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|BGCOLOR(blue):二年次学習計画一覧| 編集願います(,,゚Д゚) -科目別 |BGCOLOR(blue):数学| 1、問題は自力で解けなくてもよい。 学習の初期段階においては、問題を自力で解けなくても大丈夫です。 むしろ、解答や解説をしっかり読んで「考え方」「解き方」を理解することが学習の中心です。 解けなかった問題は、まず解答・解説を熟読して、「どうすれば解けるのか」を理解しましょう。 解答が理解できたら、その場で、解答を見ないようにして、ノートに自分で解き直してみます。 ノートに解いていて、途中で詰まってしまったら、解答をもう一度ちらっと見てみて、 「理解できていなかったポイント」「忘れてしまっていたこと」をはっきりさせた上で、さらに続きを解きます。 それで最後まで解答がたどりつけたら、次の問題に移る前に以下のような復習をしましょう。 まず問題だけを見て、 「この問題は~~の○○が△△の場合の、□□を求める問題である」 「第一手としてすべきことは□□を文字で表すことである」 「その後、○○を式に代入して文字を消去し、××の形にして計算すればよい」 「計算の注意点は○○を代入する時に3乗の公式が出てくるのでプラスマイナスに気をつけること」 「最後の答えは有理化した形で答えるようにすること」 といったような、問題の解き方のポイント・流れ・注意点を、言葉で復唱します。 次に、解答をざっと流し読みして、 「自分はここが分からなかった。このポイントを覚えておけば次からは解ける」 「ここの部分が計算のややこしいところだ。3乗の公式は2番目と4番目がマイナスになる。」 といったように、解答の中で自分が詰まったところの反省をするようにします。 そのポイントの部分をノートに赤線で印をつけておいてもいいでしょう。 とにかく、「自分はなぜ解けなかったのか」「どうすれば解けるのか」「何を覚えておくべきなのか」 といった事柄を、"意識"に上らせることが大事です。 ただ何となく「ふーん、そうすれば解けるんだ~」と感心しているだけでは、次に出された時はまた解けません。 特に数学の苦手な人はこの作業をきっちりやりましょう。 これをやらずにどんどん先に進めるだけでは、やったそばから忘れていき、非効率的な勉強となります。 (理系で、数学の得意な人はこういうことを無意識にできる人もいます。) また、解答をノートに書く際には、「よって」「ゆえに」「したがって」「すなわち」「ここで」「また」 などのような接続詞に注意を払って、話のつながりがはっきりと分かるようにしましょう。 さらに、「~~を○○とおく。」とか「よって、~~は△△であるから、(1)の結果を用いて、…」 などのような言葉づかいも、模範解答の真似をして、正確に書きましょう。 計算だけ並べて数値が出たからそれでよし、というのでは力はつきません。 最初にそういう「解答の型」を徹底的に身につけることが、後で底力となって効いてきます。 また、言葉による説明をきちんと書いて解くことは、自分の理解を深め、内容を記憶しやすくします。 「やり方さえ覚えておけば、解答くらい何とかなる」という考えは、初心者は厳に慎むべきです。 2.学習の流れは「解法習得」→「演習」→「解法習得」→「演習」 例題を理解して頭に入れたら、次は練習問題・類題を解いてみます。 ここでは、できるだけ自分の頭で考えて解いてみましょう。 「例題とどこが似ていてどこが違うのか」 「同じ考え方が使えそうなところはどこか」 といったことを意識しながら、さっきやった例題の真似をして、自分なりに解いてみます。 そうやって自力で答えを出すことができたら、答え合わせをして、あとは例題の時にやったのと同じような復習・反省をします。 また、自分で考えて解き方が分からなかった場合も解答を読んで、同じような復習・反省をしましょう。 正解できなかった場合、解けなかった場合は、例題の時にやった反省に加えて、 「例題と同じ解法で解ける問題のはずなのに、なぜ解けなかったのか」 「例題と同じ考え方をしている部分はどこで、例題にはなかった考え方をしているのはどの部分か」 「例題は理解したつもりだったのに、実はよく分かっていなかった部分はないか」 「例題の解法は、問題のどこをいじられると、どのように変化するのか」 といった反省も加えましょう。 また、参考書は復習をしないといけません。復習をする際には、もう一度問題をノートに解き直すのではなくて、 上で述べたような感じで「この問題は○○を聞かれているから、~~のようにすればよい」「注意すべきポイントは△△の部分だ」 という風に、解答の「ポイント・流れ・注意点」を頭の中で復唱するようにします。 もし忘れていたら、もう一度模範解答をざっと見直して、何がポイントだったのかを思い出しましょう。 そして再び解答を隠して、自分で「ポイント・流れ・注意点」を唱えてみます。 このようにすれば、1問30秒ほどで復習ができます。できるだけ頻繁に復習をする方がいいですが、 最低限、「その日の学習を終える時」「次の日の学習を始める時」「その単元が終わる時」「その参考書が終わる時」 というペースでの復習をするといいでしょう。 (ただし、あまり頻繁に復習しすぎると、「今はただ目に焼きついているから覚えているけど、半年ほどしたら忘れてしまう」 ということもあり得ます。常に「自分は本当にこれを理解しているのか。模試や入試で出されてきちんと解けるか」ということを 問いかけながら復習するように心がけましょう。) ここで、「この参考書をマスターした」と言える目安を以下に示しておきます。 1.ページをペラペラとめくって、どのページのどの問題も見覚えがある。 2.例題は見た瞬間に解答の「ポイント・流れ・注意点」を説明できる。 3.練習問題もちょっと思い出せば解答の「ポイント・流れ・注意点」を説明できる。 4.全体的に、自分がどの単元のどの分野のどの問題で苦労したのかを覚えていて、何が難しくて何が簡単なのかを説明できる。 5.自分がやや苦手な項目、理解不足だと思われる項目を挙げることができて、それが参考書のどのへんに載っているかを知っている。 これを達成するためにも、日頃から、問題を解く以外に「これまでやったところをパラパラと見返す」という行為をすると有効です。 そうやって何気なしに見返していて「あ、この問題、どうするんだったっけ?」というページが発見されれば、 そこをピンポイントで復習することができます。