蒼い色は、共鳴を思わせる。
それは仲間を繋ぐ絆であり、強き力に変えるものであり、心を一つにするものでもある。
決して失うことはない、温かくて優しく包み込んでくれる。
紅い色は、残酷さを漂わせる。
それは身体から飛沫する血のように、刃を流れる液体のように、人を斬るという行為に恐怖を感じさせる。
常に付き纏うその色は、斬るたびに人を狂わせていく。
それでも、蒼は紅を引き寄せ、紅は蒼を引き寄せる。
相反するその二色は、互いを惹き付けてやまない。
そして彼女たちは、蒼と紅を常に感じる存在。
―――それが共鳴者、"リゾナンター"である
最終更新:2012年11月25日 22:29