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「バトロワであるか…これも、デスサイズになるための試練…であるか?」 気がつけばただ一人、茫然と立っていた…確か魔王武器職人専門学校で授業をさぼってうたたねをしていたはず なのに、気がつけば…こう一人だけそばにあったカバンだけあった、名簿を見てみると…色んな人の名前が書いてあったが… バトロワをいきなりやれといわれて大半の人は混乱してしまうだろう、だがすぐに落ち着いて名簿を見てみた 「唄方朱里…謳方悟、こいつらもいたのであるか…」 二人は同じように魔王武器職人専門学校に通う生徒だ、なぜ彼らも一緒にいるのだろうか、それはどうでもよかった 多分自分と同じようにデスサイズになるための試練と勝手に認識したからだろう ふとノワールはカバンの中を見た、名簿だけでない他の物があるかもしれなかった すると…ひとつビンがあった…その中には魂がひとつあった、その魂は善人の魂だった 誰か悪に染まっていない人物を殺してその魂をこのビンの中に閉じ込めたのだろう 【説明:この魂は絶体絶命の時に無理やり貴方の中に入り、鬼神同様の力が貰えます!ですが、どうなってもしりません、大切な物を失う可能性があるかもしれません】 ビンの側面にはそれだけしか書いておらず他にはビン以外には特に入っていなかった 悪人の魂しか食べたことはなかったが善人の魂を食べてしまうとどうなるのだろうか、想像がつかない このビンは一応カバンの奥に入れておこう 「殺し合いか……デスサイズになる試練とはいえ、厄介であるな…だが天才である吾輩には…こんな試練なぞ、すぐに片づけてやるである!ふははは!吾輩にかかればこんな儀式 ヘソで茶を沸かすみたいなものである!」 余裕そうに高笑いし周りを見てみると、誰もいないことがわかった…だが問題はいざ武器に変身しようとしても完全に武器に変身できないということだった 確かにルキナという自分のパートナーがいないなか自分を使える職人はいない、少し不安になった 自分には体術の心得は少しばかりあるが正直な話、武器はない、魂が入ったビンしかなかった 「正直不安であるな…」 そう呟いた後にまずは大きな木が見える場所まで歩いていくことにした…。 【場所・時間帯】 朝・D3 【名前・出展者】ノワール・シャマシュ 魔王武器職人専門学校 【状態】元気そのもの 【装備】無し 【所持品】 ビン(中に善人の魂が入っている) 【思考】 バトロワのことをデスサイズになるための試練だとか色々勘違いしている とりあえず目的を妨げる奴は容赦しない 前の話 |025|[[レース付き白色パンツ パステルピンクのガーターベルト]]| 次の話 |027|[[兄貴とシスコンの邂逅]]|

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