特命戦隊ゴーバスターズ

放映期間



概要・特徴

  • 2012年に登場の36番目のスーパー戦隊。劇場版0でのゴーカイジャーと同じく放送開始前のお披露目となり、同様に顔出しなしでの登場である。
    • レッドバスター(桜田ヒロム)、ブルーバスター(岩崎リュウジ)、イエローバスター(宇佐美ヨーコ)の3人で結成されている。
      • さらに各々に「バディロイド」というパートナーロボットのチダ・ニック(レッド)、ゴリサキ・バナナ(ブルー)、ウサダ・レタス(イエロー)がいる。
        • 本作で登場しているのはバイクモードのチダ・ニックのみ。
          • なおニックのスーツアクターはバスコ完全体と同じ浅井宏輔が担当しており、本作でバイクモードから変形しなかったのはこのためとも見れる。
    • 同作の世界観は「新西暦2012年の地球の日本によく似た別世界」とされており、(少なくとも本編では)『ゴーカイジャー』や他のスーパー戦隊作品と世界観を共有していないことを示唆している。
      • 『電子戦隊デンジマン』の正式な続編として制作された『太陽戦隊サンバルカン』、及びシリーズ35周年の特別作品である今作『ゴーカイジャー』と除けば、スーパー戦隊シリーズは基本的に複数作品が世界観を共有することがないため(VSシリーズにおける新旧戦隊の共演はあくまで特別であり、ほとんどの場合はそれぞれの本編と比べて明らかな矛盾や設定の食い違いがある)、ある意味では通常の戦隊作品に戻ったということになる。
      • ただしMission1(第1話)ではヒロムの読んでいた新聞に「浅見グループ」(『未来戦隊タイムレンジャー』のタイムレッド・浅見竜也の父・渡が牛耳る企業グループ)の名が載っているという、過去作を意識した小ネタも仕込まれている。
        • なお『タイムレンジャー』は『ゴーバスターズ』と同じく小林靖子がメイン脚本家を務めた作品である。
      • この「世界観を共有しない」というのはあくまでも『ゴーバスターズ』の本編のみに限ったものであるようで、劇場版を始めとするクロスオーバー作品では「36番目のスーパー戦隊」を自ら名乗るなど、他のスーパー戦隊と地続きであるように描かれている(つまり、『ゴーカイジャー』の世界観では「スーパー戦隊の歴史を共有する『ゴーバスターズ』」が存在している)。
    • 劇場版4にも登場するが、同作ではゴーカイジャーとの絡みは薄く、本格的なクロスオーバーは劇場版5を待つ事になる。
    • 『救急戦隊ゴーゴーファイブ』から約13年ぶりに戦隊名に『ジャー』が付いていない戦隊である。


登場レジェンド


桜田ヒロム

  • 特命戦隊ゴーバスターズのレッドバスターでリーダー。新西暦1992年11月29日生まれ。AB型、20歳。
    • 13年前、転送研究センターでメサイヤが引き起こした事件によって研究員だった両親を失っており、独自の特訓を続けてから20歳になってヴァグラスとの戦いに参加する。現在は姉の桜田リカと二人暮らし。冷静な分析と判断力がある反面、ここぞという時の熱意は人一倍高いが思ったことをすぐ口にしてしまう癖があり、本人は自覚していない。
    • 少年時代にかくれんぼをしていた時にニワトリ小屋から出られなくなり、その際にニワトリに襲われたことにより、それが苦手になる。
    • ワクチンプログラムの影響で素早さが格段に上昇したが、苦手なニワトリを見ると最低5分間はフリーズしてしまう。実物だけでなく絵や単語、もしくは連想させるものを認識する場合も同様の事が起こる。
      • 劇場版5ではキャプテン・マーべラスが食べていたチキンカレー、『キョウリュウジャーvsゴーバスターズ 恐竜大決戦 さらば永遠の友よ』では始祖鳥がモチーフと思われる賢神トリンを見てフリーズしている。

