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 「なあチビ」
 「チビじゃないわよ、この変態!」
 「何だ、まだ根に持ってんのかよ?その、下着とやらを見られてよ」
 「ッ!!」

口先の小競り合いを起しつつも、左之助とシェルヴィは2人で石畳の道を歩いていた。
シェルヴィに至っては警戒心剥き出しであり、左之助はそれに呆れている。
時折彼女は「デリカシーの欠片も無いのかしら」とブツブツ愚痴を零し、左之助(にとって)は訳の判らぬ横文字を問い質す、といった始末だ。
出来ることならばこの男と別れたい。だが、正直彼女単身では即お陀仏だろう。
左之助だってそうだ。こういう場合の単独行動は死を呼ぶ、だなんて血を見るよりも明らかだということは解りきっていた。

ふと、シェルヴィが立ち止まる。それに釣られ左之助も立ち止まり、シェルヴィの顔を見る。
いきなり何でェ、と言いたげな顔を一瞥すると溜め息一つ零し、こう言った。

 「支給品の確認でもしましょう」



* *




 「……何でおでんの具しか入ってないのよっ!!」

べちゃっ。
シェルヴィのデイパックから出てきたはんぺんを、左之助の顔面めがけて思い切り投げつける。クリーンヒット。
そして、その顔に張り付いたはんぺんを剥がして食べる左之助。

 「何いちいちカッカッしてンだ。案外いけるぞ?これ」
 「だからって勝手に食べないでちょうだい!」

投げつけてきたのはお前の方だってのに、変な奴。
そう思って自分の支給品も確認してみる。

 「お?何でェこれは。鉄球にしちゃあ小さいし数も半端無ェな。ソレに火薬も入ってやがる。……ん?なんだこの奇妙な箱はよ」
 「あら、それで簡易クレイモアが出来るじゃない。よかったわね」

少々楽しげに支給品を確認する左之助に、刺々しく返すシェルヴィ。
……圧力釜炊飯器に大量のパチン コ玉、そして火薬。その三つで何が起せるのかは、武器売買業者の娘であるシェルヴィにとっては直ぐに理解できた。

 「くれいもあァ?」
 「地雷よ、地雷。今入れたら貴方ごと吹っ飛ぶかもしれないから、いざと言う時に入れなさいよね」
 「ンぐらい解ってるっての」

こいつは本当に理解しているのか。しかし、これ以上考えたら更に腹が立つのは目に見えている。
本日何度目か判らなくなるほどに吐いた溜め息を再び吐き、シェルヴィは再び話題を持ち出し直した。

 「城にでも行きましょう」
 「城?」
 「……良いから着いて来なさい」



【場所・時間帯】B2・田舎っぽい町(水色エリア)・朝

【名前・出展者】シェルヴィ=トートス@HA
【状態】健康、未だ根に持ってる
【装備】なし
【所持品】基本支給品一式、大根@現実、がんもどき@現実
【思考】基本:殺し合いには乗らない
1.全く、呆れるわ
2.城を目指す
※描写は省略しましたが、HAのメンバーと合流したげです

【名前・出展者】相楽左之助@るろうに剣心
【状態】健康
【装備】なし
【所持品】基本支給品一式、圧力釜炊飯器@現実、大量の鉄玉@現実、火薬@現実
【思考】基本:殺し合いには乗らない
1.訳が判らねえな、このガキ
2.しょうがないから同行する
3.簡易クレイモアの威力が気になる


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