【夜明け】

671. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/14(火) 04:14:08.65 ID:4ljhXI6o0
さやか「夜が明けるぜよぉぉぉぉ!!!」

杏子「ついにさやかが壊れた」

まどか「ウェヒヒ、深夜のテンションって恐ろしいね」

ほむら「全く、少しは落ち着いたらどうなの?」

マミ「私は、煌く流星に乗って……」

さやか「何なの、あたしって何なの……」

杏子「そういうわけで、今あたしらに必要なのは【夜明け】だ」

まどか「4時35分までに、皆の夜明けを見せてね!」

マミ「そう、それはまるで朝日が昇るような覚醒……」
672. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/14(火) 04:14:45.24 ID:y+oXKZrvO
ま・さ・杏「ひゃっほうぅぅぅ!!!」

QB「マミ……あの3人はいったい……」

マミ「漆黒の時。その先にある光を得た時、人は新たな力を得る……」

QB「意味が解らないよ!!」

ほむら「ただのナチュラル・ハイよ」


と、これで寝る。
673. 忍法帖【Lv=7,xxxP】 2011/06/14(火) 04:18:38.29 ID:KKmRYpkd0
さやか「きょーすけーあさだぞぉー」

恭介「まだ4時じゃないか」

さやか「さぁ朝日にダイブだー」ズルズル

恭介「服ぐらい着させてよっ」
674. 榊鳥 ◆SSkkOxOZ3M 2011/06/14(火) 04:19:51.74 ID:pYDAkeZG0
「…もう、朝かぁ」

唸るような、新聞配達のバイクのエンジン音。
長距離トラックが通り過ぎて、地面が揺れる。
さやかは立ち上がって部屋のカーテンを開けた、
空はまだ暗いが、明るみ始めた外界が室内の闇をかき消す。
昨日の騒ぎが嘘のような静寂だった、
四人の少女が思い思いの場所で寝息を立てている。
さっきまで隣で内緒話をしていた杏子も、今はさやかの足元で目を閉じていて、
寝息だけが静かに空間を満たしていく。
さやかは一つ大きな欠伸をついて、窓の外に目をやった。
終わりゆく夜、
始まっていく朝、
ビルの向こうからこちらを覗く金焔が、目を眩ませる。
太陽が東から登り、月は西に帰る。
空の星は蒼に塗りつぶされ、
その上に少しずつ、少しずつ白のコントラストが塗されていく。
みんなを起こさないようにゆっくり窓を開けて、深呼吸。
透明な空気を肺一杯に味わって、
ふと、さやかはノスタルジックを感じて目を閉じた。

清々しい朝だった。





675. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/14(火) 04:19:55.19 ID:ir4Mpm2A0
チュンチュン

まどか「う…うん…」Zzz

ほむら「外が…明るくなってきたわね…」

まどか「ほむら…ちゃん…」Zzz

ほむら「大丈夫よ、まどか…あなたは私が守るわ」

QB「夜通し僕を殺し続けるなんて、わけが分からないよ」
676. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/14(火) 04:20:54.78 ID:zN/tUIp/0
さやか「いやー、それにしても凄いことしちゃったねー」

まどか「そうでも……、あるかも、てへへ」

さやか「魔法少女の夜明け!って感じだよね」

まどか「えへへ、なにそれ」

さやか「まどかはさ……」

まどか「うん?」

さやか「後悔とか、ないの?」

まどか「うん……、私とっても幸せだよ」

まどか「何の取り柄もない、誰の役にも立てやしない、そんな私がね」

まどか「誰かの為、自分の為に希望を抱いて一生懸命戦ってきた魔法少女達の最後の絶望を柔らげてあげられる」

まどか「こんなに嬉しいことって、きっと、無い」

さやか「そっか……、ならいいや」

まどか「えへへへ」

さやか「まどか……、頑張れ……」

まどか「うん!」
677. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/14(火) 04:35:15.65 ID:4ljhXI6o0
鳥の鳴き声が聞こえる。 朝になったんだろうか。
それとも、今は昼なんだろうか。
真っ暗な世界で過ごしたのは、一体何日になるのだろうか。
長い時間が経っているように思える。
それなのに、空腹感を覚えたことも無ければ、生理現象すらない。
あぁ、わたしは死んだのだろうか。
そうだとしたら、この腕や足が何かに擦れる痛みは何なのだろう。
なんて、監禁、されている。  わかってる。  けど、どうして。

――ガチャッ

あぁ、犯人だ。  いつも、無言で部屋に入ってきて、無言で、泣いて……去っていく。
初めの頃は抵抗していたが、もうそれにも疲れてしまった。
相手は何もしない。  わたしも何もしない。
布団、ベッドの上に拘束され、動かないでいるわたし。
それを泣きながら見下ろす犯人。
どうしてこうなってしまったんだろう。
解放されたいようで、このままでもいい気がする。

――さようなら

犯人が初めて言葉を口にした。  その言葉は、別れの言葉だった。
犯人が部屋から出て行く。  わたしをそのままに。
いつからか激しい雨と、風の音がする。
どうしてこうなってしまったんだろう。
わたしはこのまま、今度こそ死んでしまうんだろうか。

――やぁ、君。  助かりたいかい?  だったら――

わたしは―――――
678. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/14(火) 04:38:36.78 ID:4ljhXI6o0
さやか「あぁ、本当に夜が明けちゃったよ」

杏子「中学生ならオールぐらい余裕だろ」

まどか「杏子ちゃんお年寄りなの?」

杏子「いや……」

ほむら「というわけで50分まで投票タイムよ」

マミ「Zzz」

さやか「ぁー、まぁ、学校でねたらいっか!」

まどか「ウェヒヒ……」
679. 榊鳥 ◆SSkkOxOZ3M 2011/06/14(火) 04:39:40.39 ID:pYDAkeZG0
>>675

綺麗な話かと思ったら何やってんすかほむらさん
680. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/14(火) 04:41:21.11 ID:ir4Mpm2A0
>>677

あったかもしれない世界
女神まどかはこれも見たんだろうか…
681. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/14(火) 04:43:56.79 ID:zN/tUIp/0
>>674

良いな、こういうの
682. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/14(火) 04:49:34.34 ID:8GeH9TaA0
>>677

683. 榊鳥 ◆SSkkOxOZ3M 2011/06/14(火) 04:58:13.58 ID:pYDAkeZG0
保守
684. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/14(火) 04:58:54.09 ID:4ljhXI6o0
  【夜明け】

>>677
2票

>>674
1票

>>675
1票

杏子「というわけで
>>677
の優勝だ。  が……」

さやか「時間が時間だけにもう人が居ないね」

まどか「ねむひ……」

ほむら「今回はこの辺りでお開きかしらね。
  私ももうねるから、俺が続けてやんよ!ってイケメンがいたらお願いするわ」


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最終更新:2011年06月15日 01:42
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