登場作品

チダ・ニック

  • レッドバスター/桜田ヒロムの相棒でチーター型のバディロイド。
    • スピードに重点を置いた人工知能を持ち、スーパーコンピューター並みのデータ処理速度を誇る。
    • 幼少の頃からヒロムと生活しているロボットで特命部のメンバーからは「ニック」と呼ばれている。ヒロムの兄貴分であり、前向きでポジティブな性格。相棒のヒロムが直球で物を言う性格のため、相手に不快感を与えてしまった時そのフォローに回ることもある。バイク形態への変形も可能で主にヒロムを乗せて移動するが、本人は極度の方向音痴。メガゾードとの戦闘の際にはバスタービークルCB-01チーターと合体する事でメインシステムを担当する。

登場作品


岩崎リュウジ

  • 特命戦隊ゴーバスターズのブルーバスター。新西暦1984年1月15日生まれ。О型、28歳。
    • 初期メンバーの中では最年長で、表には出さないが鍛錬を欠かさない努力家。年下のヒロムとヨーコを優しく見守っており、2人が喧嘩した時も一歩引いたスタンスを取り、宥めるなど基本的には温厚な性格。13年前の事件に遭うまではメガゾードへの憧れからマシンエンジニアを目指しており、憧れの対象でもある陣マサトの事は「先輩」と呼んでいる。
    • ワクチンプログラムの影響で凄まじい怪力を身に付けたが、活動し続けていくと体温が上昇し、常に体を冷やしていないと「熱暴走」を起こす危険性がある。ひとたび熱暴走を起こすと、人格が豹変し冷酷で暴力的になり、オーバーヒートして倒れるまで元に戻ることはない。

登場作品

ゴリサキ・バナナ

  • ブルーバスター/岩崎リュウジの相棒でゴリラ型のバディロイド。
    • バックアップ機能に重点を置いた人工知能を持ち、主に基地内でメカニックを担当している。
    • 怪力の持ち主だが落ち込みやすく、すぐに謝るという気弱な性格。極度の心配性でリュウジをいつも心配しており、ニックとウサダ同様相棒であるリュウジとは幼い頃から生活しているが、既に大人として精神的に成長していたリュウジとの関係に悩むこともある。メガゾードとの戦闘の際にはバスタービークルGT-02ゴリラのメインシステムを担う。
    • 通称は「ゴリサキ」、陣からは「バナナちゃん」と呼ばれている。

登場作品


宇佐見ヨーコ

  • 特命戦隊ゴーバスターズのイエローバスター。新西暦1995年8月5日生まれ。О型、16→17歳(※本編23話で誕生日を迎えている。)
    • メンバーの紅一点で最年少。勝気な性格できつい口調が目立つが、仲間や人々を思いやる優しい心根を持っている。高校二年生だがヴァグラスとの戦いを優先しているため、殆ど通えていない。ヒロムと同じく母親が亜空間に飛ばされてしまったが、当時まだ幼かったため、母親の顔もよく覚えていない。
    • ワクチンプログラムの影響で跳躍力が優れているが、こまめに菓子類などを食べてカロリー摂取をしないと充電切れを起こして動けなくなってしまう。跳躍力が優れていることの影響で足技を使って戦う。

登場作品

ウサダ・レタス

  • イエローバスター/宇佐見ヨーコの相棒でウサギ型のバディロイド。一人称は「ウサダ」。
    • データ応用に重点を置いた人工知能を持ち、普段は司令室でデータ管理を担当している。
    • ヨーコ同様気の強いワガママな性格で、言葉の端々に皮肉と毒の入った話し方をするため、ヨーコとは喧嘩ばかりしているが、内心ではお互いを強く信頼しあっている。メガゾードとの戦闘の際にはバスタービークルRH-03ラビットと合体する事でメインシステムを担当する。

