2ch黒猫スレまとめwiki

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
『人形の気持ち』

プルルル プルルル
黒猫「沙織? こんな朝っぱらから何かしら」 ガチャ
沙織「黒猫氏!! 黒猫氏!!」
黒猫「ちょっと、どうしたの?」
沙織「大変でござる!! 非常事態ですぞ!!」
黒猫「ちょ…お、落ち着いて」
沙織「申し訳ござらんが大至急来て欲しい場所があるのでござる!!」
黒猫「来て欲しいって何処に?」
沙織「地図を送るのでその場所に来て欲しいでござる!」
黒猫「わ、分かったわ」



―――1時間後

黒猫「ハアハア… ここの建物でいいのよね?」 ガチャ
沙織「おお~黒猫氏、よく来てくれたでござる」
黒猫「よく来たって…あなたが呼んだんでしょ」
沙織「おっと、そうでしたな」
黒猫「それで?」
沙織「それがですな、あるツテからフロア一杯の衣装を頂きまして」
黒猫「は?」
沙織「折角なので黒猫氏を着せ替えて遊ぼうと思いまして」
黒猫「帰るわ、さようなら」 クルッ
沙織「ちょ ちょ…待ってほしいでござるよ~」
黒猫「何故私があなたのお人形遊びに付き合わないといけないのかしら?」
沙織「そういいなさるな、報酬は黒猫氏の気に入った服を差し上げるという事で」
黒猫「!」 ピク
沙織「お? これは脈ありですかな?」 ニヤニヤ
黒猫「し、仕方ないわね、どうしてもというなら付き合ってあげてもいいわ」
沙織「お~、黒猫氏ならばそう言ってくれると思ってましたぞ」
黒猫「よくもいけしゃあしゃあと」



沙織「まずは定番のメイド服で」
黒猫「スカートの丈が足首辺りまであるわ、随分しっかりした作りね」
沙織「メイド服にはロングスカート!! 絶対領域なんて言語道断!!」
黒猫「以前あなたが用意したメイド服はミニスカートだったのだけれど?」
沙織「あれはあれでいいものでござる」
黒猫「随分と都合のいい思考をしているわね、このぐるぐるメガネは…」
沙織「ロングスカートは「ヴィクトリアンメイド型」、ミニスカートは「フレンチメイド型」と呼ぶそうでござる」
黒猫「スカートの長さによって名称が変わるのね」
沙織「ゲームでは良く見かける非常に需要のある衣装でござるな、コスプレネタの筆頭でござる」
黒猫「安易というか安直というか…」
沙織「ご奉仕という言葉を勘違いしたクソライター共のせいで世間では
   メイドはエロいという間違った認識がされておりますが非常に不愉快ですな #」
黒猫「確かにメイド本来の仕事 掃除、洗濯、炊事から大きく外れた行動も見かけるわね」
沙織「最近では戦うメイドという物まで見受けられますな、気持ちは分かりますが」

試着後

黒猫「どうかしら?」
沙織「ほぉ、良くお似合いでござる、拙者の専属メイドにしたいぐらいでござるな」
黒猫「本職を雇って頂戴」
沙織「むぅ」



沙織「お次はチャイナドレスでなどいかがでござる?」
黒猫「派手な色合いね」
沙織「中国は中華料理と三国志とチャイナドレスだけ残して全て滅べ!! …という意見がありまして」
黒猫「随分過激ね」
沙織「そんな訳でチャイナドレスは評価が高い様です」
黒猫「どんな訳よ」
沙織「チャイナドレスといえばスリットから覗くふとももが堪らないでござるな」
黒猫「同意を求めないで欲しいわ」
沙織「ゲームではレア衣装でござるな、イベント時に披露する事が多い様に思うでござる」
黒猫「日本人で日常的に着ている人なんてそうは居ないでしょうね」

