(24)910 名無し募集中(ぬぅん)







里沙は無言である。無言で眼を閉じている。彼女の周りの空気が異常な緊張に満ちていた。

ジャン、ケン…

かっ、と眼を開き気合と共に目にも留まらぬ速さで手を振り下ろす。


―ぬぅん!


ジャンケンぬぅん!である。凄まじい気合だった。これではリンリンもたまったものではない。
完全に、里沙に気を呑まれてしまった。














最終更新:2013年04月10日 18:33
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