登場作品


陣マサト

  • 特命戦隊ゴーバスターズのビートバスター。新西暦1972年生まれ、B型。
  • バスタースーツはビート・J・スタッグがスタッグバスターに変身する際に脱げた装甲の一部が複製されたものが装着されている。そのため、Jがいないと変身することができない。
    • 13年前の事件に巻き込まれた天才エンジニアで岩崎リュウジの先輩。特命部の司令官である黒木タケシとは同期であり、彼の事は「黒リン」と呼んでいる。「完璧でない方が面白い」を信条とする変わり者で、特命部のメンバーにはお茶らけた態度で接するなど軽い性格だが、「厄介ごとに出会うと首をかく」「悲しい時にいつも以上にふざける」など、癖や仕草に本音が表れてしまうことがある。
    • 13年前に亜空間に転送され死んだものと思われていたが、本人の身体は昏睡状態のまま亜空間に残ったままで、自身のアバター(分身)を送り込み遠隔操作することで現実世界で行動することが可能となる。そのため13年前には27歳だった彼の身体が当時と全く変化していない。アバターが消滅してもJのマーカーを通じて再度転送することは可能だが、受けたダメージは本体に蓄積される上13年前に転送が完了しておらず半分消えたような状態で残ってるため、本体のデータの欠落部分を回収しなければ陣本体は転送自体が出来ない。
      • 終盤、ヒロムの体内にあるメサイアカード「13」を取り出すために「亜空間にある自分の身体と全てのメサイアカードのバックアップデータである「13」を持つヒロムを接続させ、自分の身体に膨大なデータが蓄積されたカードを引き寄せる」という荒技を提案し、一度は周りから反対されるが実行。無事ヒロムからメサイアカードを取り出すことに成功するが、本体は膨大なデータに耐え切れずバックアップ諸共消滅する。その後エンター・ユナイトとの最後の戦いに勝利した後、アバターに残されていた最後のデータも消滅したことで、元通り帰還することは叶わなかった。
        • 『キョウリュウジャーvsゴーバスターズ 恐竜大決戦 さらば永遠の友よ』ではJの体内に残されていた対ヴァグラス用残留プログラムとして一時的に復活。デーボス軍と幹部と戦った後、独自に開発していた「ゴーバスターズ獣電池」を託し、再び消滅した。

登場作品

ビート・J・スタッグ

  • 特命戦隊ゴーバスターズのスタッグバスターであり、陣マサトが開発した昆虫型のバディロイド。通称「J」。
  • ミドルネームの『J』は本人曰く『樹液(Jueki)』のJらしい。
    • 口調こそ冷静だが自己主張が強く、常に根拠のない自信に満ちている。陣が何かしようとするたびに前に割り込んで怒られたり、「俺の〜」「俺が〜する」という言い回しをしたり、挙句「俺にしか興味がない」と他者への応答を渋ったりなどマイペースかつ天然な人格で、陣の「完璧でない方が面白い」というモットーを体現したような存在。開発者であり相棒である陣には人一倍思い入れがあり、信頼を寄せている。
    • マーカーシステムという機能を持ち、ヴァグラスがマーカーを目印にメガゾードを現実世界に転送するのと同じように、アバターやバスターマシンを亜空間から現実世界に転送することができる。他のバディロイドと違い直接戦闘に参加し、モーフィンブラスターによって全身の装甲を切り離すことでスタッグバスターへの変身が可能。

登場作品


黒木タケシ

  • 数百名から構成されるエネルギー管理局・特命部の司令官。新西暦1972年生まれ、40歳。
    • 13年前は転送研究センターでヒロムの父・桜田ヨウスケの部下だったが、事件当時は外勤からの帰宅中だったため難を逃れている。その後ワクチンプログラムを保有した当時まだ幼いゴーバスターズの三人を預かり、いずれ来るメサイアの脅威に立ち向かうべく対策を講じていた。
    • 冷静沈着な性格で、メサイアを倒すためならば時には冷酷とも思えるような判断を下すこともあるが、内心では誰よりもゴーバスターズを心配しており、劇場版では彼らの勝利に一番歓喜していたり、陣にいじられた時などにはコミカルな一面を見せることもある。

登場作品


森下トオル

  • エネルギー管理局・特命部のシステムオペレーター。
    • 主にヴァグラスの情報やデータを最前線のゴーバスターズに伝達する役割を担っている。アナログ計算が得意で早いという意外な特技を持っている。

登場作品


仲村ミホ

  • エネルギー管理局・特命部のシステムオペレーター。
    • 主に亜空間の分析と敵メガゾードの転送完了時間の予測を担当する。机には私物の小物が置かれており、話数が進むごとに増えている。

登場作品



ヴァグラス

  • 『ゴーバスターズ』に登場する秘密組織。ウイルスの感染で自我を持ったコンピュータープログラム・メサイアが率いる悪意を持ったコンピューターによる組織。機械が支配する世界を創るため、人間世界の侵略と支配を目論む。
    • 「ヴァグラス」とは、あくまで人間側によってつけられた通称であり正式名称は不明。

