はじめましてこんばんは
Cansat班 自由落下機 構造系担当の古村です

モデルロケットやカンサットについて先々月あたりに誘われるまで全く知らなかったド素人なので記事の内容には期待しないでくださいw

今日は自由落下機の構造が一通り見れる形になったので記事として書かせていただきます

過去の記事で現在私たちが制作しているG-sat2についての紹介があったので今回は自由落下機の詳細をば



自由落下機は落下側から、

  • ノーズ
  • 電池ボックスおよびリアクションホイル部
  • 電気回路部
  • 展開翼部

の4つにパートが分かれます
電気回路に関しては私はよくわからないし担当でもないので何も書きません


まずノーズについて
今回のノーズコーンは軽量に仕上げるという要求と内部にパラシュートを収めて自由落下後にパラシュートを放出するという要求がありました。

最初はプラスチックで作ろうとしていたのですが、思ったよりも重くなったことと、新しいことをしてみたいという個人的な思いによりいわゆる張り子により制作しました
水で溶いた木工ボンドに新聞紙を浸し、型に貼り乾燥させた後にパテを盛って成形したものです

imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (DSC_0130.JPG.jpg)
これが型

新聞紙を積層w奥のファンヒータで乾燥中です

プラスチックに比べるとだいぶやわらかいですが、ここでかなり軽量化が計れたはず
具体的な重量は未計量ですが…


次に電池ボックスについて
電池ボックスはアクリルパネルをレーザー加工機で加工することで自作としました そして電池と並列に重量のあるホイールが入っています
このホイールはモーターで回転させることで機体のロール回転を減少させるというものです
今回のカンサットのミッションに無重力状態の観測というものがあるので、それを実現するために機体の回転運動を抑える、ということが目的です
詳しいことはきっとほかの人が書いてくれるはずですw


最後に展開翼について
カンサットはロケット内部に収められてから放出されるという性質上大きさ、特に直径の制限が非常に大きいです そのためロケットから放出されてから機体後方で翼面積を広げなければ、空力的な安定が得ることができません
以前のG-satでは薄いポリカーボネート板を機体に巻きつけて放出時に展開するというものだったようですが、より安定性を高めるために高剛性の翼が必要でした
そこでCFRP積層板をサンドイッチ構造にし、2枚の固定翼の間から1枚翼が展開する、という構造にしました

これが翼の図面です
左が収納時で右が展開時
赤い部分が固定翼で、その間に青色の展開翼が入っています

これが今回のカンサットが兵器っぽいといわれるゆえんですorz

そして、数時間前に組み上げた自由落下機全体

手前の白いのがノーズで、先程乾燥中だった新聞紙にパテを持って安って整えたものです
そして見えにくいですが奥の黒い板が展開翼

後ろから見るとこんな感じ

4枚の翼が展開しきっていることがわかります
我ながらかっけぇwwO(≧▽≦)O

このG-sat2は明日明後日のMTMでも展示されます

というわけでカンサットの構造の紹介でしたー
最終更新:2011年12月03日 01:29