そうやって、知識を忘れても忘れても繰り返し塗り重ね、 修復していく作業を習慣づけましょう。 3.標準的な学習プラン 数学の入試問題を解けるようになるために必要な過程と、使用参考書例は以下の通りです。 (1)教科書レベル A.「教科書」 B.「これでわかる」(文英堂) C.「理解しやすい」(文英堂) D.「白チャート」(数研出版) Bは教科書が分かりづらい人、または、これまでサボっていて、慌てて教科書レベルをやり直そうとしている人向け。 Cは将来難関大学を狙っている1、2年生の先取り学習に適しています。 この他、いわゆる「講義系」と呼ばれる各種シリーズもあります。 (2)入試基礎固めレベル A.「チャート」シリーズ(数研出版) B.「ニューアクション」シリーズ(東京書籍) C.「1対1対応の演習」(東京出版) D.「標準問題精講」(旺文社) いわゆる「網羅系」と呼ばれる類の本をやります。 基礎から入試に向けてじっくり実力養成したい人はAかBをやればよろしい。チャートの色別評価などは別項を参照。 学校の授業を真面目に取り組み、「4STEP」や「クリアー」などの教科書傍用問題集を定期テストに合わせて真面目に 隅々までやってきた人は、CかDをやるといいでしょう。その場合、傍用問題集の中で忘れている部分がないように復習してから 取りかかると効果的。 これらの本は1シリーズだけやれば十分であって、「黄チャート→青チャート」のように"ステップアップ"していく類のものではないので、注意。 (3)入試標準演習(おおむね下に行くほどレベルが高い) A.「チェック&リピート」(Z会出版) B.「チョイス新標準問題集」(河合出版) C.「良問プラチカ」(河合出版) D.「新数学スタンダード演習」(東京出版) E.「理系数学入試の核心・標準編」(Z会出版) F.「月刊『大学への数学』スタンダード演習」(東京出版) G.「入試頻出これだけ70」(数研出版) H.「新こだわって!国公立ニ次対策問題集」(河合出版) I.「数学1A2B問題総演習」(学研) J.「数学実戦演習」(駿台文庫) 入試標準レベルの問題を「自力で解く」という練習をします。 AとBは比較的易しいので、あまり自信のない人の復習用に。 網羅系参考書をしっかりやった人ならCかDかEをやればよろしい。 網羅系参考書で学んだ知識をフルに使って、できる限り自分で解き進めましょう。 ただし、10分~15分程度粘っても解き方を思いつかない場合は、解答を読んでかまいません。 もちろん、できなかった問題は復習と反省を忘れずに。 もしこのレベルの本をやっていて、ちっとも自分で解けない、というようだと、網羅系参考書の解法知識が身についていないので、 そっちに戻ってやり直した方が得策でしょう。 (別の言い方をすれば、チャートが身についていない人がプラチカをやっても、やっぱり身につかないまま終わるということです。 頭の使い方を修正するのが先です。) 中堅私立・地方国公立くらいまでなら、このレベルを徹底的にやりこむことが最も重要です。 上位大学でも文系であれば、このレベルが最終目標です。 したがって、この段階では1冊に絞らなくとも、必要に応じて複数の本を選んでやってもいいでしょう。 (4)上級解法集 A.「微積分基礎の極意」(東京出版) B.「解法の探求2」(東京出版) C.「マスターオブ整数」(東京出版) D.「数学ショートプログラム」(東京出版) E.「解法の探求確率」(東京出版) F.「解法の突破口」(東京出版) 難関大理系志望者や、医学部志望者などは、これらの本で高度な知識やテクニックを学ぶといいでしょう。 一般的な基準からすれば極めてレベルが高い本ばかりなので、(3)までのプロセスをおろそかにしてこれらの本だけをやっても 実力はつかないので注意しましょう。 まとめ >まずは自分のレベルにあった総合参考書を用意する >問題を「考える」→「理解」→「もう一度解く」という過程を繰り返す >必要に応じて補助参考書の導入を検討しよう >(【学習おすすめプラン】) 河合全統偏差値50未満の人や独学未習の人→1へ 河合全統偏差値50~60の人→2へ 河合全統偏差値60~の人→3へ 1、まず教科書の公式、例題をほぼ完璧にしよう。  教科書がわかりにくい場合や教科書がないなら、  これでわかる(文英堂) や マセマはじはじ→マセマ元気(マセマ)などを代用しよう。終わったら2へ。 2、白チャ(数研)例題をほぼ完璧にしよう。  終わったらチョイス(河合出版)かチェクリピ(乙会)で演習しよう。(できればチェクリピがおすすめです。)  MARCHまでならここまでで後は過去問にいきましょう。  地方上位国公立以上、上智・理科大・同志社・立命館以上志望者4へ。 3、赤チャ(数研)例題をほぼ完璧にしよう。  MARCHまでならチョイスかチェクリピで演習後過去問にいきましょう。  地方上位国公立以上・上智・理科大・同志社・立命館以上志望者は4へ。 4、1対1をほぼ完璧にしよう。  大数が合わないと感じる人は標準問題精講で代用しよう。  地方旧帝(医学部除く)、地方上位国公立(医学部除く)、早稲田(理工除く)、慶応(医、理工除く)、  上智・理科大・同志社・立命館志望者はこの後過去問にいきましょう。  文系で東京・京都・一橋・大阪志望者は5へ。  理系で東京・京都・東工・大阪・地方旧帝(医学部)、早稲田(理工)、慶応(医、理工)志望者は6へ。 5、過去問にいきましょう。余裕がある人は過去問にいく前に新スタ演をほぼ完璧にしよう。  さらに余裕があるなら文系プラチカ(河合出版)やマスターオブ整数(東京出版)をこなしましょう。  特に京都・一橋志望者にはマスターオブ整数はおすすめです。 6、やさ理(河合出版)、プラチカ3C(河合出版)をほぼ完璧にしよう。東京理科3類志望者以外はこの後過去問にいきましょう。  微積分基礎の極意(東京出版)もおすすめです。(特に東工志望者に。)東京理科3類志望者は7へ。 7、新数学演習(東京出版)かハイ理(河合出版)をこなしましょう。この後過去問にいきましょう。 これらはあくまで一例です。迷ったら参考にしてくだされば幸いです。 |BGCOLOR(red):英語| +長文学習 長文を解く ↓ 答え合わせ ↓ 単語・語句の確認(市販の単語帳で確認もしくは別ノートやカードに抜き出しまとめる) ↓ 長文で意味の取りづらかった英文を抜き出し別にノートにまとめる ↓ 週末やった問題を本番風に時間をはかって演習(30分で4問とか) この辺の割合は適当に調節してください ↓ 出来れば音読も 直前期には自作の語句帳や和訳演習をして復習 大学によっては要約や長文問題対策のため ○パラグラフ内構成を見る ○要約をする ○使った問題の解法を見直す などをすることが効果的であると思われる またこれらは文脈から解く問題がある場合も同様に効果的である -リスニング 編集願います -単語 使用する単語帳を選ぶにあたって (1)どんな構成のものにするのか? † 一口に単語帳といっても最近さまざまな形のものが出版されています。 自分の勉強法に合った単語帳を選べるようにしましょう。 主に以下の6パターンが挙げられます。自分に当てはまる記号を選んでください。 ・ ある程度分量のある長文の中で覚えたい人向け⇒ (ア) ・ 短文や一つの文章の中で覚えたい人向け    ⇒ (イ) ・ ミニマムフレーズ(2~5語)で覚えたい人向け ⇒ (ウ) ・ 英単語を一個ずつ網羅的に覚えたい人向け  ⇒ (エ) ・ ゴロで覚えたい人向け(万策尽きた人向け)⇒ (オ) ・ 一冊で熟語もまとめて一緒に覚えたい人向け  ⇒ (カ) (ア) 「速読英単語」がオススメ! (イ) 「Duo/薬袋式」がオススメ! (ウ) 「システム/ピーナッツ」がオススメ! (エ) 「ターゲット/DB/単語王/河合塾モノ」がオススメ! (オ) 「ゴロ合わせVワード」をとりあえず挙げておこう。 (カ) 「Duo/データベース/ダイアログ」でどうでしょうか?? -英文法語法 編集願います |BGCOLOR(Yellow):国語| +現代文 -学習の一例 【高1~高2の人】  基本は教科書。教科書ガイドを用意しながら読む。  語彙を増やしつつ、読書量を積むことを心がけること。  その際、読む本が文学・小説に偏りすぎないよう気をつけること。  新書や学術文庫などにも意欲的に手を伸ばしたい。  あせって大学入試用の参考書に手を出す必要はなし。  (もし大学入試現代文がどういうものか早いうちに知っておきたい人は  『田村のやさしく語る現代文』(代々木ライブラリー)あたりをかじってみてもいい) 【偏差値30~40台の受験生】  おそらく、語彙力も読書量もそれまでの蓄積が足りず  文章を読んでも何がなんだかわからないような状態だと思われます。  こういう人はまず活字慣れをするところから始めた方がいいでしょう。  現代文用語集を読んでいったりや漢字問題集を1冊仕上げたりして語彙力をつけましょう。  またそれと並行して、国語の教科書を教科書ガイドつきでもう一度読み直したり、  『高校生のための批評入門』(筑摩書房)などの解説の詳しいアンソロジー集を読んだりして  活字を読むことに慣れるとともに、そこに出てくる論点について自分の頭で考えてみることが大事です。 【偏差値40後半~50前後の人】  こういう人の多くは、入試現代文がどういう教科なのかまだあまり把握できてない人のようです。  入試現代文の基礎を教え次へとステップアップさせてくれるような参考書に  手を出してみるのがよいでしょう。 ・『田村のやさしく語る現代文』  …入試現代文の特徴の説明から問題の解き方の基礎まで、語り口調で解きほぐしてくれる。 ・『入試現代文へのアクセス』(河合出版)  …基礎レベルの問題を、正攻法で詳しく解説してある。現代文重要語句を多く説明してあるのもよい。 ・『現代文SOS!』(中経出版)  …受験を通過したばかりの大学生の視点から問題を分析してるので、受験生の肌に合いやすいかも。  『やさしく語る』と『アクセス』を併用し  前者で設問の解き方を、後者で文章内容の追い方を掴むのがよいのでは…という意見が多いようです。 【偏差値50後半~60台の人】  このへんの人は基礎力はある程度持ってるはずなので、  方法論をしっかり固める参考書をやって、過去問演習に繋ぐ土台を作っておくといいでしょう。 ・『新・田村の現代文講義』(代々木ライブラリー)  …入試現代文の構造について説明しつつ、現代日本語の文法構造に従って問題を読み解いていく。   時間がある人は 1巻(基本問題編)→3巻(国立系記述問題編)→2巻(私大系発展問題編)とやるといい。   記述問題の少ない私大を受ける人は1巻→2巻、国立を受ける人は1巻→3巻 とやっても構わない。 ・『現代文と格闘する』(河合出版)  …変な受験テクニックは微塵もなし。正攻法一本で現代文の内容理解に迫ろうとする参考書。   問題数は多くはないが、解説が非常に濃く、量が充実している。   要約を多く取り入れているのも特徴。  この辺をしっかりやり通すことができれば、ほぼどの大学の問題にも太刀打ちできる土台はできるはずです。  あとは過去問や問題集で演習を繰り返せばOK。 >現代文というのは、こうした基礎体力としての日本語力を養っていく教科です。   いままで読めかったものを何とかして読めるようにする努力が必要になるわけですから、   それを乗り越えるのは非常につらい作業と思われます。   でも、つらいからといって、甘い言葉で人を釣る授業や甘い言葉の参考書に逃げても   それはただ誤魔化してるだけで、現代文の力がついたことにはなりません。 現代文に近道はありません。でもだからといって諦めたら、一生文章が読めないままです。 少しずつでもこのつらい壁を登っていくことが必要なのです。 きつくなければ力はつきません。
|BGCOLOR(blue):二年次学習計画一覧| 編集願います(,,゚Д゚) -科目別 |BGCOLOR(blue):数学| 1、問題は自力で解けなくてもよい。 学習の初期段階においては、問題を自力で解けなくても大丈夫です。 むしろ、解答や解説をしっかり読んで「考え方」「解き方」を理解することが学習の中心です。 解けなかった問題は、まず解答・解説を熟読して、「どうすれば解けるのか」を理解しましょう。 解答が理解できたら、その場で、解答を見ないようにして、ノートに自分で解き直してみます。 ノートに解いていて、途中で詰まってしまったら、解答をもう一度ちらっと見てみて、 「理解できていなかったポイント」「忘れてしまっていたこと」をはっきりさせた上で、さらに続きを解きます。 それで最後まで解答がたどりつけたら、次の問題に移る前に以下のような復習をしましょう。 