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八重刃 こだち (やえば こだち)

  • 性別:女:貧乳
  • 学年:初等部6年(学生以外)
  • 所持武器:伝家刀・緋八刃(でんかとう・ひやつは)
  • 出身校:妃芽薗 評価点数100×3=300
  • 固有技能:武芸
  • 攻撃力:20 防御力:1 体力:4 精神力:3 FS「八重歯」:2

特殊能力『双刃(ふたば)』 発動率:86% 成功率:100%

効果1: 攻撃力+1 5
タイプ: 付与型
範囲+対象: 自分自身 0.75
時間: 1ターン
消費制約:永続戦線離脱 30

効果2:通常攻撃50
タイプ:瞬間型
範囲+対象:隣接1マス内 敵1人 1.1
時間: 一瞬1
消費制約: 永続戦線離脱 30

効果値1 5×0.75×1=3.75
効果値2 50×1.1×1=55
発動率 (100-58.75+30)×(1+0.2)=85.5≒86
<補足>
ガイドライン能力です。

<能力原理>

一本の刀で二撃を同時に放つ。
高速連撃とは似て非なる概念による完全同時挟斬撃。

キャラクターの説明

歴史ある剣術道場の跡取りとして生まれ、将来を期待されている女の子。
現在初等部6年生で、年相応の短い黒髪と同年代と比べてもかなり小さめな体が特徴的。
性格は大変明るく活発で、正義感も強い。
好きなことは体を動かすこと、好きなものは姉。
何をやってもどんくさい二つ歳の違う姉を溺愛しており、将来的には結婚して守ってあげたいと思っている。
最近一番ショックだった出来事は、その姉に腕相撲で負けたこと。

エピソード『八重刃ちさやの失踪』


 八重刃ちさやは、自分をガイドライン能力と偽っていた。

「お姉ちゃんはガイドライン能力なのに、すっっっごいつおいよね!」

 妹のこだちはそんな姉を疑わなかった。
「そんなことないよー。まだまだ私も精進しなきゃねー」
 などとのたまえるほどに、ちさやの性根は嘘に染まっていた。


「三流先輩! 中等部に八重刃ちさやという子がいるそうですよ!」
「ああ、あの子ね……。あの子は、そうね……。まだ様子を見たほうがいいかもしれない……」
「そうですかぁ」
 鈴木三流はSLG指定能力者であり、SLGの会の創始者にして会長。
 彼女は、ちさやがSLGどころか、ガイドライン能力ですら無いことを全て見抜いていたが、温かく彼女を見守ってあげることにした。
 思春期の少女だ。意味も無く自身を偽りたい年頃なのだろう、と。



「ちさやちゃん、能力見せてよー!」
 ガイドライン能力の友人がそんなことを言った。
 しかし、ちさやは、その言葉に対し、一切慌てる素振りも見せない。
「むやみやたらに能力を使っちゃダメだよ。学園はこんな状態なんだよ……?」
「あ、ごめん……」
 友人はしゅんっと縮こまる。ちさやは、そんな友人の肩を抱き、囁く。
「いや、いいんだよ。今度、こっそり見せてあげるね」
 ちさやはそうにっこりと笑う。この学園では能力が使えないにも係わらず。
 そう、ちさやは友人すらも騙し切ろうとしていた。いや、むしろ彼女は、嘘をつき続けるあまりに、自分が本当にガインドライン能力であると思い込んでしまったのかもしれない……。
「そろそろ、お昼も終わりだから、校舎に戻ろう」
 ちさやが友人にそう呼びかけたとき、




「メカカカカカカカカカカカッ!」




 突如として、不気味な機械音声が周囲に響き渡る。

「え?」

 目の前に姿を現したのは――アキカン? 
 アキカン・贅沢エスプレッソ。

「……なんだぁ、アキカンかぁ」
 友人が、ほっとして魔人能力を発動させようとするのを、ちさやは制した。

「先、戻ってていいよ……。こいつは私がやっとくから。確か、かぐやちゃん、永続行動不能制約持ってたよね?」
「え!? え!? ……あ、うん。そうだね。じゃあ、今度、ケーキ奢るね!」
「ありがと!」

 友人は、そう言い残し、駆けて(戦線離脱)していった。
 アキカンくらいなら、無能力でも倒せる。ここで、能力を使ったことにしよう。ちさやはそう考えた。それがちさやの油断であり、思い上がりでもあった。 



「メカカカ!」

 アキカンは笑っている。

「何がおかしいの? 今からあなたは私に殺されると言うのに」

「笑いたくもなるメカ! お前、ガイドライン外能力の癖にガイドライン能力と騙っているらしいじゃないかメカ!」
「ふんッ。私はガイドライン能力よ」

「カウンター範囲内で味方が行動終了――メカ。これに自分を含めるのがガイドライン通りメカか?」
「え、味方って書いてあるよ 普通にあり(ガイドライン)でしょ!」

「メ、カァ……? ……メ、メ、メ、メ、メカカカカカカカカカカカカカカカ!!!! 自分が能力を発動してそのままトリガーを満たすのかメカ!? そんなことは、ダンゲロスのカウンターでは絶対に起こらないメカ!!!!」

 自分が行動終了したら、自マスで行動終了するに決まっているのだ。
 このちさやという少女は、それによってトリガーが満たされると、平然と騙っている。

「だ、だとしても……。私には回数無限のカウンターが……!!」

「あー、それ2倍以上となってるメカ」

「そうよ! 私のカウンターはガイドライン通り2倍で計算されている!!」

「1ターン目のみ、初期位置のみ、FS6のカウンター。味方が範囲内で終了するたびに攻撃と防御が+1、そんなものが倍率2倍でできると思っていたメカか? 片腹痛いメカ!!」

「それでも、私はガイドライン能力! ガイドラインの数値を使っているんだから!」

「メカカカカカカカカカカカカカ!!!!!! 幅のある値に関しては、その強さに応じてGKが数値を決めるメカ! 恣意的に値を決めた能力をガイドライン通りとは言わないメカ!」

「くックッソォォォ!!! 私はガイドライン能力だぁあああああああ!!」

「ふぅ、残念メカ」

 アキカンは飛び掛ってくるちさやの攻撃を華麗に避ける。

「グヘェッ!」

 ちさやは木に正面からぶつかり悲鳴を上げた。

「どうやら、自ら手を下す必要もなかったみたいメカね」
「しかし、カウンターを作ったことがあるのに、カウンターをはじめて作るとGKにのたまっていた辺り、とんだ狸メカ。自分でもできないことは分かっているだろうにメカ」

 ちさやは放心状態で、空を見上げていた。彼女が今回のハルマゲドンの間に、正気を取り戻すことはないだろう。

「生まれ変わったら、ガイドライン能力と認められるといいメカね! さらばメカ! メカカカカカカカカカッカ!!」

 アキカンの不気味な笑い声だけが、周囲に響き渡っていた。


「お姉ちゃんはどこに行ったのかしら……」