2ch黒猫スレまとめwiki

◆bEpzmEICXbOH

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zeppelin

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だれでも歓迎! 編集
お姉ちゃんと一緒♪


あたしは”妹達”と目配せをして、

「「「ごちそうさまでしたー」」」

「ごちそうさま」

一人遅れて「ごちそうさま」を言うのは兄貴だ。
なんで合わせられないかな。ホントどんくさい。

「京介くんたちが来ると、おかずもいっぱいだし、幸せ~」

「しあわせ~♪」


ヒナちゃんとタマちゃんが笑顔を見せる
この笑顔だけで、まだ丼飯3杯はいける!

今日は兄貴と二人。五更家にお招きされたのだ。
ヒナちゃんとタマちゃんと、アニメみたり、ゲームしたり、
う~ん。満たされてる。高坂桐乃14歳。満たされております。
んで、いま一緒にご飯を食べて、一緒にごちそうまをしたの♪
黒猫の料理は相変わらず美味しい。余は身も心も満腹じゃ。



「京介くんたちがくると、なによりも肉が出るものね! 肉が!」

「姉さま、ハンバーグ美味しかったです」

「やっぱり、お肉よ、お肉! 毎日とは言わないけど週一くらい!」

「あら、気づかなかったのかしら? 日向のは豆腐のハンバーグだったのだけど? 」

「えー! マジで!」

「フフフ… 冗談よ」

慌てるヒナちゃん。笑顔のタマちゃん。優しい笑顔を見せる黒猫…
なんかいいなぁ。この姉妹。あたしも妹ほしいなぁ…

ちなみに「キリ姉」というのは、あたしがヒナちゃんにお願いした呼び方だ。
最初は「桐乃さん」だったけど「お願いキリ姉って呼んで…!」って。
だってさ、黒いのが「ルリ姉」なら、あたしは「キリ姉」でしょ常考。


「片付けるの手伝うよ」

「あ、あたしも」

「いいわ。座っててちょうだい」

「皿洗いくらいさせろって」

「そんな事、お客にさせられないわ」

「美味い飯食わせて貰った礼だから」

「でも…」

「それくらいさせてくれって…」

「悪いわ…」

お皿を持ちながら押し問答してる二人。
う… なんかイチャついてるように見えるんだけど…
あたし、入り込めないじゃない。
結局、兄貴に押し切られた黒猫が振り返り

「あなた、先にお風呂入ってくれるかしら?」

「お風呂?」

「入らないつもり?」

「あ、あたしは後でいいわよ」

「あなたに遠慮なんて似合わないわよ?」

「あたし、そんな礼儀知らずじゃ!」

「桐乃、先はいれよ」

「はぁ!? あんたね」



兄貴にキレようとした時、

神提案がきた。

あたしの袖を掴みながら笑顔でタマちゃんが、

「桐乃お姉ちゃん。お風呂いっしょにはいりましょう」



キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!



「あたしもキリ姉と一緒にはいる」



キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!

キタ━━━ヽ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )メ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )メ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ノ━━━!!!!

キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!



「ほほほ、本当? 二人ともあたしと一緒に入ってくれるの?」

「はい♪」

「うん」


なにこれ? なにこれ? こんな事があっていいの? 
夢、夢じゃないかしら? これなんてエロゲ?
ウヒヒヒヒヒヒヒヒヒwww 生まれてサーセンwwwwブヒ


「き、桐乃…? 桐乃さん?」

「……不気味な笑顔だわ… 大丈夫かしら…?」


落ち着け、まず落ち着け。落ち着け桐乃。
軽率な行動で大事が去ってしまったら、死ぬに死ねなくなる。
ここが天王山だ。全身全霊で任務を達成するのだ!

あたしは『全力の涼やかな笑顔』で、
「そうかぁ。じゃあお姉ちゃんと一緒にはいろ」

さらに振り返り
「じゃあ、そうゆうわけだからお風呂いただくね?」

「そ、そう… 3人だと狭いけど」

「あー あー大丈夫、大丈夫。うん」

「……… 桐乃… 変なことするなよ…?」

「なにいってんの? バカなこと言わないで!」

あたしは息を吸い

「あのね、二次は二次! 三次は三次! 変な勘ぐりしないで!」

「そうか… 悪かったよ…」


よっしゃ! さすがあたし。読モなめるな!
兄貴のやつは、ちょっと疑ってたけど…
妹達とお風呂… ウヒヒヒヒヒヒヒwww おっとイカン。
さあ行くぞ、いざ鎌倉!いや、いざお風呂場へ





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「そ、そんな見ないで…」

「うわぁ、やっぱりキリ姉ってスタイル良いなぁ…」

「きれいです♪」

「も、もう、見ないでってば…」


あれ? なんか、とんでもなく恥ずかしいんですけど?
ここは妹達が恥ずかしがるシチュじゃないの?
「キリ姉… そんな見ないで…」とか「そんな見ちゃらめぇ…」とか
逆に、あたしが恥ずかしいって何で?
思わずタオルで身体を隠してしまう。


「女の子同士なんだから隠さなくてもいいじゃん。もっと見せてよー」

ちょ、おま、なに言ってるの、ひなちゃん! タオルひっぱらないで!

