀井さ!!」

汗だくで走ってきたであろう、ジュンジュンにその手を半ば叩くように止められた。

「じゅ、ジュンジュン!?なんで、ここに」
「道重サンから、メールが来ました。かめーさんの様子見てきてって。」
「さ、さゆから?」

たどたどしいジュンジュンの説明と軽快なさゆメールによると
この風邪は、紺ちゃ…や、DR.マルシェの作った細菌兵器らしい。
さゆは、細菌を発生させる機械を停止させた。
それにより、皮膚感染以外での新規の患者は防げる

しかし、既に感染している人間を助ける為には、
廃研究所の機械で血清を街全体に振りまかなくてはならないらしい。

「でも…道重サン自身も…」



もう、動けるリゾナンターはいよいよ、
ジュンジュン一人になってしまった。
さゆは、血清の材料の採取をジュンジュンに託し、
震える身体で、再び廃研究所に向かっているらしい。

「道重さん、亀井さのにゅいんしてるびょいんなら、材料揃うって。
 ついでに、急いで絵里の様子見てくれって…」

絵里は思わず目を閉じた。
ああ、さゆ…
今頃寒くて暗い中で独り、病魔と闘っているのだろう。
そんな中で、絵里の心配をしてくれたさゆ。

「今から、ええと、ちーちー地下3階に行って、ざいりょ取ってきます。」
「この病院、地下3階なんてあるの?!」
「こんにょーさん?の紙にそう書いてあるって…」

絵里もこの病院長いけど、そんな話は聞いたことがなかった。
ジュンジュンは「はじめてのおつかい」気分で張り切ってるけど、怪しいと思う。

         ―罠―

そう考えるのが、自然だった。
目の前のジュンジュンをたった一人で危険な中に飛び込ませたくないって気持ちと、
さゆや、他のメンバーの苦しみを思うといてもたってもいられなかった。




「しんどくなる前に言う、約束ですからね、かめーさ!
 しんどくなったらすぐ言う、ですよ、かめーさ!」
どっちだよ、と心の中で思いながらも、絵里を連れて行くことを了承してくれた彼女に感謝する。

院内は、悲惨な状態だった。
朝から暇で飽きるほど見たニュースの症状よりも明らかに重い。
人々の呻き声が、いたるところから聞こえた。

どうやら、事態は刻一刻と悪化しているらしい。

早くからこのウィルスに犯されていた
仲間達の安否を思うと胸が締め付けられた。

全部、全部絵里が引き受けれたら…
絵里の無力を痛感する。
外傷は受け取れてもウィルスや内科の病気は絵里には引き受けられない。

そんな気持ちになって俯くと、
ジュンジュンが私の手を握り締めた。

「かめーさん、一人で抱えないで。みんな、私たち2人が助けるだ。」



地下2階。
指定された位置に立ち、呪文のような言葉を唱える。
何もないはずの突き当たりが薄く透け、3階への階段を露見させた。

ジュンジュンを率いて階段を下りると、
そこはむき出しのパイプに取り囲まれた研究室のような部屋だった。
明らかにそれらの機械は何年も稼動しておらず、
たとえ動いてたとしても随分と古いものだった。

じゃりっ。
歩き回ると、この部屋いっぱいにガラスの切れ端が散乱していることに気付く。
「機械ぜんぶ、われてますね」
「一体、ここ、なんなんだろうね、ジュンジュン。
 ね、もう少し、ゆっくり行こうよ。」

地上では、先輩ぶってみてたけど、私は怖くなってジュンジュンにくっついた。

「だいじょーぶですよ。先、行きましょ」
もはやどっちが先輩なんだかわかんない。でも、怖いもんは怖いの。

「あ、あのドア!CACHEって書いてあります!きっとあの部屋!行きましょ!」
「わっ!!ジュンジュン引っ張らな…きゃっ」

ジュンジュンに身を預けて目を閉じていたため、私は何かに躓いてすっころんでしまった。
いったぁい。なんなの?これ?



私の足をひっかけた犯人の顔を拝もうと、それを拾い上げた。
なにこれ?小さい…木の枠?
その犯人をちゃんと見てやろうとした、その瞬間…

【暗証コードを入力して下さい】

無機質な音声が室内に響いた。
な、なになに!?暗証?そ、そんなの知らないし、一体何なの!?

「えとえ…」「バーナナー!!」
どうにかしようと悩んでいる間にジュンジュンが叫び声をあげた。ジュンジュン適当過ぎるよ!

