深夜の五更家子供部屋の日向の布団の中から声がする
「あ!あ~!だめ、やだっ、だめ、だめってばぁ~~~」
「やぁっ!あ~~~~」
「・・・う~~、もうちょっとだったのにな~、ゲームオーバーかぁ~」
布団から這い出してきた日向が携帯ゲーム機を置く
「・・・お腹すいたな・・・冷蔵庫に何かあるかな?」
台所に向かうと人影と鼻歌?のようなものが聞こえる・・・
「る~♪るる~~~♪る~~~~♪」
「おかあさ・・・ル?ルリ姉えぇ?」
「ひゃあ!あ?えっ?え?・・・ひっ、日向?」
(ル、ルリ姉が鼻歌?め、珍しいぃ~~~)
「ル、ルリ姉、お、おどかしちゃったなら、ご、ごめん」
「う、ううん、いっ、いいの、どうしたのこんな時間に?」
「ゲームやってたらお腹すいちゃってさ~」
「そう・・・なら、これ、食べる?」
「やったぁ、おにぎりだ~、でもいいの?ルリ姉の夜食じゃ?」
「ううん、全部食べていいわよ」
「じゃあ遠慮なく~、あ、ツナマヨだ~、モグモグ、わあ、こっちは唐揚げだ~、
ん~、おいしいぃ~、ムグムグ、でも、ルリ姉にしては珍しい具だね?」ムグムグ
「あっ!あ・あ~~、そっかぁ~~、も・し・か・し・て・京介くん用の試作品?」
「ち、違うわよ・・・違うと言ってるでしょ」
俯いた黒猫の頬がみるみる赤く染まる
「そっか~、なるほど~~、むふふ~~、あ、シソだ~」ムグムグ
「だ、だから違うと言ってるでしょ」
「これなら京介くんバッチリ喜ぶと思うよ」
「ほ、ほんと?ほんとにそう思う?」
「ほんとほんと、ほら、やっぱりそうだったんだ~~、うふふふ~~~」
「つ・・・・・っ」
(や、やばかったかな~?)
「・・・・・・・・」
(さ、さっさと食べちゃお~モグムグモグ)
「・・・ね・・・ねえ、先輩のこと見て・・・どう思った?」
「え?高坂くん?ん~、地味だし、ちょっと頼りなさそうかな~?
って、そ、そんな睨まないでよ~~」
「・・・睨んでないわよ」
(う、うそだ~~、おもいっきり睨んでるよ~~、こ、怖いよ~~)
「んと、んと、や、やさしそうだし、良い人オーラ出しまくってるし~」
「あなたもようやくオーラが視えるようになったのね、良い事だわ」
「(うは)背もすごい高いし、よく見るとけっこうかっこいいし~」
「あら、よく見なくてもかっこいいでしょ?素敵よね?」
「(うひゃ)そ、そうだね、かっこいいよね」
「・・・私には・・もったいないわ・・・」
「そんな事ないよ、お似合いだよ、二人とも幸せそうだし~」
「・・・そうかしら?」
「うんうん、あたし高坂くんがお兄ちゃんならいいよ、珠希もなついてるし~
それにあたしたちと結構気が合うみたいだしね~」
「・・・あたしたちの世話が忙しくて友達の誘い断ってるうちに友達なくして
あたしたち、すごくすっごく心配してたんだよ、だから、
だからルリ姉幸せになってよね、絶対絶対幸せになってよね」
「日向・・・ありがと・・・って、そ、そんな!ま、まだ気が早いわよ」
「あ~~、まだ、って事は予定はしてるんだよね?契り結んだんだよね~?」
「ひ、日向っ!」
「あははははは♪もう遅いから寝るね~、おにぎり美味しかったよ
おやすみ~~」
「もう、日向ったら・・・」
「暑いからってお布団蹴飛ばしちゃダメよ、おやすみ」
「明日もデートなんでしょ?がんばってね~、今度こそおやすみ~」
「おやすみ、ほんとにもう・・・」
洗い物をしている黒猫
「・・・ふふ、日向ったら・・・」
「そうよ、私たちは大丈夫、幸せになるわ」
「・・・そう、きっと大丈夫・・・きっと・・・」
黒猫の頬に何かが光ったのは洗い物の水がはねたのか
