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「ナナカと輪廻のバリバリ漫遊記」(2011/06/12 (日) 11:21:22) の最新版変更点
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ナナカ=コトハナ……どこにでもいる研究職の少女は非常に苛々していた。
原因は単純、禁断症状である。
仕事していないと、もしくは機械に触れていないと落ち着かないのだ。
このくらいのナナカには良くある現象で、主に世界観が変わったりすると起こりやすい。
殺し合いだなんだというのはどうでもいい。
けれど問題は支給された品。
一つは見たこともない拳銃。(因みにいわゆる25オートと呼ばれる代物である)
少し弄ってみたところ非常に高性能なようで、自分でもこれを一から作れと言えば数年は掛かる。
複製程度なら機材があればなんとでもなる……
が、その機材がない。
そのうえもう一つの支給品は-ドライバー専用の螺子だ。
コレを弄れれば多少は気持ちも晴れただろうが、残念なことにこの-ドライバーが街のどこにもなかったのだ。
おかげで拳銃を弄りつくしてしまったナナカは鬱憤が溜まっている、というわけだ。
「ああもう殺し合いとかどうだっていい、私は機械がほしいんだよー!!」
ナナカ心からの絶叫。
だよー、だよー、だよー、と街中を響いて、駆け抜けていった。
「ううん、場所を移そうじゃないか。
どこがいいかな……」
肩に提げていたデイパックから必要なもの――地図を取り出す。
見た感じ、村と雪の中がめぼしいところか。
雪の奥にある村は気になるものの、今の自分の装備では不可能と判断する。
今のだぼだぼスーツ(ぽい何か)だけで突破できるとは思えない。
装備を探し回れば見つかるかもしれないが、一度ドライバーを探したときにチェックしている。
もう一度回るのは面倒だし、わざわざ行く理由もないので却下。
先に村と城っぽい何かを目指すことにする。
「にしても、同じ感じの城マークがあるはずなのに、一体どこにあるんだ?」
少し狭い路地を見渡しながらナナカは歩き始める。
暫くすると大通りに出たが、城のような建物は見つからない。
「そもそもこの建築、すごい高度だよな……誰が考えたんだよ」
支給品といい、この街自体といい、おかしなことは多い。
この街の中にも気になるものはたくさんあった。
それが一体何を意味するのか、そもそもナナカは前提事態を知らないのだった。
「とにかく、村に行こう。
村っぽい何か、ここで-ドライバーを探して……でもある気がしないな。
どうしよう」
どうしようどうしよう。
暫く考えながら歩き回ったが、結局とりあえずいってみようで落ち着いた。
行かないよりも行ったほうがいい。
やらない善よりやる偽善。
据え膳喰わぬはなんとやら、
ナナカは決意新たに大きな空へ飛び出した。
その頃、どことも知れぬ草原の上。
正確にはB5の空白草原地帯。街の入り口に当たる場所でもある。
そこで命輪廻と基山ヒロト、レヴィの三人(+一人)は話し合いを続けていた。
議題は今後の進路である。
「とりあえず私は動きたくないんだが」
「いやいやここは極寒の寒空だろ。
絶対何かあるぜ、この寒村」
「やっぱり村みたいなところに行ったほうがいいと思うよ」
『あちゃー、見事に分かれちゃってるね』
というわけで平行線、向かう場所を悩んでる最中である。
因みにロックは特に意思表示していないものの、塔のあたりを目指したい派である。
面倒なことになるのがわかりきっているのでいわないのは彼なりの優しさか。
対して、三人は惜しげもなく自分の意見を通そうとしてくる。
恐らく何がしかの変化がなければこのままずっと審議中のままだろう。
ならば仕方ない、そろそろ誰かに味方しようかと、ロックが考えたとき、そんな彼に声をかける影があった。
正確にはロックを持っているヒロトに対して、である。
「な、なななな、なな、な、ななななななななな、なぁ!」
凄く緊張した声が聞こえてきた。
プルプルと震えるそれは武者震いか何かか、振り向いた先には野暮ったいスーツを着た少女がいた。
当然ながら、ご存知の通りナナカ=コトハナである。
こんな所で何をしているかと言えば、すさまじく目を輝かせている。
その目線の先は当然ロック。
そしてその器であるPET自身だ。
よだれまでたらしてしまいそうな表情で、うらやましげにPETを眺めている。
「わ、私はお前(ロック、及びPET)が欲しい!」
緊張ゆえか、それとも素か、思いきり叫んでいた。
因みに周りには突然現れた少女がヒロトに告白しているようにしか見えない。
……一波乱の予感がした。
【場所・時間帯】B5・朝・町の入り口
【名前・出展者】ナナカ=コトハナ@某テイルズ
【状態】超☆ナ☆ナ☆カ☆状☆態
【装備】25オート
【所持品】大量の-ドライバー専用螺子
【思考】
基本:殺し合いとかどうでもいいから機械をよこせ
1、お前が……ほしい!