「キリ姉、おっぱい大きいよね。ルリ姉と段違い」

「そ、そんなこと…」

「やっぱり肉なのかなぁ。あたしもキリ姉くらい欲しい… バイトして肉買おうかな…」


自分の胸を見ながら、おっぱいと肉の関係を考察しているヒナちゃん。


なんか意識してるの私だけ? って意識してるのがおかしいのか。
エロゲみたいなシチュにドキドキしてたけど、良く考えたらあたしも女だし。
女の子同士が一緒にお風呂入ると普通だし。
あたし。どんだけエロゲ脳なんだろう… ちょっとエロゲ控えようかな…


少し自分の生き方に疑問を感じてると、スポンジを手にもった笑顔のタマちゃんが、

「桐乃お姉ちゃん。せなか洗ってあげます」

「え、いいよ。自分でやるから!」

「えんりょしないでください♪」

「キリ姉、珠希の好きにさせて、お礼のつもりなんだ」

「え?」

「珠希もさ、あたしもなんだけどさ…… キリ姉と京介くんに感謝してるんだよね…」

「感謝…?」

「ルリ姉がさ… 家に友達呼ぶとか今まで無かったし…」

「…」

「キリ姉達と知り合った頃からかな?、ルリ姉、いきいきしてるんだよね」

「姉さま、幸せそうです」

「……」

「キリ姉とさ沙織さん? の写真を見て、ルリ姉にやにやしてるんだよね。嬉しそうに…」

「おともだちです♪」

「………」

「それと合わせて奇行も増えてるんだけど…」

「…………」

「あの白い衣装と仮面とか… ドヤ顔で外出した時は、我が姉ながらもう……」

「姉さま、仮面がお似合いで、とても綺麗でした」

「……………」


指で頬を掻きながら
「そんなわけでさ。あたし達ほんとキリ姉たちに感謝してるんだ」

「………………」

「ルリ姉の人見知りって筋金いりだし。趣味もアレだから… 友達とかさ…」

「…………………」

「最初、脳内友達かと思ってたけど、実際の京介くんもキリ姉も良い人だし… これからもルリ姉のこと宜しくお願いします」

「よろしくおねがいします」

「……………………うん」

「だから珠希の好きにさせて?」

「せなか、あらいますね?」

「………………………うん…うん」





タマちゃんがスポンジで、あたしの背中をこすってくれている。
ヒナちゃんは湯船に漬かっている。


あたしは…… あたしは泣いちゃってる。
俯いてるので髪で顔が隠れているから、
二人には見えないけど…


姉想いいってか家族想いで、二人とも本当にいい子。
へんな妄想してた。自分が恥ずかしい。
この子たちを悲しませるなんて出来ない…
この子たちの為なら何でもしてあげたい…
あたしに出来ることってなんだろう…?



