「凡奇湯?」
「ハイ、そこに入ったヒト皆、ボン!なります」
リンリンの言葉に一部のメンバーが反応する。
リンリンの故郷、浙江省の奥地には
入った者をナイスバディに変える伝説を持った温泉があるという…
―行きたい!
切実な思いが共鳴し、臨界に達しようとしたその時、口を開いたのは里沙だった。
「愛ちゃんに連れて行ってもらおう」
―テレポーテーション。それは夢への道を開く扉。
「でもみんないっぺんには無理でしょ?」
愛の瞬間移動で一緒に飛べるのはたったの一人。
すなわち、頂点に立つものは常に一人。
「ならば決めよう、その一人を」
かくして少女たちの夢を賭けた壮絶なたたかいは幕を開けた。
運命を決するのはジャンケン。
果たして勝ち残り、夢を叶えるのは…
『戦え!ボン キュッ! ボン キュッ! BOMB GIRL』
――グーか?パーか?希望と絶望が交差する瞬間がそこにある。
最終更新:2012年12月01日 17:05