試着後

黒猫「スリットが大胆で恥ずかしいのだけれど」
沙織「おぉ、中々色っぽいでござるな、気のせいかいつももより胸が大きいような…」
黒猫「つ、次の衣装に移りましょう」



沙織「お次は巫女装束でござる」
黒猫「お正月に一度着させてもらったわね」
沙織「紅白の鮮やかなコントラストが眩しい等の理由で人気の巫女装束でござるが
   同じ和服である浴衣、着物属性好きの琴線に触れない事もあり、完全な別系統とみなされております」
黒猫「あら、そうなの」
沙織「毎年、年末年始になんちゃって巫女さんが大量生産されるでござるが言語道断!!」
黒猫「まぁ茶髪の巫女はどうかと思うわね、黒髪にして出直して来なさいと思わなくもないわ」
沙織「ゲームでは非常に良く見かける 大人気属性の一つでござるな、
   学園では先輩であることが多い様に思います、基本的に神社に行けば会えますな、
   中には霊力なるものを用いて妖怪退治などをする個体もおりますぞ」
黒猫「昨今の”取り敢えず巫女さん入れときゃいいだろ”的な物は勘弁してほしいわね」

試着後

黒猫「和服は着るのが大変ね」
沙織「黒猫氏は黒髪で姫カットなので巫女姿が良くマッチしているでござるよ」
黒猫「そう、ありがとう」 テレ



沙織「次はこれを着てもらいましょう」
黒猫「ナース服ね、白衣の天使とよく言われるけれど実際はピンク色も多いのよね」
沙織「世間ではナースはエロいものと思われているそうですが拙者は異を唱えたい!!
   ナースは清楚で清廉なものでござる!! エロいと思う人がエロいのであって…」 クワッ
黒猫「そんな事を私に言われても」
沙織「ゲームでは学園が舞台な事も多く、どうしてもメインキャラとして出しにくいでござるな」
黒猫「それを言ったら職業物はほぼ全滅じゃない」
沙織「じゃあ病院を舞台にすればいい と思いますが何故かその場合、勘違いしたライター共が
   エロ中心のシナリオを書きやがるのでござるよ」
黒猫「儘ならないものね」

試着後

黒猫「随分ひらひらした衣装ね」
沙織「おぉ~拙者を診察してほしいでござる!!」
黒猫「ちょっと、くっ付かないで頂戴」



沙織「宗教上の理由から日本では馴染みが薄いシスター服ですが」
沙織「日本では”参拝者を癒す””悪魔(妖怪)退治”という似たような役割を持つ”巫女”が
   幅を利かせているせいで割を喰らっている感がありますな」
黒猫「そのようね」
沙織「そのせいかゲームでもシスターは非攻略キャラである事が圧倒的に多いのでござる」
黒猫「まぁ舞台が日本の場合は登場させる事自体難しい訳だから仕方のない事ね」
沙織「挙句の果てには地味だ、被りもので髪が見えない、メイドに似てると言われる始末」
黒猫「ま、まぁウィンプルのせいでキャラの区別が付きにくいのは事実ね」
沙織「某所で巫女の踏み台扱いされていた時は怒りさえ感じましたぞ!!」
黒猫「そんな事知らないわよ」

試着後
黒猫「思ったよりもスカートが広がるのね、どうかしら?」
沙織「ふむ、拙者、ウィンプルはない方が好みでござる、或いは前髪を出して貰えば…」
黒猫「前髪出しは邪道ではないの?」
沙織「細かいことは気になされるな」 ポイッ
黒猫「これで満足かしら?」
沙織「むっふっふ、滲み出る色気がたまりませんな」
黒猫「つ、次に移りましょう」 アセッ



沙織「ブルマ、スク水と並ぶ日本の三種の神器の一つ、セーラー服でござる」
黒猫「元は水兵の軍服であったものを何をトチ狂ったのか女子生徒用の制服として採用したのよね」
沙織「当時の男子制服が陸軍の軍服に強く影響されていた為、それならば女子は海軍の軍服だ!
   というノリの良さが広く普及した理由ではないかと言われているでござる」
黒猫「…そんな決め方で良かったのかしら」
沙織「ゲームでは最も多い服装…と思いきや最近勢力を拡大してきたブレザーと人気を二分してるでござるね」
黒猫「弁展高校もブレザーだったわ」
沙織「アニメやゲームでは派手な衣装もチラホラ多いでござる、
   シンプルイズベストという言葉の意味が分からんとは困ったものでござる」

