子供の歯のはなし


歯の形成は脳よりも先

乳歯は胎児5ヶ月くらいから作られる。
大人の歯は、出生時から作られ始める。

あごの発達

1歳までに横幅が大きくなる。その後は奥行きが大きくなる。あごが小さいと歯並びが悪くなるので、1歳までにかむ力を育てるのが重要。

かむ練習

母乳をしっかり深く吸わせることで咬む練習が出来る。哺乳瓶の場合は、咬合型の乳首のものがよい。ビーンスタークなど。200ccを20分でコンスタントに飲ませるのが目安。

離乳食は、しっかり母乳で育てたあと、どろどろのものを与える前期離乳食はすっとばし、後期離乳食から始めるのがよい。目安は7-8ヶ月頃。固いものでなくても、咬めばちぎれるもの、かまぼこやゆでた野菜などがよい。

スプーンなどから食べ物を口に入れるとき、「あむ」と口を閉じるのも良い練習になる。口を閉じる訓練が不十分だと、下唇が下がる。

虫歯

3歳までに口内の細菌構成が決まる。3歳までは、お菓子や糖分の入った飲料を与えないのが基本。

食事のリズムを作る。3食とおやつ1回が適当。食べていない時間がないと、口内が常時酸性になり虫歯になりやすい。

離乳食の時期は、母子あるいは父子感染の心配はしなくともよい。細菌がつくのは1歳半から。

子供の食事の基本

飲み物は、「水・麦茶・ほうじ茶」が基本。
パンなどではなくご飯を基本とする。
この2点がしっかりできていれば、咬む練習、虫歯予防ができる。

歯磨き

スキンシップの一環ととらえる。みがきっこも効果的。

妊娠中の手入れ

バイオフィルムをとるPMTCをやっておくとよい。


最終更新:2011年07月10日 18:24