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「チッ」
おもわず、少年は舌打ちをした。
少年――ティルはまだ13歳だが、所謂『悪の組織』と呼ばれる団体に入っている。(ただし腕は3流)
ティルは、とりあえず、このわけのわからない、どこにつながっているのかもわからないトンネルの前にいる。
遥か向こうには川と巨大な木が見える。
とりあえず、トンネルの中で一休みするとするか……。

トンネルの向こうから冷たい風が流れてくる。どんな場所だよ。
冷たい風に混じって、時折叫び声が聞こえる。
助けてくれ、とでもいうような。
「悪い、俺もまだ死ぬわけには……そういえば、支給品って何があったっけ?」

背中に背負ったデイパックの中身を見て、彼が見つけたのは……脇差らしき物体だった。
いや脇差そのものといえるだろう。
俺も日本刀と縁が切れないらしい、とつぶやき、景気付けに刀をとりだしてみた。
「やあっ! ……?」
どうも、感覚がおかしい。
切れないような、切れるような、そんな……。

「……って、レプリカかよ!!」
刃の部分に思いっきり白い字で「きくまさむね」と書いてある。それは酒だ酒。
当然きれない。
役に立たない代物だ全く。そう思いながらも脇に刺しておいた。なにか役に立つかもしれない。

「目的は……どうしようか。とりあえず、むこうの叫び声がするほうへでも行って見るか」

叫び声は途切れ途切れになっていった。
ためいきをつきつつ、ティルはトンネルの向こう側へと急いだのだった。

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【場所・時間帯】C6・雪原に入るトンネル内部・朝

【名前・出展者】ティル・シュワンツ@Heroes Academy
【状態】元気
【装備】
脇差(レプリカ)
【所持品】脇差(レプリカ)
【思考】
大前提:まだ決まってない。
 1.叫び声のするほうへいってみるとするか。
 2.そこで目的は決めればいーや
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