2ch黒猫スレまとめwiki

◆F9eLQtUjcI

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
学校から家への帰り道、疲れた様子の黒猫がとぼとぼ一人で歩いている

「はあ・・・今日は・・疲れたわ・・・あんなに質問攻めにされるとは・・・
で、でも、痛い発言はしなかったわ・・してないよね?・・た、多分してない・・はず」
「ふっ、私だってやれば出来る子なのよ、そう、出来るはず・・出来てた・よね?」
「それに、ま、まさか瀬菜に勝るとも劣らない腐な人や百合な人があんなにいるなんて・・・」
「さすが女子高、と言うべきなのかしら?百合な人は先生の影響・・?
・・・わかる気がするかも・・・あのチャームの笑顔は強力よね・・・」
「去年のバレンタインデーは戦争だったらしいし・・・」

黒猫はブンブン頭を振る
「わ、私はノーマルよ、ノーマルよね?け、けっしてチャームの魔法にかかったわけでは~~」
しばし頭を押さえてうずくまる

がばっと起き上がる
「そ、そうだわ、京介にメール・・で、電話しなくちゃ、し、心配してるよね?」
ちょうどその時携帯の着信音が鳴り響く
「ひゃあ!わ!わ!だ、誰かしら」
着信表示はもちろん京介・・

「はい、なにかしら?」
 「今日どうだった?心配で心配でさー」
「ふ、もちろん上手くやったわよ、友達も何人かできそうだし」
 「おおー、それはすごい、良かったじゃん」
「あ、ありがと、京介がいなくたって、わ、私一人だってやれば出来るのよ」
 「いや、心配でさー、学校サボってそっちに行こうかと思ったくらいで」
「だ、だめよ!学校サボったら、でも・・心配してくれてありがとう、うれしいわ」
 「お、おう、どういたしまして」
「ところで京介今どこにいるの?」
 「ん?んーー、んーーーと、後ろ・・見てみ?」
「う、後ろ?」
おそるおそる振り向くと・・・
 「よ!」
そこには携帯片手に手を振る京介が至近距離に
「ひゃあ!い、いつからそこに?」
思わずヘタリこみそうになるがギリギリで持ちこたえる

 「んー、なんか頭振ってたあたりから・・かな?」
「な、なにか聞こえた?」
 「んーー、チャームがどうとか百合の花がどうとか・・・」
「ああああ~~~~」
「わ、忘れて、ね?忘れてぇ~~~」
京介の腕を掴んでガクガク揺する

 「えーーー?どうしよっか、なーー」
「う~~~~、の、呪うわよ!」
 「ふっ、望むところよ」
「ふ~~~~~~っ!」
ガクガクガクガク
 「ごめんごめん、冗談だって、聞こえたって言っても
  断片的で意味わかんなかったしさ」
「ほ、ほんとに?」
 「うん、ほんと、ほんと」

 「と、ところでさ、黒猫は何着てもほんと似あうよな、今度の制服もすっげかわいいな」
「え?え?そ、そ、そうか・・な?」
 「うんうん、すげえ似合ってる」
 「な、写メ撮っていい?」
「だ!ダメダメダメ!!もし撮ったら、の、呪うわよ!!」
 「だから望むところだってば」
「う~~~~、撮ったら携帯へし折ってやるぅ~~~」
 「うは!わ、わかった、撮んないから、な?落ち着けって」
「うん・・・ほんとに撮らない?」
 「撮らない撮らない」
「ほんとにほんと?」
 「うんうんうん、ほんとほんと」
「・・・わかった・・・」

頬を染めて俯いた黒猫がささやく
「ね、ねえ、ゆ、夕食・・食べて・・く?」
 「え?い、いいのか?」
「うん、そ、その・・学校の事も・・話したいし・・・」
 「じゃあ、ごちそうになろっかな」

「・・・来てくれて、ホントは嬉しかったし・・・」
 「え?そ、そか、来たかいがあったなー」

 「な、なあ、前に手をつなぐ練習が必要って言ってたよな?」
「え?ええ、言った・・わね」
 「れ、練習してみねえ?」
「え?え?い、今?」
 「だ、ダメ・・か?」
「・・・そ・・そ・・そうね」
「い、良い機会・・かも・・ね」
 「だ、だろ?時間は有効に使わないと」
「そ、そう・・ね」

「ゆ・・ゆっくりね、やさしくね」
 「お、おう、ま、まかせとけ」
黒猫がおずおずとゆっくり手を差し出してくる
京介の手が優しくそっと包み込むように握る
 「ど、どうだ?」
「へ、平気よ、二度目だし・・・」
と言いつつも心臓は早鐘のように鳴り響いている

 (ここが踏ん張りどころですぞ、黒猫殿~~)
(って、さ、沙織、ま、また頭の中に来たの?)
 (はっはっは、拙者は守護天使ですぞ、いつでも見守りいたしておりますぞ~)
   [ガンバよ!五更さん!!]
(って、ふ、増えてるぅ~~~、って、ま、まさか、せ、先生?)
 (おろ?黒猫殿の事は拙者にお任せあれ!)
   [あら、担任として見過ごせないわ]
   [五更さん、まだ高校生なんだから清い交際をね!]
 (はっはっは、京介殿はへたれですから間違いが起きる可能性は低いですぞ~)
   [だからと言って見過ごす訳にはいかないわ]
(ま、まさか、先生も天使の戦列の一員?)
   [あら、それは秘密よ]


 「く、黒猫?大丈夫か?具合、悪いのか?」
「え?え?な、なんでもないわ、守護天使とチャーム使いが・・ゴニョゴニョ」
 「え?えーーと?は、はは・・・そ、そっか?」

「・・・あら、ドキドキが収まってる・・・」
 (はっはっは、これを狙っていたのでござるよ~)
   [五更さん、とにかく清い交際をね!]
(え~と、ここは感謝すべきなのかしら?)

 「く、黒猫?ほんとに、大丈夫か?」
「え?だ、大丈夫よ、
 妹たちがお腹空かせて待ってるわ、さ、行きましよう」
 「お、おい、く、黒猫?」

で、黒猫さん、勢い余って手を繋いだまま玄関先まで京介引っ張って行って
日向に目撃されたとかされなかったとか色々あったりなかったり
で、何が言いたいかというと、京介もげろぉ~~~ww

うやむやのうちに おわったりするw

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

記事メニュー
目安箱バナー