それとも・・・
おわり
「あ!あ~!だめ、やだっ、だめ、だめってばぁ~~~」
「やぁっ!あ~~~~」
「・・・う~~、もうちょっとだったのにな~、ゲームオーバーかぁ~」
布団から這い出してきた日向が携帯ゲーム機を置く
「・・・お腹すいたな・・・冷蔵庫に何かあるかな?」
台所に向かうと人影と鼻歌?のようなものが聞こえる・・・
「る~♪るる~~~♪る~~~~♪」
「おかあさ・・・ル?ルリ姉えぇ?」
「ひゃあ!あ?えっ?え?・・・ひっ、日向?」
(ル、ルリ姉が鼻歌?め、珍しいぃ~~~)
「ル、ルリ姉、お、おどかしちゃったなら、ご、ごめん」
「う、ううん、いっ、いいの、どうしたのこんな時間に?」
「ゲームやってたらお腹すいちゃってさ~」
「そう・・・なら、これ、食べる?」
「やったぁ、おにぎりだ~、でもいいの?ルリ姉の夜食じゃ?」
「ううん、全部食べていいわよ」
「じゃあ遠慮なく~、あ、ツナマヨだ~、モグモグ、わあ、こっちは唐揚げだ~、
ん~、おいしいぃ~、ムグムグ、でも、ルリ姉にしては珍しい具だね?」ムグムグ
「あっ!あ・あ~~、そっかぁ~~、も・し・か・し・て・京介くん用の試作品?」
「ち、違うわよ・・・違うと言ってるでしょ」
俯いた黒猫の頬がみるみる赤く染まる
「そっか~、なるほど~~、むふふ~~、あ、シソだ~」ムグムグ
「だ、だから違うと言ってるでしょ」
「これなら京介くんバッチリ喜ぶと思うよ」
「ほ、ほんと?ほんとにそう思う?」
「ほんとほんと、ほら、やっぱりそうだったんだ~~、うふふふ~~~」
「つ・・・・・っ」
(や、やばかったかな~?)
「・・・・・・・・」
(さ、さっさと食べちゃお~モグムグモグ)
「・・・ね・・・ねえ、先輩のこと見て・・・どう思った?」
「え?高坂くん?ん~、地味だし、ちょっと頼りなさそうかな~?
って、そ、そんな睨まないでよ~~」
「・・・睨んでないわよ」
(う、うそだ~~、おもいっきり睨んでるよ~~、こ、怖いよ~~)
「んと、んと、や、やさしそうだし、良い人オーラ出しまくってるし~」
「あなたもようやくオーラが視えるようになったのね、良い事だわ」
「(うは)背もすごい高いし、よく見るとけっこうかっこいいし~」
「あら、よく見なくてもかっこいいでしょ?素敵よね?」
「(うひゃ)そ、そうだね、かっこいいよね」
「・・・私には・・もったいないわ・・・」
「そんな事ないよ、お似合いだよ、二人とも幸せそうだし~」
「・・・そうかしら?」
「うんうん、あたし高坂くんがお兄ちゃんならいいよ、珠希もなついてるし~
それにあたしたちと結構気が合うみたいだしね~」
「・・・あたしたちの世話が忙しくて友達の誘い断ってるうちに友達なくして
あたしたち、すごくすっごく心配してたんだよ、だから、
だからルリ姉幸せになってよね、絶対絶対幸せになってよね」
「日向・・・ありがと・・・って、そ、そんな!ま、まだ気が早いわよ」
「あ~~、まだ、って事は予定はしてるんだよね?契り結んだんだよね~?」
「ひ、日向っ!」
「あははははは♪もう遅いから寝るね~、おにぎり美味しかったよ
おやすみ~~」
「もう、日向ったら・・・」
「暑いからってお布団蹴飛ばしちゃダメよ、おやすみ」
「明日もデートなんでしょ?がんばってね~、今度こそおやすみ~」
「おやすみ、ほんとにもう・・・」
洗い物をしている黒猫
「・・・ふふ、日向ったら・・・」
「そうよ、私たちは大丈夫、幸せになるわ」
「・・・そう、きっと大丈夫・・・きっと・・・」
黒猫の頬に何かが光ったのは洗い物の水がはねたのか
それとも・・・
おわり