仕上げとばかりで洗面器でお湯を流し、
「おわりましたよ~ ぴかぴかです♪」

「タマちゃん、ありがとうね~」

あたしはタマちゃんの頭を撫でてあげた

「えへへ~ どういたしましてです」

天使の笑顔がかえってきた。


「キリ姉、珠希と湯船に入ってよ。あたし身体洗うからさ?」

「ん。了解」



あたしはタマちゃんと湯船につかり、交代でヒナちゃんは身体を洗っている。


「それにしても、何でルリ姉と京介くん別れちゃったんだろ?」


「!?」


「ルリ姉いわく『フッ、私が振ったのよ』なんて言ってたけど…」


「ご~お、ろ~く、ひ~ち………」


「二人を見てるとさ、別に嫌いあってるように見えないし」


「じゅうきゅ、に~じゅう、にじゅいち………」


「ルリ姉も京介くんも意識してるのみえみえだし」


「さんじゅうよん、さんじゅご、さんじゅろく………」


「ほんと、なんで別れたんだろう? キリ姉さ、なんか知ってる?」


「え…? さ、さあ…」


「ごじゅに、ごじゅさん、ごじゅし………」


「う~ん、なんでなんだろう?」


「あいつが、ゴホン… 兄貴がセクハラでもしたんじゃないの?『おっぱり触らせてくれ!』みたいな」


「ろくじゅに、ろくじゅさん、ろくじゅし………」


「えー? ルリ姉のおっぱいなんか揉むほどないじゃん」


「ななじゅなな、ななじゅはち、ななじゅく………」


「まあ… ないけども。そうゆうのが好きな男の人っているわけだし…」


「はちじゅよん、はちじゅご、はちじゅろく………」


「そうゆうのって、ロリコンだっけ? 京介くんそうなのかな? ってことは、あたしも京介くん好みってこと?」


「きゅうじゅなな、きゅうじゅはち、きゅうじゅきゅ………」


「あたしも胸ないし… いや将来的にはわからないけど!」


「ひゃ~く♪、おねえちゃん、ひゃくまでかぞえましたよ?」


「うん、タマちゃんえらい! じゃあ今度は頭洗おうか? お姉ちゃんが洗ってあげるね」

「はい~♪」


ヒナちゃんが身体に湯をかけてから湯船につかる。交代であたしとタマちゃんが洗い場へと。
う~ん。兄貴がロリコンねぇ。リアの件もあるからけど… それはない… ないと信じたい。
今までの情報だと「眼鏡好き」ってのは確実なんだけども。
ヒナちゃんは湯船で「おっぱいの大きさは遺伝によるものか?」とぶつぶつ言ってた



「それじゃ、タマちゃんシャンプーかけるから目つぶっててね?」

「は~い♪」

本当に素直ないい子だなぁ。こうゆう妹がいたらなぁ。
うわぁ、髪の毛も綺麗だなぁ。黒猫にも負けてないかも。
この子… 絶対将来美人になるね。あたしが保障する。
性格は”姉!に似せないようにしないとね。

「かゆいところは、ありますか~?」

「だいじょうぶで~す♪」

ウヒヒヒヒヒヒヒヒヒhwwww テラカワユwwwwww
は!? いかん、いかん。こうゆうのとは違うんだから。
桐乃、自分をしっかり保て!


湯船に頬杖をつきながらヒナちゃんが言う。
「えへへ~ キリ姉と珠希、本当の姉妹みたい」

「ええ~? そう見える? そう見えちゃう?」

なんとも嬉しいこと言ってくれるじゃない。
お姉ちゃんはヒナちゃんも大好きだお。





「ルリ姉と京介くんがさ、結婚すればキリ姉と本当の姉妹になれるのにね」




「え!?」


ん? あれ? あたしとヒナちゃんタマちゃん達と姉妹になる?

この可愛い天使達が妹に? 

黒猫と兄貴が結婚すれば? 黒猫がお姉ちゃん?

私好みの料理が作れて、趣味が語り合えるお姉ちゃん?

臆病で、優しくって、マジで兄貴のことが好きな娘が?

兄貴は兄貴で、あたしの兄貴のままで?

兄貴が黒猫と結婚すれば? なんで結婚しないの?

結婚は早すぎでしょ! でも恋人なら?

兄貴は黒猫が好き、黒猫も兄貴が好き、何故?

兄貴が泣いてるのは嫌なんだよね? 兄貴を泣かせてるのは誰?

黒猫を… 友達を泣かせてるのは誰?

あたし? あたしのせい?

あたしが我慢すれば? 我慢? なにを我慢するの?

嫉妬? なんで嫉妬するの? 家族が家族に嫉妬っておかしくない?

あれ? ってことは答えが出るんじゃないの?

黒猫が幸せで、兄貴が幸せ、ヒナちゃんとタマちゃんが幸せ、あたしも幸せ…

ああ、新しい家族が出来るの? そうか、お姉ちゃんができるのか?

