2ch黒猫スレまとめwiki

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匿名ユーザー

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 コンコン

桐乃 「……ふぁ~い」

 かちゃ

黒猫 「失礼するわ。……具合はどうかしら」

桐乃 「あれ……あんた、お見舞いに来てくれたの?」

黒猫 「別に。……フッ、病床で弱っているあなたを嘲笑いに来たのよ」

桐乃 「あっそ。相変わらず口だけは……こほこほっ」

黒猫 「いいから、横になっていなさい。……あなたが体調を崩すなんて、いつぞや以来ね。どうせまた無茶をしたのでしょう」

桐乃 「――だってさ、今月末って期待のエロゲーの発売ラッシュなんだよね」

黒猫 「…………は?」

桐乃 「月末をその為にどーしても空けておきたくって、仕事とか部活とか詰め込みすぎちゃったのが原因、かなァ」

黒猫 「…………これ以上無いという程あなたらしい理由で呆れ果てたわ。もう帰っていいかしら」

桐乃 「ええ~、もうちょっと居てもいいじゃん? もう暇でヒマで死にそうなんだからさ」

黒猫 「暇潰しに付き合いに来たわけではないのだけれど……。……はい、これ」

桐乃 「ん、お椀?」

黒猫 「……卵粥よ。おば様にキッチンを貸してもらったわ」

桐乃 「お~っ、さすがアタシの心の妹! 以心伝心ってヤツ? 丁度食べたいと思ってたんだよね~♪」

黒猫 「誰が妹よ。……あれだけ怨念の篭ったメッセージを送っておいてよく言うわね」

桐乃 「そうだっけ? 熱のせいであんまり覚えてないし☆」

黒猫 「……はぁ、いいからさっさと食べなさい」

桐乃 「はいはい。……もぐもぐ……。うん、あんたやっぱり料理上手だよね~」

黒猫 「……こ、こんなものは慣れよ。私の妹たちにも、病気をしたときにはよく作って食べさせてあげているから」

桐乃 「ふぅん、いいなぁ妹ちゃん~。食べさせるときは、こう、おかゆ掬ってふーふーしてあげるんでしょ?」

黒猫 「え……、ま、まぁ、そういうこともあるわね」

桐乃 「んじゃ、あたしにもふーふーして♪」

黒猫 「なっ、何がふーふーよっ。その図体で何を甘えたことを言っているの、気色の悪いっ」

桐乃 「ちぇ。風邪ひいたときくらい労ってくれてもいいじゃん」

黒猫 「十分労っているでしょう。――それを食べたら、薬を飲んで大人しく寝るのよ?」

桐乃 「え、もう帰るの?」

黒猫 「病人の部屋に長居も出来ないでしょう。うつされてもしたらいい迷惑だわ」

桐乃 「そっか。…………その……あ、……ありがと……ね」

黒猫 「……ず、随分としおらしいわね。フッ、そんな風なら、もうずっと風邪をひいていたほうが周囲の為になるのではないかしら」

桐乃 「う、うっさいっ。――けほけほっ」

黒猫 「全く……仕方ないわね。珍しく殊勝なあなたに、この私が病魔を滅す、とっておきの“呪い《おまじない》”をかけてあげるわ」

桐乃 「へ?」

黒猫 「(耳元で)……早くよくなってね……、“おねえちゃん”」

桐乃 「――……き」

黒猫 「き?」

桐乃 「キタ──────(*゚∀゚)────── !!!!!???」

 ガバッ!

黒猫 「ちょっ、待っ、お、落ち着きなさいっ!?」



黒猫 「けほっ、けほっ」

京介 「大丈夫か黒猫? 今度はお前が風邪か、最近流行ってるのかね」

黒猫 「……けほっ……、……強力すぎる“呪い”というのも、恐ろしいものね……」

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