日記帳

※三次創作
第2ループ時12月16日 初接触

『アリスの日記帳』

今日は新しいお友達が出来ました
私と同じ非日常を生きる異能の仲間です

まだこの世界に入って日が浅いのか、見ていてハラハラする子です
心配です。私がシッカリ面倒をみてあげないと……
何だか弟が出来たみたい。手が掛かるけど可愛いな


第2ループ時12月17日 人形劇観覧

『アリスの日記帳』 ~ とても嬉しい事があったの ~

今日の人形劇、誘った魔女仲間は誰も来てくれなかった
……少し落ち込む……

気を取り直し舞台に上がり開幕の挨拶
何時にも増して大勢の観客に、流石の私もちょっと緊張
落ち着く為に客席を見渡しながら深呼吸
……先日お友達になった男の子と、目が合った……来てくれた

嬉しくて視線を外せない私に手を振る彼
相変わらずの無防備な笑顔に、緊張は何処かに吹き飛んでいた
御蔭で人形劇は大成功。自分でも満足の行く出来だった

ここ迄が嬉しかった事
そしてこの後が、とても嬉しかった事

人形劇が終わった後、彼が片付けを手伝いに来てくれた
それも、大勢のお友達を連れて!
先日会った悪魔の子や、初めて見る子
少し目付きがキツいけど、黒髪の綺麗な可愛い女の子
みんなで色んなお話をした。みんな友達になってくれた

お母さん……アリスは幸せです


第2ループ時12月18日 メデューサ討伐直前

『アリスの日記帳』

「友人の妹の消息が掴めない。力を貸して欲しい」

彼の親友の家族が姿を消したらしい。何の前触れもなく、忽然と……
心当たりは、アスクレピオスの占い師「メデューサ」
……聞いた事がある……魔女仲間の中でも悪い噂で有名な女だ

本名「大島リリア」……私よりも遥かに強い魔女……いえ、悪魔の様な女
葛葉の腕利きに倒されたと聞いていたのに……生きていたなんて
悔しいけれど、私では太刀打ちできない
彼を護ってあげられない……友達なのに、助けて、あげられない!

……私の知っている限りの情報を駆使し、相談に乗ったけれど
芳しい成果は上がらなかった
出来た事と言えば、力を貸してくれそうな組織を紹介する事だけ
……友達なのに……私は……

今後も引き続き協力する事を約束し、電話は切れた
心配だ。きっと彼は、今も必死になって探しているのだろう……
あの女は死体や幽鬼を使う……事は一刻を争うかも知れない
私も……もう一度ツテを頼って調べてみよう


第2ループ時12月19日 メデューサ討伐後

『アリスの日記帳』(アリス先生の特別レッスン前)

信じらんない! 信じらんない!! 信じらんない!!!
何なのあの子? ねえ、何なの!? どーいう事なの? 死にたいの?
え? 死ぬの? 死んでしまうの? やだ! 死んじゃ駄目!

……
…………私とした事が、少し、取り乱した

「知り合いの妹を無事救出した」 先程、彼から報告を貰った
大島リリアを倒し、捕われの犠牲者達を救ったらしい
最悪の事態となる前に救出できたとの事。本当に良かった
心の底からそう思う。しかし、しかしである

「組織を頼って無茶な行動は自重する」
そう約束してくれたのは、たった十数時間前の出来事だ……

彼は正しい心を持った信頼できる人
犠牲者を放っておけなかった気持ちも理解できる
けれど、余りにも自身の危険に対し無頓着過ぎだ

あの魔女は強い。葛葉に弱体化されていたとは言え、下手をしたら殺されていた
……いいえ、死ぬより酷い結果になった可能性すらあったのだ
せめて、交戦前に一報入れて欲しかった……私が駆け付けるまで、待って欲しかった

そして今回、分かった事が一つある
彼の「わかったお」は全く信用できない事。何故なら分かっていないから
残された者達がどれ程悲しむのか、全然分かっていないから
恐らく彼は懲りていない。この先もきっと無茶をする
私が監督しなければ、その内アッサリ死んでしまうかもしれない
異能の先達として、年上の先輩として、しっかり目を光らせないと……