まず問題だけを見て、 「この問題は~~の○○が△△の場合の、□□を求める問題である」 「第一手としてすべきことは□□を文字で表すことである」 「その後、○○を式に代入して文字を消去し、××の形にして計算すればよい」 「計算の注意点は○○を代入する時に3乗の公式が出てくるのでプラスマイナスに気をつけること」 「最後の答えは有理化した形で答えるようにすること」 といったような、問題の解き方のポイント・流れ・注意点を、言葉で復唱します。 次に、解答をざっと流し読みして、 「自分はここが分からなかった。このポイントを覚えておけば次からは解ける」 「ここの部分が計算のややこしいところだ。3乗の公式は2番目と4番目がマイナスになる。」 といったように、解答の中で自分が詰まったところの反省をするようにします。 そのポイントの部分をノートに赤線で印をつけておいてもいいでしょう。 とにかく、「自分はなぜ解けなかったのか」「どうすれば解けるのか」「何を覚えておくべきなのか」 といった事柄を、"意識"に上らせることが大事です。 ただ何となく「ふーん、そうすれば解けるんだ~」と感心しているだけでは、次に出された時はまた解けません。 特に数学の苦手な人はこの作業をきっちりやりましょう。 これをやらずにどんどん先に進めるだけでは、やったそばから忘れていき、非効率的な勉強となります。 (理系で、数学の得意な人はこういうことを無意識にできる人もいます。) また、解答をノートに書く際には、「よって」「ゆえに」「したがって」「すなわち」「ここで」「また」 などのような接続詞に注意を払って、話のつながりがはっきりと分かるようにしましょう。 さらに、「~~を○○とおく。」とか「よって、~~は△△であるから、(1)の結果を用いて、…」 などのような言葉づかいも、模範解答の真似をして、正確に書きましょう。 計算だけ並べて数値が出たからそれでよし、というのでは力はつきません。 最初にそういう「解答の型」を徹底的に身につけることが、後で底力となって効いてきます。 また、言葉による説明をきちんと書いて解くことは、自分の理解を深め、内容を記憶しやすくします。 「やり方さえ覚えておけば、解答くらい何とかなる」という考えは、初心者は厳に慎むべきです。 2.学習の流れは「解法習得」→「演習」→「解法習得」→「演習」 例題を理解して頭に入れたら、次は練習問題・類題を解いてみます。 ここでは、できるだけ自分の頭で考えて解いてみましょう。 「例題とどこが似ていてどこが違うのか」 「同じ考え方が使えそうなところはどこか」 といったことを意識しながら、さっきやった例題の真似をして、自分なりに解いてみます。 そうやって自力で答えを出すことができたら、答え合わせをして、あとは例題の時にやったのと同じような復習・反省をします。 また、自分で考えて解き方が分からなかった場合も解答を読んで、同じような復習・反省をしましょう。 正解できなかった場合、解けなかった場合は、例題の時にやった反省に加えて、 「例題と同じ解法で解ける問題のはずなのに、なぜ解けなかったのか」 「例題と同じ考え方をしている部分はどこで、例題にはなかった考え方をしているのはどの部分か」 「例題は理解したつもりだったのに、実はよく分かっていなかった部分はないか」 「例題の解法は、問題のどこをいじられると、どのように変化するのか」 といった反省も加えましょう。 また、参考書は復習をしないといけません。復習をする際には、もう一度問題をノートに解き直すのではなくて、 上で述べたような感じで「この問題は○○を聞かれているから、~~のようにすればよい」「注意すべきポイントは△△の部分だ」 という風に、解答の「ポイント・流れ・注意点」を頭の中で復唱するようにします。 もし忘れていたら、もう一度模範解答をざっと見直して、何がポイントだったのかを思い出しましょう。 そして再び解答を隠して、自分で「ポイント・流れ・注意点」を唱えてみます。 このようにすれば、1問30秒ほどで復習ができます。できるだけ頻繁に復習をする方がいいですが、 最低限、「その日の学習を終える時」「次の日の学習を始める時」「その単元が終わる時」「その参考書が終わる時」 というペースでの復習をするといいでしょう。 (ただし、あまり頻繁に復習しすぎると、「今はただ目に焼きついているから覚えているけど、半年ほどしたら忘れてしまう」 ということもあり得ます。常に「自分は本当にこれを理解しているのか。模試や入試で出されてきちんと解けるか」ということを 問いかけながら復習するように心がけましょう。) ここで、「この参考書をマスターした」と言える目安を以下に示しておきます。 1.ページをペラペラとめくって、どのページのどの問題も見覚えがある。 2.例題は見た瞬間に解答の「ポイント・流れ・注意点」を説明できる。 3.練習問題もちょっと思い出せば解答の「ポイント・流れ・注意点」を説明できる。 4.全体的に、自分がどの単元のどの分野のどの問題で苦労したのかを覚えていて、何が難しくて何が簡単なのかを説明できる。 5.自分がやや苦手な項目、理解不足だと思われる項目を挙げることができて、それが参考書のどのへんに載っているかを知っている。 これを達成するためにも、日頃から、問題を解く以外に「これまでやったところをパラパラと見返す」という行為をすると有効です。 そうやって何気なしに見返していて「あ、この問題、どうするんだったっけ?」というページが発見されれば、 そこをピンポイントで復習することができます。そうやって、知識を忘れても忘れても繰り返し塗り重ね、 修復していく作業を習慣づけましょう。 3.標準的な学習プラン 数学の入試問題を解けるようになるために必要な過程と、使用参考書例は以下の通りです。 (1)教科書レベル A.「教科書」 B.「これでわかる」(文英堂) C.「理解しやすい」(文英堂) D.「白チャート」(数研出版) Bは教科書が分かりづらい人、または、これまでサボっていて、慌てて教科書レベルをやり直そうとしている人向け。 Cは将来難関大学を狙っている1、2年生の先取り学習に適しています。 この他、いわゆる「講義系」と呼ばれる各種シリーズもあります。 (2)入試基礎固めレベル A.「チャート」シリーズ(数研出版) B.「ニューアクション」シリーズ(東京書籍) C.「1対1対応の演習」(東京出版) D.「標準問題精講」(旺文社) いわゆる「網羅系」と呼ばれる類の本をやります。 基礎から入試に向けてじっくり実力養成したい人はAかBをやればよろしい。チャートの色別評価などは別項を参照。 学校の授業を真面目に取り組み、「4STEP」や「クリアー」などの教科書傍用問題集を定期テストに合わせて真面目に 隅々までやってきた人は、CかDをやるといいでしょう。