2ch黒猫スレまとめwiki

◆LZMIcrC9aKqC

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
      日向ちゃんがアップを始めたようです


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       『entry』



「御願いがあるのだけれど。明日時間はあるかしら?」

遊びに来ていた黒猫が桐乃に問いかけた。

「えぇ~?どうしよっかな~。あたし、これでもけっこう忙しいのよね~」
「・・・そう。残念だけれど無理にとは言わないわ。忘れて頂戴」

携帯を取りだす黒猫。

「・・・・・・あ、もしもし、日向?例の話だけれど諦めて頂戴。
 あなたのくだらない話に付き合ってる時間はない、と怒られてしまったわ」

ブフーー!! お茶を噴く桐乃。汚ねぇなぁ・・・

「ちょ!ちょっとまったー!!
 なんでひなちゃんの頼みだって言わないのよ!知ってればあたしが断るワケがないでしょ!!」
「あら?忙しいのではなくて?」
「それとこれとは話が別。ひなちゃんのお願いだったら例え県大会の決勝だって棄権するし」
「おいおい、それでいいのかよ?」

一応突っ込んではみたものの、

「だって決勝ならいつでもいけるじゃん。妹ちゃんのお願いきかないなんてありえないでしょ」

言い切りやがったよコイツ。なまじ実力があるから手に負えねぇ。

「・・・引き受けるという事でいいのね?
 それなら詳しくは本人から聞いて頂戴」

桐乃に携帯を渡す黒猫。
それから色々話を聞いていた桐乃は、黒猫に携帯を返して言った。

「明日、あんたの家に行くから」
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俺達は今、日向ちゃんの通う小学校にいる。もちろんお願いされたからだ。
桐乃と黒猫に聞いた話によると日向ちゃんのお願いってのはだな、
転校先の学校で運動会があり、日向ちゃんが親子リレーの選手になったらしい。
日向ちゃんはあんな性格だからすぐに友達ができたらしいんだが、
もっと仲良くなりたい。なら運動会で活躍すればいいじゃん!で、立候補したと。

なんつー単純な。まぁ日向ちゃんらしいがな。
それで桐乃にコーチを頼んだという訳だ。
人選は悪くはない。つーか、走りに関しちゃあいつは本職だ。
ただなぁ・・・日向ちゃんの身の安全が保障できないのが問題だがよ。

桐乃と日向ちゃんは校庭で練習をしている。
最初に何度か日向ちゃんの走りを見て、それからフォームとかチェックしているらしい。
所謂“女の子走り”を矯正するだけでもけっこう違うもんだな。
見た感じでも結構速くなった・・・様に見える。
専門的な事なんて分からねぇからな。ここは桐乃にまかせよう。
それを眺めている俺達はというと・・・

「暇だな」
「・・・ええ、そうね」

ただ、ボーっとしているだけだった。

「そうだ、珠希ちゃんは何かやりたい事はあるかな?」

んー、と小首を傾げてちょっと考え、にっこり笑って言った。

「おままごと」
「・・・え?おままごと?うーん、そっか・・・」
「・・・だめですか?」
「い、いや、そんな事ないぞ?おままごと、やろうか?」
「はいー!」

満面の笑顔の珠希ちゃんに逆らえる訳がなかった。



「あんたら、何やってんの?」

練習が終わったらしい桐乃達がやってきた。

「珠希ちゃんと遊んでただけだ。まぁ細かい事は気にするな」

というか気にしないで下さい。お願いシマス。

「ふーん。まあいいケド」
「ところで日向ちゃんはどうだ?本番もいけそうか?」
「ふっふーん。まーかせておいてよ。今までの三倍くらい速くなった気がするよ」

ニカっと笑ってピースで答える。・・・ピースだと二倍じゃね?

