神楽坂 薫 - CHRONICLE OF CROOM @ Wiki

神楽坂薫（カグラザカ　カオル）

茶色の瞳、ショートカットで整えた黒い髪、中世的な顔が特徴の29歳の女性。
スタイルはそこそこあり、全体が筋肉で引き締まっている。
天州法国の出身であり、人天戦争時代から戦っているベテラン純正魔導師。
性格は至って豪胆。
細かいことは気にしないを地で行く女性。
しかし話し方は至って女性的。
周りからは人望があり、惹かれる男性も少なくはない。

その名が示す通り退魔師の家系である「神楽坂家」の直系の血を引く者。
彼女の兄である神楽坂透が当主であったのだが、彼が死亡した為に現当主の座は薫に移行している。
尤も、それに見合うだけの実力と経験を備えており、歴代の当主の中でも一、二を争う能力の持ち主。
コルーム学園の卒業生であり、三年でマスタークラスにへと至った過去を持つ。

現在は騎士団の一つであるMorgen schheit【モルゲンシュハイト】に所属しており、第三部隊の隊長を務めている。
尤も、指揮官としての仕事は本人の不得手故に、主に前線での活動が多い。
自分達騎士の行いが人界、そして真夕達若者の未来に直結すると考えており、人間に仇名すものは容赦なく殺す。
それがたとえ同族でも関係ない。
兄が死んだことに対しては特に感情を抱いておらず「戦争中なんだから仕方がない」と達観している。
逆に「悲しむくらいなら、一日でも早くこの戦争を終わらせ、それを兄の供養とする」と考えている。
真夕には心底愛情を注いでおり、彼女の頼みなら余程のことが無い限り断らない。

身体能力は上の中。
近接戦闘を得意としており、高速移動による撹乱からの一撃必殺を戦法としている。
ぶっちゃけパワータイプ。
真夕と違って霊能力をある程度備えており、見える、話を聞く、霊力を戦闘に使う程度には可能。
退魔師の中でも純正魔導師の素質を備えているのは彼女だけであり、その能力はかなり優秀。
使用できる魔法属性はブレイズ、アクセルの物理三つと昇天の概念の合計三つ。
しかし同時使用は二つが限界。

「昇天」の概念属性
間接的に「死」を表す概念。
主に幽霊やゾンビなどアンデッド系統に属する相手に対して特に有効。
人間に対しても使用可能ではあるが、精神と魂の結びつきが強い為効果は殆どない。

「ブレイズ」「アクセル」の物理属性
前者は炎、後者は加速を表す魔法属性。

霊刀ツクヨミ
神楽坂家当主の間で数百年間守り伝わってきた長刀。
前当主であった神楽坂透の装備であり、現在は当主の座にいる薫の所持品。
純正魔導師である薫が手にしてからは魔装具と同等の扱いを受けている。
本来は、悪魔やアンデッド、妖怪などと言った不死に近い存在を滅する為の退魔師の基本武装。
歴代の当主の霊力が蓄積されており、それを使用して邪悪な者を滅していた。
またその特性から薫が使用できる概念属性「昇天」の力を一時的に増幅する能力を有している。
しかし元々の基本スペックが高いこともあり、その能力はゴールドクラスのマイスターが作成する魔装具と対して差が無い。