試着後

黒猫「どうかしら?」
沙織「おぉ~、黒猫氏はブレザーも似合いますがセーラー服姿も格別ですな、それに白系統の服は良く映えるでござる」
黒猫「舐めるような視線を向けないで、厭らしい」
沙織「衣装自体も良いですがミニスカートとニーソックスの間の絶対領域が堪りませんな」
黒猫「そろそろあなたに対する認識を改める必要がありそうね」


浴衣
沙織「夏祭り御用達の衣装、浴衣でござる」
黒猫「日本の民族衣装、日本の心ね」
沙織「最近はなんちゃって浴衣なる物が登場しほとほと困り果てているでござる」
黒猫「確かにただのお洒落着に成り下がってる感は有るわね」
沙織「ゲームでは夏祭り、縁日等 御用達の衣装ですな、むしろこの手のイベントで出さない理由がないでござる」
黒猫「某所では水着か浴衣かの議論が絶えないそうね」
沙織「和服程 日本人に似合う服はないのになぜ日本人は洋服を着るのでござるか…
   外国人も首を捻っているでござるよ」
黒猫「和服が高いからでしょう」

試着後

黒猫「名前が瑠璃だからって瑠璃色の物を用意することはないでしょうに」
沙織「いやいや、お似合いでござるよ~」
黒猫「もう」
沙織「ほらほら黒猫氏、回って回って」
黒猫「こ、こうかしら」 クルクル
沙織「むふー ω」
黒猫「やれやれね」



黒猫「これは…男物のYシャツ?」
沙織「上半身のみをワイシャツで包み込む事により剥き出しとなる生足!!」 ジュル
黒猫「さ、沙織?」
沙織「そして胸のボタンや裾によって醸し出されるギリギリのチラリズム!!」 ゴクリ
黒猫「み、身の危険を感じるのだけど…」
沙織「さあ試着を♪」
黒猫「こんな破廉恥な恰好、出来る訳がないでしょう」
沙織「むむ、た、確かにこの手の物はシチュエーションが大事という事は拙者も十分かっておりますが」
黒猫「全然分かってないじゃない、何の話よ」



沙織「セーラー服、スク水と並ぶ日本の三種の神器の一つ、ブルマでござる」
黒猫「ただの体操着でしょ? 何がいいのかしら?」
沙織「個人的な見解を言うと…お尻がエロいでござる」 ニヤ
黒猫「なっ!?」 ズザザ
沙織「ちょ、黒猫氏、そんなに離れなくても良いではござらんか~」
黒猫「本編では見せられないような顔で何を言っても無駄よ」
沙織「おっと これは失敬、そんな訳で一部で大人気のブルマですが最近ではハーフパンツにお株を奪われた感がありますな
   ゲームでは今でも現役…と思いきやこちらでもハーフパンツやスパッツを着用する物が増えてきましたな」
黒猫「時代の変化は斯くも虚しいものね」

試着後

黒猫「これでどうかしら」
沙織「ふむ、良く似合うでござる」
黒猫「まさかこの年になってブルマを履かされるとは思わなかったわ」
沙織「むふふ~」
黒猫「どこを見てるの、厭らしいわね」



沙織「婦人警官というのはコスプレでは割と見かける服装でござるな」
黒猫「昔、深夜にピッチピッチの制服を着てた集団が居たわね」
沙織「あれこそ婦人警官に対する冒涜!! これは普通の制服なので安心してくだされ」
黒猫「ならいいのだけれど」
沙織「日本の規定では身長155cm以上、体重40kg以上が条件になっているでござる、
   黒猫氏は身長160cm(アニメでは155cm)、体重43kgなのでギリギリクリアでござるね」
黒猫「何 故 私の身長と体重を知っているの?」 ジロ
沙織「き、禁則事項でござる」 アセッ
黒猫「後でたっぷり話し合いましょう♪」 ニッコリ
沙織「ゲ、ゲームなどでは婦人警官は非常にレアキャラでござる、特に攻略キャラとなるとちょっと思いつかないでござるな」
黒猫「そもそも婦人警官として知り合う切っ掛けが限定され過ぎているわね、常習犯にでもなれというのかしら?」

