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05-01
最終更新:
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GS狂想曲
職場の知人に言われたんです。
「GSの2台が最近ラグい」
「GSの2台が最近ラグい」
本当なら「そろそろNOOB鯖卒業したら?」と言いたいところでしたが
まずは現状確認が必要というわけでNOOB鯖に出撃しました。
まずは現状確認が必要というわけでNOOB鯖に出撃しました。
いきなり結論に行きましょう。
論ずるに値しないほどラグい
とは言っても何も論じないと鯖管役は務まりませんので解説を。
まずは大前提として知っておいて頂かなければならないことが。
普通のレンタルサーバーは貸切じゃないんです
他の誰かと相乗りさせられちゃうんです
そんな馬鹿なと思うでしょ。
いやいや、少し考えればわかること。
いやいや、少し考えればわかること。
例えばGSの8スロット契約だと800円/月ぐらいで借りられます。
しかし、これでは電気代にもなりません。
しかし、これでは電気代にもなりません。
32スロットなら4倍で3,200円/月ぐらいになります。
これなら電気代にはなるでしょう。
でもそれ以外に通信回線の利用料やデータセンターの利用料などが別途かかります。
この点を加味すると32スロットでも恐らく赤字です。
これなら電気代にはなるでしょう。
でもそれ以外に通信回線の利用料やデータセンターの利用料などが別途かかります。
この点を加味すると32スロットでも恐らく赤字です。
※GSは東京に自社データセンターを保有していないため、他社のファシリティーを借りています。
しかも根本的な金額が入ってませんね。
サーバ本体とOSの価格。
サーバ本体とOSの価格。
安く見ても300,000円ぐらいでしょうから、
それを5年償却として単純に分割すると5,000円/月ぐらい必要になります。
実際にはリース契約になるでしょうから金利なども考慮する必要がありますが。
それを5年償却として単純に分割すると5,000円/月ぐらい必要になります。
実際にはリース契約になるでしょうから金利なども考慮する必要がありますが。
さらに保守費用(これが結構高い)も必要ですし、
本社の人件費(東京にGSの人間は居ない)など間接費用も上乗せする必要があります。
本社の人件費(東京にGSの人間は居ない)など間接費用も上乗せする必要があります。
と言うわけで...
物理的なサーバ1台当たり
15,000円/月ぐらい取らないと儲からない
そんな仕組みになってます。
これはサーバ機の機種によって大きく変りますが、
上に書いた値段は大ハズレしていないはずです。
これはサーバ機の機種によって大きく変りますが、
上に書いた値段は大ハズレしていないはずです。
GSの東京センターではスロット単価が約100円に設定されていますので、
150スロット分の相乗りが想定される
大雑把に言えば32スロット契約が5件まとめて1台のサーバにて稼働しているイメージですね。
ちなみにi3Dのサポートを色々と突いて若干の情報を得たところ、
i3Dでは1物理サーバあたり128スロットを目処にしている
ようですので上記150スロット程度の予想がもし正しければi3Dの方がお得に感じます。
※使用しているサーバ機のスペックが異なるでしょうから単純比較は出来ません
しかしi3Dはスロット単価が約240円ですから、
30,000円/月の売上を基準にサーバを用意していることになります。
30,000円/月の売上を基準にサーバを用意していることになります。
この点を考慮すると150スロットどころか
300スロットぐらいまで相乗りがあってもおかしくありません。
300スロットぐらいまで相乗りがあってもおかしくありません。
で、何が起こっているのかと申し上げますと...
もともと相乗りで詰め込みすぎてラグいのに
ここのところのGSサーバ急増で
さらに相乗りスロットが増えた
現状では裏付け調査を行っておりませんが、まず間違いないでしょう。
仮に150スロット説が正しいとするなら、
以前は32スロットを5契約まとめて1台のサーバで稼働させるぐらいだったと考えられます。
これでは160スロットになりますので少し超過になりますが、
もともとラグいので本当に基準を超過していたのかもしれません。
以前は32スロットを5契約まとめて1台のサーバで稼働させるぐらいだったと考えられます。
これでは160スロットになりますので少し超過になりますが、
もともとラグいので本当に基準を超過していたのかもしれません。
そこへ来てEATW消滅に伴うGS機の人気急上昇です。
もともとEATW消滅以前からGS機がポツポツと増加していましたが、
この数日でさらに3台程度増えたようです。
(3台と書いていますが、契約上3台なだけ)
この数日でさらに3台程度増えたようです。
(3台と書いていますが、契約上3台なだけ)
通常であれば契約スロット数が増加すると、
それに比例して物理的なサーバも増設するのが一般的(ケチなところはなかなか増設しない)ですが
いかんせんGSは米国企業ですから東京サイトに増設するには時間も費用もかかるでしょう。
それに比例して物理的なサーバも増設するのが一般的(ケチなところはなかなか増設しない)ですが
いかんせんGSは米国企業ですから東京サイトに増設するには時間も費用もかかるでしょう。
そのため現時点では
基準の3割増ぐらいのスロットが
稼働している可能性が高い
と予想しています。(これはたぶん高精度な予想)
ゲーム用のサーバについてはあまり知識がありませんが、
まともにサービス可能な負荷の限界をCPU負荷で考えると概ね75%程度まででしょう。
(これでも少々厳しいかも)
まともにサービス可能な負荷の限界をCPU負荷で考えると概ね75%程度まででしょう。
(これでも少々厳しいかも)
以前よりこの75%ぎりぎりで稼働していたとするなら、
この3割増ですからかなり困ったことになるのは明白ですね。
この3割増ですからかなり困ったことになるのは明白ですね。
と言うわけで増設する計画が有るのか無いのかは不明ですが...
もっと物理的にサーバが増えないと
当面はラグ地獄が続きます
(以下、他の鯖管さんへ豆知識)
と言うわけで新しいサーバが増設されたら「お引っ越し」しましょう。
当然ですがGS側から「お引っ越し」の案内は来ませんので定期的に突くのが重要です。
当然ですがGS側から「お引っ越し」の案内は来ませんので定期的に突くのが重要です。
「お引っ越し」には若干のデメリットもあります。
- 全設定情報及びログが消滅する (消える前にバックアップすれば問題なし)
- IPアドレスとポートNoがかわる (管理ツールに再設定が必要)
- EAのマスターサーバに登録されているGUIDがかわる (プレイヤー側で「お気に入り」の再設定が必要)
そもそも増設されなければ永久にこのままですが。
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