リカバリディスクの作成

要点

  1. SDカードでの作成は失敗例が多い
  2. USBメモリまたはDVD-Rでの作成が楽
  3. 通常は一度しか作成できないが、Q:\FactoryRecovery\service_done.ini を削除することで何度でも作成可能

何度でもリカバリディスクを作成

リカバリーディスクは、本来はライセンス上の制約でプロダクトコード一つあたり1コピーしか作成することができないが、ThinkPad Edgeシリーズでは伝統的に、コピー作成後に作成される "Q:\FactoryRecovery\service_done.ini" を削除することで、何度でも作成しなおすことができる。
作成したDVD-Rなどのメディアの読み込みができなくなったり、USBメモリーを紛失する、長期保管による電荷抜け等で読み取れなくなる等してしまった場合に備えて、複数の手段で作成し、複数個所に退避させておくことをお勧めする。
作成したリカバリーDVDをISOイメージに吸い出し、さらにそれをバックアップしておく事も、有効な手段の一つである。

Qドライブを開く方法

エクスプローラーのウィンドウ上部の「整理」をクリック
↓ 「フォルダーと検索のオプション」をクリック
↓ フォルダーオプション画面の「表示」タブをクリック
↓ 「隠しファイル、隠しフォルダー、または隠しドライブを表示する」のラジオボタンを選択
↓ 「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のチェックを外す

リカバリーを作成するメディアについて、光学ディスク(DVD-R)の場合、最小構成では3枚に収まるが、CTOのオプション構成によって(BTや指紋センサーを追加したり、WiFiをIntelに変更する等した場合)は、都合4枚が必要となる。
USBメモリの場合も、オプション構成によっては8GBではギリギリ収まらない場合があるので注意。

SDHCメモリーカードへのリカバリー作成は、作成自体は可能だがリカバリーを行おうとしても失敗するという報告が相次いでいるので、推奨できない。
また、作成時に必要な容量はUSBメモリーに準じる(構成によっては8GBでは収まらない)

尚、実際にリカバリー作業を行う場合は、USBメモリーからのリカバリーが最も高速、かつディスク差し替え等の手間もがかからないのでお勧め。

リカバリメディアからリカバリしたあとでもリカバリメディアを作成するには

作成したリカバリメディアからリカバリすると実際にはQドライブの内容が工場出荷状態とは違ってしまう
(正確にはcdrivebackup.wimが分割されて(メディアの種類で分割数は違う)拡張子もswmに変わる)
なので子メディアは上記方法で何回もリカバリを行うことができるが、リカバリ後に新たにリカバリメディアを作成することはできない。

工場出荷状態と同じ状態に戻すためには、リカバリ後に分割されたcdrivebackupXX.swm(XXは数字)を削除してcdrivebackup.wimを戻す。
逆の言い方をすればcdrivebackup.wimを保存してないと(リカバリメディアが作成可能な)工場出荷状態には二度と戻せない


リカバリのメディアの動作確認と注意事項

リカバリメディアを作成したら正常にリカバリできることを確認するのが望ましい
↓ブート・メディア(1枚目のディスク)をDVDコンボドライブに挿入し、
 Lenovoロゴが表示されている間にF12キーを押下し、起動メニューよりDVDコンボドライブを選ぶ
↓Product Recoveryが起動するので、言語より日本語を選んで使用条件に同意する
↓ドロップダウン・リスト・ボックスからリカバリーメディアを選択(ここではDVD)
 ハードディスクのリカバリ領域が壊れていなければHDDも選択できる、こちらの方が速い
↓[重要]復帰方法を選択[重要]
 1.Windowsパーティション(Cパーティション)のみの復元
  HDDを自分でフォーマットする等してC以外のパーティションを作った場合はこちらを選択
 2.工場出荷時コンテンツの復元(システム・ハードディスク上の全てのデータが失われます)
  文字通りディスク全体がフォーマットされて完全に出荷時の状態に戻る
↓次へを押してリカバリを開始する、指示に従ってディスクを入れ替えて1時間ほど

補足:DVDを利用してCパーティションのみ復元の場合、Cは30GBより大きくなければ復元できない

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最終更新:2011年12月25日 08:31
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