青年は苛立っていた。
なぜ自分がここにいるのか。
知りもしない人間ばかりがなぜ集まっていたのか。
そして何より
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「今から貴方達で、殺し合いをしていただきます。」
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「あの訳のわからねぇ青髪女・・・絶対ぶっ殺してやる・・・」
顔に怒りをあらわにしながら青年―フェールド・クロイシカは言った。
さっきの集められていた人の中に「人」と呼べる人間は一人もいなかった。
何かしらの力を誰もが持っていたのである。
無論自身もそれに当てはまるのだが・・・
フェールドはそこで考えるのをやめた。
いくら思考したところで何も変わらない。
「さてと・・・この意味のわかんねぇ箱の中身も見てみないと始まんないんだろ?主催者さん・・・」
少し小声で誰にも聞こえないように言う。
そして自分のデイパックをあける。
その中には手軽に食べられる食料、地図、水などの生活用品、見たことのない機械(携帯電話)、全員に共通して入っているものと不思議な形をした青い箱が二つ。
「なるほどな・・・その本人の実力には関係しないらしいな・・・で、この機械なんだ?まぁいいか・・・とりあえず、主戦力はこいつか」
そう言いながら腰にある刀三本を触りながら言う。
大事な三本の刀。
そして思う。
「次会うときは・・・全員が敵・・・か。なるべく戦闘は避けるか・・・人に会いたくもないしな」
そして一歩踏み出す。
殺戮の遊戯へと、そして主催者への殺意を持ちながら。
右腕に宿る忌まわしい力とともに。
【場所・時間帯】D3 朝 砂漠付近
【名前・出展者】フェールド・クロイシカ@【夢と希望と絶望と】
【状態】正常
【装備】三刀(上:染桜 中:河流 下:如月殺)@【夢と希望と絶望と】
【所持品】食料、携帯電話、青い箱×2@オリジナル
【思考】
基本:誰とも会いたくない。
1:フェールド・クロイシカ・・・それ以上教えねぇ
2:とりあえず隠密行動だな・・・首を飛ばされるのだけは何とかする。
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最終更新:2011年04月10日 19:11