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7巻告白後プロット:16スレ目719-721(中編)

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kuroneko_2ch

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(7巻直後から 告白シーン プロット 8/18夕)
えっ?! 一瞬、自分の耳を疑う京介。しかし思い詰めた表情の黒猫を見て
ただならぬ意志の強さを感じ取る。

京介「・・・本気、なのか?」
黒猫「・・・冗談で、こんなこと言えないわ・・・」

うつむき微かに震えながら立ち尽くす黒猫。あまりのことに言葉が出ない京介。
やがて思いついたようにつぶやく京介。

京介「と、とにかく座ろうか・・・」
二人でベンチに腰掛ける。二人とも無言。しばしの沈黙の後、京介が切り出す。

京介「正直・・・驚いた」
黒猫はずっと無言、うつむいたまま口元をきゅっと結んでいる。京介の返答を待っている。

(目の前にいるのは後輩で黒髪の綺麗な美人だけど厨二病入ってるヲタクっ娘で、
プライドも高くてひねくれ者だけど人一倍頑張り屋で淋しがり屋で、か弱い女の子だ。
そんな子が平凡極まりない俺にあろうことか「告白」をしている。客観的に考えて
答えは一つだろう。・・・だが俺の口から出た言葉はそんな予想に反するものだった。)

京介「・・・少し、考えさせてくれないか?」(・・・何を考えるっていうんだ、まったく。)

その言葉を聞いた黒猫は一瞬大きく目を見開いて京介の顔を見上げたが、
すぐまたうつむいて黙り込む。ただその表情は前と違って悲しみを含んでいた。

黒猫「・・・わかったわ。・・・でも、そんなに長くは待てないわ。」
静かに答える黒猫。その言葉を聞いてなるべく早く返答することを約束する京介。
しかし黒猫の表情は変わらなかった。

黒猫「答えが決まったら今度は貴方の方から連絡をしてちょうだい。」

そう言うと黒猫は立ち上がり、振り向きもせずにその場を後にした。
呼び止めることもなく、そのまま残される京介。

(自宅シーン プロット 8/18夜)
家に帰ってきても全てが上の空の京介。まるで「高坂京介」を演じているかのような
不思議な感覚に囚われる。いつもと同じ食卓。いつもと同じ家族。だが自分だけがどこか
いつもと違っているというような・・・

そんな"異変"に一人だけ気づいた者がいた。桐乃だ。
部屋に戻る途中で桐乃に呼び止められる京介。

桐乃「・・・・・・アンタさぁ、なんかあったの?」

腕組みをしてぶっきらぼうに尋ねる桐乃。その問いかけに他人事のように感心する京介。
(なぜこいつには分かるんだろうか?)しかし当然のごとく「そのなにか」を答えるわけには
いかなかった。なぜならそれは京介自身が答えを出さなければならないことだから。

京介「・・・いや、なにもねぇよ。気を遣わせて悪かったな。」
淡々と答えて部屋に入る京介。その態度にムカついた桐乃、京介の部屋のドアに蹴り一発。

部屋に戻った京介は、これまでのことを考える。なぜすぐに返答しなかったのか? いや、
できなかったのか・・・? 

京介「大概そういう時ってのは、他に好きな奴がいる時とかだよな?」
自分にそういう対象がいるのかを自問する京介。

(あやせ? 違うな、好みのタイプだけどいかんせん向こうには変態兄貴と思われてるし。
麻奈実? 確かに麻奈実は幼馴染みでずっと一緒に過ごしてきた俺にとって掛け替えのない
存在だ。じゃあ麻奈実の存在が返答を止まらせたのか? これまで麻奈実のことを「そんな風」
に考えたことはなかった。ただあいつと一緒にいると居心地がよくて癒されて、そんな関係が
ずっと続けばいいと思っていたことは確かだ。それは今も変わらない。ただそれが理由でない
ことだけは何故か分かっていた。・・・じゃあ、なぜ?)

出口の見つからない迷路に迷い込んだように苛立つ京介。心の中で何かが引っかかっている。
それを探し求めようとする京介。しかしそこで思い浮かんできたのは予想だにしなかった顔だった。

(『・・・なんかあったの?』 桐乃・・・? 何考えてんだ? 妹が返答の障害になるわけねえだろ。
確かに俺はあいつのことが心配で-------)

(中略)

京介、自分の思いに決着をつける。桐乃への思い、黒猫への思いに。
次の日、夏コミの打ち上げは、それぞれがそれぞれへの思いを秘めたまま行われる。
打ち上げ終了後、京介は黒猫にメール。

「明日再び"約束の地"で待つ」


(告白受諾シーン プロット 8/20夕)

京介がベンチで腰掛けて待っていると時間通りに黒猫が現れる。
今日は前と違ってゴスロリファッション。カラコンも装備。黒猫の姿を認めると京介は立ち上がり、
導き出した答えを告げる。

京介「こ、この間のことなんだけどさ。考えたんだが、・・・その、・・・俺で良かったらよろしくってことで・・・アハハ」
照れながら話す京介。

京介の答えを聞いて一瞬、きょとんとした顔をする黒猫。その顔を見てもう一度京介が微笑みながら言う。

京介「・・・よろしくな ニコッ」

言葉の意味を理解した黒猫は脇目もふらず京介に抱きつく。ブワッ

京介「おっおい?! 黒猫?!」

京介の腰に回した腕に力を込めながら黒猫が言う。

黒猫「・・・きっと、断られると思っていたわ グス」涙声

泣いている黒猫に慰めるように言葉をかける京介。

京介「そんなことないよ」優しく頭を撫でてあげる京介。

京介の顔を見上げて涙顔の黒猫が問いかける。

黒猫「じゃあ何故すぐに答えてくれなかったの?」

返答に困る京介 「いや、それは・・・」

京介の困惑した表情を見て、はっと気づいたように一瞬表情を変え黒猫が言葉を続ける。

黒猫「・・・ごめんなさい。答えなくても構わないわ・・・だって・・・」

黒猫「・・・だって貴方は"私の方を"選んでくれたのだから」少しだけ微笑んで京介の腕にすがる黒猫

かくして恋人になる二人。
桐乃にはまだ内緒。沙織には後から黒猫が電話で打ち明けたようだ。
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ひとまずここまで。この後は初デートシーン、桐乃へのカミングアウトシーンなどを考えてたりします。
ではでは。

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