桐乃 「ねぇ~、もう格闘ゲームばっかで飽きたー! 折角ゲーセン来たんだから何か他のもやろうよぉ」
黒猫 「飽きた、って……。
自分でやり始めたくせに、勝てない相手が出てきた途端私にプレイを押し付けた人が何を言っているの。
……私はあなたのお助けキャラでは無いのよ?」
桐乃 「それは、その……あ、あんたの数少ない特技を生かしてあげようっていう、このアタシの心遣いだって!」
黒猫 「大きなお世話よ、まったく。……それで? 次は何をやりたいのよ」
桐乃 「んー、あ、コレやろ、コレ!」
黒猫 「コレ、って……、か、カップル専用プリクラですって……? ……あなたまさか、この私にそんな劣情を……」
桐乃 「ち、違うって! ここのフレームが可愛いんだってば!」
黒猫 「……大体、カップル専用と銘打っているものを女の子二人で使っていいものなのかしら……」
桐乃 「別にいいんじゃん? 何か言われたら『あたしたちカップルです!』って言えばいいし」
黒猫 「……お、おぞましいことを言わないで頂戴」
桐乃 「えー、そんなこと言って、あんただって同人誌で百合とか描いてるくせにィ?」
黒猫 「二次元と三次元を一緒にしないで、ってあなたがいつも言ってる台詞でしょう……っ」
桐乃 「まぁいいじゃん。ささ、入った入った~」
黒猫 「これは……、撮った写真に文字が書き込めるのね」
桐乃 「あんたこういうの初めて? まぁそうだろうねぇ~、にやにや」
黒猫 「う、うるさいわね。私は“組織”に追われる身なのだから、やたらに記録を残すような真似が出来ないのよ」
桐乃 「ハイハイ、いつもの乙。そんじゃ、あたしが書いてあげる。……邪鬼眼、厨二病、っと」
黒猫 「っな……クッ……この、何を好き勝手に書いているの……っ。貸しなさい……っ」
桐乃 「ちょっ、何よブラコンって! アタシはそんなんじゃないし! アイツと一緒にすんなっての!」
黒猫 「あら、そうだったかしら? ……それなら、額に『兄専用』とでも書いてあげましょう」
桐乃 「んなっ、ちょ、マジで書く気!? わ、分かった、もうコレでいい! 決定ッ、決定ボタンっ!」
ピローン
黒猫 「はぁはぁはぁ……、何故プリクラ一つでこんなに疲れないといけないのよ……」
桐乃 「こ、こっちの台詞だってのっ! ――ハイ、これ半分、アンタの分。……それ、アイツに見せたら殺すからね?」
黒猫 「フッ……、まぁいいでしょう。……人目に付かない様、しっかり“封印”しておいてあげるわ」
黒猫 「飽きた、って……。
自分でやり始めたくせに、勝てない相手が出てきた途端私にプレイを押し付けた人が何を言っているの。
……私はあなたのお助けキャラでは無いのよ?」
桐乃 「それは、その……あ、あんたの数少ない特技を生かしてあげようっていう、このアタシの心遣いだって!」
黒猫 「大きなお世話よ、まったく。……それで? 次は何をやりたいのよ」
桐乃 「んー、あ、コレやろ、コレ!」
黒猫 「コレ、って……、か、カップル専用プリクラですって……? ……あなたまさか、この私にそんな劣情を……」
桐乃 「ち、違うって! ここのフレームが可愛いんだってば!」
黒猫 「……大体、カップル専用と銘打っているものを女の子二人で使っていいものなのかしら……」
桐乃 「別にいいんじゃん? 何か言われたら『あたしたちカップルです!』って言えばいいし」
黒猫 「……お、おぞましいことを言わないで頂戴」
桐乃 「えー、そんなこと言って、あんただって同人誌で百合とか描いてるくせにィ?」
黒猫 「二次元と三次元を一緒にしないで、ってあなたがいつも言ってる台詞でしょう……っ」
桐乃 「まぁいいじゃん。ささ、入った入った~」
黒猫 「これは……、撮った写真に文字が書き込めるのね」
桐乃 「あんたこういうの初めて? まぁそうだろうねぇ~、にやにや」
黒猫 「う、うるさいわね。私は“組織”に追われる身なのだから、やたらに記録を残すような真似が出来ないのよ」
桐乃 「ハイハイ、いつもの乙。そんじゃ、あたしが書いてあげる。……邪鬼眼、厨二病、っと」
黒猫 「っな……クッ……この、何を好き勝手に書いているの……っ。貸しなさい……っ」
桐乃 「ちょっ、何よブラコンって! アタシはそんなんじゃないし! アイツと一緒にすんなっての!」
黒猫 「あら、そうだったかしら? ……それなら、額に『兄専用』とでも書いてあげましょう」
桐乃 「んなっ、ちょ、マジで書く気!? わ、分かった、もうコレでいい! 決定ッ、決定ボタンっ!」
ピローン
黒猫 「はぁはぁはぁ……、何故プリクラ一つでこんなに疲れないといけないのよ……」
桐乃 「こ、こっちの台詞だってのっ! ――ハイ、これ半分、アンタの分。……それ、アイツに見せたら殺すからね?」
黒猫 「フッ……、まぁいいでしょう。……人目に付かない様、しっかり“封印”しておいてあげるわ」