「私、ミストレ君の隣歩くの嫌だなぁ」

そう呟くとミストレ君は吃驚したような顔をして
なんで、と聞いてきた。

「だって、ミストレ君が女の子で私が男の子って感じがするもん」

するとミストレ君は私の手を取り、走り出した。
私は必死になってついて行こうと頑張った。
そして着いたのはミストレ君の家だった。

「ミストレ君の家…」

「おう、入れよ」

そう言ってにこっと微笑んでくれた。
私はその笑顔にさらに落ち込むのだった。
ミストレ君の家には誰も居なかった。
皆、仕事とかで海外に行ってたりするのだそうだ。
私はミストレ君の部屋に入らされた。

「広いね、いーな」

「んなことねーよ、広くてもお前がいなきゃつまんねーしな」

中身は男の子だ。
なんか嬉しくなる。
私はにっこり微笑むと一生懸命背伸びをして
ミストレ君にチュッとキスをした。

ミストレ君は男の子で私は女の子。
そうだよね?ミストレ君。

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最終更新:2011年04月10日 15:17