【……】
「え?まさか、合ってたの?」
安心したのも束の間、突如として天井から、何かが振り下ろされた。
「かめーさ、あぶない!!」
ジュンジュンが絵里を抱いて横飛びした。

がきいん!!

「これ、なに?」
まるで手のような巨大な機械が、今しがた私たちの立っていた場所に刺さっていた。
「かめーさ、あれ!あれあれ!!」


ジュンジュンの指差すその先にいたのは、巨大な機械の人間。
あんな大きなものが、どこに隠れてたの?

【防衛システム作動! 繰り返す 侵入者を感知 防衛システム作動!】

きょとんとしていたジュンジュンもその後に続く英語で事態を理解したらしい
この機械がここを守るシステム?
とりあえず、とても無事な状況じゃない。相手の防衛はこちらから見たら攻撃だ。
絵里は慌てて手の中のものをポケットにしまうと、臨戦態勢をとった。

―さゆのいない闘い―絵里はその状況を理解している。
でも、何もしないわけにはいかない。

相方がいないのはジュンジュンも同じ。
リンリンのいない今は暴走パンダにはなれない。初期パンダまでだ。
ジュンジュンはかばんの中から青いバナナを取り出した。
何も、栄養補給というわけではない。

「青龍刀!!」
ジュンジュンが力を込めると、それは長い刀に姿を変えた。
それは、ジュンジュンのおじーちゃんのおじーちゃんのものらしい。
あんまり大切にしていないジュンジュンが
そこらへんにぽいっと置いてたら、
普段は温厚なリンリンが「国宝になんてことを!!」ってマジ切れしてたのを思い出す。



「かめーさ、あいつヤバイ。マジヤバイ。ジュンジュンが引き付けます。
 その間にあの部屋に!!」

がきん!!
防衛システムの攻撃をジュンジュンの青龍刀が受け流した。
どうやら、凄まじい圧力らしい。あのジュンジュンの身体が後退する。

「ジュンジュン!一人じゃ無理だよ。
 コンビネーション駆使しよ!コラボコラボ!」
「あーはい。どうします?」

思わず口から出たが、そうだ、一体どうやって?
私のカードは傷の共有と軽い風の操作。
方や、ジュンジュンのカードはパンダ化、刀、軽い念動力。

どうしよう、お互いの相方のようにしっくりくる組み合わせがまるで思いつかない。
ああ、ジュンジュンごめん、そんな指示待ちみたいな円らな瞳で見ないで…

【排除します 排除します エネルギー充填率97%…】

え?うっそ、そんないきなり!?
あ、あと3%っきゃないじゃん!
そんな予告機能あるなら、もっと早くから予告してよ!!
巨大ロボットは頭の上で三角を作ると、そこから巨大なエネルギー波が放たれた



「ってて…」
次に目を開けたとき、絵里は暗闇の中にいた。
もうこのまま寝てしまおうかと思ったけど、そういうわけにもいかない。
どうやら絵里は、さっきの一撃で壊れたなにかの中に埋もれたらしい。

「ばうう…」
ガラガラと上に乗っていた物が取り去られ、パンダと目があった。
違う、ジュンジュンだ。

ジュンジュンはきゅきゅっと紙に文字を書いた。
『このままほんとやばいです。わたくしがつこみます。』
今はこの文に和んでいるわけにはいかない。

「だめだよ、ジュンジュン!」
『一撃してもどる、くりかえす。ジュンジュンはしにません。
 かめ丼さんおくにいってください』

ジュンジュンは私の足元の瓦礫を取り去ると、
巨兵に一直線につっこんだ。速い!

どごおおん!!
ジュンジュンの鋭い一撃は、巨兵を貫通した。



【ピ――――ッ…ガガガ…】機械が完全に停止する。


「すご~いジュンジュン!!」
絵里が駆け寄ると、彼女はしゅるしゅるとパンダ化を解いた。
彼女はところどころ朱に染めて、少しよろけながら座った。

「かめいさん、はやく、ざいりょ…」
絵里はジュンジュンの鞄からお着替えを出し、彼女に手渡すとドアの方へ急いだ。

【修復システム作動 あと2秒です 修復完了 引き続き排除します】

「うそ、でしょ?」
ジュンジュンが開けた筈の風穴は綺麗に塞がり、巨兵は不気味な軋み音を立てて復活した。
赤いサーチライトの焦点が私に合わされたとわかる。
自分の背中に冷たいものが流れるのを感じた。
【排除します】

