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ゴクソツ機構汎用・イの15号

  • 性別:無性
  • 胸:俎板
  • 学年:学生以外
  • 所持武器:圧縮業火
  • 出身校:希望崎
  • 攻撃力:15 防御力:0 体力:5 精神力:5 FS(炉心取り扱い):0

特殊能力名『業火展開』 発動率:75% 成功率:精神%


効果:行動不能
対象:敵
範囲:半径2マス全員
時間:1ターン
制約1:精神攻撃

補足:
半径2マス内敵全員1ターン行動不能 制約:精神攻撃

公開されるタイミング:
●シークレット能力がその成功判定に成功した場合&敵の行動を阻害する効果
能力を発動し、成功判定に成功して効果を発揮した時に公開。
一人でも成功判定に成功すれば公開。

<能力原理>

圧縮されたボイラー室の業火を現世に展開(リリース)する、ゴクソツ機構の基本的機能。
現世はボイラー室ではないため物理的な炎とはならないが、
罪深く弱き心を持つ者はボイラーによって焼かれる己を幻視し、身動きがとれなくなる。
希望崎ボイラー室は基本的にこのような罪人で溢れていると思われる。

ちなみにこのゴクソツは低スペックな汎用のため、炉心取り扱いなどの高度な技術は持たない。

キャラクターの説明

希望崎ボイラー室第1層の用務員。性別は無性。
低階層を管理する汎用ゴクソツ機構であり、ごく基本的な機能しか持たず、性別もない。
精霊ディレクトリの最大総量はわずか255メガだが、これにより軽快な機動力と、低燃費な長時間活動を可能としている。

妃芽薗の第2焼却施設を通じて脱走したとある罪人どもの捕縛を命じられているが、この命令を入力したボイラー第1層室長はたぶんすっかり忘れていると思われる。
その証拠に、頭部の角はアンテナでもあるが、状況確認を受信することは全くない。

脳内にはマインスイーパとハーツがインストールされており、考え事しているように見えるときはだいたいそれで遊んでいる。
「自我はありません」「人間の感情はよくわかりませーん」と主張しているが、たぶんある。

エピソード

深夜。
妃芽薗の第2焼却施設。
血にまみれたピンクローターと学ランの傍らで、さび付いた鉄扉が微かなきしむ音をたてた。

「おい、はやくしろ……」
「わかってる。ちょっと静かに。俺は急かされるとダメなタイプなんだ」
呟くような声とともに、さらに鉄扉がきしむ。
厳重に鎖で閉ざされた扉の接合部に、かすかな亀裂が走る。

「おい、どうなんだ。いけるのか?」
「いいから見てろ。この俺を信じろ、俺がウソつくように見えるのか」
「俺たちゃあんたの生前の罪状を知ってるからな!」
「詐欺罪だ!」
「そういう過去もあった」
その瞬間、鉄扉がおおきくたわみ、稲妻のはしるような、ひときわ激しい音が響いた。
鎖が弾けとび、扉が開け放たれる。
赤黒い、この世のものとは思えぬ深い闇がそこにはあった。
その闇から、一人の男が顔を出す。血と火傷に覆われ、その相貌は判別できない。

「……よし、いったぞ! お前ら、この俺を称えろ!」
「うるせえ、どけ!」
「急いで離れるぞ。やつらが気づかないはずがない、絶対に追ってくる」
さらにその背後から数人の手が、頭が飛び出し、焼却炉の出口はすぐに溢れかえる。
最初に出てきた男が、圧迫されて苦しそうに顔をゆがめる。

「やめろ!仲良くいこうぜ、この脱走にはチームワークが必要だって言ったろ!」
「チームワークなんざくそくらえだ」
「異議なし!」
「どうやら俺たちの心はひとつだな。つまり――」
「自分さえよければ、それでいい!」
「うぐっ」

やがて数人の影が、もつれあって転がり出る。
最初に顔を出した男は、短い苦悶の声をあげて再び焼却炉を転がり落ちていった。
「あーあ。せっかく脱獄したのに、あの詐欺師野郎も残念だな」
「いいから逃げるぞ。どこへ行く?」
「フロリダ」
「上海」
「そうだな、俺は日本に納まりきらねえ器だと思ってたんだ。いくぞ! やつらが追ってくる前に」

――こうして数人の罪人は逃走を開始した。
その数十分後、ゆっくりと、ボイラー室の業火を撒き散らしながら、ひとつの異形の影が姿を現す。
「私に、自我はありません」
その者の頭部の角らしき器官から、かすかな火花が散るのが見えた。
「私に人間の感情はわかりません。罪人を追跡します」
ゴクソツ機構汎用・イの15号、起動!