第2ループ時12月19日 追記

『アリスの日記帳』(アリス先生の特別レッスン後)

異界にて後輩指導
場所は幻想怪奇図書館。『饗王の書』を利用した訓練だ

経験不足な後輩達を、異能の先輩である私が教育指導
暴走しがちな彼等に悪魔の恐ろしさを教えるのが目的
それに、そろそろ彼の実力も確認しておきたいしね

そんな事を考えていた少し前の自分を諫めたい
なんなの彼等? 強すぎない?
劣化コピーとは言え相手は魔王なのよ? なんで戦い慣れてるのよ!?

保有MAG量を考えても、ただの初心者でない事は明かだった
彼等を信頼しない訳ではない
だけどこのまま、事情を聞かずに済ませてしまって良いのだろうか……

言えない理由でもあるの? 私じゃ力になれないの?
問い詰めたい想いとは裏腹に、感情は打ち明けてくれる事を望んでる
信じたい……友達だから……貴方を信じたい


第2ループ時12月21日 美術館デート終了後

『アリスの日記帳』

やっと打ち明ける事が出来た
私達の目的、敵対組織の存在……狙われる危険について
勇気が持てずに先延ばしにしてきた、貴方への問い掛け

「魔女の手をとってくれる? 私と一緒に歩いてくれる?」

失うのが怖かった……捲き込む事が恐ろしかった
そんな震える想いで伸ばした手を、貴方は微塵も躊躇わず
掴み取ってくれた

ねえ、その手の暖かさに、
あの時、必死で涙を我慢してた事、貴方は気付いてた?

組織の外で出会えた大切な人
この人の手を離さない。私の魂ごと、離してしまう気がするから


第2ループ時12月22日 組織「魔女のお茶会」と接触

『アリスの日記帳』

やっと事情を打ち明けてくれた

常人離れしたMAG保有量、戦闘慣れした理由
今の強さを身に付けるまで、一体どれ程の苦境を潜り抜け
何度、死を体験してきたのだろう? 想像しただけで、胸が詰った

なのに私は、貴方を更なる死地へと連れ出さねばならない

師匠の占いに暗示された、荒廃もたらす死と滅びの化身の到来
ニュクス顕現が不可避の未来なら、取り得る策は限られていた
確実な打倒手段が無い現状、選べる選択肢は異界への退避……だけど……

友好組織と協力したとしても、異界へ保護できる人数は微々たるものだ
多くの人を救いたいのに、事態解決の手掛かりすら掴めない……
そんな膠着した絶望のなかで出会えた、救済につながる小さな希望

貴方とならば、この状況を覆す事が出来るだろうか?
無理かもしれない……でも、それでも……

そんな思いで紹介したのに、盛大にからかわれた……許せない
あれでは魔女組織の威厳と格式が台無しだ。第一、彼に対して失礼だ
大体、私を好きに使っていいって何よ? 次からどんな顔して会えって言うのよ!?
……師匠のばか……ばか師匠


第2ループ時12月23日 ICBM着弾&ニュクス討伐 前日
『アリスの日記帳』

アクセサリーと宝石をプレゼントされた
シンプルな装飾のエンチャントリングと、ターコイズ

……貴方は、女性に指輪を贈る意味と
この石に込められた言葉を、きちんと理解してるのだろうか?
そういう意味の贈り物なのだと、解釈しても良いのだろうか?

貴方の真意を確かめたい。はっきり言葉で伝えて欲しい
だけど、深く考えるのも、自分の気持ちと向き合う事も
全ては明日の試練に打ち勝ってからだ

今は、贈られた好意を大切にするだけ
取りあえず、指輪は薬指にはめてみた。サイズが合わなかった
仕方がないので他の指に装着

……何やってるんだろ? 私

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最終更新:2011年05月18日 18:21
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