私は苦し紛れに、自分の身体を切り裂いた。
きゅんと音を立て、巨兵に小さな引っ掻き傷が走る。
そうか…いくら共有しても、絵里と機械じゃ身体の堅さが違う。
震える体。巨兵の方はというと、そんな小さな傷さえ、修復システムが綺麗に消した。
その姿、まるで…さゆの回復能力…

「かめーざ!!逃げて!!」




―ジュンジュンの言葉に意識が一時ホワイトアウトする―





 逃げれば良い。誰も責めない。   逃げろ逃げろ逃げろ逃げても良いじゃないか
 私、体、弱い。攻撃の能力じゃない。逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ
 ジュンジュンもそれを望んでる。  逃げろ逃げろ逃げろ逃げるんだ


それは、弱い自分の声。
でも、絵里は動かなかった。足が竦んだんじゃない。


「失いたく、ないんだよー。もう、なーんにも…」

小さい時から、何も持っていなかった。
たとえ持っていても全部絵里から逃げていった。
その度に苦しくて悲しくて、持ってるから、哀しいって思うことにした。

何も望まない代わりに、絵里に残った唯一のもの「自分」を守るために、逃げた。
自分の望みも叶わない苦しさが怖くて、自分の心も逃がした。
一時的な愛情からも、同情心からも逃げた逃げた。絵里、足速かったし。

そんな中で、「仲間」の優しさは、絵里を逃がしてはくれなかった。
絵里も、逃げるのを諦めた。あまりにも温かかったから。
絵里は弱さを素直に表現した。そうしてもみんな逃げないって、わかった。

今から、がむしゃらに、絵里の方が捕まえるから。
逃がさない。絵里の仲間を奪わせない。


「うあああああああ!!!!!!!!!!」

絵里の力、お願い応えて!
生きて帰れたら、ミッツィのよくわかんない講義ちゃんと聞きます。

発動するかなんてわからない。
それでも、絵里は賭けるしかない。

「失いたく、ない!!お願い、応えて!!!」

その瞬間、心臓が波打って、全身に熱いものがこみ上げた。
苦しいけど、発作のようなあの感じじゃない。
何か何か、とにかく熱いもの。
その感覚が、絵里の広げた両手に集まる。

絵里の号令で、その心は現実になった。

びゅんびゅんと音を立てて、部屋一面に青い風が巻き起こる。
絵里は、砕けたガラスを巻き込んだ巨大な竜巻を巨兵にぶち当てた。

【ガガッガガガガガ…   修復します】

絵里の風は大小様々な傷を無数に形成していくが、それを上回る速さで修復されていく機体。
いつ破られてもおかしくない。

諦めない、諦めるわけにはいかない。
でも、絵里ちゃんなんか眠くなってきたー。



あれかな?この力、ちゃんと修行してなかったからかな。
ガキさんによく怒られたっけ。
ガキさんの力じゃ、精神系の力の操作法しか教えれないのが問題なんだよ。
絵里のせいじゃない。
同じ系統のリンリンは特殊訓練だったし。
愛ちゃんは、感覚感覚ってゆってた。
あの人ホントは絵里より適当なんだから。


最後に使ったのいつだっけ。
あ、さゆと冗談で、れいなのスカートめくった時だ。
外側からだと、れいなが押さえてて出来なくて、絵里…


  …あ…


「かめーさ、風、止めて下さい。ジュンジュンが、もいちどいきます。」
そう言って絵里の肩を掴んだジュンジュン。その手は微かに震えている。
そのジュンジュンが掴んだ絵里の肩も震え、風の力はみるみる弱っている。
ジュンジュンも絵里も、みんなももう限界だ。

条件は同じ、それなら…


「ジュンジュン、中間管理職の亀井先輩に命、預けて?」



風が止む、いや、止めた。
白と黒、それに赤で構成されたパンダジュンジュンがもう一度、巨兵に飛び込む。
満身創痍、それにも関わらず、
衰えるどころかより一層スピードが増した。

ずがん!!!

『ジュンジュン、さっきみたいにおもいっきりあいつに穴、あけちゃって?』
『でもあいつ、すぐになおっちゃう。』

【修復します】

予想通り、巨兵は修復されていく。しかし、絵里は見抜いていた。

『あいつは…内側の修理の方が、時間がかかる』

「かめーさ!」
巨兵から離れたところで、ジュンジュンが手を上げた。
『ジュンジュンが穴を開けてくれたら、絵里がなんとかする』『ジュンジュンは離れてて』

まっすぐな視線から伝わる、ジュンジュンの私への信頼。
ありがとう、絵里は確信を持って、叫んだ。



―絵里の生命エネルギーよ…―

「風となれ!風となれ!戦場を駆け巡る一陣の風となれ!」

絵里は、ジュンジュンの作ってくれた文字通りの風穴から、小さな風を侵入させた。
心臓と、心は本当は別の位置にあるのかもしれない。
痛む心臓を無視して、心は風と共鳴する。