試着後

黒猫「意外とスカートが短いわね、動き易さの為かしら」
沙織「良く似合いますぞ、拙者 黒猫氏に逮捕されたいでござる」
黒猫「そういうプレイは余所でやって頂戴」
沙織「にょろーん」



沙織「次はこれを着てもらうでござる」
黒猫「最近の忍び装束は随分お洒落ね」
沙織「忍者といえば日本より外国の方が熱狂な人気があるでござるな」
黒猫「海外では偽物が蔓延してるわね」
沙織「外国の忍者は破壊活動を主な活動としておりますが日本の忍者は隠密を主としておりますから
   一般人は存在さえも知る事がないでござるぞ ニンニン」
黒猫「最近はネットでよく忍者ネタを見かけるわね」
沙織「RPGでも良く見かけるようになりましたな」
黒猫「日本の文化が見直されている影響かしら?」
沙織「ネタとしての需要が高まったせいでござろう」
黒猫「……そう」
沙織「ゲームといえば くノ一は敵陣に捕まって××される展開ばかりお見受けしますな」
黒猫「なっ!?」
沙織「お? 何を想像したでござるか?」
黒猫「な、何でもないわよ」

試着後

黒猫「着てみたのだけど」
沙織「おぉ、装束がセクシーですぞ」
黒猫「どうでもいいけれどこんな派手な衣装では目立って仕方ないのではなくて?」
沙織「まぁそこはフィクションという事で」
黒猫「元も子もない事を…」



沙織「ふっふっふっ」
黒猫「ひぃぃぃ!」 ズザザザザ
沙織「さぁ黒猫氏、次はこの危ない水着を…」
黒猫「絶対に嫌よ、冗談じゃないわ!」
沙織「そういわずに~ ハァハァ」 ジリッ
黒猫「あなたいつもとキャラが違うわよ、これ以上近づいたら舌を噛むわ!」
沙織「ううう…拙者は、拙者はこの水着を黒猫氏に来て欲しいだけでござるのに…」
黒猫「そそそそんな汚らわしい物、お断りよ!」
沙織「しょぼーん」



沙織「では普通のスクール水着で」
黒猫「まぁそれぐらいだったら」
沙織「セーラー服、ブルマと並ぶ日本の三種の神器の一つでござる」
黒猫「…槇島? もしかしてこれは沙織の?」
沙織「いやー懐かしいですな、拙者が小学4年生の時の物ですぞ」
黒猫「小学…4年?」
沙織「黒猫氏にぴったりのサイズでござる」
黒猫「………」 ワナワナ



沙織「さて黒猫氏、今度はこのウェディングドレスを着てみてくだされ」
黒猫「乙女の死装束ね、き、着てみていいのかしら?」 ドキドキ
沙織「どうぞどうぞ ω」

試着後

沙織「純白のドレスとベール、これは黒猫氏の魅力を飛躍的に上げる事が出来るアイテムでござる、
   ぶっちゃけとっくに限界値を突破してオーバーキル喰らってますが気にしたら負けでござるよ」
黒猫「じ、実際に着てみると気恥ずかしいものね」
沙織「ゲームではED後にこの姿が見られることが多いでござるな、流石は乙女の最終形態といったところでござるな」
黒猫「そんな別称 初めて聞いたわ」
沙織「拙者、早く黒猫氏の本チャンのウェディングドレスが見たいでござる、
   ですので ちゃっちゃと結婚しちゃってくださいよ このこの~」
黒猫「か、からかわないで頂戴 ///」



―――数時間後

黒猫「ふう…、着せ替え人形の気持ちが良く分かったわ」
沙織「いやー素晴らしい時間でした~♪」
黒猫「まさか5時間も付き合わされるとは思わなかったわ」
沙織「まぁまぁ、それで黒猫氏の気に入った衣装はございましたか?」
黒猫「そうね…、メイド服と巫女装束とシスター服とナース服と浴衣と…」
沙織「………後日、黒猫氏の自宅へ郵送するでござる」

- 完 -



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 相変わらず冒頭がてきと…練りこみが足りないです
 2人の会話が微妙に噛みあってないのは書いてる人のコミュ力不足のせいですね

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