「そいつはすげえな」
「本番もがんばっちゃうよ。そだ、高坂くんは見に来られるの?運動会」
「ああ、行けると思うぜ。桐乃はどうだ?」
「行くに決まってんじゃん!・・・フヒヒ・・・躍動する幼女・・・なんというパラダイス」
「おーい、涎拭けよ。ってか心の声が漏れてるぞ」
「そだ、ひなちゃん汗掻いたでしょ?お姉ちゃんと一緒にお風呂に入ろうよ。
 筋肉の疲れを解す、いいマッサージ知ってるんだ~。やってあげるからさ。フヒヒ」

両手をワキワキとさせる変態がいた。

「・・・・・・通報されない程度にしておきなさい」
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運動会当日、
デジカメやハンディカムを構えた父親や、甲高い声で我が子を応援する母親に勝てるはずもなく、
場所取り合戦で負けた俺達は保護者の応援席を離れ、
日向ちゃんのいる白組の後ろで観戦していた。
元気な子供ってのはいいもんだな。点差も結構接戦で盛り上がっていた。
一部、盛り上がりが異常だったが。

「うひょー!たまちゃん可愛いー!」

珠希ちゃんの体操を録画しながら桐乃は獣になっていた。
コイツ男だったら速攻補導されてるよな。

「ハァハァハァ、まったく、小学生は最高だよね!!」
「おまえ、それは色々不味いだろ」

残念すぎる妹の台詞を聞きながら、俺は深い溜め息をついた。
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午前の部が終わり、昼食タイム。
黒猫の手作り弁当を味わう五更家と俺達兄妹。
量的にちょっと物足りないのは、若い男がいない家庭だからだろうか。
黒猫の親父さんも少食のようだったし、三姉妹だしな。味は当然最高なんだが。

そして午後の部。
競技もあといくつかを残すのみとなり、俄然盛り上がってきた。
我らが白組も優勝争いをしているし、いっちょ気合入れて応援すっか。


・・・と、なんか白組の様子がおかしい。
慌ただしく、ザワついている。

「おーい、日向ちゃん。どうかしたのか?」
「あ、高坂くん、今ちょっとトラブってて・・・うちのお父さん、さっき百足競争に出たでしょ?」
「ああ、あれな。見てたぜ」
「それで転んだ時に足を痛めたらしいんだよ。
 お父さん、あたしと一緒に親子リレーに出なきゃいけないのにどうしよう・・・」

う~ん、と腕を組んでいた日向ちゃんが閃いた!って感じでこっちを見る。
・・・嫌な予感しかしねぇ。

「そだ、高坂くん!お父さんの代わりに走ってくれないかな?」
「え?俺がか?だって俺、親じゃねえぞ?」
「だいじょぶ!たまちゃんがおにぃちゃんって呼んでるって事は、あたしにとってもお兄ちゃんだし、
 それはつまり五更の息子って事で、親子を父兄に置き換えれば父でも兄でも参加OKだよ!」
「そんな無茶苦茶な・・・なら桐乃でもいいんじゃねえか?絶対勝てるぞ」
「それ無理。千葉で陸上やってて『高坂桐乃』を知らない人なんていないよ。
 きっと他の組から文句言われちゃう。その点、高坂くんなら無名すぎて安心だし」
「だけどよ・・・」

言いかけて視線を感じて振り向く。

「さっきから聞いてればあんた、いい加減にしなさいよね。
 こんだけひなちゃんが頼んでるのに断るとか、許されると思ってんの?」
「お願い高坂くん。人数合わせって事でいいからさ、
 このままじゃ棄権になっちゃうよ。助けると思って・・・ね?」