終わったら叱られるな、こんな無茶してって。
さゆにも、ガキさんにも、たぶんれいなにも。
でも、絵里叱られたいんだよ。生きてみんなに叱られたい。
どーしようもないなって、そういって、絵里と一緒に、生きて?
『発動系の能力やってな、精神系と変わらんよ?自分の心と、共鳴するか、どうか。』
あの時のリーダーの言葉が今さらになって再生された。


「うおおおおおおおおおおお!!!!!」

絵里の心が、共鳴すると共に、風は色を変えていく。
冷たい、青から、暖かみある、橙へ。
孤独だった絵里から、さゆを、仲間を知った、絵里へ。
切れ味の増したそれは、互いをすり合わせ、より鋭い次元に成長していく。

まるで、私たち、リゾナンターのように。

「斬り裂けぇぇぇぇぇ!!!!!」


【修理…します しゅ…しま… しゅ…  … 】
巨兵は、その中心から渦を描くように破片を散らばせながら、大破した。



*  *  *


「かめーさ、ありましたよ!!」
薬品は全て英語で書かれていたので、ジュンジュンがいてくれて本当に助かった。
二人でそれを握り締めると、さゆの待つ研究所へと急いだ。
絵里はジュンジュンの自転車の後ろに乗る。
二人乗りもやむなしな緊急事態!これも正義のためだ。

先ほどの闘いが地上に影響があるのではないか、と心配したが、なんともない。
もしかしたら、あの部分だけ異空間なのかもしれない。

「かめーさ。」
なーに?と本日三着目の服を着たジュンジュンの腰にしがみつきながら返事をした。

「わたし、かめーさ、もっといろんなことから逃げてる人かと思ってたー」
「ハイー?ちょっとーそれ失礼なんですけ…」
「でも違った。きょーのかめーさ、かっこよかった。助かりました、ありがとございます」
「…なんだよぉ、照れるから…それに…こっちのが、ありがとうだよ、ジュンジュン」

私たち一人じゃ何もできなかったよね。共鳴したから、勝てた。
いつもは、遅刻しちゃう絵里たちだけどさ、絶対に間に合おう!
助けようね、みんなを。


絵里はこっそりとジュンジュンの足の怪我を引き受けた。
ジュンジュンは何も言わず、自転車の速度をあげた。




「さゆ!!」
研究所に着くと、ぐったりしたさゆが、
それでも絵里たちを見て微笑んでくれた。

DR.マルシェの残したカルテを元に、細菌を振りまいた機械へ薬品を投下する。
さゆがジュンジュンに支えられて、震える手で機械を操作すると、
ぼん、という音と共に、首都一円へ血清が放たれた。

「わー雪みたい、かめーさ、みちしげさ」

ジュンジュンの声に合わせて窓を見ると、
その血清が、雪のように地上に降り注いでいる。

癒されていく、みんなが
絵里、守れたんだ。さゆを、それにみんなを…


降り積もり、ウイルスの蔓延した黒い世界を白く染め上げる様子は、
作成者の故郷を思わせた。


その日、謎の風邪消滅のニュースとは別物の、
『春の雪』というニュースがお茶の間を賑した。




「アタタタタ…」
「もう、ジュンジュン酷い怪我じゃない!ちょっと見せて!」
嘘のように元気になったさゆが、
痛みを堪えていたジュンジュンを癒し始めた。
笑ってたら、次は絵里だから、なんて釘を刺された

あーあ、今回は絵里ちゃん結構がんばっちゃったもんね。
思わず背伸びをしていたら、かちゃり、とポケットから何かが落ちた。
これは、あの時拾った…木の枠?

それをマジマジと見ると、写真のようだった。
微笑ましく笑う夫婦と、母親に抱かれる赤ちゃん。
あそこに住んでいた人たちなのかな?みんな笑顔なんだけど、どことなく寂しそ…

そこまで見て、絵里は言いようのない衝撃を感じた。
この子、絵里、知ってる…間違うはずのないくりんくりんのクセ毛
間違いない…れいなのペンダントの中に入っている、
幼い頃のれいなと両親と同じ…


なんで、あんな所に、れいな達の写真が?


一つの事件は、また一つの謎を生んで、その幕を閉じた。




















最終更新:2012年11月24日 10:38