その場合、傍用問題集の中で忘れている部分がないように復習してから 取りかかると効果的。 これらの本は1シリーズだけやれば十分であって、「黄チャート→青チャート」のように"ステップアップ"していく類のものではないので、注意。 (3)入試標準演習(おおむね下に行くほどレベルが高い) A.「チェック&リピート」(Z会出版) B.「チョイス新標準問題集」(河合出版) C.「良問プラチカ」(河合出版) D.「新数学スタンダード演習」(東京出版) E.「理系数学入試の核心・標準編」(Z会出版) F.「月刊『大学への数学』スタンダード演習」(東京出版) G.「入試頻出これだけ70」(数研出版) H.「新こだわって!国公立ニ次対策問題集」(河合出版) I.「数学1A2B問題総演習」(学研) J.「数学実戦演習」(駿台文庫) 入試標準レベルの問題を「自力で解く」という練習をします。 AとBは比較的易しいので、あまり自信のない人の復習用に。 網羅系参考書をしっかりやった人ならCかDかEをやればよろしい。 網羅系参考書で学んだ知識をフルに使って、できる限り自分で解き進めましょう。 ただし、10分~15分程度粘っても解き方を思いつかない場合は、解答を読んでかまいません。 もちろん、できなかった問題は復習と反省を忘れずに。 もしこのレベルの本をやっていて、ちっとも自分で解けない、というようだと、網羅系参考書の解法知識が身についていないので、 そっちに戻ってやり直した方が得策でしょう。 (別の言い方をすれば、チャートが身についていない人がプラチカをやっても、やっぱり身につかないまま終わるということです。 頭の使い方を修正するのが先です。) 中堅私立・地方国公立くらいまでなら、このレベルを徹底的にやりこむことが最も重要です。 上位大学でも文系であれば、このレベルが最終目標です。 したがって、この段階では1冊に絞らなくとも、必要に応じて複数の本を選んでやってもいいでしょう。 (4)上級解法集 A.「微積分基礎の極意」(東京出版) B.「解法の探求2」(東京出版) C.「マスターオブ整数」(東京出版) D.「数学ショートプログラム」(東京出版) E.「解法の探求確率」(東京出版) F.「解法の突破口」(東京出版) 難関大理系志望者や、医学部志望者などは、これらの本で高度な知識やテクニックを学ぶといいでしょう。 一般的な基準からすれば極めてレベルが高い本ばかりなので、(3)までのプロセスをおろそかにしてこれらの本だけをやっても 実力はつかないので注意しましょう。 まとめ >まずは自分のレベルにあった総合参考書を用意する >問題を「考える」→「理解」→「もう一度解く」という過程を繰り返す >必要に応じて補助参考書の導入を検討しよう >(【学習おすすめプラン】) 河合全統偏差値50未満の人や独学未習の人→1へ 河合全統偏差値50~60の人→2へ 河合全統偏差値60~の人→3へ 1、まず教科書の公式、例題をほぼ完璧にしよう。  教科書がわかりにくい場合や教科書がないなら、  これでわかる(文英堂) や マセマはじはじ→マセマ元気(マセマ)などを代用しよう。終わったら2へ。 2、白チャ(数研)例題をほぼ完璧にしよう。  終わったらチョイス(河合出版)かチェクリピ(乙会)で演習しよう。(できればチェクリピがおすすめです。)  MARCHまでならここまでで後は過去問にいきましょう。  地方上位国公立以上、上智・理科大・同志社・立命館以上志望者4へ。 3、赤チャ(数研)例題をほぼ完璧にしよう。  MARCHまでならチョイスかチェクリピで演習後過去問にいきましょう。  地方上位国公立以上・上智・理科大・同志社・立命館以上志望者は4へ。 4、1対1をほぼ完璧にしよう。  大数が合わないと感じる人は標準問題精講で代用しよう。  地方旧帝(医学部除く)、地方上位国公立(医学部除く)、早稲田(理工除く)、慶応(医、理工除く)、  上智・理科大・同志社・立命館志望者はこの後過去問にいきましょう。  文系で東京・京都・一橋・大阪志望者は5へ。  理系で東京・京都・東工・大阪・地方旧帝(医学部)、早稲田(理工)、慶応(医、理工)志望者は6へ。 5、過去問にいきましょう。余裕がある人は過去問にいく前に新スタ演をほぼ完璧にしよう。  さらに余裕があるなら文系プラチカ(河合出版)やマスターオブ整数(東京出版)をこなしましょう。  特に京都・一橋志望者にはマスターオブ整数はおすすめです。 6、やさ理(河合出版)、プラチカ3C(河合出版)をほぼ完璧にしよう。東京理科3類志望者以外はこの後過去問にいきましょう。  微積分基礎の極意(東京出版)もおすすめです。(特に東工志望者に。)東京理科3類志望者は7へ。 7、新数学演習(東京出版)かハイ理(河合出版)をこなしましょう。この後過去問にいきましょう。 これらはあくまで一例です。迷ったら参考にしてくだされば幸いです。 |BGCOLOR(red):英語| +長文学習 長文を解く ↓ 答え合わせ ↓ 単語・語句の確認(市販の単語帳で確認もしくは別ノートやカードに抜き出しまとめる) ↓ 長文で意味の取りづらかった英文を抜き出し別にノートにまとめる ↓ 週末やった問題を本番風に時間をはかって演習(30分で4問とか) この辺の割合は適当に調節してください ↓ 出来れば音読も 直前期には自作の語句帳や和訳演習をして復習 大学によっては要約や長文問題対策のため ○パラグラフ内構成を見る ○要約をする ○使った問題の解法を見直す などをすることが効果的であると思われる またこれらは文脈から解く問題がある場合も同様に効果的である -リスニング 編集願います -単語 使用する単語帳を選ぶにあたって (1)どんな構成のものにするのか? † 一口に単語帳といっても最近さまざまな形のものが出版されています。 自分の勉強法に合った単語帳を選べるようにしましょう。 主に以下の6パターンが挙げられます。自分に当てはまる記号を選んでください。 ・ ある程度分量のある長文の中で覚えたい人向け⇒ (ア) ・ 短文や一つの文章の中で覚えたい人向け    ⇒ (イ) ・ ミニマムフレーズ(2~5語)で覚えたい人向け ⇒ (ウ) ・ 英単語を一個ずつ網羅的に覚えたい人向け  ⇒ (エ) ・ ゴロで覚えたい人向け(万策尽きた人向け)⇒ (オ) ・ 一冊で熟語もまとめて一緒に覚えたい人向け  ⇒ (カ) (ア) 「速読英単語」がオススメ! (イ) 「Duo/薬袋式」がオススメ! (ウ) 「システム/ピーナッツ」がオススメ! (エ) 「ターゲット/DB/単語王/河合塾モノ」がオススメ! (オ) 「ゴロ合わせVワード」をとりあえず挙げておこう。 (カ) 「Duo/データベース/ダイアログ」でどうでしょうか?? -英文法語法 編集願います |BGCOLOR(Yellow):国語| +現代文 -学習の一例 【高1~高2の人】  基本は教科書。教科書ガイドを用意しながら読む。  語彙を増やしつつ、読書量を積むことを心がけること。  その際、読む本が文学・小説に偏りすぎないよう気をつけること。  新書や学術文庫などにも意欲的に手を伸ばしたい。  あせって大学入試用の参考書に手を出す必要はなし。  (もし大学入試現代文がどういうものか早いうちに知っておきたい人は  『田村のやさしく語る現代文』(代々木ライブラリー)あたりをかじってみてもいい) 【偏差値30~40台の受験生】  おそらく、語彙力も読書量もそれまでの蓄積が足りず  文章を読んでも何がなんだかわからないような状態だと思われます。  こういう人はまず活字慣れをするところから始めた方がいいでしょう。  現代文用語集を読んでいったりや漢字問題集を1冊仕上げたりして語彙力をつけましょう。  またそれと並行して、国語の教科書を教科書ガイドつきでもう一度読み直したり、  『高校生のための批評入門』(筑摩書房)などの解説の詳しいアンソロジー集を読んだりして  活字を読むことに慣れるとともに、そこに出てくる論点について自分の頭で考えてみることが大事です。 【偏差値40後半~50前後の人】  こういう人の多くは、入試現代文がどういう教科なのかまだあまり把握できてない人のようです。  入試現代文の基礎を教え次へとステップアップさせてくれるような参考書に  手を出してみるのがよいでしょう。 ・『田村のやさしく語る現代文』  …入試現代文の特徴の説明から問題の解き方の基礎まで、語り口調で解きほぐしてくれる。 ・『入試現代文へのアクセス』(河合出版)  …基礎レベルの問題を、正攻法で詳しく解説してある。現代文重要語句を多く説明してあるのもよい。 ・『現代文SOS!』(中経出版)  …受験を通過したばかりの大学生の視点から問題を分析してるので、受験生の肌に合いやすいかも。  『やさしく語る』と『アクセス』を併用し  前者で設問の解き方を、後者で文章内容の追い方を掴むのがよいのでは…という意見が多いようです。 【偏差値50後半~60台の人】  このへんの人は基礎力はある程度持ってるはずなので、  方法論をしっかり固める参考書をやって、過去問演習に繋ぐ土台を作っておくといいでしょう。 ・『新・田村の現代文講義』(代々木ライブラリー)  …入試現代文の構造について説明しつつ、現代日本語の文法構造に従って問題を読み解いていく。   時間がある人は 1巻(基本問題編)→3巻(国立系記述問題編)→2巻(私大系発展問題編)とやるといい。   記述問題の少ない私大を受ける人は1巻→2巻、国立を受ける人は1巻→3巻 とやっても構わない。 ・『現代文と格闘する』(河合出版)  …変な受験テクニックは微塵もなし。正攻法一本で現代文の内容理解に迫ろうとする参考書。   問題数は多くはないが、解説が非常に濃く、量が充実している。   要約を多く取り入れているのも特徴。  この辺をしっかりやり通すことができれば、ほぼどの大学の問題にも太刀打ちできる土台はできるはずです。  あとは過去問や問題集で演習を繰り返せばOK。 >現代文というのは、こうした基礎体力としての日本語力を養っていく教科です。   いままで読めかったものを何とかして読めるようにする努力が必要になるわけですから、   それを乗り越えるのは非常につらい作業と思われます。   でも、つらいからといって、甘い言葉で人を釣る授業や甘い言葉の参考書に逃げても   それはただ誤魔化してるだけで、現代文の力がついたことにはなりません。 現代文に近道はありません。でもだからといって諦めたら、一生文章が読めないままです。 少しずつでもこのつらい壁を登っていくことが必要なのです。 きつくなければ力はつきません。 +古文 【古文の学習法】 文法→解釈→問題演習の順にやる。これと並行して単語と古文常識。 文学史知識はあったら読解に便利という程度で、 志望大学が問題として出さないなら無理にやる必要はない。 【古典文法】 オーソドックスなのは「実況中継」。覚えやすさを重視しているのが「はじてい」。 「マドンナ」は「学校で文法はやらされたけど古文は苦手」という人が対象 (用言の活用など、おぼろげでも知識がある人向け)。 この3つに限らず、自分に合いそうなものを選べば文法の参考書は何でもよい。 【古典文法ドリル・問題集】 「ステップアップノート」、「中里の即決古文文法入門」、 日栄社の「サブノート」などは、文法の参考書と並行して使うと効果的。 【古文解釈】 文脈の読み取り方、文法を読解に生かす方法などを古文解釈の参考書で学ぶ。 解説のくわしい問題集には読解のポイントも書かれているので、 解釈の参考書はやらずに問題集で古文に慣れるという方法をとる人もいる。 どちらの方法がよいかは人それぞれだが、時間に余裕があるなら 一冊ぐらい解釈の参考書をやっておいても損はない。 【マンガで読む古文】 源氏物語を漫画化した大和和紀著『あさきゆめみし』(講談社漫画文庫)は、 源氏のストーリーや古文の世界を知るのに最適。 必読というわけではないが、興味があるならぜひ読もう。 +漢文 <漢文参考プラン> 【ゼロからスタート】 早覚え速答法(学研)or漢文ヤマのヤマ(学研) →問題演習(私大=漢文道場(Z会)、センター=マーク式基礎問題集(河合)、 国公立=得点奪取(河合)など)→過去問・問題集を可能な限り解く ※返り点もわからないという人は新・漢文の基本ノート(日栄社)から始める) 【難関私大・国公立】 早覚えorヤマのヤマ→漢文道場→入試精選問題集→過去問 【早覚え以外でセンター対策】 センター試験 国語[漢文]の点数が面白いほどとれる本(中経出版) or超初級わか~る漢文(学燈社)と宮下のまかせろ!即解センター漢文(代々木ライブラリー) →マーク式基礎問題集(河合)+過去問 【漢文を極める(文法を使った読解)】 漢文基礎トレーニング(駿台文庫)or超初級わか~る漢文(学燈社)or中野式漢文なるほど上達法(ライオン社) →宮下の漢文ダイジェスト(学燈社)+漢文重要単語集(学燈社)→ 読解入試漢文(学研)or入試精選問題集 漢文(河合出版)+漢和辞典 →新漢文問題精選(駿台文庫)or得点奪取 漢文(河合出版)→過去問→解脱 +漢字 旧帝やマーチ以上を目指す人や漢字が得意なはやらなくても大丈夫でしょう。