逃げ道なんて始めからなかった。

「あーもう、分かったよ。でもあんまり期待すんなよ?」
「やったー、ありがと高坂くん!じゃ、こっち来て。先生に紹介するから」

手を引かれて教師の所へ。事情を説明して選手登録をする。
怪我人の臨時代走って事で大目にみてくれるそうだ。
ったく・・・やれやれだぜ。


「ども、こんちわっす」

白い鉢巻きをしたお父さん連中に挨拶する。

「代走で走る事になりました、高坂です。よろしくお願いします」
「ああ、さっきの百足で転んだ人の代わりかな?随分と若いあんちゃんだね」
「ええ、応援だけのつもりだったんですけどね。引っ張り出されちまいましたよ」
「そいつは災難だったねぇ・・・災難ついでに一つ頼まれちゃくれないか?」
「なんすか?」

嫌な予感って続くよな・・・

「見たところ、私らの中であんちゃんが一番若い。てな訳でアンカーよろしく」
「はぁ・・・解りました。いいッスよ、アンカーで」
「お、話が早くていいねぇ。ちなみにアンカーは二周だからがんばれよ」
「げ!マジっすか・・・」

仕方ねえか・・・みんな小学生の子供を持つ親達だ。
って事は30代~40代なんだろう。

「いやぁ助かったよ。アンカーだけは遠慮したかったんだよ」
「二周はきついっスよね」
「それもあるが・・・ほら、あそこで柔軟してるお父さんがいるだろう?赤組の。
 あの人があっちのアンカーらしいんだがね。学生時代100mでインハイ行ったらしいよ」
「そんなん勝てる訳ないじゃないスか」
「まあね。あんちゃんのお陰で子供の前で恥をかかなくて済みそうだよ。あんがとな」

肩をバンバンと叩いておっちゃんは笑っていた。
こりゃあ貧乏くじだったかな・・・
白組の生徒の一団を見ると日向ちゃんと目が合った。
ブンブンと手を振る日向ちゃんに軽く手を振り返す。
・・・引き受けちまったもんは仕方ねえ。やるだけやるさ。


パーン!!
子供達が駆け出し、リレーがスタートした。
子供、親、子供、親、と順番にバトンが渡されていく。父親達も必死な形相で全力疾走する。
そりゃそうだろう。『お父さん、がんばれー!』なんて応援されて気合が入らない訳がない。
全身筋肉痛と引き換えにしてもやるだけの価値はあるよな。
たぶん今夜の食卓では今日の話題で盛り上がるのだろう。
もしかしたら親子リレーの本当の目的って、そんな家族の交流なのかもしれないな。

おっと、順番が近づいてきた。
現在トップは赤組。僅差で白組が続く。
日向ちゃんにバトンが渡る。おー、けっこう速いじゃん。
でも赤組の子もなかなか速い。その差はほとんど変わらず俺に回って来そうだ。
やべ・・・アンカー勝負かよ。と思ったその時、

「あ!」

コーナーでバランスを崩し、日向ちゃんが盛大にコケた。
慌てて拾うもバトンが手に付かず、また落としたところを蹴飛ばしてしまい、客席にバトンが飛び込んだ。
その間にどんどん他の選手に抜かれ、最下位になる。
『あーあ、なにやってんだよ』
『終わったな、ハイハイお疲れー』
クラスから溜め息が漏れる。気持ちは解るが応援してやれよ!
日向ちゃんにも聞こえたのだろうか。真っ青になって固まっている。
このままじゃ不味い。俺は叫んでいた。

「日向ちゃん!落ち着いて、バトンを拾ってここまで来るんだ!!」

ハッと正気に戻った日向ちゃんは客席からバトンを貰い、足を引きずりながら俺の元へと辿り着く。

「高坂くん、ごめん」
「大丈夫だ。あとは・・・」

日向ちゃんからバトンを受け取った俺は、ポンっと頭を一撫でして、

「・・・任せろ!!」

全速力で駆け出した。


なんか久しぶりだぜ、こんな全力。
アキバから真夜中に爆走した事もあったが、あれはチャリだったからな。
空気抵抗が重い。思ったよりも速度が上がらねえ。
運動不足なんて解ってたことさ。そんな言い訳知った事か!