2、村(?)を目指す。
3、-ドライバーを探す。
※寒村にも興味を持っています。
【名前・出展者】基山ヒロト@イナズマイレブン
【状態】正常
【装備】PET(ロックマン)@ロックマンエグゼAXESS
【所持品】基本支給品一式、チップセット@ロックマンエグゼシリーズ、綱海のサーフボード@イナズマイレブン
【思考】
基本:殺し合いには乗らない。このゲームからの脱出
1:どういうことなの
2:木暮くんと立向居くんを探したいな
【名前・出展者】命輪廻@東方二次幻想
【状態】正常、けっこう凹んでる
【装備】ストライプI&II@Panty & Stocking with Garterbelt
【所持品】ラジカルレヴィのコスチュームセット@BLACK LAGOON
【思考】
基本:打倒てんこ・祈祷を探す
1:どういうことなの
2:暫くは動きたくない
3:祈祷を探したい
【名前・出展者】レヴィ@BLACK LAGOON
【状態】健康、呆れてる
【装備】バックレース@Panty & Stocking with Garterbelt
【所持品】基本支給品一式、不明支給品一品
【思考】基本:乗り気ではないが、面倒な相手はブッ殺す
1:何なんだよこいつら
2:銃火器は手に入ったしまあいいか
【名前・出展者】ロックマン.EXE@ロックマンエグゼAXESS
【思考】
1:どうしようかな……
2:レヴィのことが気になる
3:ヒロトと輪廻を出来る限りサポートする
前の話
|027|[[兄貴とシスコンの邂逅]]|
次の話
|029|[[殺戮の行く末]]|
ナナカ=コトハナ……どこにでもいる研究職の少女は非常に苛々していた。
原因は単純、禁断症状である。
仕事していないと、もしくは機械に触れていないと落ち着かないのだ。
このくらいのナナカには良くある現象で、主に世界観が変わったりすると起こりやすい。
殺し合いだなんだというのはどうでもいい。
けれど問題は支給された品。
一つは見たこともない拳銃。(因みにいわゆる25オートと呼ばれる代物である)
少し弄ってみたところ非常に高性能なようで、自分でもこれを一から作れと言えば数年は掛かる。
複製程度なら機材があればなんとでもなる……
が、その機材がない。
そのうえもう一つの支給品は-ドライバー専用の螺子だ。
コレを弄れれば多少は気持ちも晴れただろうが、残念なことにこの-ドライバーが街のどこにもなかったのだ。
おかげで拳銃を弄りつくしてしまったナナカは鬱憤が溜まっている、というわけだ。
「ああもう殺し合いとかどうだっていい、私は機械がほしいんだよー!!」
ナナカ心からの絶叫。
だよー、だよー、だよー、と街中を響いて、駆け抜けていった。
「ううん、場所を移そうじゃないか。
どこがいいかな……」
肩に提げていたデイパックから必要なもの――地図を取り出す。
見た感じ、村と雪の中がめぼしいところか。
雪の奥にある村は気になるものの、今の自分の装備では不可能と判断する。
今のだぼだぼスーツ(ぽい何か)だけで突破できるとは思えない。
装備を探し回れば見つかるかもしれないが、一度ドライバーを探したときにチェックしている。
もう一度回るのは面倒だし、わざわざ行く理由もないので却下。
先に村と城っぽい何かを目指すことにする。
「にしても、同じ感じの城マークがあるはずなのに、一体どこにあるんだ?」
少し狭い路地を見渡しながらナナカは歩き始める。
暫くすると大通りに出たが、城のような建物は見つからない。
「そもそもこの建築、すごい高度だよな……誰が考えたんだよ」
支給品といい、この街自体といい、おかしなことは多い。
この街の中にも気になるものはたくさんあった。
それが一体何を意味するのか、そもそもナナカは前提事態を知らないのだった。
「とにかく、村に行こう。
村っぽい何か、ここで-ドライバーを探して……でもある気がしないな。
どうしよう」
どうしようどうしよう。