(先輩談) 心配であれば【見て覚える頻出漢字 (駿台受験シリーズ)】等をやってみたらどうでしょうか? 私は漢字が苦手なのでやりましたが、かなり自身がつきました(・∀・) |BGCOLOR(green):化学| 化学という科目は理科4科目の中で最も得点の伸びやすい教科ではないかと思います。確かに覚える量は物理が一番少ないのですが、逆に言えば半分近くは覚え てさえいればできる問題で占められています。長い時間をかけてコツコツやれば本番で高得点が期待できると共に、直前の追い込みも効果大なお得な教科です。それでは具体的な勉強法を見ていきましょう。 化学勉強法の基本 「化学って覚えることが多すぎる・・・」そんな風に考えていませんか? 化学の暗記は英単語の暗記とは違って、それぞれの事柄がリンクしあっています。 そのリンクを使いこなせるようになれば化学の暗記は楽になります。 リンクをうまく使いこなすために、 理論化学 → 有機化学 → 無機化学 の順番で学習しましょう。 これら3つの特徴を紹介します。 理論化学 計算問題が多く、覚える事柄はさほど多くない。 molで躓く人が多いはず。molさえ理解できれば比較的簡単にマスターできる。 入試で「難問」とされる問題は大体この理論化学であることが多い。 有機化学 覚える事柄は多いが、それぞれが密接にリンクしているので暗記しやすい。 慣れてくるとパズルのような感覚で楽しく問題が解ける。 有機化学の問題は"難しくしようが無い"ので、絶対落としてはならない。 無機化学 とにかく覚えることが多い。 リンクが有機化学ほど強くないので暗記に苦戦する可能性あり。 問題は"知っていれば解ける"ものなので、知識の差がそのまま結果に反映される。 化学の勉強もこれまでと同じ、同じ参考書を繰り返し取り組むスタンスで行きます。 理論化学・有機化学・無機化学それぞれ1冊ずつありますので、かなりのボリュームがありますが、必ず1つずつ確実に進めて行ってください。 「理論を学習中で、有機・無機が未着手の状態のまま模試を受け、悲惨な結果に・・・」 そんなこともあるはずです。 しかし、模試の偏差値を稼ぐために勉強しているわけではありません。 入試に間に合えばそれでいいのです。 しっかりと入試に焦点を絞って学習していきましょう。 . 問題集の取り組み方 化学は数学・物理などの理系教科と比較すると覚えることが非常にたくさんあります。 そのため、問題演習よりも内容を理解・暗記することに時間がかかります。 最初は、理論化学→有機化学→無機化学の順番で内容を理解することから始め、 すべてを理解できてから問題演習を同じ順番で進めていきましょう。 問題演習の際に少しでも知識に不安がある場合は、もう一度内容をリマインドしてください。 化学も他の教科と同様に同じ問題集を最低2回は解きましょう。 問題演習をしている中で面倒な計算が出てくることがあります。 面倒な計算は最後まで解かなくても良いという先生もいらっしゃいますが、 絶対に計算は最後まで解いた方が良いです。 演習で計算ミスをする人は本番でも計算ミスをします。 小学生レベルの面倒な計算は飛ばしてしまいたいところですが、 計算ミスを犯す生徒が多いのが現実です。 面倒な計算に慣れるようにしてくださいね。 ・化学を独学でやる場合のプラン 【入門】0からやる参考書 (参考書)はじめからていねいに理論編/無機有機編(東進ブックス) 【初級】1からやる参考書 (参考書)大宮の面白いほどわかるシリーズ(中経出版) 理論編/無機編/有機編 入門用問題集 大宮のDOシリーズ明快解法講座(旺文社) 初級問題集 基礎問題精講(旺文社) 中級問題集 理系標準問題集化学(駿台文庫) 精選化学Ⅰ・Ⅱ(旺文社) 中上級問題集 実力をつける化学理論編/無機有機編(増進会出版社) 標準問題精講(旺文社) 上級問題集 新演習(三省堂) 新理系の化学問題100選(駿台文庫) 参考書は大宮が理解できる人は大宮だけで、 大宮が理解できない人はまずははじてい2冊をやりましょう。 福間、鎌田のDOシリーズ改訂版理論編・無機編・有機編がようやく発売されましたが 残念ながら鎌田の理論応用編は春以降発売予定です。もう少し待ちましょう 大宮の面白いシリーズは全部新課程版になった 知識をつけたらどんどん演習をしましょう! 学校で【セミナー化学】等を使っている人はこれを授業の復習としてしっかりとやるべし。もの凄い基礎から中級レベルはこれ一冊で十分に網羅できる。ただ総合演習には難問もあり、それはやらなくてもOK。 |BGCOLOR(green):物理| 物理を1年半で終える計画術 物理の授業は、一般的な高校では2年生からスタートすることが多いです。そのため、2年間で全範囲を終わらせる必要があり、よほどの進学校でもない限り、原始物理や電磁気の一部などは学校で学習する機会がない場合もあります。しかし、難関大を目指すのであればこれらの分野は頻出(特に電磁気は外せない)であり、予備校や独学でマスターしなければならず、生徒の負担は大きいと言わざるを得ません。 ここでは、そんな物理の学習計画を紹介します。2年生の始めからスタートし、3年生の夏までに全範囲を完了させる計画です。そのため、半年間はたっぷりと問題演習をすることが出来ます。2年生から3年生の夏休みまでの期間を基礎力養成期、それから入試までを入試力練成期と名づけ、学習計画を立てていきます。 ★2年生の間は、力学と電磁気に集中! 物理は出題に明らかな偏りがあり、全範囲をまんべんなく学習するより、頻出分野をさっさとつぶしてしまった方が得策です。どんな大学でも必ず出題される分野は「力学」と「電磁気」で、「原始物理」はほとんど出題されません。「熱力学」と「波動」は毎年交互に出題される場合が多いです。 そこで、学習1年目は、力学と電磁気を集中的に勉強し、残った分野を3年生になってから学習するという計画で臨みます。ただ、高校では物理Ⅰの力学を終えた後は波動の学習に進む場合が多いです。定期テストの兼ね合いもありますので全く勉強しないというわけには行かないと思いますが、学校のペースで勉強しているとまず間違いなく全範囲は終わらないので、2分野を平行して進めることにします。大変でしょうが、3年生になってからの学習が軽減されるので、貯金だと思って頑張りましょう。 夏までに力学を終わらせます。「できるの?」