2ch黒猫スレまとめwiki

無題:67スレ目226(短編)

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hiesuke

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 226 名無しさん@お腹いっぱい。 mail:sage  2012/01/24(火) 13:42:18.88 ID:Z2k2QyQe0

厨二的雪兎か……


日向 「る、ルリ姉? ……何コレ?」
黒猫 「……雪うさぎに決まっているでしょう。見て分からないかしら?」
日向 「イヤ分かんないって! むしろ分かる人いないって! 何でウサギにでっかい羽が付いてんのっ!?」
黒猫 「フッ……特別に教えてあげるわ。何を隠そうこの兎は、聖天使の加護を受けし氷晶の精霊なのよ。
    その証にほら、御覧なさい。双方の目の色が違うでしょう」
日向 「細かっ! てか止めてよっ、たまちゃんが羽の生えたウサギもいるとか信じちゃったらどうすんのっ!?」
黒猫 「……あなたこそ何かしら、その潰れた柏餅のような雪うさぎは。
    それを見て珠希がお腹を空かせてしまったら一体どうしてくれるの」
日向 「こっ、これはあたしの個性だってっ! げーじゅつ的表現なんだってばっ!
    図工の先生に『五更さんの作品は個性的でいいですね』って褒められたことあるもん!」
黒猫 「フッ、図工ですって? ズコーの間違いじゃないかしら?」
日向 「ズ……って、それはルリ姉のカラオケでしょっ!」
黒猫 「…………ほう。……たった今、今晩のおかずはピーマン尽くしにすることに決定したわ」
日向 「ひ、ひどっ! おーぼーだ! しょっけんらんよーだーっ!!」
黒猫 「……そこまで言うなら、珠希にどちらの雪うさぎがより優れているか、選んでもらって決着を付けましょう。
    ――珠希?」
珠希 「んしょ、んしょっ……。なんですか? 姉さま」

 二人が振り返るとそこには、非の打ち所の無い完璧な造形の雪うさぎを作った珠ちゃんの姿があった……。

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