只のおっさんには負ける訳にはいかねえ。
一人抜き、二人抜き、半周で三位まで順位を上げる。

『おお!?すげー!』
『何あのにいちゃん、はえー!』

もう一人抜いてこれで二位。

『残り一周です。アンカーの方はもう一周走ってゴールして下さい』

実況放送が注意を促す。
解ってるさ。そいつが俺の頼みの綱だからな。
残り一周。トップの赤組との差は1/3周ってところか。
でもよおっさん、明らかに落ちてるぜ、ペースがよ!

俺はさらに加速する。心臓なんてとっくにレッドゾーンだ。でもよ、
言っちまったからな。“任せろ”ってよ。
猛追する俺に気付いた赤組のアンカーが慌てて速度を上げる。
だが俺の方が速い。

捕らえたぜ!おっさん!!
最終コーナーで背中にピタリと張り付き、コーナー出口で少しアウトにコースを取る。
後はゴールラインまで一直線!やってやるぜ!!

「高坂くん!がんばれー!!」
「いっけー!バカ兄貴!!」

「うおおお!負けるかぁぁあ!」

赤組と競り合ってゴールに雪崩れ込んだ瞬間、天地がひっくり返った。
       ・
       ・
       ・
「あそこで転ぶかなー、みっともない」
「るせー、限界だったんだよ」

運動会の帰り道、あちこちに絆創膏を貼った俺は桐乃に駄目だしされていた。
ひどくね?頑張ったんだけどな・・・俺。

「まぁまぁ、桐乃さん。勝ったんだからいいじゃん」

嬉しそうに笑っている日向ちゃんの言う通り、俺は勝った。
ほぼ同着でゴールし、尚且つコケた俺のゴールが認められるかどうか微妙だったんだがな。
観戦していた親御さんの録画で判定した結果、俺の勝利が認められたって訳だ。

「ウイニングランの体力を残す余裕なんて無かったんだよ」
「それは普段のあんたがだらけてるからでしょ」
「はいはい、悪ぅござんしたねー」

まったく、可愛げのねえ妹だぜ。

「・・・それにしても、よくあそこから逆転出来たわね」
「まあな。自分の体力さえ持つなら勝てる自信はあったんだが、上手い事いったぜ」

ま、その体力もギリギリで最後にはガス欠だったけどよ。

「よかったらその自信の根拠を教えてくれないかしら」
「そうだな・・・理由は三つ。
 一つは若さかな。普段鍛えていないとしても他の親父さん達と違って、俺は現役の高校生だ。
 基本的な体力ならこっちが上だろう。
 二つ目は赤組のアンカーは昔100mの選手だったって事かな。
 年齢に加えて二周って距離はきついだろう。後半、絶対失速すると思ったんだ」
「確かに。中距離ってけっこうハードなのよね」

桐乃がうんうんと補足する。

「三つ目は・・・日向ちゃんが転んだから、かな」
「ちょっ、ひどいよ高坂くん。あたしだって気にしてるんだから」

ポカポカと俺を叩く日向ちゃん。

「あはは、別に嫌味じゃねぇって。
 リレーに出たのって、運動会で活躍して友達ともっと仲良くなりたい、そうだったよな?」
「うん。そうだけど?」
「だからさ、あの時、日向ちゃんが転んだ時思ったんだ。このままだとどうなるんだろうってな。
 転んだせいで負けたなんて事になったら仲良くどころか浮いちまうんじゃねえか、
 これがトラウマになって、この先中学でも高校でも運動会が嫌いになるんじゃねえかってな」
「高坂くん・・・」
「最悪、大人になって同窓会とかで友達に再会した時、昔の思い出話なんかしてさ、
 『あの時日向が転んだんだよね~』なんて笑いながら話すんだよ。
 もちろん皆はただの思い出、笑い話のつもりだ。
 日向ちゃんもそれに合わせて『あの時はごめんね~』なんて笑うんだけどさ、
 本当はチクリと心が痛むんだ。そんな面白くねえ未来がさ、見えちまったんだよ」