エンター

  • 『ゴーバスターズ』に登場する敵幹部。現実世界から隔離されたメサイアが生み出したアバター。容姿は若い男性。
    • 亜空間にいるメサイアを人間界に出現させるために必要なエネトロンの奪取を狙っており、主にメタロイドの作成とメガゾードの転送を担っている。ゴーバスターズが戦闘の合間にエネトロン奪還を成功させる等、合理的主義で知略に長けている。
    • メサイアの事は「マジェスティ」と呼び、「サバ?」「トレビアン」などフランス語を織り交ぜた丁寧語で話す。

エンター・ユナイト

  • メサイアのデータの一部をバックアップしたカード・メサイアカード「04」を取り込んだエンターが進化した姿。

登場作品


エスケイプ

  • 『ゴーバスターズ』に登場する敵幹部。メサイアが作り出したアバターで容姿は若い女性。
    • メサイアのことを「パパ」と呼び、人間世界の侵略よりもメサイアを満足させる=人間を苦しめることを主眼に行動している。戦闘時には「ゴク」と呼ばれる黒い銃と「マゴク」と呼ばれる白い銃による二丁拳銃で戦う。

エスケイプ・エボルブ

  • エンターやゴーバスターズを超えるべく自らの体に新たなデータをインストールし、進化を遂げた姿。

登場作品


バグラー

  • 『ゴーバスターズ』に登場する戦闘員。バグラーカードによって、付近のコンセントなどから出現する。

登場作品


メガゾード

  • 『ゴーバスターズ』に登場するヴァグラスの巨大ロボット。
    • 元々は転送研究センターで作業用ロボットとして使われていたが、現在はヴァグラスの戦力として使用されている。素体にメタロイドのデータを取り込み、そのメタロイドのマーカーとしてヴァグラスの本拠地の在る亜空間から現実空間へ転送されてくる。転送までの手順から出現には若干のタイムラグがあり、なおかつそのラグも個体によって幅が激しい。
      • 劇場版5では新型の「タイプΩ」がTV本編49話に先駆けて先行登場している。

登場作品



登場した用語

新西暦

  • 本作品のみで用いられる作中世界の年号。『N.C』とも表記される。
    • 作中の時系列は、テレビ放映時の西暦と同じ2012年から2013年の世界となっている。

バディロイド

  • ゴーバスターズを支えるロボット。
    • 元は動物型の作業用ロボットだったが、ワクチンプログラムをインストールされることで人格を持った。

エネトロン

  • 新西暦の世界で発見された新なるエネルギー。数量の単位は「トロン」。
    • 微量でも爆発的なエネルギーを生み出すうえに人体への悪影響も一切ないクリーンエネルギーで、電気・ガス・ガソリンなどのさまざまな資源にとって代わる新西暦の世界では、必須のエネルギー源。街中のあらゆる地区に高層ビル大サイズの「エネトロンタンク」が設置されており、メサイア復活を目的とするヴァグラスはここから大量のエネトロンを狙っている。バディロイドのエネルギー源にもなり、手軽に持ち運べる缶ジュースタイプも存在する。

エネルギー管理局特命部

  • エネトロンを中心とするエネルギーの管理や調査をする組織。ゴーバスターズ及び黒木タケシが所属する「特命部」はヴァグラス対策を専門とする部署。

ワクチンプログラム

  • ゴーバスターズ初期メンバー3人とバディロイドが持っている特殊なプログラム。
    • 13年前の事件の際に対抗手段として移植された。これによってバディロイドたちに人格が生まれ、ゴーバスターズの3人は人間離れした能力を発揮できるようになるが、弱点となるウイークポイントも存在する。また、バディロイドの持つワクチンプログラムはバスターマシンと一体化することでマシンをメタウイルスから守る働きも併せ持つ。

亜空間

  • 13年前に転送研究センターが転送された、別次元の空間。現在はヴァグラスの拠点となっている。
    • 通常の空間よりも圧力が高く、生物は満足に呼吸すらできない環境となっている。そのため長時間の活動には高いパワーが必要となる。この亜空間を介して、メガゾードが現実世界に転送される。