(19)248 名無しじゃないやい ( “永遠殺しの傍観者”vs“空間の支配者” )



「んー、まさか圭ちゃんとサシで戦う日がくるなんてね」

「あたしも、出来るならあんたとやりあいたくはなかったわよ。
かつては一緒の組織で共に戦ってきた仲間だし」

「仲間、か…何か、懐かしいね」

「そうね、あんたがいなくなって、組織も変わって。
あたしもおばちゃんになるわけだわ、ホント」


対峙する二人の女性、一人は黒のレザーコートに身を包み、一人は白衣を羽織っていた。
穏やかな声とは裏腹に、徐々に高まっていくお互いの―――殺気。


「何してんの!
あんた達は早く先に進みなさい!!
―――この世界に光を掲げ、未来を切り開けるのはあんた達リゾナンターしかいないんだから」


その声に弾かれたように、九人は走り出す。


「さて、早く倒して追いかけないと」

「…言ってくれるじゃない、後藤。
だけど、そう簡単にはいかないわよ」


“永遠殺しの傍観者”vs“空間の支配者”
壮絶な戦いが今、始まる―――!




















最終更新:2012年12月02日 12:12