暫く考えながら歩き回ったが、結局とりあえずいってみようで落ち着いた。
行かないよりも行ったほうがいい。
やらない善よりやる偽善。
据え膳喰わぬはなんとやら、
ナナカは決意新たに大きな空へ飛び出した。
その頃、どことも知れぬ草原の上。
正確にはB5の空白草原地帯。街の入り口に当たる場所でもある。
そこで命輪廻と基山ヒロト、レヴィの三人(+一人)は話し合いを続けていた。
議題は今後の進路である。
「とりあえず私は動きたくないんだが」
「いやいやここは極寒の寒空だろ。
絶対何かあるぜ、この寒村」
「やっぱり村みたいなところに行ったほうがいいと思うよ」
『あちゃー、見事に分かれちゃってるね』
というわけで平行線、向かう場所を悩んでる最中である。
因みにロックは特に意思表示していないものの、塔のあたりを目指したい派である。
面倒なことになるのがわかりきっているのでいわないのは彼なりの優しさか。
対して、三人は惜しげもなく自分の意見を通そうとしてくる。
恐らく何がしかの変化がなければこのままずっと審議中のままだろう。
ならば仕方ない、そろそろ誰かに味方しようかと、ロックが考えたとき、そんな彼に声をかける影があった。
正確にはロックを持っているヒロトに対して、である。
「な、なななな、なな、な、ななななななななな、なぁ!」
凄く緊張した声が聞こえてきた。
プルプルと震えるそれは武者震いか何かか、振り向いた先には野暮ったいスーツを着た少女がいた。
当然ながら、ご存知の通りナナカ=コトハナである。
こんな所で何をしているかと言えば、すさまじく目を輝かせている。
その目線の先は当然ロック。
そしてその器であるPET自身だ。
よだれまでたらしてしまいそうな表情で、うらやましげにPETを眺めている。
「わ、私はお前(ロック、及びPET)が欲しい!」
緊張ゆえか、それとも素か、思いきり叫んでいた。
因みに周りには突然現れた少女がヒロトに告白しているようにしか見えない。
……一波乱の予感がした。
【場所・時間帯】B5・朝・町の入り口
【名前・出展者】ナナカ=コトハナ@某テイルズ
【状態】超☆ナ☆ナ☆カ☆状☆態
【装備】25オート
【所持品】大量の-ドライバー専用螺子
【思考】
基本:殺し合いとかどうでもいいから機械をよこせ
1、お前が……ほしい!
2、村(?)を目指す。
3、-ドライバーを探す。
※寒村にも興味を持っています。
【名前・出展者】基山ヒロト@イナズマイレブン
【状態】正常
【装備】PET(ロックマン)@ロックマンエグゼAXESS
【所持品】基本支給品一式、チップセット@ロックマンエグゼシリーズ、綱海のサーフボード@イナズマイレブン
【思考】
基本:殺し合いには乗らない。このゲームからの脱出
1:どういうことなの
2:木暮くんと立向居くんを探したいな
【名前・出展者】命輪廻@東方二次幻想
【状態】正常、けっこう凹んでる
【装備】ストライプI&II@Panty & Stocking with Garterbelt
【所持品】ラジカルレヴィのコスチュームセット@BLACK LAGOON
【思考】
基本:打倒てんこ・祈祷を探す
1:どういうことなの
2:暫くは動きたくない
3:祈祷を探したい
【名前・出展者】レヴィ@BLACK LAGOON
【状態】健康、呆れてる
【装備】バックレース@Panty & Stocking with Garterbelt
【所持品】基本支給品一式、不明支給品一品
【思考】基本:乗り気ではないが、面倒な相手はブッ殺す
1:何なんだよこいつら
2:銃火器は手に入ったしまあいいか
【名前・出展者】ロックマン.EXE@ロックマンエグゼAXESS
【思考】
1:どうしようかな……
2:レヴィのことが気になる
3:ヒロトと輪廻を出来る限りサポートする
前の話
|027|[[兄貴とシスコンの邂逅]]|
次の話
|029|[[殺戮の行く末]]|