皆も想像しているのだろうか。重い空気が流れる。

「だけどな、そんなつまらねぇ未来を変えちまう方法が、一つだけあったんだよ」
「勝つ事・・・ね」
「ああ。転んじまった事実は変えられねえ。
 けどよ、そこから大逆転で勝ったとなればトラウマなんて無くなる。
 腹の底から笑って思い出も語れるってもんさ。全てが上手くいくんだ」
「・・・・・・」
「そして、それが出来るのは世界中で唯一人、日向ちゃんの後に走る、アンカーの俺だけだ」
「高坂、くん・・・」
「それに気付いたら、あとは全力で勝ちに行くしかないだろう。それにさ、」

日向ちゃんの頭に手を置いて、

「後は任せろって言っちまったからな」

くしゃくしゃっと撫でる。
ちょっと涙ぐんで、それでもえへへっと笑ってくれた。
うん。やっぱりコイツは笑ってるほうがいい。

「まったく、あんたって救いようのないシスコンだよねー。
 ちょっと妹キャラに頼られただけで限界突破するんだからさ」
「なんだと桐乃!聞き捨てならねえぞ!」
「きゃー助けてー!シスコンに襲われるー!」
「待ちやがれ!このやろう」

俺は、逃げ回る桐乃を追いかけていった。



「ねえ、ルリ姉」
「・・・何かしら?」
「ほんとに高坂くんと別れちゃったの?」
「・・・・・・ええ。本当よ」
「だって今日だって来てくれたし、お互い嫌いになったわけじゃないんでしょ?」
「そうね。だけど・・・色々事情があったのよ」
「ふーん、わかった。もう聞かないよ。たぶんあたしには分からないだろうしね」

いつも考えすぎるルリ姉の思考は、
とりあえずやってみるタイプのあたしには理解できないだろう。

「じゃさ、あたしがルリ姉の代わりに走るよ」
「代わりに?何の事かしら?」
「高坂くん争奪戦。あたしもさ、けっこう気に入ってるんだよね、高坂くんのこと。だから代走って事で」
「な、何を言い出すのよあなたは!」
「あたしってさ、おさげほどくとルリ姉にそっくりなんだよねー。
 声だって電話じゃ区別つかないくらい似てるし」
「それは姉妹なのだから当然でしょう」
「それにあたしって妹じゃん。シスコンの高坂くんからすればストライクなんじゃない?」
「ぐ・・・それは否定しきれないけれど・・・あなたは小学生じゃない」
「む・・・確かにそれは問題だよね。高坂くんとこのお父さんはおまわりさんらしいし、ヤバいかも」

ルリ姉はちょっと余裕を取り戻したのか優しく言った。

「ね?止めておきなさい。相手に迷惑をかける様な事をしてはいけないわ」
「確かに高校生と小学生じゃ、愛し合ってても世間は理解してくれないよねー」
「愛し合ってって・・・あなた、何を言い始めるの?」
「でもね、最後尾からでも頑張れば勝てるって高坂くんが教えてくれたんだ。
 それに、今のあたしはまだまだ子供だけど」

再び焦るルリ姉に、

「10年経ったら、あたしの若さは武器になる!」
「ちょっと、待ちなさい!日向!!」

そう言い放って駆け出した。


ちょっと前を行く兄妹に追いつく。

「ねえねえ桐乃さん。こないだ言ってた『あたしと姉妹になろうよ!』って話だけど、あれ、OKだよ」
「うひょー!いいの?ひなちゃん!後になって、やっぱ今のナシ!とかダメだからね?」
「うん、いいよ」
「やたー!ひなちゃん、ゲットだぜ!フヒヒ」
「よかった~賛成してくれて。あたしも桐乃さんの姉に相応しい女になるからさ、応援してよね!」
 


「・・・あれ?」

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