マナちゃんじゃなくて? あやせはいいの? 沙織は? 加奈子? フェイトさんは無いか…

あれ? 混乱してきた… 待って、もう少しで答えが、皆が幸せになるって答えが出るのに…

もうちょっとなのに… 兄貴と黒猫が結ばれれば………









「桐乃おねえちゃん。リンスはいらないですよ~?」

「へ? リンス? リンスが答え?」

「って、キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

「どうしたの? ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」













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俺は皿を洗い終わると黒猫と差し向かいで茶を飲んでいた。

「なあ、黒猫、そのさ… 俺が大学に、桐乃が高校に行ったらさ…」

「うん……」

「そしたら環境が変わって、状況も変わると思うんだ」

湯呑を見ながら俺は言う。

「その時は俺の、俺の方から言うからさ。それまで待ってて欲しい…」

顔をあげ黒猫を見る。うっ、目を潤ませてる…
泣かしちゃったかな。ごめんな俺がヘタレなせいで…

「言ったはずよ? 私は永遠に貴方のことが……」



「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」


「!?」

「!?」

「悲鳴?」

「お風呂場からだわ!」


ダダダダダダダダダッ!
風呂場にダッシュで向かう俺と黒猫。
脱衣所のドアを開け、されに風呂場のドアノブに手をかける。




「日向! 珠希! どうしたの!」

「大丈夫か? 桐乃!?」




そこで見たのは、血まみれの珠希ちゃん(裸)だった。

「どうしたのですか?」

湯船で泡くってる日向ちゃん(裸)
「あわわわわわ…」

珠希ちゃんを見て、真っ青の黒猫(ジャージ)
「たたたたたた、珠希!?」

そして鼻血をタレ流してる桐乃(裸)
「きゃ、きゃああああああああああああああああああああああーーーーー!!!」

そして桐乃に全力グーパンで失神させられる俺であった……




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兄貴はリビングに運ばれ、3姉妹に看護を受けていた。

「鼻血が止まらないわね」

「京介くん大丈夫?」

「おにいちゃん、だいじょうぶですか?」

「ああ、大丈夫だよ、ちと鼻血が止まらないだけだ」


…まあ、素晴らしい手ごたえがあったし…
あたし格闘技の才能もあるのかしら? 


兄貴があたしを睨みつけ、

「お前の鼻血は止まったのか?」

「チッ、もう止まったわよ… ちょっとのぼせただけだから…」

「本当か? 本当にのぼせただけか? 変なことしたんじゃないだろうな?」

「ちょ、なにいってんのよ! そんなこと… あるわけないじゃない!」


こいつ失礼すぎる! あたしがそんなことするわけないでしょ! あくまで脳内、脳内だけ!


「それよりも、あんた、あ、あ、あたし達の裸見たでしょ!」

「ばっ! あれは心配で、しょうがないだろ!」

「あたし、京介くんに見られた」

「みられたー♪」

「まてまてまてーい! 百歩譲って見たのは、謝る。正直、すまんかった」

「でも、わざとじゃないんだよ? お前達が心配だから… わかってくれよー」

「ちょっと、興奮しないでティッシュが取れるわ」

「どうしようかなー? ねー」

「どうしようかなー♪」

うわぁ、小悪魔だ! リアル小悪魔!

「わかった。俺に出来ることは何でもするよ。受験控えて金も暇もないけど…」

「なんにも出来ないじゃん」

「お前には言ってねーよ」

プチっ

「黒猫そこどいて、そいつ殺せない!」

「馬鹿な真似は止めなさい。折角の新居にいきなり地縛霊を住まわせるつもり?」

「チッ…」

「あーもう。悪かったよ… ごめんな。でも本当に悪気はないんだ」

まあ、この辺が矛の納め時かな。
悲鳴を聞いて心配して駆けつけてくれたのだし…
ううう… 裸を見られたのはしゃくだけどさ。

「…ん。わかった。あんたも心配した結果が、こうなっただけだし」

フンと鼻息を出して

「今回は許してあげるわ…」

「そうか、風呂場の出来事だけに水に流してくれるか?」

「なにそれー? 京介くん上手いこと言ったつもりー?」

「うまい? おにいちゃんおいしいこといったですか?」

「違うよ、京介くんが、もの凄くしょうもない事を言ったの」

「あのな… しょうもないって…」

「フフフ、珠希には理解できない領域ね」

「しょうもないこと? まずいってことですか?」

「うん、とてつもなくまずい」

「お兄ちゃん。まずいのはいやです。おいしいのください」

「だそうよ? 黒き獣の力を解放してみては?」

「さ、京介くん、改めてどぞー」

「無茶振りやめて…」

「ぷぷぷ… あははははは」

「桐乃?」

「あはははは、面白い。」


なにこの3姉妹。面白いじゃない。
あたしの大笑いを不思議そうに見てる。

あたしはお風呂場で考えてたことを思いだす。

この子達と家族? 悪くない。
いや、最高でしょう? 

今すぐってわけにはいけないけど、
そう遠くない将来に向けて…



「ねえ兄貴、お詫びの件なんだけどさ…」

「なんだ? 受験終るまで暇と金はないぞ?」

「受験、終ったらで良いからさ… あたしと黒猫と、ヒナちゃんとタマちゃんを遊びに連れてってよ?」

「あー 受験終ったらな」

「ほんと、やったー!」

「やったー♪」

「私も良いの? 裸みられてないけれど」

「良いの、良いの。むしろあんたが来ないと練習にならない」

「練習? なにいってんだお前?」


不思議そうな顔の兄貴と黒猫。
そう遠くない将来、家族になるんだからその予行練習よ。
とは言えないよね… 


「それより受験失敗しないでよ? 遊びに行ってお通夜とか嫌だからね?」

「ああ、任せろ… 大学は絶対受かるから… な、黒猫…」

「な、なんで私に聞くの…」

「そういえば桐乃、お前は受験大丈夫なのか?」

「あたしぃ? 誰にモノ言ってっつーの! 推薦できまってるっつーの」

「なにぃ? 初耳だぞ! どこの高校だ?」

「そこの黒いのと同じ学校」

「はい?」

「覚悟しなさいよね? 五更先輩(はーと)」








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