と思うかもしれませんが、現行の物理Ⅱの大部分は、かつて物理Ⅰの内容であり、センターにも出題されていました。ムツカシイという先入観を捨てて学習してみましょう。「熱力学」は、今のところは飛ばしておきます。 夏以降は、電磁気の分野を学習していきます。具体的には、電磁気の基礎からコンデンサー、コンデンサーを使った回路、磁力線やローレンツ力などをマスターします。電気振動以降に関しては、難関大以外では出題されない場合が多いです。その為、自分の志望校と相談しながら、学習するかどうかを決めてください。 頻出分野はコンデンサーとローレンツ力です。それぞれある程度独立した分野なので、コンデンサーがどうしても理解できない場合、先にローレンツ力に当たってみても良いでしょう。とにかくこの2つは、2年生の間に完全にマスターしましょう。 ★波動と熱力学は3年生になってから さて、2年生の学習がうまくいった場合、多くの人は学校の進度よりかなり進んでいると思います。もう入試頻出分野の基礎は終えているため、これからはそれ以外の分野を征服していきます。 大学の入試問題は大きく分けて3問構成で、力学と電磁気で1題ずつ、残りの1題が波動または熱力学という場合がほとんどです。どちらが出題されるかの判断は不可能なので、両者は決してヤマをかけたりはしないでください。直前期まで手付かずの状態にしてしまうと、気持ちも焦ってしまいます。必ず、3年生の夏までに基礎問題を解けるようにします。 大学の中には、「原始物理」と「電気振動」は出題しないとしっかり明記しているところもあります。そのような人は、物理がほぼ全範囲終わっていることになります。残りの時間はたっぷり演習に充てましょう。ただ、力学と電磁気(特にこっち)は、難易度もかなりのものなので、完全に理解できていないかもしれません。3年生の夏までには基礎は完全に終わらせるよう、春先からしっかりと努力しましょう。 独学には【漆原晃の物理1・2力学・熱力学編が面白いほどわかる本】が抜群によいとされます。 【漆原晃の物理I・II[電磁気編]が面白いほどわかる本】と合わせると、上記のモデルプランに最適です。 ・まとめ 高校2年生の間は、力学と電磁気に集中 高3の夏までに、残りの分野と見直しを済ませる 「原始物理」「電気振動」の分野は出題されない場合もある 受験校×参考書の目標ランク(理系) † 【S】東大理三、京都医 【A】大阪医、単科医大医学部、慶応医 【B】地方旧帝医、東大理一上位、東大理二上位、京都非医学部上位 【C】東大理一、東大理二、京都非医学部 【D】大阪非医学部、東京工業、地方旧帝非医学部、地方国公立医学部、早慶理工 【E】上位地方国公立、上智、東京理科 【F】地方国公立、MARCH、学習院 【G】日東駒専や基礎固め 【S】理論物理への道標エキスパートクラス(河合出版)/SEGハイレベル物理(SEG出版) 【A】為近の物理演習Ⅰ・Ⅱ(代々木ライブラリー)/新・物理入門問題演習(駿台文庫) 【B】難問題の系統とその解き方(ニュートンプレス)/実戦物理Ⅰ・Ⅱ重要問題集(数研出版) 【C】漆原の物理Ⅰ・Ⅱ応用実戦講座(旺文社)/名門の森物理(河合出版) 【D】物理Ⅰ・Ⅱ基礎問題精講(旺文社)/和田秀樹のハイグローバル物理(東京出版) 【E】漆原の物理Ⅰ・Ⅱ明快解法講座(旺文社)/物理のエッセンス(河合出版) 【F】橋元流解法の大原則1・2(学研)/わくわく物理探検隊(東進ブックス) 【G】橋元の物理をはじめからていねいに(東進ブックス) |BGCOLOR(green):生物| □生物は章ごとに知識を定着させる 生物という科目のイメージは「暗記量が多い」だろう。実際に暗記量はほかの理系科目に比べると多い方かもしれない。 ただ、さほどそれぞれの分野における関連性が強くないために、数学や化学などの「積み重ね」は必要ない。すなわち、出来るようになった分野から得点が取れるようになる科目なのだ。 たとえば、2011年度のセンター試験における大問の構成は 第一問 細胞 第二問 生殖と発生 第三問 遺伝 第四問 刺激(動物の器官や反応) 第五問 環境と動物の反応 となっており、各大問につき配点は20点である。 大体の大問と教科書の章が対応している。 つまり、一つの分野を極めれば20点がほぼ確実に取れるようになるのである。 生物は、一章の体細胞分裂と二章の減数分裂など似ている分野はあるものの各章ごとの連関性が薄い。 つまり、生物は、漫然と教科書を一周して勉強するのではなく、教科書の一章ごとに知識を定着させていくのがよい。 □「暗記」は視覚を利用せよ 基本書としては生物の場合、教科書でいい。教科書が合わない場合、あるいは難しい場合は、『センター力UP!はじめからわかる生物1 (センター力UP!はじめからわかるシリーズ 18)』 や『パワーUP版 センター試験 生物Iの点数が面白いほどとれる本』を使う。 それとセットで教科書準拠の問題集(例えば『セミナー生物』)を用意する。 まず教科書の一章を理解するまで読んだあと、教科書準拠の問題集をといてあいまいな知識をはっきりし、定着させるのだ。 ここで、気を付けてほしいことは、センターの問題には図がよく出てくるということだ。 例えば、体細胞分裂や、ウニやカエルの発生、身体の器官などである。あまりにも基礎的な内容に関しては教科書にも載っているが、載っていないものもある。そういうときには図表を利用して調べてほしい。生物は、単に「言葉」を暗記するだけでなく、「視覚」を含めた暗記をしてほしい。この場合にも、教科書準拠の問題集には視覚的な問題も多く載っているので、自分が覚えたかどうかの確認をしてほしい。(例えば、細胞分裂や目の構造など) □最後は演習量 生物の基本的な知識・考え方を身につけたら、あとは演習を積むことである。 過去問や各予備校の予想問題集を使って演習をする。 その前に『大森徹のセンターはこれだけ!生物1 演習/実験・考察編 新装 (シグマベスト)』 をやるのもお勧めだ。考察問題に慣れることが出来るし、遺伝に関しても解説が詳しい。 過去問や模試の過去問で演習するとき、注意してほしいのは基本的な問題(ただ暗記で解答できるもの)を間違えてはいけないということだ。この段階でもまだ漏れがあるようなら、一旦、教科書なり準拠問題集に戻って覚えなおすべきである。 ここでは、自分の知識をいかに運用するか、生物の問題のクセに慣らすために演習をしてほしい。 |

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